大学入学式の服装はシンプルがベスト
いよいよ待ちに待った大学の入学式を控え、新しい環境で今までと違う仲間たちと始める大学生活に、期待と不安で胸いっぱいですよね。大学の入学式は、その人の第一印象を決定づける最初の1歩で、入学式で浮いた格好をしていると、その後の大学生活でもそのイメージが付いて回ります。
楽しい大学生活を送るためには、入学式の服装がとっても大事なので、男女別の入学式に適した服装と不適切な服装を紹介します。また、入学式の前に確認しておくと困らない準備のポイントもありますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
大学入学式の服装/女性編
女性は男性よりもファッションの選択肢が多いですし、そこが楽しい面でもありますが、何を着て行ったらいいのか迷うのも事実です、入学式で浮くことなく好感を持ってもらうにはどのような服装が良いのでしょうか?
▼おすすめの服装
スーツで出席する
大学の入学式の王道はやはり「スーツ」で、式典の雰囲気にマッチしますし、周囲から浮くことも無いので安心ですね。
スーツは男性からも女性からも好感度が高く、まじめで清潔感のある印象を感じさせてくれますが、スーツなら何でもいいわけではなく、年齢や雰囲気に合わせたものを選ぶことが大切ですよ。
スーツ選びのポイント
・ストッキングは必ず着用する
・色味やデザインはシャツでプラスする
・黒、グレー、紺など落ち着いたカラー
・試着をして自分の体型に合ったものを選ぶ
・アクセサリーは腕時計と小ぶりなものだけ選ぶ
・バッグと靴もスーツに合わせてコーディネートする
「スーツなんてどれも同じ」と思いがちですが、実は色も形もたくさんの種類があり、きちんと選ぼうとすると1日中時間がかかることもあるほどです。
ブラウスやアクセサリーで変化をつけることもできますし、自分の体型に合ったスーツを選べば、キッチリとしてオシャレな新入生だと思われます。
私服で出席する
女子大や私立大学の入学式では私服で出席する女性もいますが、カジュアルすぎるコーディネートではセレモニーの雰囲気に合いませんので、ワンピースやスッキリとしたパンツスタイルを選ぶようにしてくださいね。
入学式で私服を着るときのポイント
・肌の露出は少なめにする
・スカートはひざ丈までにする
・無地でモノトーンかパステル系の色味
・パンツならキレイめのフルレングスが無難
「せっかく大学生になるんだからオシャレな私服で自分を表現したい」と思っていても、あまりにも奇抜すぎると周りから浮くので、入学式ではほどほどの恰好にしておくといいでしょう。
着物・袴で出席する
「式典ならではの特別な恰好がしたい」という人は着物や袴がオススメで、着物や袴ってなかなか着る機会が無いものですので、せっかく和服を着るならしっかりと着付けをしてもらって髪型やメイクも美容室などでセットするといいですよ。
入学式で着物・袴を着るときのポイント
・髪色やメイクも和風でまとめる
・和服に合わせた立ち振る舞いも覚える
・着物の柄や帯の色で自分らしさを表現する
着物や袴を着ている人がいると、それだけでその場がぱっと華やかになりますが、その分注目もされやすいので、細部までしっかりこだわった着こなしをしましょう。
▼避けるべき服装
入学式などの緊張感があるシーンはTPOをわきまえることが大切で、大学生といえば大人に1歩近づく大事な段階ですので、変な意味で目立ってしまう服装は、やめておきましょう。
悪目立ちする派手なスーツやワンピース
「せっかくの入学式だから」と気合を入れすぎて、赤やビビッドピンクのスーツを着たり、派手な柄のワンピースを着ると悪い意味で目立ちすぎることになり、周りの人から敬遠されてしまう恐れもあります。
悪目立ちしやすい服装
・濃すぎるメイク
・個性が強すぎる柄
・キラキラした素材の服
・原色系のスーツ、セットアップ
入学式は、入学を祝うと同時にこれから大人になることを決意する式典ですので、TPOに合っていない派手すぎる服装は「周りに合わせられない人」と思われがちになります。
カジュアルすぎる普段着
入学式は私服で出席することもできますが、あくまで「セレモニーの雰囲気に合った常識の範囲内での服装」という暗黙のルールがあり、ファッション専攻の学校などでは個性を重視する格好でも周りに溶け込めますが、普通の大学では「常識が無い」と思われることもあるので注意です。
入学式に「Tシャツにジーンズ」などのカジュアルすぎる服装をすると「だらしない」「育ちが悪い」「目立ちたがり」といったマイナスイメージを抱かれやすくなります。
大学生になると服装は基本的に自由ですが、入学式という正式な場ではカジュアルすぎる服装はやめましょう。
大学入学式の服装/男性編
男性はスーツで出席する人が多いですが、入学式の服装を考える時に押さえておきたいポイントがあります、入学式に適した男性ファッションをチェックしておきましょう。
▼おすすめの服装
スーツで出席する
大学の入学式には、男性のほとんどがスーツで出席することが多く、シンプルで質の良いものを1着持っておくと何かと便利なので、この機会に一式そろえる人も多いです。
スーツ選びのポイント
・靴はきれいに磨いておく
・色はベーシックな黒 or グレー
・シャツやネクタイで個性をつけてもいい
デザインの幅が少ない男性のスーツは、ベストの色、ネクタイの柄などで遊び心を加えて個性を出すのもオススメです。
私服で出席する
入学式に私服で出席しても構わない場合が多いですが、キレイめのシャツやパンツなどで厳かな式典のムードを壊さない恰好でまとめるといいですよ。
私服で参加するときのポイント
・落ち着いた色味を選ぶ
・アクセサリーは極力つけない
・すっきりとしたシルエットを意識する
・シャツやジャケットでフォーマルな雰囲気を出す
落ち着いた雰囲気の私服であれば、個性的で大人っぽい雰囲気を演出できますし、私服を着る場合でも清潔感のある服装を意識することが大切です。
▼注意するポイント
スーツや私服など、ほぼ決められた服装で出席する人が多いのですが、それでも気をつけるべきポイントがあります。
スーツの手入れ
男性はスーツを選んでおけば間違いないので、それで安心する人も多いものですが、スーツを着る際にもちょっとしたポイントがいくつかあります。
スーツを着用する時の注意点
・袖丈やパンツ丈があっていない
・シャツやパンツにシワが寄っている
・ジャケットやシャツのサイズが合っていない
しっかりとアイロンがかかっているシャツ・スーツとよれよれの物では、スーツの質が全然違って見えますので、パリッとアイロンの効いたかっこいい着こなしを目指しましょう。
年齢に見合ったものを着用する
大事な大学の入学式なので、気合を入れて質の良いスーツや小物を選びたくなるものですが「大学生」という身分とあまりにもかけ離れたものを使うと、周りから浮く可能性もありますので注意が必要です。
大学生の身分にそぐわないもの
・全身高級ブランドでそろえたスーツ
・ブランドのロゴが目立つネクタイや小物
やはり、ひと目で分かる高級ブランドものは大学生の雰囲気に合わず避けた方が無難で、誰が見てもわかるようなブランドを見せて歩いていると、かえって近寄りがたい雰囲気が出るので注意してくださいね。
大学入学式の服装/保護者編
入学式に出席する両親も服装に悩みますよね、大学入学式ではどのような服装が望ましいのでしょうか?
スーツ or セットアップ
スーツやセットアップで入学式に参加する人が多く、ダーク系の色味を選ぶ人も多いですが、せっかくの晴れの舞台なので、明るめのグレーやパステルカラーのアイテムをそろえても良いですね。
服装のチェックポイント
・シワやヨレは無いか
・サイズ感が合っているか
・防虫剤のにおいがしないか
・シミや毛玉などが付いていないか
・アクセサリーや小物は服装とマッチしているか
大人は学生と違って細かい部分が見られるので、恥ずかしくないようにきちんと手入れされた服装で参加しましょう。
学生よりも目立たない服装を選ぶ
入学式に出席する親御さんに求められる服装はあくまで落ち着いた大人の服装で、主役の新入生よりも目立つ格好をしていると子供が恥ずかしい思いをする可能性もあります。
気をつけて欲しい目立ちやすい服装
・濃すぎるメイク
・カジュアルな私服
・原色などキツイ色の服
・ミニスカートなど過度な露出
「でもやっぱり少しオシャレしたい。」という時は、コサージュやインナーで華やかさを加えると落ち着いた印象で、髪型もいつもより少し凝ったアレンジを加えてみてもいいですよね。
大学入学式の服装が今後の生活を左右する
入学式で周りに与える第一印象は、その後の学生生活に大きく影響するものなので、楽しいキャンパスライフにするためにも、入学式の服装は時間をかけて選びましょう。
- 清潔感がある
- 悪目立ちしない
- TPOをわきまえている
- 大学生という立場にふさわしい
上記のポイントをおさえていれば、周りから浮くことも少なくなりますし、大学の入学式の服装を考える時に大切なのは「自分で選ぶ」ことで、両親に相談しても良いですが、最終的には自分の意志で着たいものを選びましょう。