子供に好かれる人に学ぶ懐かれる方法
子どもから好かれる人と嫌われる人がいますよね。子供に好かれる女性は、なんとなく「優しそう」「癒されそう」「一緒にいて居心地が良さそう」などの良いイメージが強いため、男性の目には、魅力的な女性に映るもの。実際に、結婚相手に求めるもののひとつに、「子どもから好かれる」ことを挙げる人もいるほどです。
確かに子育て中のママが、優しく子どもと接しているところを見ると、なんとなくほのぼのとした気持ちになりますよね。でも、子どもから嫌われやすいとお悩みの女性も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、現役の保育士さんや小学校の先生も参考にする「子供に好かれる人の特徴」と「子どもに好かれる方法」を紹介します。
目次
子供に好かれる人の特徴
子どもは「相手が小さい子好きな人なのか分かる」などといわれています、子どもは人生経験こそ少ないものの、わずかな態度や感情、空気の差から、自分を好きなのか、嫌いなのかを無意識に判断できるほど敏感で、よく相手を観察しているんです。まずは、どんな人が子供から好かれるのか、その特徴を見ていきましょう。
1.性格がおおらか
子どもに好かれる人は、性格がおおらかな傾向があります。世の中のことがまだよく分からず、良し悪しの分別もついていない幼い子供は、失敗やイタズラが多いもの。当然、危険やいけないことをしたら、注意したり、叱ったりする必要がありますよね。でも、些細なことでも叱られてばかりでは、子供が委縮します。だからこそ、ある程度のことまでなら「仕方ない」と、笑って受け止めてくれるおおらかな人が好きなんですね。
2.笑顔が絶えない
子供から好かれる人は、子どもと接しているときに笑顔が絶えず、明るい性格をしています。ニコッとした表情はそれだけで相手に安心感を与える効果があるため、いつも笑顔が絶えない人の周りには、自然に人が集まるものです。
これは、相手が子供の場合も同じで、いつもニコニコしている人には安心感を覚えるので「一緒に居たい好きな人」と思ってもらえるのです。
3.分け隔てなく接する
どんな子供でも、分け隔てなく接することができる人も子どもから好かれます。子供は、大人が想像している以上に周りをよく見ているので、たとえ無意識にでも、特定の子どもだけに優しく接すると「あの子だけズルい」という感情を芽生えさせる結果となります。
私たち大人も「人から認められたい欲求」を持っていますが、子供の場合は、それが顕著に現れるので、どの子どもにも分け隔てなく接することで「自分も認められている」と感じ、印象が良くなるんですね。
4.子供を大人と対等に扱う
子供から好かれる人は、子どもを1人の人間として、大人と同じように関わる姿勢を見せます。そのため、子供の話をちゃんと聞いてくれるんですね。
さらに、子供は「小さい子扱い」されるのが嫌いな傾向があるので、大人と同じように扱ってくれる人を好みます。
5.子供と本気で遊ぶ
子供は、相手の動きや表情にとても敏感なので、大人が本気で遊んでくれているかどうかを見抜く傾向があります。
子供は、一緒になって本気で遊んでくれる大人が好きなので、子どもと一緒になって本気で遊べる人は、子どもに好かれる確率も高くなりますよ。
子供に好かれる方法
子どもから好かれる人の特徴を見て、なんとなくどうすれば子供に好かれるのか、見えてきたのではないでしょうか。それでは、子供に好かれる方法をより掘り下げて、子供と接する時に心がけたいことを見ていきましょう。
1.警戒心がほぐれるのを待つ
誰に対しても人懐っこい子もいれば、人見知りをする子もいますよね。子供のコミュニティは大人よりも狭いので、初めて会う人には、警戒心を抱く子供が多いものです。
初対面の子と接する時のNG行動
最初からハイテンションで関わること
いきなりテンションMAXで接すると勢いに驚き、不信感を強めるので、まずは、笑顔で挨拶する程度に留め、少しずつ壁を取り払うように警戒心をほぐしていきましょう。
警戒心をほぐすためには、子供の好きなものの話題が有効です。子どもがキャラクターの服を着ていたり、おもちゃやぬいぐるみなどを持っていたりしたらチャンス!「その子好きなの?」と笑顔で聞いてみましょう。返事をしてくれたら「え~!そうなんだ!」と、少しだけオーバーに感心するのが警戒心をほぐすコツです。
2.子供を名前で呼ぶ
私たち大人でも、自分の名前を覚えてもらえていると、なんだか嬉しい気持ちになりますよね。それは、子供にとっても同じことです。
子どもは、自分に興味を示してくれる大人が好きなので「○○ちゃん」「○○くん」のように、子供を名前で呼びましょう。もちろん、ニックネームでもOKです。名前で呼ぶことで、警戒心や緊張がほぐれやすくなるので、子どもに受け入れてもらえやすくなります。
名前を呼ぶ効果
・親近感を与えられる
・フレンドリーな関係を築ける
ただし、子供の名前を間違えるのは逆効果になることもあるので、ママや本人に確認する と安心ですね。もし呼び間違えてしまった場合には、素直に謝りましょう。
3.目線の高さを子供に合わせる
自分より大きな人が目の前にいると、威圧感があり、圧倒されることって多いですよね。大人と子どもでは、身長差があるので、立ったまま子供と話をすると、どうしても見下ろす形になります。
これでは、子供が圧倒されて恐怖を感じる傾向にあり、心を開いてくれにくくなります。子どもと話をする場合には、腰を落としてしゃがみ、目線の高さを子どもに合わせて話しましょう。
子供と目線を合わせることで得られる効果
・親近感が湧く
・上下関係を感じさせずにすむ
この時も子供の話を受け流さずに、しっかりと聞いてあげることがポイント!親身になって聞いてくれることが分かると、自ずと警戒心がとけ、仲良くなれますよ。
4.子供を褒める
子供がよく「見て見て~!」とか「聞いて聞いて~!」と大人に話しかけてきますよね。これは、自分を認めて欲しい、褒めて欲しいという欲求の表れです。この時に「あ~、ハイハイ」と、受け流す態度が返ってくると、子どもはガッカリします。
子供に好かれたいなら、「すごいね!」「上手だね!」と大袈裟に褒めてあげましょう。さらに「私にも教えてくれる?」とつけ加えると、子どもウケはバツグン!ぜひ、試してみてくださいね。
また、ある程度の年齢になると子供は大人の真似をしたがるもの。自分はこれだけすごいんだということをアピールしたいと思っているので、子どものペースに合わせてあげることが仲良くなれる秘訣です。
子供をじっくりと観察して、得意なことや興味があることを見つけ出し、ところどころで大袈裟に褒めつつ、子どもが主体になるように話を聞いてあげましょう。
5.大人と同じように接する
相手が子どもだと、どうしても「子供扱い」してしまいがちですが、実は、子供扱いされることを嫌がります。そのため、一方的に「子供だからダメ!」「子供だから、代わりにやってあげる」などのように「どうせ出来ない」と、決めつける人を嫌う傾向にあります。
子どもと接するときには、子どもとして扱うのではなく、大人と同じように接するのが、子供から好かれるコツ!友だちと接するときと同じように、構えずに自然体で接すると良いでしょう。
6.優しさを持って接する
子供と関わっていると、思うようにいかないことが多いもの。叱らなければいけない場面も出てきますよね。このとき、頭ごなしに「ダメ!」を連発して怒る人がいますが、子どもは、すぐに怒る大人は苦手です。
子どもから好かれるためには、優しさを持って接するのがコツで、命に関わるような危険な場合を除き、頭ごなしに叱るのは避け、「こうしてくれたら嬉しいな」「こうしてもいいよね」など、優しく諭すように導いてあげると良いでしょう。
7.子供と遊ぶことを楽しむ
子供から好かれる上でもっとも大切なのは、子どもと遊ぶ時間を自分が楽しむこと。
「遊んであげている」という気持ちは、たとえ声に出さなくても、表情や態度に表れます。子どもは、それを敏感に感じ取ってしまうので、童心に返ったつもりで、子どもと遊ぶ時間を一緒に思い切り楽しみましょう。
ですが、張り切り過ぎても逆効果。あくまで自然に、ありのままの姿で楽しむことがポイントです。
「子供に好かれる人」は「誰からも好かれる人」になれる
私たち大人が子どもに好かれたいと思うように、子どもも大人に好かれたいと思っているもの。だからこそ「子供」「大人」の境界線を引かずに接することが仲良くなれるコツです。
また、子供に好かれる人の特徴は、人に好かれる人の特徴でもあります。人から好かれる人ほど、コミュニケーション能力が高いという特徴があるので、子どもに好かれる方法を実践すれば、コミュニケーション能力のアップにもつながりますよ。