飛行機チケットの買い方・初めてでも意外と簡単手続き方法

飛行機チケットの買い方も初めてでは分からないことだらけですし、曖昧なまま購入すると、チケット代が高くつく結果となるかもしれません、航空券のことを知って安く賢く飛行機チケットを購入しましょう。

初めてでも安心!飛行機チケットの買い方

電車や新幹線のように途中で停まることなく目的に向かう飛行機は、遠距離ほど他の交通手段と比べて移動時間も早く、割引サービスなどを活用すれば格安で飛行機チケットを購入できるので、国内の移動にも気軽に飛行機を利用する人が増えていますよね。

パックツアーを利用して飛行機に乗るときには、旅行業者が一括して準備してくれるので何の心配もありませんが、個人的に飛行機に乗る場合には自分で飛行機チケットを用意する必要があります。

初めての人や滅多に飛行機を利用しない人は、どうやって飛行機チケットを買えば良いのか分からない人も多いのではないでしょうか?

そこで、初めてでも安心して買える飛行機チケットの買い方を紹介します。

飛行機チケットを購入する方法

飛行機チケット(航空券)の購入は、それほど難しいものではありません。電車に乗るときと同じように乗る直前に券売機で購入することもできますが、この購入方法ではチケット代が割高になり、満席の場合は何便も待たなければいけない可能性もありますし、目的地に着いてからの予定が大幅に狂う原因にもなるので、飛行機チケットはどんなに遅くても前日までに購入しておくと安心です。

そこで、事前に航空券を購入することを前提とした飛行機チケットの買い方を紹介します。

また、最近では「Eチケット」と呼ばれる航空券が普及しており、紙の券と違って紛失や盗難の心配はありません、バーコードを読み込ませてチェックインを済ませることが出来る便利なチケットがありますよ。

購入前に明確にしておくこと

・区間
・日にち
・時間帯
※国際便の場合には、予約時にパスポートを用意してください。

1.旅行会社で購入する方法

初めて飛行機チケットを買う場合には旅行会社での購入がオススメで、旅行会社に行けば「どの航空会社が、どの区間で、何時に便を出しているのか」をスタッフが案内してくれるので、希望と照らし合わせて容易に比較できるのが最大のメリットです。

もちろん、大手旅行会社だけでなく小さな旅行店でも購入できます。ただし、旅行会社で購入できる飛行機チケットは、大手の航空会社がメインです。

中には、格安航空会社(LCC)の飛行機チケットを取り扱っていないところもあるので注意しましょう。また、旅行会社での購入方法は複数あるので自分に合ったものを選択してくださいね。

旅行会社でのチケット購入方法

・店舗に出向いてスタッフと対面販売
・電話での販売
・インターネットでの販売

旅行会社に直接出向いて購入する時の手順

1.旅行会社へ行く
2.希望と照らし合わせて乗る便を決める
3.チケットの種類を決めて、支払を済ませる
(現金だけではなく、カード払いもOK)
4.Eチケットが発券されるので、大切に保存しておく

2.インターネットで購入する方法

近年、飛行機チケットを購入するときの主流となっているのがインターネット予約で、いつでも時間を気にせずに簡単な手順で購入できるのが嬉しいポイントですし、PCやスマートフォンからアクセスするだけですので人と顔を合わせる必要がなく、説明が苦手なかたでも購入しやすいメリットがあります。

インターネット購入の手順

1.希望する航空会社・旅行会社の予約ページを開く
2.出発地・到着地・出発日・クラス・人数を選び検索する
3.該当する便が一覧に出てくるので、希望に沿ったものを選ぶ
4.確認内容に問題がなければ、利用者情報の入力ページへ移動
5.必要な情報を正しく入力して、決済方法を選択
6.Eチケットが添付されたメールが届くので大切に保存しておく

3.電話予約で購入する

初めて飛行機チケットを買う時は、手順が分かっていても『これで本当に合っているんだろうか…』と、心配な気持ちになる人は航空会社の電話予約センターを活用することがオススメです。

分からないことや不安なことを質問すれば、その場で説明してくれるので安心ですね。

電話予約の手順

1.搭乗を希望する航空会社の予約センターに電話する
2.いつ、どこに行きたいのか伝える
3.挙げられた候補の中から選ぶ
※メモを取るのを忘れないようにしてください
4.クレジットカードかコンビニ支払いで決済する
搭乗時にはカード決済ならクレジットカード、コンビニ支払いなら受領印のある控えが必要となります。

4.駅で購入する方法

すべての駅が対応しているわけではありませんが、JRや私鉄で航空券を取り扱っている駅もあります。購入方法は旅行会社と同じですが、旅行会社のようなアドバイスを得られないこともあるので初めて飛行機チケットを買うときには注意が必要です。

航空会社で電話予約をして、駅の窓口で支払いとチケットの受け取りをする使い方がオススメですよ。

航空券の種類によって価格は違う

実は同じ飛行機に乗るすべての人が同じ料金を払っているわけではなく、飛行機チケットに種類があるため価格が違ってくるのです。

購入方法を変えるだけで運賃を大幅に安くすることが出来るので、飛行機チケットを少しでも安く手に入れるためにも、チケットを購入する前に「航空券の種類」と「特徴」を把握しておきましょう。

1.ノーマル航空券

「正規運賃航空券」や「普通運賃」とも呼ばれる航空券で、文字どおり定価で販売されており、1年を通した価格の変動はありません。

発行日から1年間有効で、料金は割高ですが、予約や経路・航空会社の変更や払い戻しも可能です。

2.PEX(ペックス)航空券

正規割引運賃航空券とも呼ばれる航空券で、IATA PEX(イアタ ペックス)航空券、ZONE PEX(ゾーン ペックス)航空券、APEX(アペックス)航空券の3種類あり、出発の時期によって料金が変動するという特徴があります。

IATA PEX航空券

国際便の割引航空券で、国際航空運送協会(IATA)に加盟している航空会社共通の特別運賃なので、航空会社による料金の差はありません

別の航空会社でも利用できるので利便性が高いのが特徴で、安く購入できる分、制限も厳しく、行き先によって有効期限が異なり、取り消しや払い戻しには手数料がかかります。

また、経路や予約の変更はできないので注意が必要です。

ZONE PEX航空券

航空会社が独自に運賃を設定している航空券で、IATA PEX航空券とは異なり原則的に行きも帰りも同じ航空会社を利用する必要があります。

また、IATA PEX航空券と同じように、取り消しや払い戻しには手数料が必要になり、経路や予約の変更はできません

APEX航空券

APEX航空券とは早期に予約・購入することで、ZONE PEX航空券よりもさらに運賃を割安にした早割航空券です。

多くのAPEX航空券は予約後72時間以内に発券しないと自動キャンセルされたり、差額運賃を請求されたりなど、厳しい制限が設けられています。

3.格安航空券

もっとも一般的な航空券で、ディスカウントチケットとも呼ばれ「FIX(フィックス)チケット」と「OPEN(オープン)チケット」の2種類あります。

これは旅行会社が航空会社から仕入れた航空券を個人にバラ売りしている航空券なので、旅行会社でしか購入できません。また、格安航空券には定価がないので料金は旅行会社ごとに異なりますが、いずれも原則として払い戻しできません

OPENチケット

搭乗日を決めずに搭乗区間だけを指定して購入する航空券で、チケットの有効期限内であれば、フライトの日程を変更することができます

現地での予定が流動的で、帰りの日程が決まっていない場合におすすめです。ただし、チケットによって搭乗日の変更が1度しかできなかったり、変更のたびに手数料がかかったりすることもあるので注意が必要です。

FIXチケット

予約と同時に経路や往復便の日程を決めなければいけないもっとも安い航空券です。1度予約すると、一切の変更ができないため、予定変更の可能性がある場合には不向きです。

航空券を少しでも安く買える理由と方法

どうせ同じ飛行機に乗るなら少しでも安く乗りたいものですが、逆に安すぎると何だか心配になる…という人も多いですよね。

でも、安く購入できるのはちゃんとした理由があり、安心して飛行機に乗るためにも航空券が安く買える理由を知っておきましょう。

1.格安航空券の安さの理由

これには「航空会社」と「旅行会社」の都合が関係しており、航空会社は「出来るだけ早く便の席を埋めたい」ので、旅行会社は「パックツアー用の団体運賃で安く大量に航空券を仕入れ」ます、これを独自のツアーや個人への航空券のバラ売りとして販売をしているのです。

旅行会社は、もともと安くまとめ買いしているので、ある程度の席が売れれば赤字にはなりにくいですし、それ以上のチケットが売れれば、そのまま利益になるので有効期限が迫っている航空券を安く販売します。

航空券はもともとツアー用の団体運賃で購入していますが、「出発日と便が指定されている」「座席が指定されている」など、ある程度の制限があることは心に留めておいてくださいね。これらは、航空券が安く手に入る理由です。

航空券が安くなる理由

・大量仕入れしているから
・有効期限が迫っているから
・厳しい制限が設けられているから

2.航空券を安く買う方法

では、少しでも安く航空券を買いたい場合には、どうすれば良いのでしょうか?航空券を安く購入する方法をご紹介します。

早割を最大限に活用する

最大で定価のおよそ70%もおトクになる早割を最大限に活用すれば、格安航空会社並みの運賃で、ゆったりとした空の旅を楽しめます。

毎年1月と8月の年2回、以後半年分の航空券を購入できますが、早割運賃に対応している座席の数は限られているので、発売開始からすぐに完売になることもあります。また、基本的に、変更やキャンセルには対応していないので注意しましょう。

旅行会社経由で直前予約する

旅行や出張など急に飛行機に乗らなければいけなくなることもありますよね。そんなときには、航空会社で航空券を買う前に、まずは旅行会社に相談してみましょう。

余っている航空券を格安で手に入るかもしれませんよ。

価格の安さだけにこだわらないよう注意する

飛行機のチケットを安く購入することばかりに気を取られていると、つい制限があることを見落としてしまいがちですし、航空券を安く購入できるということは「それなりの条件」があるということです。

交通費を安くすませるつもりが、日程の変更に手数料がかかったり、払い戻しできないのに予定が変更になったりなどして、かえって高くつくこともあるのです。

飛行機チケットを購入するときには安さだけにこだわらず、どんな制限があるのかをしっかりと確認して予定に合った航空券を購入するようにしてくださいね。