自信のつけ方・今すぐ誰でも簡単に実践できる方法
自信のつけ方を知って、自分の能力をもっと生かしましょう!ポジティブな言葉を繰り返して自分に暗示をかけたり、笑顔で不安を軽減させたりといった、今すぐ実践出来る自信のつけ方を紹介します。
誰にでも出来る自信のつけ方
自信のある人はキビキビとしていて、格好よく見えます。しかし、彼ら彼女らの全員が生まれつき自信満々なわけではなく、自分を信じる練習をして「自信」を身に付けた人もいます。
自分に自信がない人やネガティブ思考を何とかしたい人は、ぜひ今回紹介する「自信のつけ方」を実践してみてください。
意外と難しい「目を見て話す」
「きちんと目を見て話しなさい」と、子供の頃に言われたことがあるでしょう。しかし、特に緊張する場面で実践するとなると、意外と難しいものです。
緊張したり、相手の立場が自分よりも上だと思ったりすると、まっすぐ目を見て話せません。しかし、視線を下向きのままで会話をすると、相手に対して「この人は、自分と話していてつまらないのかな?」と思わせてしまうことがあります。初対面の人間や恋愛対象に対してそう思われては、今後の可能性が狭まってしまいます。
逆に、視線が上向きだと「楽しそう」という印象を相手に与えます。また、目を見ながら会話をすると、目線を外したときよりも脳が活性化することが分かっています(注1)。
ただし、目線をずっと合わせたまま会話をすると相手に威圧感を与えることがありますので、相手の鼻か眉間辺りを見ながら話すのがオススメです。
相手から目をそらさない
誰かと話をする時に「まっすぐ相手の目を見て話す」ということです。人は自信がない時、ついつい相手からの目線を下げたがり、相手の目を見て話すことができません。あえて目を見る意識をすることで、自然と自分に自信がついていきます。(20代/女性)
何事も「即答」する
自信のない人は、例えば上司から仕事の進み具合について訊かれても、「え~っと、あの…はい、順調です」と返答するでしょう。しかし、これでは本当に順調なのかどうかが、上司に伝わりません。
ブリティッシュ・コロンビア大学のキャンベル教授が行った実験で、自信のある人は自信の無い人より、質問に対する回答が0.7秒早くなるという結果が出ています。「たったの0.7秒?」と思う人もいるでしょうが、会話の中の0.7秒は長い間になります。
また、声の大きさも意識して大きくしてみましょう。デイトン大学のキンブル博士行った実験では、自信がない人の声の大きさは平均58.47デシベル、自分に自信がある人は平均61.84デシベルとなりました。普通の会話では60デシベル位になるため(注2)、自信の無い人の声は小さく聴こえることが分かります。
自信の無い人はハキハキと話し、質問には即答することを心掛けてみることで、自信がつくでしょう。
スッパリと答える
私は、自信を付けるために即答するようにしています。自信のある人は、訊かれたことに対して、すぐに回答しているように見えたので、いつからか真似し始めました。
自信がないと「う~ん」「たぶん~だと思う」とダラダラと長引いた答えをしてしまいますが、そこはハッキリ「~だと思います」なり「わかりません」なり、すぐに答えるようにします。(30代/女性)
ポジティブに「セルフトーク」
「セルフトーク」とは自分自身(セルフ)との会話(トーク)、つまり心の中の独り言です。例えば「忙しいな」「お腹空いたな」といった自分に向けた呟きのことを指します。セルフトークの効果は、特に自分と向き合うことの多いスポーツにおいて注目されています。
例えば寝坊をしてしまったというような、何か良くないことがあなたの身に起きたり、良くない状態に陥ったりしたときに、自分へ向けて「寝すぎちゃった…」「昨日、早く寝ればよかった…」というネガティブなセルフトークをしてしまうとより落ち込んでしまうことが、科学的に分かっています(注3)。
しかし、反対にポジティブなセルフトークをすると、ポジティブ思考になることが分かっていますから(注4)、「あー、もう忙しい!」よりも「やりがいを感じる!」、「疲れた…」よりも「今日も充実していたなぁ」と、なるべく前向きな言葉を選ぶことを意識してみましょう。
自分と対話する
私が意識して行っていることのひとつとして、セルフトークがあります。自分が今感じていることを自分に向けてポジティブに話すことで、自信をつけてきました。
「今特に厳しい状況」というときにこそ成果が出るように思います。また、一時的にカっとなったり、急激な変化に耐えられなかったりするときなど、よく意識して行います。(30代/男性)
諸行無常
割と落ち込みやすい私が実践している「自信がつく自分の言動」は、「今の時間は自分の人生の中のほんの一瞬だ」です。
些細なことで気に病んだり不安になったりしやすいので、そういった時にこの言葉を唱えることで、「あとから思い返したら、こんなことあったなって笑えるはずだから頑張ろう!」と自分に言い聞かせています。(30代/女性)
「ポジティブな発言」をする
ポジティブな発言を繰り返していると、自信がつきます。例えば、上司から「君は社長候補だ」と言われても、冗談だと思うでしょう。しかし、続けて「社長になっても気を抜くなよ」「社長になったら何をしたい?」と声を掛けられると、段々と「本当に社長候補なのかも…」と考えるようになります。
心理学では「暗示」と言い、特に疲れていたり眠かったりするとかかりやすくなります。また、これはネガティブな発言に対しても同じ効果を発揮しますので「どうせ…」「私なんか…」という言葉を繰り返していると、ネガティブ思考に陥りやすくなりますのでご注意を。
ポジティブな褒め言葉を使う
「できるできる」「素晴らしい」「やっぱり天才」「すごいね!」など、褒める相手を問わず、良い言葉を口癖にしています。
脳は主語を理解できないらしいです。例えば「あの人はすごい」と思ったり、言葉に出したりしたら「あの人」が理解出来ず、「すごい」だけ理解して自分も嬉しくなっちゃったり(笑)
上記は極端な例ではありますが、身近な例で言えば人の悪口を話した瞬間はスッキリしても、後々まで「自分も悪口を言われていそうだ」と嫌な気分を引きずってしまいます。
だから、自分の言動には気を付けるようにしています。言葉だけでなく、1日あった中で「今日は〇〇ができた」などと褒め日記などを付けるのも、自信が出てきて効果があります!(10代/女性)
「なんとかなる!」と言う
落ち込んだり悩んだりした時に「なんとかなる!悩んでも仕方がない!」と、言葉に出すようにしています。口に出すことで自分に自信がつくし、前向きな行動に自然となって気持ちも変わります。(20代/女性)
余裕がない時こそ「笑う」
最近、笑っていますか?哲学者であり心理学者でもあるウィリアム・ジェームズの言葉に「幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ」というのがあります。
事実、口角を上げて笑顔の練習をするだけでも、ネガティブな感情を緩和する効果があることが分かっています(注5)。笑顔は、感情だけでなく身体にも良い影響を与えることが分かっており、作り笑いにも血流を改善する効果があります(注6)。
笑えたなら大丈夫
落ち込んでいたり、もやもやしてすっきりしなかったり考えすぎて他の事に目が行く余裕がない時こそ、笑うことを大切にしています。
ほんの少しだけでも笑えたなら「あ、今自分は笑えたよな、笑ったよな、それならまだまだ大丈夫だよ」と言い聞かせています。そうすると、そこからまたいい方向に行くきっかけにもなれますので。(40代/男性)
わざと「自分を追い込む」
自信の無い人にとって、人前に出ることや知らない人と話すことに対して苦手意識があったり、怖いものだと感じたりすることがあるでしょう。
「怖い」と感じているものに対して、勇気を持って立ち向かってみましょう。初めは「笑顔で挨拶をする」「ハキハキ喋る」といった小さなことから始めるのがオススメです。上手くこなせるようになると、達成感から自信がついてきます。
話せざるをえない状況を作る
私は元々発音や活舌が悪いうえ、人前に立つと極度の緊張の為にどもる為、人と話す事が凄く苦手です。ですが、社会に出るとそんな事も言っていられません。
なんとか自信をつけようと、会社のイベントには積極的に参加し、話せざるをえない状況を自分でわざと作ったり、プライベートでは人混みの多い場所に行く回数を増やしたり、買い物する時の金額の交渉、電話対応なども他人に任せず、私がなるべくするようにしています。
時間はかかりましたが、頑張りの甲斐あって、今ではかなり自信がついてきました。もちろんまだまだ緊張と発音悪いのは継続中ですが、実践している事によって、自信に繋がっております。(30代/男性)
「自分と他人は違う」と考える
他人を見て「素敵な人だな」「あんな風になりたいな」と思うことや、周囲の人と比べて自分はなんてダメなところだらけなのかと、落ち込むこともあるでしょう。いくら他人が羨ましいと思っても、その人自身にはなれません。自分は自分にしかなれないのです。
自分の長所や欠点を客観的に知り、評価しましょう。限界や弱点を知ることで、自分が達成できる目標を設定できます。逆に、自分の限度が分からないと無理をして失敗してしまったり、身体を壊したりしてしまう恐れがあります。
憧れの彼や彼女に出来るからといって、自分も出来るとは限りませんし、逆もまた然りです。人それぞれ得意不得意があることを認めましょう。
自分と他人は違う
自分は自分、他人は他人です。
いくら他人が良いものを持っていても、自分にはどうしようもないし、羨ましいと思うことが多々ありますが、私は私、他人は他人だと考えることで気が楽になるし、自分の行き方をすればいいのだと自信がつきます。(20代/女性)
きっちりと「メイクをする」
最近は女性のみならず、メイク男子と呼ばれる化粧をする男性も増えてきました。綺麗になりたい、美しくなりたいという欲求は男女に関係ありません。
実は、メイクをすると心理的・生理的に良い効果があるという研究結果があります。怪我や病気によって顔に跡が残ってしまった人に対して化粧を施すことで、自己主張が出来るようになったり、劣等感が小さくなったりと、精神的に安定するようになります(注7)。
また、生理的な面では精神的なストレスにより上昇するホルモンを低下させ、免疫抗体の濃度を上昇させることがあります。さらにメイクをすることで、老化の原因として知られる活性酸素の活動を抑える力を維持できる効果も期待できます(注8)。
どこに行くにも化粧をする
私が実践している自信がつく行動は、どこに行くにも綺麗にお化粧をすることです。キッチリ化粧しているのと、スッピンや適当にお化粧しているのとでは、全く気分も自信も変わってきます。
パキッと綺麗にお化粧すると自分に自信が持てますし、背筋もシャンと伸ばして歩くことができます。(30代/女性)
今すぐ始められる自信のつけ方
自信のつけ方を実践したからといって、すぐに自信に満ち溢れた人物になれるわけではありません。しかし、今日からでもコツコツと努力していかないと、自信は付いてきません。
いくら能力が備わっていても、自分に自信がなければ、思うように力を発揮できません。「失敗するかも」というネガティブなイメージに捕らわれず、チャンスをモノにするためにも是非自信のつけ方を実践してみてください。