除光液が余った・ネイル落とし以外の便利な使い道6選

除光液は、ネイルなどの油脂を溶かす成分が入っています。実は、落とせるのはネイルだけではありません。洋服についたインク汚れや靴の汚れ、シールのベタベタした貼り跡など諦めていた汚れに効くかもしれません!

使い切れない除光液の意外な使い道

ネイルサロンに通うのではなく、セルフネイルを楽しむ人が増えている今、除光液はネイルアートには欠かせないアイテムです。

セルフネイル派ならネイルオフするのは、週に1回くらい必ず使う除光液ですが、忙しくてネイルが出来ないときなど使う機会がなくて古くなり余ることがありますよね。

また、まだ使い切っていないのに新しいのを買ってしまい処分方法に困った…。という経験はありませんか?いつまでも残っている除光液、古くなった除光液は使うのも躊躇(ちゅうちょ)しますよね。かといって流して捨てるのもためらわれます…

そんなときは、除光液をネイルオフ以外の使い方で消費しましょう!実は、ネイルを落とすだけに使えるのではないのです。他にも便利な使い方がありますよ♪そこで、除光液の意外な使い道を6つ紹介します。

除光液の成分って?

まずは、気になる除光液の成分から。

除光液は、「アセトン」が入っているものと入っていないものとの2つに分類されます。「アセトン」とは、水、アルコール類、クロロホルムなどの油脂をよく溶かし、摘発性が高く、引火性もあり、常温で気体となる物質です。


「アセトン」は脱脂性が強く手が荒れがちになることがあるので、アセトンを使わない「ノンアセトンリムーバー」が生まれました。

「酢酸エチル」が使われていることが多く「アセトン」が含まれていないので、ネイルオフの力は若干弱くなります。また、マニキュアが取れづらいため、使う量が増えて時間がかかることもあります。

両方とも摘発性が高いので、除光液を使うときは必ず換気を十分に出来る場所で使ってくださいね。

家事やデコパージュにも除光液が大活躍!

窓をしっかり開けて換気を十分に行えたら、早速余った除光液を使っていきましょう!少量でも驚くほどの効果がありますよ。住まいの汚れに趣味に意外な使い方がたくさんあるのです!

1.除光液でシールのベタベタを落とせる

家具に貼ってしまったシールやうっかり床に貼ってしまったガムテープなど、1度ついてしまうときれいにはがすのが難しいですよね。接着面がどうしても残ってしまい、べたべたして汚くなってしまいます。

濡れたフキンや指でゴシゴシこすっても、時間がかかるだけでなかなか上手に落とすことができないとちょっとしたストレスになることも…

でも「ま、いいか!」と、そのままほっておくとホコリがついて黒くなってしまいますよ!ベタベタ跡が残ったら、すぐに除光液で落とすようにしましょう。

除光液でシール跡を剥がす方法!

  1. 除光液をシール跡にたらす

  2. しみこむまで少し待ち、キッチンペーパーでふき取る

筆がついているタイプだと細かい作業に最適で、ベトベトしている箇所にうまく塗ることができます。

ふき取るときは、ティッシュではなくキッチンペーパーがオススメ!破れにくいので、紙のカスを残すことなく汚れと一緒にふき取ることができますよ♪


家具や床の材質によっては、変質や変色の可能性があるので、初めに目立たないところで除光液を塗って劣化の心配がないか試してから使うようにしてくださいね!

2.除光液で靴のお手入れができる

お洒落な人が気を使う部分はどこかと言えば、靴です。靴は地面と接触しているので、1番汚れやすいもの。そこをいつもキレイに保つことが、オシャレ上級者への近道となります。

ここ最近ブームなのが、ホワイトの靴。足元をホワイトにするだけでコーディネートが洗練されて見えます特にエナメル素材の靴はONでもOFFでも使い分けられるので、とても便利なアイテムですよね!

シュークローゼットに一足は揃えたい、エナメルのホワイトの靴。ですが、1つ気になるのが汚れ…。ホワイトは汚れが目立ちやすいので、マメに手入れを行わなければいけません。

その日の汚れは、その日のうちに落としましょう。靴のお手入れにも除光液が使えるんです!

靴の汚れを落とすには?

  1. コットンに除光液をしみこませる

  2. 汚れが付いた箇所を拭きとる

まずは、汚れを落とす前に靴の目立たない部分で除光液を試し塗りすることも忘れないでくださいね。

コットンで靴をこすると負担がかかってしまうので、優しくふき取るように汚れを取り除いてください。

大切な靴はきちんとお手入れをして長く履きたいもの。靴のケアも慣れてしまえば、短時間で行うことができますよ!オシャレの基本は足元から!しっかりとケアしてくださいね♪

3.除光液で洋服についたインク汚れを落とす

油性ペンを使っているときに、うっかり手が滑ってペンが洋服の上に落ちて色がついてしまったり、誤って指や洋服に書いてしまったことはありませんか?

油性ペンは「落ちない」、「消えない」ことを前提に作られているので、1度ついてしまったら簡単には落とせません

皮膚についたペンはすぐには落ちませんが、少しずつ落ちてきます。紙についたペンは落とすことはできません。でも、洋服に油性ペンがついてしまったときは諦めないで!捨ててしまう前に除光液で落とせないか試してみましょう!

衣類についた油性ペンを落とすには?

  1. 汚れた部分を下向きにして、その下に布きれをあてる
  2. 洋服の汚れたところの裏から少しずつ除光液をかける
  3. 布切れを洋服の上からも当てて叩く
  4. インクを上下の布きれに溶かし出すようにして落とす

書いてしまってから時間が経ったものや、奥に入り込んでしまったものは落とせませんが、表面的なものは落とせる可能性があります!

作業を行っている最中で、色落ちがあった場合はすぐに使用を止めましょう。この方法は、ビニールレザーや本皮の衣服の汚れは落とすことができないので、ご注意くださいね。

4.除光液は接着剤がついたときの応急処置に使える

DIYや手芸などで頻繁に使うものと言えば、木工ボンドや瞬間接着剤ですよね。接着剤は、安定した強さを発揮するように作られているため、簡単には剥がれません。

でも使っている最中に、間違ったところをくっつけてしまったことはありませんか?また誤って手について、指と指がくっついてしまったり…。そんな時に、慌てて剥がそうとして無理にひっぱってはいけません!応急処置として、除光液を使いましょう。

間違えた物をくっつけてしまったときは?

接着面に除光液を塗って、接着剤を柔らかくしましょう!

接着材の組成分を除光液が溶かしだすことによって、くっついたものを剥がします。

手に接着剤がついたときは?

  1. 熱いお湯の中にしばらく手を浸す

  2. 接着面に除光液を塗り、接着剤を溶かす

無理にはがそうとしないで、まずは熱いお湯にひたして接着剤を緩ませてから、除光液で溶かしましょう。

指が離れた後に、表面に残った接着剤が剥がれにくい場合は、お湯と軽石を使えば取り除くことができますよ。

5.除光液でインクがでない油性ペンを復活できる

名前を書くときなどに使う油性ペン。どのご家庭でも1本常備していると思いますが、使う頻度はそんなに多くなく、ペンケースに入れっぱなしのこともありますよね。

いつ買ったのか分からない油性ペン、あまり出番がないけれど、使うときのためにとっておいています。しかし、いざ使うときに色がかすれて書けない!なんて困ったことはありませんか?

そんなときも慌てないで。たった10分でかすれてしまった油性ペンが復活する裏ワザがあるのです!

油性ペンのインクを復活させるには?

  1. ペンのキャップに、ペン先がつかるくらいまで除光液を注ぐ

  2. ペン先を液に浸すようにキャップをして、10分程度おく

10分経ったら、ティッシュなどで液を拭きとりましょう。初めはペン先に沁み込んだ除光液が滲み出てくるので、いらない紙で試し書きを行ってください。しばらくすると、あら不思議!買ったばかりのような濃さのインクが出てきますよ。

もうインクが出なくなったから捨てようと思っていた油性ペン。捨てる前にこの裏ワザをぜひ試してみてくださいね。

6.除光液はデコパージュに役立つ

手芸好きの女性の間で流行っているのがデコパージュ(転写)です。

自分で可愛い絵柄を描くのも楽しいけれど、デコパージュなら、もっと簡単に好きな柄が転写できます。紙にお好きな柄のマスキングテープをデコパージュを楽しむ際に除光液が役立ちますよ。

マステのデコパージュ方法

  1. マスキングテープを紙に貼る

  2. 上から除光液をかける

  3. 上からこする

  4. マスキングテープをはがして完成

紙以外に、木材やプラスチックの素材のものにも転写ができます。コツは除光液でしっかり湿らせることです。乾いてきたら除光液を追加してくださいね。全体的に転写したいものが透き通ってきたら、終了のサインです。

お好みの柄を使ってオリジナルの作品をぜひ作ってください。少しにじんだりかすれたりしても気にしない。手作りならではの温かい作品ができますよ♪

除光液は徹底的に活用して使い切って!

セルフネイルに欠かせないのが、除光液。アセトンが入っていると入っていないものがあり、脱脂力やマニキュアの落としやすさなどに違いがあります。ネイルオフに使うときは、使い勝手によってどちらか選んでくださいね。


油分を溶かす力があるのが除光液です。

除光液には油分を溶かす力があります。床や洋服についてしまった油性ペンのインク汚れなど「もう取れないし…」なんて諦めてしまっていませんか?特に汚れがついた直後であれば、除光液で落とすことができるかもしれません

他には、インクが出なくなった油性ペンが書けるようになったり、マスキングテープの柄を紙や木などに転写することができたり、靴の汚れを取ったりと、毎日の生活の中で試してみたい活用方法がたくさんあります!


除光液を使いきれなくて、捨てられない…。という方も多いと思います。でも最後まで使いきることができれば、空の瓶は簡単に捨てることができますよね!

また、古くて使えないからと新しい物に買い換えていっても意外と値段が高いし古い物はそのまま溜まっていく一方です。

机の上でホコリをかぶっている除光液を使い切っていけば、節約にも片付けにもなります!ぜひネイルオフ以外の使い方を試してくださいね