気が弱い人・いつもビクビクする自分を克服するテクニック

気が弱い人は、日常生活や会社で何かと損をすることが多く、上手くいかないことから自信を持てないことが多いもの。失敗することを恐れずに少しずつでも「自分」を出していけば少しずつ気弱な性格を克服できますよ。

気が弱い人に当てはまる特徴的な行動

いつも「ソワソワ・ビクビク」していたり「不安そうな顔」をしている人っていますよね。どうして、その人はいつも心配そうにしているのでしょうか?もしかすると、その人は「気が弱い人」なのかもしれません。

彼や彼女たちは「自分は気が弱い」と自覚していることが多いので、目立たないように行動しているのですが、逆に「気が弱いためにしている行動が存在感を強めている」ため、他の人に比べて目立つ存在になります。

また、気が弱い性格をしていると、自分の意志をハッキリ伝えられず相手に勘違いされることがよくあります。毎回勘違いされていては「どうして大切なことを伝えられないのだろう」「どうにかして変わりたい」と思っている人も多いハズ。

特に気が弱い人は悩みを抱えやすく、なかなか相談もできない性格の人が多いので1人で苦しんでいるケースが多くあります。

そんなアナタを察して優しくしてくれる同僚や友達・恋人が周りにいればいいのですが、そうでない環境の場合はアナタ自身で決断をし、ビクビクする自分を克服する必要があります。

そこで、どんな行動をしていると「気が弱く目立つ存在になる」のか、また「どうすれば気が弱い性格を克服できる」のか、チェックしておきましょう。

気が弱い性格の人に当てはまる特徴

まずは、どのような行動が他人から「気が弱い人」だと見抜かれるのか、チェックしていきましょう。以下に当てはまるほど、存在感を消しているつもりでも逆に悪目立ちしている可能性が高くなります。

1.自己主張をしない

皆でご飯を食べにいく時って「何食べに行こうか?」「どこ行きたい?」と、食べたいものや行きたいお店を決めますよね。そこで気が弱い人がとりやすい行動は「何でもいいよ!」と、自分の意見を言わないことです。

自己主張をしない理由

自分の意見を否定されるのが怖いため

他の人と意見が一致せず「それは無いよ」「別なのがいいなぁ」と、自分の意見を否定されて心が傷つくことを無意識に避けているためです。

気が弱い人は「嫌な思いをして傷つくなら、相手が望む答えに合わせて行動をするのが一番安心だ」と思っていることが多いので「ご飯を食べに行く場所」を決める時や「仕事での会議」の時なども、意見がまとまらず話がなかなか進まなくても自分の意見は封印する傾向が強いのです。

2.反論をしない

悪口や嫌味を言われたときって、カチンときて「怒る」か「反論」をしますよね。でも、気が弱い人は、何を言われても「そうだね」と、まるで自分のことではないかのように振舞うか、逆に「ごめんね」と謝ることが多い傾向にあります。

反論をしない理由

相手に言われたことが正しいと思い込むため

「自分が持っている考え」よりも「他人の意見のほうが正しい」と思うことが多いので、反論しようとも思いません。ですが「自分の考え」に絶対的な自信を持っている時は、自分の意見を言うこともあります。

また「我慢強い」「落ち込みやすい」という性格も持ち合わせているので、嫌味を言われたことを繰り返し思い出し、自己嫌悪に陥ったり、ストレスを溜めこむ人もいます。

3.心配性である

「気が弱い人」は「心配性」であることも多く、常に不安や心配事を抱えているので「安心感」を得るために、日帰り旅行でもたくさんの荷物を持っていったり、待ち合わせ時間の30分前から現地で待っているなどの行動をします。

心配性チェック

普段から荷物が多い
緊張してドキドキしていることが多い
旅行の時に不要と思われる物も持っていく
買い物の際に「念のため」と購入する物が多い
初めて行く場所は、待ち合わせの30分前には到着していたい

予定時間より早く行動したり「もしかしたら」を想定して荷物を多めに持っていくことは決して悪いことではありませんが、待つ時間が増えて時間を有効活用できなかったり、重い荷物を苦労して運ぶなど、他の人に比べて損をする機会が多くなります。

4.見られることが苦手

1対1で話をしている時に、なかなか目を合わせてくれない人っていますよね。一般的に相手の目を合わせたくない時は「なにか後ろめたい気持ち」があったり「その人に対して興味が無い」などの何かしらネガティブな心理を持っていると考えられます。

しかし、気が弱い人は「いつも」相手の目を見ることができません。

目を合わせられない原因

相手と目を合わせることが怖いため

人の目線に対して恐怖心があるため「注目を浴びる」「視線が集中する」ことを極端に嫌がり、たくさんの人の前に立ちスピーチすることも苦手なので、そういった状況になることを避ける傾向にあります。

5.気が強い人が苦手

気が弱い人は「物をハッキリと言う人」や「声が大きい人」と、付き合うことを避ける傾向にあります。話しかけられた時に、相手は怒っているつもりがなくても「強く当たっている」と、苦手意識が芽生えるためです。

最も苦手な部類に入る人

欠点をハッキリと指摘する人

自分の悪いところをハッキリと言われて、まったくショックを受けない人はいませんが、気弱な人はストレートに受け止めるためショックも大きく、しばらく立ち直れない傾向にあります。

6.人のせいにする

「嫌なことを忘れたい」と思う人は多いものですが、気が弱い人は何かミスをした時に「自分ではなく誰かのせい」と思い込むパターンが多いのです。

人のせいにしたい理由

プレッシャーに弱いため

他の人より罪悪感が重く思いやすく傷つきやすいので「他人」や「環境」のせいにして、自分を精神的に追い込み過ぎないようにしています。

ですが、いつも「他人・環境のせい」にすることが多いので、なぜ失敗したのか?などの振り返りを行うことがなく同じ失敗を繰り返し周りから反感を買うこともあります。

7.声が小さい

気弱な人は「声が小さい」という特徴を持っている人が多く、会議などで指名されてもゴニョゴニョと話すため「え!?」「もっと大きな声で話して」と、言われるとさらに気持ちが萎縮し、ますます声が小さくなるパターンも多くあります。

小声で話す理由

自分の考えに自信が持てないため

声は自信や緊張によって大きさや高さが変わります。気が小さい人は「周りに人がいる中で発言するだけ」でも緊張しているのに、自分の意見を述べるなんてもってのほか。自信のないことをやる不慣れさから、つい声が出なくなるのです。

8.ときどき頑固になる

いつもは大人しく反論もしないのに、急に頑固になって反論もしてくることがあるのも、実は気が弱い人の特徴です。

急に怒ったようになる理由

自信のあることには強気に出られるため

普段、何も言わず流れに身を任せている人が、いきなり反論をして自分の意見を言うようになったのは「その話題には自信がある」ためです。

いつもと全く違う姿に周りの人は驚きますが、実はこれも「気が弱い人の性格の1つ」で「いきなりどうしたの?」と聞くと、からかわれたと思うためよりヒートアップしやすい傾向にあります。

気が弱い性格を克服するコツ

では、一体どうすればビクビクしない心穏やかな毎日が訪れるのでしょうか?1つずつ実践していくことで、周りに気を遣うことを少しでも解放されるコツを紹介します。

1.嫌われることを意識しない

気が弱い人が最も怖がるのが「他人から嫌われる行為」です。嫌われたくないから相手に無理して同調し、自分の意見を言いません。しかし、時に意見を言わないのは、相手をイラつかせたり、空気が読めていない行動だと思われる可能性があります。

気が弱い性格を克服するポイント

周りの目を意識しない

いつも「これを言ったらどう思うかな?」「間違っていたら怖いから発言はやめよう」と、周りの反応ばかりを考えていては、行動に移せずに気が弱くなるばかりです。

人の目を気にする前に、自分の意見が相手に伝わっているかどうか、誤解をされていないかを意識して発言をすると、気が弱い自分を忘れて快適な日常生活を送れますよ。

2.正しい姿勢を心がける

人は自信を無くすと姿勢が丸まり、下を向きがちになります。すると見た目の印象も「あの人はオドオドしている」となり、相手に舐められた態度をとられやすくなります。

姿勢を正すメリット

自分の姿を大きく見せられる

姿勢を正せば自信に満ち溢れた印象に変わるので、いつもより話をしっかり聞いてもらいやすくなったり、目線が合うので話に説得力が増してきます。

相手が「うんうん」と聞いてくれやすい環境になれば、自分の気持ちも伝えやすくなりますよ。

3.伝えたいことを文章にまとめてみる

気が弱い人は口下手な人が多く、話したい・伝えたいコトがあるのに「思ったように伝えられなかった」と後で落ち込むケースが多々あります。大事な話し合いの場面ではあらかじめ文章にまとめておくと、スムーズに意見が伝えられますよ。

文章にまとめるポイント

・質問をする内容を考えておく
・箇条書きで伝えたいポイントを全て書いておく
・大事なポイントは、目立つようにマーカーしておく
・口で説明しにくいと思ったら、画像や資料を用意しておく

会議などが控えていて、事前に発言する場面がある時は、話す内容を考えておきましょう。後はメモの通りに読めばいいだけなので、しっかりとした意見が伝えられます。

また、さらに口下手な人は画像やイラストを用意しておくとよく伝わりやすくなります。「相手に自分の話が伝わった経験」を何度もすると、自信に変わって気の弱い自分を脱ぎ捨てることができます。

4.真似できる人を作る

自分1人で「もっと発言したい」「ストレスを溜めたくない」と思っても、具体的にどうしていいのかイメージが沸きません。そこで身近な人を参考にして、真似をしてください。

身近な人の真似をするメリット

気が弱くない人の考え方や行動パターンが分かる

尊敬できる人などをよく観察すると「相手に譲っていることもあるけど、大事なポイントは譲らないんだな」とか「主張の仕方が上手だから相手が聞いてくれている!」と分かり、話し方のポイントを吸収できます。

そして、自分が出来そうな部分だけ真似をすれば、気が弱い性格に当てはまる特徴を少なくすることが出来ます。

5.恥をかいてみる

誰だって恥はかきたくありませんが、気が弱い人は特に恥ずかしいことに対して恐怖心を抱いている傾向が強く、この恐怖心が他の人より大きいから、気が弱くなるのです。なので、あえて自ら恥をかいて恐怖心に打ち勝ちましょう。

自分から恥をかく方法

・芸人の真似をしてみる
・仮装やコスプレをしてみる
・カラオケでみんなの前で歌う

恥ずかしいと思っている行動をやってみると、周りが笑ってくれていつも以上に打ち解けたり、心の壁が無くなります。いつも避けていたことをやってみることで、気の弱さを克服できます。

6.深呼吸する

気の弱い人は平気そうに見えて、実は内心パニックをよく起こしています。だから思うように言葉が出てこなかったり、気持ちを伝えられない場面が多くなります。まずは深呼吸をして気持ちを落ち着けてから行動をするようにしてください。

深呼吸をするメリット

・気持ちが落ち着く
・頭の中を整理できる
・考える時間ができる

気が弱い人は、自分のペースでなら丁寧に物事を処理することが得意な人が多いので、深呼吸をすると自分の本来のペースを思い出し、ゆっくりと物事に取り組むことができるので、仕事だけではなく私生活も上手くいくようになります。

7.髪型やファッションを変える

見た目はその人の性格まで影響を与えることが多く、気が弱いと自分に対しての自信もないので、つい地味なファッションを選びがちですが、それでは性格や考え方は変わっていきません。

自分に自信を持てるようになるファッション

・明るい色を選ぶ
・おでこを出して視界を広くする
・身体のラインが出やすい服を選ぶ

明るい服を着れば気持ちも明るくなり、発言がしやすくなります。女性ならメイクをいつもより派手にするだけでも強気になれます。

気が弱い性格も個性のひとつ

「気が弱い人」と自覚していると情けない気持ちになりがちですが、それもステキな個性の1つです。自分は目立っていないつもりでも「気が弱いことが自己主張をしている」ので、案外目立ち周りの印象に強く残っているものです。

特に「生きづらい社会だ」「強いストレスを感じる」と思っていなければ、無理に治す必要もありませんが、いつも抑え込んでいる感情が爆発した時に周囲へ迷惑をかけるかもしれません。

また、気が弱い性格は「絶対に変わらない」と思い込んでいる人が多くいますが、実は少しのキッカケで大きく変わります。気が弱いということは、自分に自信が無いというコト。だから自信がつけば、性格はよい方向へと向かっていきます。

少しずつでも自分の意見を言うなど、気が弱いと思われない練習をしてみませんか?気が弱い自分を克服する方法は、アナタに自信を持たしてくれる行動です。自分のコンプレックスを無くするためにも、今日から実践してみましょう。