心に余裕を持つ・毎日を楽しく過ごせるポジティブな考え方
心に余裕を持つために、普段から心かけたいことは?精神的に余裕がない時の心は、破裂しそうなほど膨らんだ風船のような状態です。どうすれば、心に余裕が生まれるのか、さっそく対処法を見ていきましょう。
忙しい毎日でも心に余裕を持つ方法
何かと忙しかったり、大きな悩みを抱えていたりすると、心に余裕がなくなってしまうもの。でも、精神的に余裕がないと、周りが見えなくなったり、冷静さを失うことが多いので、失敗したり、些細なことにイライラしたり、人に優しくできなかったり…。
心に余裕があるのとないのとでは、まったくの別人になってしまいますよね。何かと忙しい現代。心に余裕を持ちにくい時代ですが、心の余裕を失ったままでは心身の健康も損ないかねません。
そこで、精神的に追い詰められやすい人や心が疲れている人、些細なことにイライラしがちな人におすすめしたい「忙しい毎日でも心に余裕を持つ方法」を紹介します。
目次
▼心に余裕がない自分を認める
心に余裕がなくなってくると「追い詰められている自分」を隠したり、周りの人に心配されたくないタイプの人が多いので、限界を超えてまで頑張ろうとします。
でも、これでは心の余裕が失われる一方なので、肉体的にも精神的にも疲れる結果となりがちです。
私たちが「精神的に疲れた」と感じた時、心は思っている以上に疲れています。精神的な疲れを感じたら、心に余裕がない自分を認め、まずはゆっくりと休みましょう。
▼考え方の違いを受け入れる
心に余裕がない時は「自分の考えや価値観に固執する」ことが多く、自分の考えが絶対的に正しいと思い込み、他の意見を認められなくなりがちです。
でも、正解は常にひとつではありません。さまざまなルートで目的地にたどり着けるように、目的を達するための方法はいくつもあります。人の数と同じだけの価値観や考え方があり、そのすべてが間違いではないんです。
「自分が正しい」という考えを手放し、相手の価値観や考え方、意見をいったん受け入れてみましょう。それは、あなたの価値観や考え方とずいぶん異なるかもしれませんが、相手にとっての「正解」があなたにとっての正解である必要はないのです。
相手の価値観や考え方を認めることで、いちいち「それは違うんじゃないかな?」と、気にならなくなり、生きることが今より精神的に楽になるので、心に余裕も出てきますよ。
▼無理をして「いい人」にならない
いつも焦りや不安を抱えていたり、精神的に追い詰められやすかったりすると、自分の気持ちを抑えて、相手の顔色をうかがって「いい人」を演じがちですよね。
過去に深く傷ついた経験があればあるほど「いい人」を演じやすく、本当の自分を抑えたり、隠したりしながら日常を過ごしているということ。でもそれは、自分を守るための術であると同時に、窮屈な生き方でもあるので、生きることに息苦しさを感じるようになり、心の余裕が失われていきます。
ひとつの無理もすることなく「いい人」を演じているのであれば、大きな問題はないかもしれませんが、演じる自分に疲れを感じている場合は、無理をして「いい人」になるのをやめましょう。
人のためになることをするのは良いことですが、それが原因で精神的に疲れていたら元も子もありません。ドッと疲れが出るということは「自分がしたい生き方」と「実際の生き方」が大きくズレているということです。
「いい人」になることをやめると、少しずつ生きることに対する息苦しさが消えるので、心に余裕を取り戻せますよ。
▼自分に優しくする
私たちは、物事が思ったとおりにいかないと、人と比べて嘆いたり「どうせ私なんか」と自分を蔑んだりしがちです。でも、嘆いたり、自分を蔑んだりする心は、ネガティブな感情を作り出すので、自分を追い詰めます。
すると、抱えなくてもいい余計な感情を抱えていくので、少しずつ心の余裕を失っていきがちです。
人と比べて嘆いたり、自分を蔑んだりすることは、自分で自分を傷つけているのと同じこと。これらが習慣化している人は、意識して人と比較したり、自分を蔑んだりすることをやめ、小さなことでも良いので、自分にご褒美をあげたり、優しい言葉をかけたりなど、自分に優しくしましょう。
大切なことは、自分が持っているものをどう活かすか、自分がいま置かれている環境でどう生きるかだということを忘れずにいたいですね。
▼深呼吸をする
心に余裕がない人ほど、呼吸が浅い傾向があります。これは、交感神経が優位に働いている状態なので、感情が昂ぶりやすいんです。心に余裕を持たせるためには、思考を一旦リセットすることがポイント!深呼吸を繰り返して、自律神経のバランスを整えましょう。
心が落ち着く深呼吸をする方法
・意識を呼吸に向ける
・深くゆっくりと鼻から息を吸う
・口から細く長くゆっくりと息を吐く
呼吸に意識を向け、深くゆっくりと鼻から息を吸い、口から細く長くゆっくりと息を吐く動作を繰り返していると、リラックスを司る副交感神経が優位に働き、気分が落ち着いてきますよ。
▼時間的な余裕を持つ
時間的に余裕がないときは、たいてい心の余裕も失っているものです。遅刻しそうになることで余裕がなくなる人は、いつもより早く家を出る、やることがたくさんありすぎて余裕がない場合は、リストアップして優先順位をつけるなどして、時間的な余裕を作りましょう。
期限つきの目標を立てている場合も要注意!期限があれば目標を達成しやすくなりますが、この締め切りが迫ってきて焦りにつながると、心の余裕を失いがちです。
期限が近づくことで焦ってイライラしてしまう人は、目標の期限に余裕を持たせましょう。
▼身体の疲れを感じたら休む
私たちの心と身体には密接な関係があるので、身体が疲れていると、それに引きずられるように心も沈みがちになります。
心の余裕を保つためには、体を疲れさせ過ぎないことも大切です。体の疲れを感じたら、無理をせずゆっくり休む時間を作りましょう。何かと忙しく過ごしていると、休んでいる時間がもったいないと思いがちですが、長期的に見ると、休んだ方がうまくいくものです。
また、体力がなくなると、心の余裕まで失われていくので、日頃から運動して体力をアップさせるのもオススメ!体を動かすと、血流が良くなり、頭がスッキリするので、心にも余裕が生まれます。無理のない範囲で、毎日の生活の中に運動を取り入れたいですね。
▼無駄遣いを減らしてお金に余裕を持つ
現代では、お金と生活は切っても切り離せません。だからこそ、お金に余裕がなくなると、心の余裕も失いがちです。特に、借金に追われていると、正常な判断ができなくなるほど、心の余裕がなくなることもあるので、お金のことでイライラしがちな人は、お金にも余裕を持つことが大切です。
毎月ギリギリの生活をしていても心に余裕がある人はたくさんいます。それは、お金のかからない生活や節約生活を楽しんでいるから。闇雲に節約をしていては、それがストレスになってしまうもの。食材をどこまで使い切れるかにチャレンジしたり、小銭貯金をしたりなど、無駄遣いを減らし、無理のない範囲でできる節約を楽しみましょう。
コツは、節約していても自由に使えるお金を用意しておくこと。ストレスもかからず、お金にも心にも余裕が持てるようになりますよ。
▼部屋の掃除をする
昔から部屋の状態は「心の状態を映す鏡」といわれるほど、部屋と心には密接な関係があるといわれています。
実際に、部屋などの身の周りが散らかっていると、心まで乱雑になり、心に余裕がないときほど、部屋の中がゴチャゴチャしているものです。
心に余裕がないと感じたら、まずは部屋を掃除しましょう。部屋や身の周りが整理整頓されると、気持ちが良いだけでなく、頭の中もスッキリしてくるので、心にも余裕が生まれます。
心の余裕は考え方1つで生まれる
私たちは、不都合なことがあるとつい「誰か」や「何か」「環境のせい」にしがちですが、どんな環境に陥り、どんな逆境に立っていても、目に見えない何者かがあなたの心から余裕を奪っているのではありません。
あなたの心から余裕を奪っているのは、あなた自身の焦りの気持ちなんです。これは言い換えれば、考え方を変えたり、意識したりすれば、心の余裕を取り戻せるということですよね。
日頃から、環境のせいにしがちな人は、すべてのものに「感謝」する気持ちを持つよう心がけてみてください。
まずは、買い物をしたときは、レジの店員さんに「ありがとう」、外食したときは、お会計や料理を運んでくれる店員さんに「ありがとう」とできれば笑顔で伝えてみましょう。相手の態度が変わるので、見ている自分もなんとなく嬉しい気分になり、気づくと心に余裕が生まれていますよ。
慣れてきたら、少しずつ感謝を向ける対象を広げていきましょう。心に余裕が生まれるだけでなく、満たされた気持ちになっていくので、幸せを感じることが増え、驚くほど生きやすくなりますよ。