牛乳の賞味期限が切れたとき・活用テクニック7選
牛乳が美味しく飲める期限が切れたら捨てるのではなく、お掃除や美容に再活用!牛乳でフローリングやシルバーを磨いたり、ミルク風呂で肌の汚れを優しく落としたりと、飲む以外にも様々な使い道があります。
賞味期限が切れた牛乳の活用術
どの家庭でも冷蔵庫に入っていることが多いものといえば…牛乳ですよね。「脂質やカルシウム、タンパク質に炭水化物やミネラル、ビタミン」などたくさんの栄養素をバランスよく含んだ牛乳は、私たちの健康や美容に欠かせないものですよね。
活用の仕方も幅広く、そのまま飲むのはもちろんのことカフェオレにしたり野菜や果物と一緒にジューサーにかけたり、パンケーキやホワイトソースを作ったりと毎日の食卓にのぼる機会もたくさんありますよね♪
身近な食品である牛乳ですが、きちんと賞味期限内に飲みきっていますか?中には飲みきれずに期限切れの牛乳が中に眠っていることも多いのではないでしょうか?
なんとなく思い切って飲むのは気が引けるし、多く残っていると捨てるのも抵抗がありますよねそんなときでも大丈夫!飲食以外にもたくさん便利な活用法があるのです!賞味期限が切れた牛乳を活用する7つの方法を紹介します!
ナチュラルクリーニングに使う
従来の掃除用品は化学物質を使ったものが多くありました。それに対して、身近なものや自然由来の成分や物質で掃除をすることが「ナチュラルクリーニング」です!もちろん余った牛乳を掃除に活用することができますよ。
1.フローリングを掃除する
フローリングの床は、毎日掃除機をかけていても段々とツヤがなくなってきますよね。その原因は「掃除機だけでは取り除けないホコリがたまっている」のと、元々あった「コーティング剤が剥げた」ことです。
ウェットタイプのシートモップでフローリングをふけば細かいホコリも取り除くことができますが、ツヤを取り戻すにはワックスが必要です!でも、ワックスをかけるのは面倒…という人には、賞味期限切れの牛乳の出番です。
牛乳と水の分量は?
バケツ1杯の水に牛乳100cc程度!
水と牛乳を混ぜたものに雑巾を浸して床を拭いてください。大変だなと思うときは、スプレーボトルに詰めて床に吹きかけながらシートタイプのモップで伸ばしてもOK!最後に乾拭きをして完成です。
市販のワックスほどの輝きは出ませんが、自然のコーティング作用が期待できてペットや小さい子どもがいる家庭でも安心して使えるのが最大のメリットです。
2.観葉植物のホコリを拭きとる
特に都心だと緑を目にする機会も少なく、室内に観葉植物を置いてグリーンを楽しんでいる人も多いと思います。でも、植物たちのケアはしていますか?
よく見ると床と同じように観葉植物にもホコリが積もっているのが見えると思います。そして、見た目の美しさとは裏腹に悩まさせるのが植物にわいてくる小さな虫たちに悩まされることってありますよね。
牛乳で植物をケアしてあげると?
ツヤ出しと虫よけの効果がある!
柔らかいティッシュペーパーかコットンに古くなった牛乳を含ませて、葉の表面を拭き取ってください。ホコリが取り除かれると同時に牛乳の脂肪分で植物が買ったときのように葉にツヤが出てきますよ。特にゴムの木のように厚く大きな葉には効果があります♪
また、アブラムシなどの虫が葉や茎についていたら、牛乳を薄めずにスプレーボトルに入れて吹き付けてください。虫の体全体が牛乳に覆われるようにまんべんなく多めに散布するのがポイント!
牛乳の膜に包みこまれた虫は、牛乳が乾くと膜が縮み窒息するのです。牛乳が早く乾くように晴れた日の朝に行なうのが効果的ですまた、夕方には乾いた牛乳を水で洗い流すのも忘れずにしてくださいね。
3.シルバーアクセサリーを磨く
シルバーアクセサリーのケアはどのように行なっていますか?頻繁に磨かないとくすんできたり輝きが失われていきますし、マメにお手入れするのが大変ですよね。シルバークリーナーをわざわざ購入するのも何だか気が進まない…そんなときは牛乳の出番です!
シルバーアクセサリーの磨き方!
- アクセサリーが入る容器を用意する
- 容器にアイテムを入れて、上までつかるように牛乳を注ぐ
- そのまま2時間程度おく
- 翌朝柔らかい布で磨く
牛乳に浸されたシルバーを柔らかい布で拭き取ってみれば不思議と汚れが落ちて輝きが蘇るのです!細工の細かいところはクロスで磨くのも大変ですが、牛乳ならばしっかりとつかるので汚れもカンタンに落とすことができますよ♪
また、クロスで磨く手間も省けるので摩擦も防げます!牛乳でシルバーがピカピカになるメカニズムは乳タンパク質が汚れを吸着してくれるから。ですが「本当に牛乳に浸していいか心配」という方は無理をせずにあくまで自己責任で行なうようにしてくださいね。
スキンケアアイテムとして使う
牛乳には、酵素をはじめとして、タンパク質、ビタミンと栄養素が豊富に含まれています。これらは美肌をキープするために必要なもの。牛乳ケアを身体の内側と外側からして、潤う肌をキープしてくださいね。牛乳アレルギーがなかったら早速トライです!
1.洗顔につかう
毎日の洗顔には何を使っていますか?洗顔クリームや固形石けん、お湯だけと肌質によって様々だと思います。特にニキビなどの肌の悩みを抱える人は、洗顔アイテムに気を使いますよね。お肌の刺激を最小限におさえて、汚れを取り除く洗顔として「牛乳洗顔」はいかがですか?
牛乳に含まれる酵素が肌の汚れや角質をマイルドに落とし、ビタミンAが新陳代謝をよくして、ビタミンBが皮脂を分解してニキビを予防する効果があります。顔の洗いすぎによる乾燥や、汗や皮脂などが肌に残ることによって起こる肌トラブルも防いでくれるのです。
牛乳洗顔の方法!
- 洗面器などにぬるま湯と牛乳を半々にいれる
- パシャパシャ顔にかけたあと、ぬるま湯で洗い流す
マイルドに汚れが落とされた肌に牛乳の栄養素が沁み込んで、洗顔後の肌は白く透明感のあるモチ肌に仕上がります。肌質が次第に改善されていくのも楽しみですね。
2.入浴剤として使う
洗顔に続いて、全身を牛乳でケアした人におススメなのが、「ミルク風呂」です。
ミルク風呂の割合は?
浴槽のお湯(少なめ)+牛乳500ml~1000ml
お肌が敏感になっているときは、お風呂のお湯に刺激を感じることも多いと思います。そんなときは、お風呂のお湯に牛乳を足してみましょう。肌あたりがマイルドになって肌への刺激が弱まります。
もちろん牛乳に含まれる、タンパク質、乳脂肪、カルシウム、ビタミンなどお肌に良いものばかりなので、美肌効果が期待されます。また、お湯にのんびりつかることで、リラックス効果も産まれるので、安眠作用もありますよ。
ただ一つの注意点は、ミルクに風呂に入ったあとのお掃除。そのままにしておくと、牛乳が浴槽にはりついたまま乾いてしまうので、汚れの原因となります。ミルク風呂に入ったとは、シャワーで浴槽をキレイに掃除しておきましょう。
3.フェイスパックをする
きゅうりパック、小麦粉パック、卵パックなど、食べ物を使った手作りパックをする人も少なくないと思いますが、牛乳でも作れます!
手作りパックの最大のメリットは「家にある食材を使うことで手軽にできること」口に入れられる安全な食材を使うので「肌に負担をかけないこと」です。
自分の肌の状態に応じて食材などを組み合わせてオリジナルレシピを作ってみましょう。
牛乳パック初級編!
大判のコットンに牛乳を浸して、4つに分けて使う!
牛乳のビタミン、カルシウム、ミネラルが、お肌に届くので、乾燥しがちな部分もしっとりうるおいます。コットンの上からラップで覆い、ホットタオルをあてればスチーム効果も期待できます。
ラップを使うときは、鼻と口の部分をしっかり開けて息がしやすいようにしてくださいね。
牛乳パック上級編!
- 牛乳+小麦粉
- 牛乳+クレイ
毛穴の汚れが気になるようであれば、牛乳に小麦粉やクレイを加えてみて。器に小麦粉やクレイを大さじ2はい程度入れたら、少しずつ牛乳を加えて練っていきましょう。ペースト状になったら完成です。
小麦粉は毛穴に詰まった汚れを取り肌を弱酸性に保つので、バリア機能が高まります。クレイも小麦粉と同じように、汚れを吸着する働きがあります。
肌に残った古い角質や皮脂を優しく取り除いて、ターンオーバーを促しましょう。1回でやめずに継続することが大切です。
いくら安全な食材と言ってもアレルギーやかぶれが起こる可能性もあります。パックを顔にのせる前に、パッチテストを必ず行うようにしてくださいね。違和感を覚えたらすぐに中止するよう心掛けてください。また、手作りパックには保存料が入っていないので1回で全て使いきるようにしてください。
飲みきれなかった牛乳で家も自分もキレイに!
格安セールのときについ多めに牛乳を買って消費しきれないまま賞味期限が切れることってあるかと思います。
そこで捨ててはもったいない!まだまだ掃除や美容に出番があるのです!もともと飲み物として売っているものなので成分も良好!安心して使えますよね♪
生活での活用法!
フローリングのツヤ出し
観葉植物のホコリ取り
ゴキブリ退治に使う
シルバーアクセサリーを磨く
美容での活用法!
洗顔をする
入浴剤として使う
フェイスパックをする
牛乳を使ってのハウスクリーニングやセルフケアは身体に悪い影響を与えにくいので、ペットや小さいお子さんがいても気軽に使えるのが良いところ。
身の周りの美しさには常に気を配っていても、余った食べものを捨ててしまうような女性にはガッカリしちゃいますよね。牛乳を賞味期限期間内に飲み切りたいのに、どうしても忙しかったりして残ってしまうときもあります。そんなときも捨てないで身近なことに有効活用してみてくださいね。