倦怠期の乗り越え方・じっくり冷静に時を逃さずに!
関係がマンネリ化するとケンカが増えたり、一緒にいてもつまらなくて不幸な人生を歩んでいるように感じます。でも、誰と付き合ったって結婚したって避けられないのが倦怠期。乗り越える方法を紹介します。
パートナーとの倦怠期の乗り越え方
付き合い始めた頃は、相手のことを考えるだけでときめきを感じますが、いくら素敵な彼氏(夫)や彼女(妻)でも、時間が経てば恋のドキドキ感は薄れ、一緒にいることが当たり前になって「マンネリ時期」に突入します。
恋人気分を味わいたいのに友達のような感覚になってしまったり、空気のような存在になってしまったり…、マンネリ状態の症状は様々ですが、倦怠期が深刻化すると、相手の欠点ばかりが目につき些細なことでイライラし、顔を見れば溜息が出て、声を聴いたり少し触れただけで鳥肌がたち、会話をするのもウンザリするほど嫌悪感を抱き、仕舞いには相手に関心が無くなり、別れや離婚に至ることも珍しくありません。
また、相手があってのことなので「そのうち気持ちが復活するだろう」と呑気に構えているうちに、どんどん二人の間の溝が深まってしまうことが男女の怖いところ…。
せっかく喜びも悲しみも分かち合いながら2人で築いてきた関係を、世の中の多くのカップルや夫婦が経験するマンネリ如きで終わらせるのはもったいない! 今回は「倦怠期を乗り越える方法」を紹介します。
まずは「相手の様子」を見る
マンネリを感じる時期は2人同時に訪れるとは限らず、女性側がマンネリを感じていても、男性側の愛情に変化はなく「関係は良好で順調だ」と思っていることもあります。
だから、一方が付き合った頃の感情を取り戻そうとしてドタバタ動くと空回りに終わることも少なくないので、焦らず慎重に行動しましょう。
気分がモヤモヤしているときにパートナーから思いがけないサプライズを受けて、一気にテンションが上がるなんて展開はよくあることです。
倦怠期を乗り越える方法
倦怠期を意識せずに過ごす
まずは、時の流れに身を任せて待ってみることも大切です。
会わない期間をつくる
理由は思いつかないのに一緒にいると鬱陶しくて堪らなくなることが増えたら、少し距離をとってみることも大事です。負の感情を抱いたまま傍にいると相手の行動や言葉に敏感になって感情が爆発しやすくなるので、些細なことからケンカが始まり別れの危機を迎えやすくなります。
失ってはじめて大切なことに気づくのは珍しいことではありません。
結婚して子供がいたり、実家が遠くて物理的に離れることができない状況の人には難しい方法ですが、別居している恋人同士ならば、1週間~1ヶ月くらい会わない「冷却期間」を設けて、お互いの存在を確認しあいましょう。
その際、突然、「一ヶ月、会わないから」と一方的に宣言して、そのまま音信不通になるやり方はルール違反です。余計な心配をかけないように、理由を告げて話し合ってから実行に移してください。
ストレス解消を心掛ける
パートナーと上手くいっていない、または、もどかしい感情を抱える日々にストレスを感じ、「楽しくない…」「つまらない…」という負の感情を表面に出していませんか?
「飽きた」「夫や彼氏が嫌で堪らない」「一緒に居ると息が詰まる」など、どうしようもない感情に囚われてしまう倦怠期に突入しているのですから、ニコニコ笑顔で接するのは大変なことです。
しかし、人の感情は相手にも移ってしまうので、「不平不満や文句があるならハッキリ言ってよ」と何気ない表情を「ケンカを売っている」と捉えられ、本当に喧嘩に発展することがあります。
倦怠期を乗り越える方法
・友達と思いっきり語り合う
・カラオケやスポーツで発散する
上手にストレスを解消できるようになると、旦那(奥さん)や彼氏(彼女)に不機嫌な態度をとったり、八つ当たりしたりする危険要因が減るので、冷静に倦怠期を乗り越えていくことが可能になります。
共通の趣味をつくってみる
付き合いはじめの頃は、お互いの趣味や好みを知りたくて話をしたり、相手のことに少しでも詳しくなろうと慣れないことを始めてみたりするものですが、一緒にいる時間が長くなると離れたくなってくるものです。
しかし、マンネリを感じた時期だからこそ、お互いに知識がまったく無い、ゼロからスタートできる共通の趣味を作ってみることをオススメします。
倦怠期を乗り越える方法
・甘いもの好きなら、地元のカフェ巡り
・2人でランニングをして健康も一緒にゲット
同じことの繰り返しでは「飽き」が訪れやすくなります。2人で同じ新しい趣味を持つことで共通の話題ができ、マンネリで減っていた会話量も増えたり、同じ目標に向かって同じことに取り組むうちに連帯感も生まれます。
ゴルフ、テニス、登山やマラソン、陶芸や絵画などはもちろん、スイーツ店巡りや新作映画を映画館に足を運んで鑑賞するなど、2人で始められる趣味はいっぱいあります。
未知の体験をしてみる
同じ趣味をつくることにも共通する「倦怠期を乗り越える方法」です。今までとは違った行動をとってみることが、マンネリ化してきた2人に新しい刺激を与えます。
倦怠期を乗り越える方法
・行ったことがない場所に出かける
・やったことがないものに挑戦する
また、2人で会う時間を減らし、それぞれの時間を優先することで、お互いの良さを改めて見直すことができます。今まで2人にとって当たり前だったことを、ひとまずリセットすることで新しい関係が始まり、どうしようもないマンネリ状態から抜け出せます。
頑張って自分磨きをする
付き合い始めの頃はデートに着ていく服に迷って遅刻しそうになったり、新作コスメでお化粧したのにダメ出しされてヘコんだりと、ファッションやメイクも「彼に好かれるため・彼に愛されるため」に悩みながらも自分磨きに励むものです。
月日が過ぎてラフな服装でも平気で会えるようになったとき、2人の関係が一歩進んで違う形の愛になったことを実感できたりするものです。
しかし、ナチュラルメイクとスッピンが違うように「素のままの自分」でいることへのこだわりや慣れから、気(手)を抜くことが日常化すると残念ながらマンネリは避けられせん。
倦怠期を乗り越える方法
最低限の身だしなみを心掛けて過ごす
彼氏や夫が見た目について何も指摘をしないからといって「何も感じていない」とは限りません。もちろん、ありのままのパートナーを認めている証でもありますが、中には「もう何を言っても無駄だから…」と諦めているケースも多々あります。
ヘアスタイルを整えたり、新しいファッションに挑戦したり、休日でもメイクをして過ごすなど、これまで怠ってきた自分磨きを再開して、見た目を変えて気分を一新させることもマンネリ期を乗り越える有効な手段。
伝えていない気持ちを伝える
素直な想いを伝えるのは照れくさいものですが、恋人関係や結婚生活の倦怠期を乗り切るために「恥ずかしさ」や「プライド」は捨てましょう。
「好き」「愛している」など恋愛感情を示す言葉だけではなく、「ごめんなさい」「ありがとう」も、素直な気持ちに含まれます。
恋人同士や夫婦に限ったことではなく、親と子、兄弟姉妹の仲であっても、喧嘩して「悪かった」と思っていても、意地を張ったまま間違いを認めて謝れなかったこと、嘘をついたまま正直になれなかったこと、辛い時に励まして支えてくれたり、一緒に問題を解決しようと真剣に考えてくれたことへの感謝の想いなど、当たり前の日常の中では距離が近い相手への甘えが生まれ、伝えそびれてしまっていることがあるものです。
素直な思いを伝えるタイミングを掴むのは難しく、「いつか伝えたい」と流れに任せていては「大事な時」を逃してしまい、そのうち相手の心も離れていき、気づいたときには大事なものを失い、手遅れになります。その前に、「伝える」という意思をもって勇気を出して伝えることが大切です。
前向きに考えと行動で乗り越える
恋愛のマンネリ化は2人の関係が安定期に入っているだけで、決して愛情が薄れてしまったわけではありません。どうしてもマンネリ化した関係が辛いと感じるのなら、一人で悶々と考え込むのではなく、正直にパートナーへ打ち明けてみることも閉ざされた扉を開くきっかけになります。
口に出したり、耳にすると幸せになれる「嬉しい」「楽しい」「幸せ」という想いを言葉に出して伝えることも倦怠期を乗り越えるポイントです。
工夫しながらマンネリ期を脱出して、今まで以上に絆が強く結ばれますように