男性が嫌がる褒め言葉
「いいな」と感じたときに心で思っているだけじゃなく、言葉に出して褒めることは円滑なコミュニケーションのひとつであり、「悪口や文句しか言わない人」と比べると、相手の長所を見つけて褒めて気分を良くする言葉をかけている人のほうが、断然、好感度も高くなります。
しかし、本心から褒めたとしても、「褒めているんだろうけど、ちょっと嫌な気分になるな…」「もしかしたら嫌味なのかな?」と相手に感じさせてしまったり、返す言葉に困ったり周囲のリアクションを気にする男性も少なくないので、人前で褒めるときは相手が反応しやすい雰囲気づくりや言葉選びを心がけたいものです。
今回は、「嫌がられる褒め言葉」を集めました。男性を褒めるときに気を付けたいポイントも参考に
「今までたくさん彼女いたでしょ?」
言動や見た目がモテそうな男性に褒めるつもりで言ってしまいがちな「断定する言い方」ですが、モテるからといって、多くの女性と付き合っているわけではありません。
モテモテでも一途で誠実なタイプの男性にとって、「モテる→女性遍歴が多い」という固定観念からの褒め言葉はときに周囲の誤解を招いて、本命女性との間にトラブルが生じることもあるので人前では安易に口にしないのが賢明です。
「痩せていて細いですね」
スタイルが良いと色んなタイプの服を着こなせるので憧れますが、羨ましさからつい口を突いて出た「痩せていますね」「細いですね」という言葉で、相手を傷つけてしまうことがあります。
特に褒める前に一呼吸おいて、本当に言って良いものなのか配慮したいのが「痩せ体型の男性」が相手のときです。
なぜなら「太りたくて食べるのに太れない」「トレーニングしても腕や脚の筋肉が太くならない」など体質的にどうしようもない悩みがあり、本当はガッチリ体型に憧れていて痩せている体にコンプレックスを抱いている男の人もいるからです。
会話のなかで、スラッとした体型を「意識的に維持」しているのか、もともとの「体質」なのかを見極めてから発言することをオススメします。
嫌がられる恐れがあるタイプの男性
・瘦せ型の男
「イケメンですね」
誰もが認める素敵なカッコいい男性を目の前にしたとき、つい「イケメンですね」と口走ってしまうこともありますが、常に「顔」に注目が集まり、「顔」で性格やライフスタイルを判断されることにコンプレックスを抱え、「また褒められるのは顔のことだけか…」とガッカリする正真正銘のイケメン男性もいるで、「顔」以外の褒めポイントを探しましょう。
外見を褒められて気を悪くする人はいませんが、本心じゃないのに、「イケメンですね」と褒めてみても、相手の心には響きません。伝え方やシチュエーションに配慮しましょう。
「女友達みたいで安心する」
ここ数年、女子会に違和感なく参加できる「女子会男子」も増えてきましたが、その延長線上で「T君って、女性と感覚が同じだから(似ている)安心できる」と褒めるのは、男性として意識していない(しない)と言われているようで良い気分じゃないという意見もあるので注意が必要です。
女性の輪の中に馴染める男の人のなかには「文句を言わずに耐えられる、我慢強い性格の男性」もいるので、その心の広さに気づいてあげましょう。彼は女子会の中で悪口を言ったり、否定や反論することなく「大変だね…。うん、うん、そうだね…」と女性たちのサンドバッグ役を担ってくれてはいませんか?
「同じだね」というよりも、「いつも私たちの話に付き合ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えたほうが喜ばれるケースもあるので、彼の様子を観察してみて下さいね。
「初々しいね」
自分より歳下の男性に言いがちな褒め言葉のひとつですが、「子供扱いされているようで嫌だ」という意見多数。さらに、職場や友人も同席している場など、人前では絶対に言われたくない男のプライドを傷つける言葉のひとつ。
下に見られているような気分になり不快感を覚えることがあるので、まったく悪気はなくても、大人の男性に「初々しい」の一言はNG!
嫌がられる恐れがあるタイプの男性
・年下の男性
「かわいい」
いい笑顔で人懐っこくて、誰とでも仲良くなれる性格だったり、自分より身長が低い男の人に言ってしまいがちな「カワイイ」という褒め言葉。
無邪気で母性本能をくすぐるタイプの男性であっても、「プライドが傷つく」「男らしさを否定されたような気がする」「頼りないのかな?」と「可愛い」の一言が胸に刺さって嫌がられることもあるので、むやみやたらに「かわいい」を連発するのは控えましょう。
「恋人に言われるのなら許せる」という意見もありますが、同年代や年下女性かに言われると舐められているように感じる傾向があります。
嫌がられる恐れがあるタイプの男性
・童顔の男性
・身長が低めの男性
「若いですね」
「老けて見られるより若く見られたほうが絶対にいい」という自分なりの感性を当てはめて、若く(幼く)見える童顔の男性を褒めているつもりでも、背伸びしたい年頃の10代や20代男性にとっては「子どもっぽい」とマイナスに受け止めてしまうことがあります。
しかし、「若く見られたい」という気持ちが強くなってくる30代、40代、50代など年齢を重ねた男性には、「若いですね」は最高の褒め言葉として喜ばれるようになってきます。「若いですね」は不思議なワードなのです。
嫌がられる恐れがあるタイプの男性
・童顔タイプ
隠された悩みに配慮して言葉を選ぶ
「こんなこと言ったら駄目かな…」と過敏になり過ぎて思ったことを何も伝えないままでは心の距離を近づけるチャンスを逃すことがあります。しかし、自分は「素敵だな」と思っている部分が、相手にとっては「触れられたくないコンプレックス」という可能性もあるので、言葉を発する前に相手への配慮も忘れずに