あごや顔をたるませる!やってはいけない4つの悪習慣
女性にとっての悩みのひとつに、顔のたるみや二重あごがあります。加齢とともに筋肉が衰えたり、体重が増加するにつれて、徐々に顔の筋肉や脂肪が下がってきて、ブルドッグのように頬の肉が垂れてきたり、あごの下に脂肪がたまりやすくなるのです。
ところが、年齢がまだ若くて、ほっそりとした体つきの女性の中でも、なぜか頬のたるみや二重あごが改善されないケースがあります。
もし、一見たるみや二重あごとは無縁の女性がブルドッグ顔で悩んでいるのなら、それは、
気づかないうちに「たるみ」を促進させるような、悪い生活習慣を送っているのが原因かもしれません。
1.デスクワークの際の姿勢が悪い
普段からデスクワークが多い人は、パソコンを見つめたり、机の上で書類の整理をしたり、1日に何時間も同じ姿勢をしていることが多いはず。実は、あまり普段は意識していない姿勢のせいで、たるみやしわなどが促進されているかもしれないのです。
パソコンに向かって集中していると、背中が丸くなって猫背の姿勢になってしまいがち。ヒトは頭が重いことから、猫背になるとそれを支えようとして、自然とあごを突き出したような姿勢になってしまいます。
顔のたるみや二重あごの原因となる習慣とは?
猫背の姿勢を続けることで、長時間あごの下が伸びた状態になってしまう。
そうすると、首の後ろ側の筋肉が縮まった状態が長時間続くため、あごから首の前にかけての皮膚が下の方向に張られることで、徐々に頬やほほやあごがたるんでしまうのです。
2.柔らかいものばかり食べている
昔の日本人の食事といえば、玄米や豆類、イモ類などの、よく噛まなければ飲み込むことができない硬い食材が多かったため、あごの筋肉が発達している人がほとんどでした。
それに対して現代では、白米やパン、パスタなど、柔らかいメニューが多いことから、食べ物をしっかりと噛むという習慣が昔に比べて少なくなっていることから、あごの筋肉を使う機会が少なくなっているのです。
顔のたるみや二重あごの原因となる習慣とは?
柔らかい食べ物ばかり食べていると、あごの筋力が落ちてしまう。
そのため、あごのたるみが気になるのなら、普段から歯ごたえのある食材を食べることをおすすめします。セロリやブロッコリーのような食物繊維が多い野菜や、キノコや海藻、ブロック肉のように弾力がある食材で、自然に噛む回数を増やすことを心がけましょう。
3.間違ったフェイスラインのマッサージ
顔のたるみや二重あごが気になって、マッサージをして筋肉に刺激を与えてハリを出そう努力している女性は多いはず。ただし、そのやり方が間違っていると、逆にたるみの原因となる恐れがいるのでご注意下さい。
ゴムの何度も引っ張っていると伸びてしまうように、顔の筋肉を覆っている皮膚を引っ張ったり伸ばしたりするなど、過度の刺激を与え続けると、皮膚は伸びきったゴムのようにたるんでしまうのです。
顔のたるみや二重あごの原因となる習慣とは?
間違ったマッサージを続けると、皮膚の弾力がなくなってしまう。
お顔のマッサージは血行や新陳代謝が促進されて、良い効果が得られる反面、無理をしすぎると組織の破壊につながります。そのため、強い力をかけすぎたり、長時間続けることは避けるなどして、大切な肌の弾力を壊さないよう注意する必要があります。
4.鼻ではなく口で呼吸をしている
あなたは普段、おもに鼻と口のどちらで呼吸することが多いですか?鼻呼吸は、鼻の入り口部分に自然のフィルターのおかげで、口呼吸に比べて、空気中の埃や細菌を体内に取り込まれにくいため、ウィルス感染が少なく健康的だといわれています。
口呼吸には健康以外にも、主に2つのデメリットがあります。1つ目は、見た目の美しさの問題です。口呼吸の人は常に口がぽかんと開いている状態なので、あごが正常に発育しないため歯並びが悪くなったり、骨格のズレなどにつながるのです。
そして、2つ目があごを支える筋肉の衰えです。口を閉じる筋肉が使われないため筋力が落ちることから、あごだけでなく目元から頬、口角にかけて、全体的に垂れ下がって、ほうれい線や頬のたるみ、二重あごの原因となるのです。
顔のたるみや二重あごの原因となる習慣とは?
口呼吸を続けていると、口を閉じるための筋肉が衰えてしまう。
最近は、口呼吸を防止するためのさまざまなグッズが発売されていることから、お口周りの筋肉を鍛えることで、すっきりとしたフェイスラインにつながります。
日頃から生活習慣をチェック
気付かないうちに、たるみや二重あごの原因となるような悪習慣が身についていませんでしたか?顔のたるみや二重あごは、ここで紹介した姿勢や呼吸、美容法、食生活のように、日常のちょっとしたことを注意するかどうかによって、防ぐことも悪化させることもできるのです。
日常的なしぐさを意識することが、たるみや二重あごの改善につながります。まずは自分の生活習慣をチェックしてみませんか?