こたつに寝るのちょっとタンマ!5つの健康リスクが待っている!
こたつで寝ることで、実際に風邪をひいた経験がある方も多いでしょう。しかし「こたつ寝」は風邪だけでなく万病の元!こたつで寝ることの危険性を知って、上手に付き合ってくださいね♪
こたつで寝るのは危険!さまざまな問題を引き起こす体への悪影響
冬の寒い日ほど、こたつのありがたみを実感できる瞬間ってないですよね。
その心地よさのあまりに、つい「コタツで寝てしまった」という経験がある方も多いと思います。
昔から「コタツで寝ると風邪を引く」と言われていますが、実は風邪だけではなく命にかかわることもある怖い病気につながるリスクが高まる可能性があります。
いつも美容や健康に気をつけて生活をしているのに、布団で寝なかっただけで調子を悪くしてしまうなんてもったいないですよね。
そこで、こたつ寝の”危険性や健康リスク”について紹介します。
体内の水分量が減ることで起こる危険
まずは、コタツ寝をすることで起きる「体内の水分量が減る」メカニズムを知ることが重要なポイントです。
こたつの中は、人間の体温よりも高い温度になっていることが多いため、こたつの中に入っている部分はどんどん暑くなっていきます。
すると、身体の体温を調整する器官が働き、熱を逃がそうとするために汗をかくのです。
これが体内の水分量が減ってしまう理由なのですね。
布団ではなく、コタツで寝てしまうと体内の水分量が減ったことに気がつかないため、いつの間にか脱水症状を起こしてしまうことがあります。
この状態が、人体に悪影響をおよぼすこともあるのです。
1.風邪を引く原因!
体内の水分量が減ると、鼻や口の中の粘膜が乾燥します。寝汗をかいた翌朝、起きると口の中がカラッカラに渇いてしまっていることってありますよね?
粘膜が乾燥すると、身体の抵抗力が下がるためウィルスや細菌と戦っても対抗できなくなってしまうことがあります。
また、こたつの中は温かくても、外が寒いと身体が入っている部分と入っていない部分では温度差ができてしまいますね?
身体に温度差があると体温調整のバランスや自律神経も乱れてしまうため、免疫力の低下に繋がることも…。
これらのことから昔から言われているとおり、喉からの風邪を引いてしまうことに繋がってしまうのですね
2.便秘の原因になる!
知らないうちにたくさんの汗をかくことで体内の水分量が減ると、それを補うために小腸や大腸などの水分が吸収されてしまうことがあります。
腸内の水分不足にともなって、便の水分もなくなってしまい、硬くなってしまうのです。
便が出づらくなってしまうだけではなく、うまく出ないことが長期にわたってしまうことがありますので注意してくださいね。
3.脳梗塞・心筋梗塞の引き金に!
自分でも気がつかない間に進んでいる恐ろしい脱水症状…。
この状態が続けば続くほど、血液中の水分も失われてしまい血液の濃度がどんどん高くなるので、ドロドロの血液まっしぐらです
濃い血液は、血管をスムーズに流れてくれないのでつまりやすい状態になっています。
もし、脳で血管の流れがつまってしまったら「脳梗塞」に、心臓でつまってしまったら「心筋梗塞」など、命にかかわる重大な病気を引き起こしてしまう原因にもなってしまう可能性があるのです…。
4.腰痛や肩こりを引き起こす!
こたつで寝たら「腰が痛くなった」「疲れが取れない」などの経験がある方も多いハズ。
布団とは違いせまいため…
十分な寝返りを打つことができない!
同じ姿勢を長く続けることで、腰や肩などの筋肉や関節への負担となってしまいます。
その結果として、腰痛や肩こりになるキッカケを自分で招いているのです
5.低温やけどのキケン!
コタツで寝て起きたときに「熱があたっていた部分がかゆくなった」という経験がある方は、まさにキケンな「低温やけど」の症状かもしれません。
低温やけどとは、皮膚の深い部分がやけどをして、ドス黒く変色してしまう恐ろしい症状です。
弱火でじっくりと中まで火を通したイメージで、同じ箇所に熱が加わり続けることで、症状が悪化してしまい重症化してしまうことがあります。
皮膚の深い部分で起こったやけどは、治療がしにくく完治には数ヶ月かかるケースもありますので注意してくださいね。
使い方を守って
上手にコタツと付き合ってください♪
こたつで寝ることはとても気持ちのいいことですが…、
便秘になりやすい
風邪を引いてしまう
腰痛や肩こりの原因になる
低温やけどになる可能性がある
脳梗塞や心筋梗塞のトリガーになる
これらのキケンから身を守るためには、上手に安全に使うことが大切です。
水分補給と栄養補給を欠かさない
目覚ましやアラームを使って長時間寝ないようにする
タイマー機能を利用して、自動的にOFFになるよう設定する
など、脱水症状になる原因を取りのぞくことが大事です。
みかんや鍋を食べながら、こたつに入ることは心が満たされて幸せになる瞬間のひとつですよね。
その幸せタイムを恐ろしいものにしないためには、キッチリと布団で寝る習慣をつけることが大事です。
『眠くなってきたな~』と感じたら、そのまま寝転がらずにベッドや布団に移動するクセをつけてくださいね。
そのときは、こたつの電源を切ることを忘れないでくださいね。
冬の時期になるとお世話になるコタツと、うまく付き合っていくことで快適ライフを過ごすことができますよ♪