寝付けない悩みを抱える人は多い
健康的な生活リズムをおくるうえで、十分な睡眠時間は大切ですよね。人によって「8時間以上寝ないと調子が悪い」「4時間睡眠でも元気」とバラバラですが『朝起きられない』『疲れが取れない』『なかなか寝付けない』といった、睡眠に関する悩みを抱えている女性は多いハズ。
ムシムシした夏の熱帯夜が連日続いたり、秋冬は寒くて寝付けないこともあり、十分に睡眠がとれないこともしばしばあります。
また、不安なことがあると精神的な緊張から眠られなくなったり、イライラすることがあるとベッドに入った途端に悩み事を思い返して、なかなか入眠できないストレスを感じることもあります
まさに国民病ともいえる睡眠不足になる人は増えていますし、寝付けない日が続くと睡眠の質が低下していきます。
そこで、なかなか寝付けずに日々悩んでいる女性に、寝苦しい熱帯夜も寒くて眠れない冬も安心して熟睡できる快眠方法を紹介します!
1.夏場は室温26℃と湿度50%をキープする
快眠できる理想的な温度は26℃前後、湿度は50%から60%前後。ベッドの中の温度が33℃前後、湿度55%前後と言われています。
この状態を作るには、エアコンや扇風機を利用するのが最も現実的な方法でしょう。
エアコンは28℃でつけっぱなしにする
睡眠の質を上げるのに重要なのは、寝たり起きたりを繰り返さないよう熟睡できる快適な環境を作ること!
夏場は30℃を越えるような熱帯夜が続くことがあり、暑過ぎて眠れない日がありますよね。そういうときはエアコンを使い室温を調整することが大事です。
夏場に熟睡をするポイント
直接身体に風が当たらないようにする
タイマーを使わずつけっぱなしにする
眠るときにタイマーでエアコンが切れる設定にするのも有効な方法ですが、エアコンが切れた途端室温が急激に上がっていき夜中に目覚める結果になる可能性もあります
出来ることなら、目覚める1時間前など目安に夜通し運転する設定にするか、つけっぱなしにすると途中で目覚めることなくぐっすりと眠ることができます
エアコンの風や扇風機を直接身体に当てると涼しくて気持ちいいですよね。しかし、眠りにつくときはNGな行為なんです!
人は眠りにつくと体温が下がっていくため、冷風が直接身体に当たっていると夏風邪の原因になる!
エアコンをつけっぱなしで寝たときに、朝起きるとダルくて疲れが取れないという経験がありませんか?まさにそれは、身体が冷えすぎているために起こる現象なのです。
エアコンならば、風向きを上向きにして風が直接当たらないように設定してくださいね。扇風機ならば壁や天井などに向けて部屋の空気を循環させるような位置に向けるとOKです。
2.冬場は寝る前の環境づくりが勝負!
寒くて寝付けない冬場は、眠ろうとしてもなかなか寝付けずに一苦労しますよね。
そんな冬にぐっすりと熟睡するためには、寝る前の環境づくりが大切です!
冬場にぐっすりと眠るポイント
部屋をあらかじめ暖めておく
湯たんぽなどを使って布団の中を温める
加湿器などを使って部屋を乾燥させない
部屋の温度を暖めておいても、布団の中が冷えていると身体も冷えて眠れないときがあります。そういうときは電気毛布や湯たんぽを使って布団の中を温めておくことをオススメしますよ。
また、暖房器具を使うと空気が乾燥しがちなので加湿器などを使って部屋の湿度を上げることが重要です。加湿器などがない場合は、濡れタオルを干しておくだけでもOKです。
快眠グッズを使う
「夏場はエアコンを止めると、暑くて夜中に目が覚める」という時に便利なのが、冷感グッズの数々。冷感グッズとは電源なしで体温を吸収し、放熱してくれる快眠グッズのことです。
ジェルが入っているタイプや、極細繊維を使用して通気性を上げているタイプが有名ですね
エアコンが切れた後でも体温が上がり過ぎることを防いで、朝までぐっすりと熟睡。夜中に目が覚めて睡眠不足ということがなくなります。
また「冬場は寒くて眠れない」というときのために用意しておきたいのが湯たんぽです。
金属製、ゴム製と様々な種類のアイテムがありますので、手軽に好みの物を選べるのも嬉しいポイントです。
足を温めるだけではなく、カバーをつけて抱きつくとお腹も温めることができますので便通を促したり生理痛を抑える効果も期待できますよ。ですが、熱湯を使うのでヤケドをしないよう十分に気をつけてくださいね。
3.ぬるめのお風呂に30分入る
夏はシャワーで済ませる人も多いでしょうが、快眠の方法としては、お風呂が有効。その効果は、日本睡眠学会からも発表されています。
人は体の奥の体温が下がる時に、眠くなるようにできています。そこで、お風呂に入りわざと体温を上げた後、平熱まで下げる事で自然な睡眠を促します。
人本来の自然な眠りに基づく方法なので、睡眠薬を使って眠るよりも安全です。
方法は、38度~40℃くらいのぬるま湯に30分間。ベッドに入る2時間前に上がり、ゆっくりと体温を下げていきます。
4.眠たくなってからベッドに入る
特に不眠症の人に見られるのが、眠れないのにベッドの中でゴロゴロする行動。
これを繰り返すと、『ベッドに入っても眠れない』という意識が働き、今まで眠かったのに、ベッドに入った瞬間に目が覚めるようになっていきます。
なので、眠たくなったとき以外はベッドの中に入らないように心掛けてくださいね。
また、スマホなどの画面からは「ブルーライト」と呼ばれる強い光が出ているといわれています。
このブルーライトを浴びると、脳が活性化して眠りを妨げることがありますので、出来ることなら眠る2時間前はスマホを見ないことを習慣づけたり、眠るまでゆっくりするときはLED蛍光灯の明るさを最低にしたりと生活習慣を見直すのもオススメです♪
眠る環境を整えれば熟睡できる!
このように、夏場でも冬場でも「寝室の環境」や「眠る前の行動」を見直すだけでもグッスリ眠れるコツがたくさんあります!
夏場はエアコンや扇風機の風を直接身体に当てない
冬場は部屋を暖めておき、湯たんぽを使う
快眠グッズを導入する
眠たくなってからベッドに入る
など、コレを期に生活習慣を改善してグッスリ安眠できる健康な日々を手に入れてくださいね♪