前向きになれる言葉・やってみる進んでみようと思える一言
幾つか心にストックしておきたい「前向きになれる言葉」を体験談と共に紹介します。日常的に言い聞かせることを習慣化させたい言葉や、イザというときに心の励みになる魔法の言葉です!
私が前向きになれる言葉
人生や仕事のことで前へ進みたいけれど、気持ちが後ろ向きになって一歩踏み出せない時や、「失敗するかも…」「自分には無理かも」「やりたくない」「面倒くさい」などとネガティブな感情に支配されてしまった時、ストレスが溜まって気分が落ち込みがちになって自信を失った時などに、ふと心が軽くなり、「よし!やってみるか!」「自分はできる」などと建設的な思考が湧いてきて、前向きになれる言葉を紹介します。
誰かが言ってくれた愛のある言葉のほか、「前向きになれる言葉」を自分に言い聞かせるシチュエーションや、その言葉で前向きな気持ちになれる理由やその後にとった行動などを体験談と共にお届けします。
「誰でも良くあること」
私が仕事で大きなミスをして落ち込んでいた時に、当時の上司から言われた言葉です。私は毎日のように思い詰めて過ごしていたのですが、たった一言で目の前がパッと明るくなり、胸を締めつけもスッと消えていったのを覚えています。今でも感謝しています。(36歳/女性)
「必ず解決できるから一歩ずつ進みなさい」
人生、毎日過ごしている中でいろいろな問題やアクシデントはありますが、自分自身の離婚問題の中で悩んでいる時に「今は辛くても、必ず解決できるから頑張りなさい。一歩ずつ前に進みなさい」と母に言われて前向きになれた言葉です。
「その人、その人に解決できないような問題は起きないよ」と励まされ、少しずつ前を見て進むことができました。(42歳/女性)
「がんばれ…」
約10年前になりますが、結婚を決めて夫と私の2人で住む家に実家から出発しようとした時に母が言ってくれた言葉です。今、思い出しても鮮明に当時の感情や光景が甦ります。
母も玄関で見送ってくれた母の顔を見られずに、ただただ、幼い頃から住んだ我が家から出ていくことに私は戸惑って泣いていました。
お互いに涙をいっぱい流してすすり泣き、母がそっと背中に手をあげて、声を絞り出すように「がんばれ…」と言いながら、ポンと押すのではなく暫く手を置いてくれた温かみのある感覚が記憶に残っています。
母が放った「がんばれ」は、とても小声で放たれた言葉でしたが、私が心細くて堪らないことを分かってくれていたのだと思います、今まで一緒に暮らしていた実家を後にする感情に「いつでも戻っておいで」という気持ちもそこにはあったのかもしれません。
でも、私を強くさせるために「がんばれ」と送り出してくれた言葉は、その後の結婚生活で辛いことがあっても「がんばるぞ」と前向きになって乗り越えられる、強い私をつくってくれました。まだまだ弱い面が多い私でも、実家に帰れば母はいつでも笑顔で迎えてくれること、故郷があることに感謝しています。(36歳/女性)
「君が1番だった」
職場で開催された接客のコンテストで1位を取れず、2位に終わり、悔しく泣いている時に、「俺の目には、どこからどう見ても君の接客が一番だったなぁ」と上司に言ってもらった言葉です。
「そっか…、こんなに嬉しい励ましの言葉を送ってくれる上司の元で働けるのだから、今度こそ1位になってみせる」と気持ちを前向きに切り替えられ、翌年も出場しようと決めました。(32歳/女性)
「思っている以上に、他人は貴方のことを考えていない」
ママ友との人間関係で悩み、親友に相談した際に、「自分が思っている以上に、他人は毎日忙しくてアンタのこと考えている暇なんてないって!」と言われました。
一見すると、相当きつくて、相談したのに突き放しているような返答と言い方ですが、落ち込んだりイラッとしたりするどころか、妙に腑に落ちて気持ちがスカッと晴れて前向きになれました。(32歳/女性)
「無理に笑顔を作らなくてもいい」
悩みに押しつぶされて精神的に参ってしまったとき、何をするのも嫌で、常にネガティブなことを考えていた時期に、当時、付き合っていた彼氏に「無理に笑顔を作らなくてもいい。辛い時は辛いって俺に言って。一人じゃないから、何でも一人で抱え込まないでね」と言われて、ふと心が軽くなって「そうか。私は独りぼっちじゃないんだ」と安心感が生まれて前向きになれました。(30歳/女性)
「なるようにしかならない」
仕事やプライベートで嫌なことが重なって足元が見えていなかった時に、母から「考えても答えが出ない事は、なるようにしかならないよ」と言われ、何度もきいたことがある言葉でしたが、その時はダイレクトに心に響いてラクになり、前向きな気持ちになれました。(30歳/女性)
「楽しむが勝ち」
生きていると、やりたいこともたくさん出てくる中で、それ以上に「やりたくないこと」もたくさんあるし、常に前向きでいられるとは限りません。
それは子供の頃も大人になってからも同じで、やりたいことをやるためには、ある程度のやりたくないこともこなさなければ前へ進めません。
「ああ、やりたくない。逃げたい」と後ろ向きな気持ちになった時、自分自身に「楽しむが勝ち」と言い聞かせています。何事も、どうせやるのなら楽しんだ方がお得です。
どれだけやりたくなくても、どうせやるのだから。どうせやらざるを得ないのだから。「楽しむが勝ち!」と口に出すと、「やりたくないなぁ」と口に出すより何倍も前向きな気分になり、「やりたくないことの中でも楽しいことはないかな?」と探すようになります。
「マイナスの面ばかりに目を向けず、マイナスの中にもある、ちょっとしたプラスを拾い集めていくことが大切だ」と私自身に思わせてくれる大好きな言葉が「楽しむが勝ち」です。(29歳/男性)
一歩前に気持ちが向かう魔法の言葉
人生でぶつかる壁や悩みの種類はひとつではないので、ありきたりの言葉でも瞬時に心に刺さったり、偉人の名言や格言を聞いたり読んだりしても、全然、心に響かずに前向きになれないこともありますが、気持ちが後退したときに背中をポンと押してくれる、前向きになれる魔法のような言葉は人生の強い味方になることでしょう。