韓国旅行中にパワーチャージできる現地グルメとスポット!

韓国で心と体の元気をみなぎらせるプランを提案します。美味しいグルメを味わい、ソウルを一望できる超高層ビルで様々なアクティビティを満喫した後、ゆっくりチムジルバンで寛ぐコースがオススメです!

元気になれる韓国グルメとスポット

ソウルは、風水に基づいて開かれた都市で随所にパワースポットがあります。

現地で暮らす人々も健康には気を遣っていて、気が弱くなりやすい夏に気を高めるという意味で温かいものを食べる人も多いそう。

冷麺のお店に行った時も、隣の席の方々は温かいクッパを召し上がっていました。

今回の韓国旅行ではパワーフードとパワースポットに注目して、しっかり元気を充電してきましたよ!

プンチョンうなぎ村で韓国の天然ウナギを食べる

今回の韓国パワーチャージ旅で食べようと思っていたのは、前々から気になっていた「韓国のウナギ料理」。

実は「うな丼」や「うな重」や鰻巻きやキュウリとウナギの酢の物(うざく)以外の食べ方を知らないことに気づいたのです。
味付けも甘辛い蒲焼きダレが定番だし、その他に思いつくのはせいぜいシンプルな白焼き…。

韓国でも日本と同じように鰻を焼きますが、タレ味と同じぐらい白焼き(塩味)が定番です。最近では減ってきた様ですがコチュジャンのタレを使ったお店もあります。

「よし!せっかくならタレ味・塩味・コチュジャン味の3種類のウナギを食べ比べてみよう!」と思っていた矢先、「うなぎバージョンの参鶏湯やビビンバとかあるけど食べてみない?」と新情報を入手!新しいもの好きなので、すぐに飛びつきました!

そして連れてきてもらったのが「プンチョンうなぎ村」というお店です。店名の響きがとても可愛らしく印象に残ります。

清涼里(チョンリャンリ)駅から徒歩5分の距離にあります。
駅と直結しているロッテデパートの駐車場に沿ってカーブした坂道を上がり、見えてくる横断歩道を右手に渡ると右側にあります。

プンチョンうなぎ村では、韓国東部の慶尚北道(キョンサンプット)という町にウナギで有名な川で捕れた天然うなぎを使用しています。

鰻のスープ!チャンオタンを初めて食す

うなぎは韓国語でチャンオ。タンは漢字で書くと「湯」ですから煮出した料理ですね。チャンオタンは、うなぎをすり潰したような滋養強壮のためのスープです。

「鰻のスープ」といっても、穴子とドジョウも入っていました。私にとって大きなポイントになったのは、隠れた主役「どじょう」です!
あまり食べる機会はありませんが、滋養強壮の効果が体に染み入ることを願いながら、ゆっくりチャンオタンを味わいました。

黒米で炊いたご飯がついてくるのですが、雑炊のように食べるのもオススメだそうです。

ご飯に鰻を盛ったチャンオトッパを食す

さて次は「チャンオトッパ」が運ばれてきました!トッパは「トッピングご飯」というような意味。

食べ方はビビンバと同じようにしてビビン(混ぜる)して食べました。野菜をたっぷり摂りながら、サラダ感覚で食べる鰻は旨い!

今度はうなぎの身を味わうべく、なるべく潰してしまわない様に混ぜながら食べましたよ。焼いた食感はカリっとふわっとしていて、味付けもほとんど日本と変わりません。

「プンチョンうなぎ村」で出される自家製のキムチや惣菜も種類豊富で美味しかったです。

残念ながら「タレ・塩・コチュジャン」と3種の味を食べ比べる願いは叶いませんでしたが、ウナギの新しい食べ方を知って実際に試せたので大満足!
しっかりパワーも充電できました。

人気店「パナックス」で食べる参鶏湯

今回はソウル特別市を流れる漢江(はんがん)の中州「汝矣島(ヨイド)」にある、サムゲタンが美味しいと評判の人気コリアンレストラン「PANAX(パナックス)」に行ってきました!

韓国料理はニンニクをたっぷり使うものが多いですよね。
以前、キムチたっぷりの豆腐料理やチゲを作るときも、3人分の量に対してニンニク丸ごと1個を使い煮込んでいたのには驚きました。

他にも生姜や高麗人参やナツメや松の実など生薬を使用した料理は多々ありますが、韓国人は食に対して健康維持・促進という概念があり、薬膳料理が伝統的な料理として古くから伝わっています。

日本人にも人気のある鶏を煮込んだ参鶏湯も、現地では夏の料理として親しまれています。

にんにくは生で食べるべし?

メイン料理が出てくる前に小皿にのって出てきたのが、白菜のキムチと大根のキムチと生ニンニクと高麗人参酒。

ニンニクが生の状態だったので店員さんに食べ方を尋ねてみると「ニンニクは生で食べてください」とのことで戸惑いました…。

お待ちかねのサムゲタンが運ばれて来たので、まずはスープを味わいました。「あぁ、泣けてくるほど美味しい!」と心の中で叫びました。
鶏の旨味がスープに溶けだした期待を遥かに超えてくれた味に感動です!

鶏肉は長時間煮込まれて柔らかくホロホロっと口の中で崩れていきます。お腹の中には餅米や栗やナツメや高麗人参が詰められ、しっかりと薬膳の風味を感じられる仕上りでした。

ニンニクを生で食べるのには抵抗があったので、鉄鍋がグツグツ煮えている間に放り込んで少し火が通った頃にかじってみたものの、私は完全に火が通った状態でなければ無理でした…。
でも、おいしい参鶏湯でお腹がいっぱいになり、いっぱい幸せ&元気をチャージできましたよ!

Korean Restaurant PANAX

電話:02-780-9037

何と壁が24金のパワースポット63ビル

次の目的地は63階建ての超高層ビル、その名も「63ビル」を目指します。ソウルの街が見渡せる夜景の素晴らしい場所として観光客や地元でも人気のスポットです。

63ビルは立地が風水的にも最高のパワースポットとしても有名。大地や自然のエネルギーを基にしているのが風水学ですから、山と川は大事な役割を担っているのだとか。

63ビルは漢江(ハンガン)に面してソウルの全ての山がビルの方を向いていることから立地も最高で、さらに壁面は24金を使った特殊コーティング!
日差しを受けて光輝くことから、ゴールデンタワーとも呼ばれています。
もうお分かりですね?金運アップを願う人たちが集まるパワースポットでもあります。

汝矣島のレストランから63ビルまで徒歩約20分

地図で見る限り、サムゲタンを食べた汝矣島の「PANAX」からは遠くないと思ったので運動がてらに歩いて移動することにしました。

しかし、徒歩では20分ほど掛かりタクシーで行くべきだったと大後悔…。
なぜなら、到着時間が遅すぎて最終入場リミットの21:30に間に合わず展望台に辿り着けなかったからです。
ソウルの街を見下ろすはずが、ビルを見上げるだけで終わりました。

「でも大丈夫!最強のパワースポットには立っていることが重要なんだ」と気持ちを切り替え、いつか63ビルのように高いところまで上り詰めることを夢みて何度も深呼吸をして、そこら中に溢れていると思われるパワーを吸い込んできましたよ(笑)

見上げてみると本当に高い!写真に収めるのには大変でした。
入口付近には、見上げると独特のデザインの素敵なオブジェがあったので撮影しておきました。

無料のシャトルバス利用が安心です

今回は時間が合わなかったので利用しませんでしたが、汝矣ナル駅やセッカン駅と63ビルを結ぶ無料シャトルバスもあります。

汝矣ナル駅から63ビルまでは徒歩約15分でセッカン駅からは約20分。
途中降車もできるので、どこかに寄りたい場合はバスに乗ってからの方が簡単かもしれません。

63ビルで次こそ実現したいこと

まず、こういった超高層ビルの中にあるのが珍しい「水族館」に行くことです。展望台と水族館と言えばデートコースの定番ですが、さて、私は誰と来ることができるでしょか…。

蝋人形が展示されているワックスミュージアムには、福沢諭吉先生など日本人の人形も鎮座しているとのことなので親近感が沸いて面白そうです。
知人でなくても、海外に出ると「日本人みな兄弟」という気分になります。

他にも迫力のある立体映像が楽しめるIMAXシアター、そして世界一高い場所にある美術館。

展望台のある60階から下の3フロアもは市内が一望できるレストランが入っていますが、もちろんここはカップル向け!
最高の夜景とワンランク上の食事を味わいながら、ロマンチックなムードで特別な時間を過ごせること間違いなしです。

キャビア食べ放題のビュッフェも狙い目

私のような食いしん坊には、韓国料理だけでなく、和食、中華から洋食まで何でも揃う高級ビュッフェ「63ビュッフェパビリオン」が一押し!

ランチ75000ウォンでディナーが80000ウォンと値段はそれなりに高いですが「キャビアも食べ放題」という特典があります。

品数が驚くほど多いという情報を現地に住む友人から教えてもらったので楽しみです!

食事は基本的には現地でしか味わえないものを食べることも旅の醍醐味ですが、たまにはパスタや中華など食べ慣れたものが恋しくなります。地下には気軽に食事できるフードコートもあるので便利です。

63ビルの免税店も見逃せない

2016年7月に完成した国内外のブランドが集まる免税店も63ビル内にあります。
地下1階から3階まで4フロア約540店舗とかなり充実しているので、新しいショッピングスポットとしても注目を浴びています。

個人的にはブランドにこだわりはないのですが、韓国製品のみを揃えたフロアや韓国のデザイナーが手掛けた商品は気になります!

63ビルには楽しみがいっぱいあるので、次回は絶対に時間に余裕を持ってパワーチャージに励みたいと思います。

汗をかき癒されるチムジルバン体験

最後に、じっくり体を温めてパワーを充電できる韓国の名物スポット「チムジルバン」を紹介します。

63ビルのインフォメーションで近くにチムジルバンがあるか尋ねてみたら、すぐ近くに2軒ありました。

そのうち一軒は63ビルの隣にあるのですが、ビルの敷地が広すぎて分かりづらかったので方角を指でさしてもらってから向かいました。

リバータワービル地下2階のチムジルバン

63ビルの目の前の大通り沿いにある「リバータワービル」の中にある「ウリドゥルランド」に到着しました。

正面の扉から入ってまっすぐ進むとエレベーターがあり、地下2階がチムジルバンの入り口です。

チムジルバンの利用料は9000ウォン

フロントで9000ウォンを払って、チムジルバン用の衣服とタオルとロッカーの鍵をもらいます。
靴箱と着替え用のロッカーの鍵が同じ番号で兼用なので便利です。

日本の銭湯と似たような浴場で体を洗ってから、チムジルバンの部屋へ移動します。中央の広い休憩スペースでは、体を休めて寝転んだりテレビ観ながら寛げます。有料ですがマッサージチェアもありましたよ。

パワーストーンに囲まれたチムジルバン

鉱石や岩塩などが壁面から天井に散りばめられている贅沢な空間のチムジルバンは、テーマごとに部屋が分けられています。

部屋は広くないし天井も低めですが、仰向けで寝そべるとドーム型の空間とアメジストや水晶がキラキラ輝き、まるで宇宙に居るかのような心地よさを感じます。

天然石が発する遠赤外線でじわじわっと体が温まるような気がしました。パワーストーンの力も相まって、チムジルバンでもパワーアップ!

とにかく熱い!高温で狭い火汗蒸房は釜のようだった

どちらかというと汗をかきにくい体質なので、時々、火汗蒸房で体を温めながら低温サウナでリラックスすることにしました。

火汗蒸房は10分も入っていられないほど高温で火を噴くように汗が出ます。
5人座るぐらいの狭い空間なので室内の全貌は写真に収められませんでしたが、釜に入っているような気分でした。

ひんやりした部屋で体を冷やす

チムジルバンには、日本の水風呂のような使い方ができる氷の部屋もあります。「冷蔵庫に入ったらこんな感じなんだろうな」と思いながら、高温サウナでのぼせそうになった体をひんやりとした空気で冷やしました。

24h営業で女性専用の仮眠室もあった

チムジルバンは24時間営業のところが多くて利用時間の制限もないため、宿泊代を安く済ませたい人の利用も多く、今回利用した「ウリドゥルランド」には女性限定の仮眠室もありました。

私は汝矣島駅近くのホテルまでタクシーで帰ったのですが、10分程の距離で3500ウォンという運賃の安さに驚きました。

ただし、事前に韓国のタクシートラブルの事例をきいていたので、先におおよその金額を運転手に確認してメーターのスイッチを入れるところをしっかり見届けました。

補充完了!元気パワーは満タンに!

今回は韓国のパワーフードとパワースポットから元気をもらう旅を思いっきり満喫してきました。

韓国は発着場所によっては日本から日帰りも可能ですが、やはり数日滞在して余裕のスケジュールで美味しいグルメと人気スポット巡りを楽しむのが理想。

限られた日程で大満足の旅ができるように、今回の情報も参考にしていただければ嬉しいです!