祝16回目の韓国は人気観光地を旅する
晴れて(?)16回目を迎えた韓国旅行をレポートします!今回は、ソウル以外の場所にも行ってみようと思い、ワクワクしながら旅プランを練ってみました。
私にとって韓国とは「日本から、たった2時間で行ける夢の国」なのです!心身共に疲れが溜まってきたと感じた頃に、飛行機でひとっ飛びして韓国に渡ってリフレッシュしています。
今回は、一週間の休みがとれたので、「ソウル、釜山、慶州」を回ってみることにしました。
まずはソウルのアメリカンストリート!梨泰院に滞在
前半の3日間は現地で友達と合流し、ソウルの中でもお気に入りのエリア「梨泰院(イテウォン)」に滞在しました。
お洒落なカフェやブティックの集まるエリアとして、最近、注目されているイテウォンは「ちょっと明洞や江南に飽きてきた…」という、韓国旅行のリピーターにおすすめのエリアです。
梨泰院エリアは近くに米軍基地があるのでアメリカ風の街並みが広がっていて、英語が公用語となっています。
芸能人やモデルが好むお洒落カフェが増えたこともあり、若い世代の人気スポットとなっています。映画の舞台にもなったことから観光地としても注目を浴び、以前より治安も良くなっていると感じます。
地下鉄「イテウォン駅」1番出口の「ハミルトンホテル前」の通りがメインストリートで、北側(坂を上った1本裏の通り)にハイセンスなカフェが軒を並べています。
この通りは「グローバルフード通り」と呼ばれ、各国のレストランが集まっています。
韓国のお店は日本よりもテナントの入れ替わりが激しく、1~2年で店が変わっていることもよくあり、いつ行っても新鮮です。
おしゃれなヨーロッパ風の建築のビルも多く、カラフルで可愛らしい色合いの写真を撮るのが好きな人にはオススメの撮影スポットです。
続いて、パブが多い梨泰院は夜になると街の雰囲気がガラリと変わります。昼間はカフェで夜はバー営業に切り替えるお店が多かったです。
メイン通りから外れないスポットでお酒を飲み過ぎなければ、特に危ないことはないと思いますが、単独や女性のみのグループで行動する場合は警戒するに越したことはありません。
ハミルトンホテルのプールパーティー
毎年夏になると、イテウォン駅前のハミルトンホテルでは宿泊客以外の利用も可能な「プールパーティー」が開催されています。
ハミルトンホテルのロビー横のエレベーターを利用して屋上のプールに行き、チケットを買います。プールパーティーの料金は「平日17000ウォン、土日祝20000ウォン」でした。
夏にハミルトンホテルのプールに近い上階に宿泊すると、けっこうな音量でクラブミュージックが聴こえてきます。夜になるとクラブ営業もしています。
静かな環境を望むのであれば、予約時に要望を伝えておくことをお勧めします。
日光浴をしながら音楽を楽しめるので、かなり混んでいましたよ。次の写真の後ろに見えている2つの塔はイスラム教のモスクです。
昼間からガンガン飲んでいる欧米人たちや、とても美しい韓国美女や韓国男子で溢れていました。梨泰院(イテウォン)は、韓国であって韓国でないような気分を味わえるスポットです。
ソウルから釜山までは格安の高速バスで移動
さて、ソウルの梨泰院で夜遊び三昧だった三日間も終わり、一人で韓国の地方旅行を開始です!格安の高速バスを利用して、約4時間20分かけて釜山まで移動することにしました。
地下鉄の高速ターミナル駅(Express Bus Terminal )で下車すると、ソウル高速バスターミナル(서울고속버스터미널) に直結しているのですぐ分ります。
バスターミナルに到着したら釜山行きのバスを探して、チケット売り場で購入します。
「韓国語・英語での対応」と書いていましたが、わざわざ日本語が話せるスタッフを呼んで来てくれて感激しました!
高速バスは最安の交通手段で、「一般バス、優等バス、深夜バス」の中から選べます。私が利用したのは、少しシートが広めの「優等バス」です。
高速バスの運賃と所要時間(ソウル・釜山間)
・一般バス/23,100ウォン
・優等バス/34,300ウォン
・深夜バス/37,600ウォン
・所要時間/4時間20分
所要時間は4時間半程と少し長めですが、トイレ休憩で寄ったサービスエリアもローカル感満載で面白かったです。
4時間以上バスに揺られて釜山に到着
高速バスは「釜山総合バスターミナル」に到着しました。ソウルよりもハングル文字の看板が多く、「地方に来た~!」という気分になります。
今回は、海雲台の海岸近くのゲストハウスを予約しました。バスターミナルから、海雲台への行き方は、道を聞いたおじさんが紙書いてくれました。
ターミナル直結の地下鉄の老圃(ノポ)駅から一号線に乗り、西面(ソミョン)で二号線に乗り換えて1時間程で海雲台に到着します。
ふらっと西面エリアと南浦洞エリアを散策
ゲストハウスに荷物を置いて、西面(ソミョン)エリアをぶらぶら散策することにしました。
西面は地元の若者達が集まる賑やかなエリアで、カフェやお洒落なブティックが並び、夜にはクラブやバーが営業します。屋台もたくさんありました。
特に買いたい物が無かったので、「チャガルチ市場(チャガルチシジャン)がある、南浦洞(ナンポドン)エリア移動!
どちらかというと、都会的な西面エリアよりも韓国らしい感じが強い南浦洞エリアのほうが、私は
好きです。
どこの国も都会にはビルやデパートやお洒落なカフェがあり、なんとなく雰囲気が似ているのですが、市場はその国の食文化や生活スタイルを垣間見ることができるので大好きな寄り道スポットです。
明らかに魚を買っていくように見えないはずなのに、市場のおばちゃんたちは韓国語で結構話しかけてくれました。
私が旅行中に出会う韓国のアジュンマ(おばちゃん)達は、いつも気さくに接してくれるのでホッとします。
ソウルでは日本語で対応されるパターンも多いのですが、今回、釜山のチャガルチ市場で出会った店員さんは、母国語でどんどん話しかけてくるのでハングル語の実践にはもってこいのエリアです。
かわいい看板犬と看板ネコを発見!
お客さんが来ても、全く動く気配はなく、大人しく可愛らしく、ちょこんと商品を寝床にして佇んでいたワンちゃん。もう一匹、別のワンちゃんも店の奥で待機(?)していました。
次お店で発見したのは「2匹の看板猫ちゃん」。わかりますか?左上あたりに茶色のネコが一匹、真ん中あたりに白とグレーのネコが一匹、頑張って店番をしています。
よく見ると、リードで繋がれています。大好物のお魚が目の前に山ほど積まれているのに、たまったものじゃないだろうか?などと考えたりしましたが、きっと慣れっこなのかも?
市場では、魚をその場で捌いて調理してくれるレストランもあります。
50年以上続くチャガルチ市場ですが、数年前に近代的なビルが建てられ、年々、テナントが増えています。ゆるキャラ?の魚ちゃんが独特の味を出しているのでご注目!
チャガルチ駅近くのゲストハウスに到着
地下鉄一号線のチャガルチ駅からほど近い、ゲストハウスに戻ってゆっくり過ごしていると、ドミトリーの同室の人たちが帰ってきました。
テンション高めな二人組は、エクアドル出身のラテン系とアフリカのギニア出身の女の子たちでした。韓国に留学している彼女たちは韓国語がペラペラです。
日本にも行ったことがあると聞いて意気投合し、そのまま夜遊びに繰り出すことになりました!
海雲台はビーチリゾートらしく、のんびりとした空気感が漂っています。
地方から学生旅行で訪れている人も多く、夜遅くまで花火をするなど海岸には沢山の人が集まっていました。
一緒に海雲台の夜遊びをした二人の女性とは、BARにあったゲームを楽しんだりして盛り上がりました。
海雲台の街はカジノやクラブがあるので、わりと夜も賑わっていました。翌日、サンライズを拝みにいく予定だったのに、すっかり忘れて昼過ぎに起床しビーチへ…。
この日は少し曇っていましたが、ピークシーズンになると浜辺は人で埋め尽くされるくらい混雑するそうです。
道端で栗を売っていました。こういった昔ながらの風景が大好きです!釜山ではソウルよりも、人々や時間の流れが少しのんびりしている感じがしました。
次に目指すのは世界遺産の街「慶州」です!
海雲台駅から慶州(キョンジュ)駅まで、ローカル鉄道のムングファ号を使って移動します。
乗車時間は約1時間30分で、運賃は5,300ウォンと「韓国高速鉄道(KTX)」を使うより安いです。
田舎の景色を眺めながら隣の席のお姉さんと雑談していたら、あっという間に慶州に到着。
慶州駅に着いたものの、さて、どうしょうか…。
宿泊先を決めていなかったので、とりあえず、駅のコインロッカーに荷物を預けて観光案内所に向かい、マップをもらって行先を決めることにしました。
英語は通じますが、日本語対応していませんでした。
慶州駅から約50分バスに揺られ石窟庵から観光スタート!
まず、バスに乗って巨大石像が有名な「石窟庵」を目指します。韓国語では「ソックラン(석굴암))と言います。山道をバスで50分ほど揺られて辿り着きました。
仏国寺(プルグクサ)で降りて、そこからシャトルバスで行く方法もありますが、ソックラン行きのバスは本数が少ないので、先に回っておくことにしました。
バスを降りると大自然が広がっていて、山から見下ろす風景は絶景です。バス停から、かつて修行僧も歩いたと言われる山道を約1km歩き、ソックランを目指します。フラットシューズを履いていたけど、ここはスニーカーを履くべきでした。
途中でこんな光景に遭遇しました。よく目をこらして見ると、水瓶にリスが乗っかっています。
ソックランには英語をしてくれるボランティアガイドから詳しく説明を聞くこともできますが、英語が苦手な私は一人でゆっくり観て回ることにしました。
写真禁止だったので撮れませんでしたが、石窟に朝陽が差し込む額に埋め込まれたガラスが美しい光を放つ、世界遺産の3.48mもある巨大な釈迦如来坐像は圧巻でした。今でも目に焼き付いています。
幸福の鐘を鳴らして仏国寺に向かう
1,000ウォンを支払って、「幸福の鐘」を突いた後、「仏国寺」に向かいます。バスを待っている間、おばちゃんが売っていたベリーを購入。
仏国寺は、6世紀に建設された歴史ある寺院です。ユネスコの世界遺産に認定されており、世界中の観光客が訪れていました。
浄土の世界を表現している美しい庭園があります。この金の豚は触ると幸福が訪れるそうです!
慶州ではスローな旅スタイルが合う
千年もの間、新羅王朝の都として栄えた慶州は、現在も多くの歴史遺跡に触れることが出来ます。韓国ドラマの「善徳女王」のゆかりの地としても有名です。
「屋根のない博物館」と言われるように、市内には遺跡が点在しており、ユネスコの世界遺産に登録されています。
歴史遺跡地区では、至る所にゴロゴロと遺跡があります。日本の奈良や京都のような感覚を味わいました。
慶州市内はコンパクトです。宿泊していたゲストハウスで自転車を借りて、2日間で十分に観光できましたよ。
敢えて携帯電話は使わずに、観光案内所でもらった地図に赤ペンで自分が通ったルートに線を引きながら進むなどアナログの世界を満喫!
通信機能が発達して便利になった現代では、世界の多くのスポットでWi-Fiとグーグルマップがあれば簡単に現在地や目的地を探すこともできますが、私はローカル旅の醍醐味を味わいたいときは電源をオフします。
たまには道に迷って、誰かに道を尋ね、なんとか辿りつくまでに出会う人や事柄などが多いほど、思い出が増えて記憶にもしっかり残るような気がするからです。
慶州の歴史遺跡地区のチョムソンデ
突然ですが、これは何に見えますか?
答えは、 瞻星台(チョムソンデ)と言う古代の天文台で、東洋最古の天文台と言われています。
古代の王朝では占いが重要とされたので、天文学が発達したとも言われているそうです。
巨大な古墳群と石造と雁鴨池
街中に突然、古墳が現れる不思議な光景です。
芬皇寺(プナンサ)の石造と三層石塔は、日本では見たことのない物ばかりで興味深かったです。夜になるとライトアップされるので、昼間訪れた場所を二度楽しむことができます。
当時の文献から再現された宮殿と庭園の雁鴨池は、ライトアップの時間がオススメです。
慶州で食べた激安だけど美味しいビビンバ
最後の夜は淑英(スギョン)食堂に夕食を食べに行きました。
テーブルいっぱいにおかずが並び、麦ごはんに自分で具を混ぜてビビンバにするメニュー「チャルポリ定食」です。これだけのボリュームで8,000ウォンと激安でした。
民家を改築した食堂で、昔の韓国の雰囲気を味わえます。
淑英食堂
【住所】 경상북도 경주시 황남동 13-5번지
※慶州駅から徒歩15分程の距離
歴史地区内にあるスターバックスコーヒーは、韓国式の建物と内装でとてもお洒落でした。
慶州で2日間過ごして高速鉄道KTXでソウルまで戻ったら、今回の韓国旅行は終わりです。
都市部になない地方の魅力は虜になります
今回は、いつもの韓国旅行と違ったスタイルで、地方を一人で観光してきました。
ソウル市内では、日本語や英語が通じるので気軽に旅行できるのですが、地方となると現地語での案内になるので、勉強中の韓国語を使う機会が多く、実りのある楽しい旅になりました。
もっと韓国語が上達したら、さらにローカルな地方観光にチャレンジしたいと思っています!