釜山の海雲台・人気スポット・ビーチエリアを散策
韓国旅行といえば「ソウル」に行く人が多いと思いますが、さすが人気の都市だけあって人も多く満足に観光できないことがありますよね、そこでオススメするのが「韓国第2の街・釜山(プサン)」です。
首都であるソウルの影に隠れがちなイメージがありますが、実は魅力がたっぷり詰まった街なのです、日本から1番近い海外都市であり「程よく都会と田舎の雰囲気が融合」したオシャレな街でもあります。
そこで、春から夏にかけての釜山オススメスポット、ビーチエリア情報を紹介します。
目次
韓国第2の都市・釜山(プサン)
韓国の南東部に位置する釜山は人口341万人(2014年)の韓国第2の都市で、市の中心部をはじめ街の至るところには高層ビルや高層マンションが目立ち「都会の雰囲気」をもちながらも、すぐ近くに山や海の自然もある「どことなく田舎の雰囲気」も合わせ持った街です。
日本からは札幌、東京(成田)、大阪、福岡、那覇の各都市から直行便が就航、フライト時間も30分~2時間半と、いずれも国内旅行並みに短時間で行ける海外都市です。
また、福岡、下関、大阪との間にはそれぞれ、高速船やフェリーでも結ばれていて船旅を楽しむこともできます。
1.釜山の人気スポット海雲台
釜山で1番の人気スポットといえば、街の南東部にあるビーチエリアの海雲台(へウンデ)です、古くから韓国の代表的な海水浴場として栄え、国内外の観光客が必ず訪れる観光スポットで、企業が入居する高層ビルや高層マンションの建設ラッシュが続く今もなお進化を続ける人気エリアです。
金海空港からのアクセスはリムジンバスで1時間ほど走ると到着です、ビーチの近くには地下鉄2号線の「海雲台駅」があり、地下鉄を利用して市の繁華街まで足を伸ばすこともできます。
海雲台ビーチは美しい弓なりの形をしたビーチと白い砂、そして夏の海水浴シーズン(6月~9月上旬)になると海水浴を楽しむ人たちのパラソルで砂浜が埋め尽くされる光景が名物です。
海水浴シーズン以外でも、1年を通して景色やイベントなどたくさん楽しめるのが海雲台の魅力で、特に毎年10月に開催される「釜山国際映画祭」は、韓流スターをはじめ、日本を含むアジアやヨーロッパのスターたちが集結します。
映画祭開催期間中は海雲台を中心に出展映画の上映や、トークショー、コンサートなどイベントも盛りだくさんで大いに盛り上がりますよ。
2.市内観光は海雲台始発のバスが便利
ツアーではなく個人旅行の場合、観光はガイドブックやインターネットを使って現地の情報を収集して、自分の足で移動するケースが多いと思います。
バスや地下鉄などを乗り継いで市内観光をするのも地元の雰囲気が味わえて楽しいですが「時間を有効にできるだけ多くの観光スポットを見て周りたい」人にオススメしたい移動手段が、市内観光バスの「釜山シティツアーバス」です。
釜山市内のいくつかの繁華街を始発として、釜山の観光ポイントを自由に乗り降りしながら見て周ることができます。
海雲台を出発したら、国際映画祭メイン会場でもあり、ショッピングスポットでもある「センタムシティ」のほか、釜山のシンボルともいえる「広安大橋」を渡り、釜山のもうひとつの繁華街でもある南浦洞(ナンポドン)を巡ることが出来ます。
15,000ウォン(日本円で約1,400円)の一日乗車券を購入すれば、乗り降りも自由にできるうえ、釜山観光をするなら絶対に押えておきたいポイントを見て周れます。
2階建てのオープントップ型のバスであることも「釜山シティバスツアー」の人気の秘密で、春から夏にかけて天気に恵まれて気持ちの良い日が多いので、海風を浴びながら釜山の街巡りが出来ますよ。
釜山シティバスツアー概要
・REDLINE:海雲台~釜山駅(繁華街の観光スポットを中心に周る)
・BLUELINE:海雲台~海東龍宮寺(絶景スポットとお寺を周る)
・GREENLINE:五六島~荒嶺山(釜山の景勝地と名山・荒嶺山を周る)
※料金:1日乗車券15,000ウォン(チケットは乗車時に運転手から直接購入できます)
運行時間
・REDLINE:9:30~16:30
・BLUELINE:10:20~15:50
・GREENLINE:10:00~17:20
※運行間隔:それぞれ30分間隔で運行
3.周辺にはホテル・食堂・おしゃれなカフェがたくさん
さすがは韓国の人気エリアだけあって、オシャレな喫茶店やレストランが多く、夜遅くまでにぎわっていますし、路地に入ると市場や庶民的な食堂もあったりして見て周るのも楽しいですよ。
この他にも海雲台エリアは、多くのホテルも集まっていて、ホテルのグレードも満足度も値段も高級なところから手ごろな料金で泊まれるクラスまで様々あります。
ビーチの目の前にありロケーションが素晴らしいのが「パラダイスホテル」と「朝鮮ウェスティンホテル」です、グレードも高い2つのホテルですが、パラダイスホテルには免税店やカジノもあり、ショッピングやアミューズメント施設も充実しています。
また、日本のホテルチェーン「東横イン」も海雲台にあり、どのホテルも日本人観光客をはじめ、海外から多くの人々に利用されています。
4.絶景の散策コースや温泉、ショッピングスポットも楽しめる
ビーチだけが海雲台の魅力ではなく、少し足を伸ばせば「散歩に絶好の公園」や「ショッピングを楽しめる大型デパート」まで遊ぶ場所は尽きませんよ。
海雲台の散策コースとして地元の人たちからも人気なのが、ビーチの西側にある冬柏(トンべク)公園です。春は「ツツジの花」が、冬はその名の通り「椿の花」が咲いており訪れる人たちの目を楽しませてくれます。
普段は地元の人たちが運動をしたり、幼稚園や小学生の遠足に来る姿が見られ、釜山市民の「憩いの場」として定着していることがわかります。
砂場の海辺とはうって変わって岩場が多くなってきますが、海に沿って遊歩道が設置されているので、散歩道を歩きながら遠方にある海雲台ビーチや、釜山のもう1つの景勝地である五六(オリュク)島を望むことができるオススメの写真スポットでもあります。
時間がたっぷりある人はどうぞ、海の風景を楽しみながらゆっくりと散策を楽しんでくださいね。
さらに遊歩道を歩いて行くと、何やら独特な形をした建物に出くわします。ここは2005年にAPEC(アジア太平洋国際会議)のメイン会場にもなった「ヌリマルAPECハウス」で、建物の内部は一般にも公開されていまして、敷地内には記念碑も設置されています。
そして海雲台エリアのもう1つの見所がセンタム地区です、2000年以降に再開発が進められて来た地域でもあり、現在では釜山市の一等地としても知られ高層ビルが多く立ち並びます。
センタム地区の一角には「新世界(シンセゲ)デパート」があります、新世界デパートは29万平方メートルの(埼玉県イオンレイクタウンは約24万平方メートル)圧倒的な広さを誇っていて、デパート棟・ショッピングモール棟からなります。
これまで海雲台ではパラダイスホテル内のみにしかなかった免税店が新世界ショッピングモールにもオープンしたことで、外国人観光客の買い物がより便利になりました。
また、韓国で2箇所目となる「キッザニア釜山」もオープンし、こちらも新たな子連れで楽しめるスポットして期待が高まっています。
そして、これまた観光客に人気なのが、同じく新世界デパートの1階にある「スパランド」で、日本でいうところの「スーパー銭湯」です、入浴・サウナ・アカスリ・マッサージで日頃の疲れをゆっくりと癒すことができます。
新世界デパート
・住所:釜山市海雲台区センタム南大路35
・営業時間:10:30~20:00
釜山の海雲台はこれからも成長を続ける未来都市
韓国旅行といえば、首都であるソウルに行くかたも多いと思いますが、釜山も観光地としての開発が進み外国人観光客にも過ごしやすい都市に変わってきています。
海水浴だけではなく、散歩にも最適で景観もキレイな「海雲台ビーチ」、免税店や外国人専用カジノがある「パラダイスホテル」に、1日ではとても周りきれない「新世界デパート」など、釜山の海雲台には魅力的な見所がたくさんありますよ!
ぜひ、韓国へ旅行に訪れた際には時間の許すかぎり、ゆっくりと観光を楽しんでくださいね。