五感を刺激する個性的な韓国ホンデの街
今回は、写真やセルフィーが大好きな韓国の人たちも集う、個性的な撮影スポットが多い韓国ホンデで、カフェ巡りや写真映えするフォトジェニックな街の散策を満喫してきました。
美術大学最高峰「弘益(ホンイク)大学」周辺エリアは、ホンデ(弘大)と呼ばれる若者の街です。
街にはオシャレなアートが溢れ、「ピカソ通り(ピカソコリ)」と呼ばれるアートストリートや、歩行者天国にストリートライブが開催されている「歩きたい通り(コッコシプンコリ)」など面白いスポットが盛りだくさん!
ホンデは韓国のストリートファッション発祥の地で、日本で言うと原宿のような存在。道を歩く人のファッションチェックをしたり、お洒落なカフェやレストラン巡りをして過ごすことをオススメします。
人気の韓国ドラマにも頻繁に登場している、お馴染みのエリアです。
弘大へのアクセス
弘大(ホンデ)へのアクセスは、仁川(インチョン)国際空港から空港バスで1時間程、ソウル駅から地下鉄に乗車し、弘大入口駅までは11分程です。
地下鉄9番出口から出るとメインストリートの「歩きたい通り」近くに出ます。ここがホンデ散策のスタート地点です。
韓国のシツジはヒツジだった
毎月プチプラ一人旅をするのが、私のささやかな趣味です。週末に暇を持て余すとふらりとソウルに向かいます。
ソウルに住む日本語が上手な韓国人の友達に、事前に連絡をとり、「最近、ホンデで流行っている癒しスポットのシツジカフェ」で女子会をすることになりました。
てっきりイケメン好きの私の為に?「執事」カフェに連れて行ってくれるのだと思い込んでいた私は、カフェに到着して異変を感じました。
獣のニオイがする…。
そう、いくら日本語が上手とはいえ、韓国人の友達は「さしすせそ」が苦手。電話ではシツジ(執事)と聞こえていたのですが、ヒツジ(羊)カフェだったのです。あまりにもベタなオチに笑うしかありませんでした。
ThanksNatuerCafeはワッフルが美味しい羊カフェ
日本では猫カフェや梟(ふくろう)カフェが人気ですが、羊カフェなんて一歩先を行っていますね。
外のテラス席に座れば、羊の隣でお茶することが出来ます。
このカフェで看板ヒツジを務めている羊さんは、衛生管理の為に夏場は農園に帰るので、春、秋、冬のみ会うことができます。
カフェメニューは美味しくて、おしゃれ度も高かったですよ。
「本物の羊」との出会いで最初に受けた衝撃も徐々に慣れた頃に、羊たちのお散歩タイム?が始まり、「メエメエ」と声を発しながら階段を昇って行きました。
そして、プランターの植物をむしゃむしゃと食べながら移動していく姿がとてもシュールで、いい絵が撮れました。
いつかソウルに本物のイケメン執事カフェもオープンすることを願いながら、羊さん達の別れを告げてきました。
ThanksNatuerCafe (땡스네이쳐카페)
・住所:486 Seogyo-dong, Mapo-gu, Seoul, Korea
・時間:11時~22時
ヨーロッパにいるような錯覚になる店
ホンデの街を何気なく歩いていて発見したのは「キャッスルプラハ」。チェコスロバキアのプラハ城をモチーフにして作られたカフェ・レストランです。
本物のヨーロッパの教会程の大きさの建物は、写真に収まりきらない程の巨大さ!お城らしく、見上げると高い塔もちゃんとあり、店内に入ると甲冑が迎えてくれます。
料理は伝統的なチェコ料理やカフェメニューが充実しています。
中庭はカフェのテラス風。ゴージャスな外観で入りにくいかもしれませんが、10,000ウォン(1000円)ほどから食事ができて、意外とリーズナブル価格でした。
夜になるとライトアップされ、さらに素敵な雰囲気でしたよ。
キャッスルプラハ(Castle Praha)
・住所:1st & 2nd floor Castle Praha Building, 395-19 Seogyo-dong, Mapo-gu, Seoul, Korea
・時間:月~木(12時~ 翌2時)金・土(12時~翌3時)日曜(3時~翌1時)
・公式サイト:http://castlepraha.co.kr/new/home/
弘大でショッピングするなら駐車場通り
「歩きたい通り」と「駐車場通り」はホンデを斜めに横切る1本の道で繋がっていて、全長約1.2㎞あり、エリアによって名称が変わります。
「歩きたい通り」を真っすぐ進み、交差点を超えると「駐車場通り(チュチャジャンコリ)」になります。
「駐車場通り」は、韓国コスメや洋服のお店が沢山ある人気の買い物スポットです。
ピンクの世界ハローキティーカフェ
ストリートアートが多いホンデの街の中で、異色なラブリー感で目立つハローキティーカフェ。
私は思いっきりキティラー世代なので、ワクワクしながらカフェに入りました。因みに、キティラーとは、1990年代に流行ったハローキティーアイテムを集めている人のこと。
ピンクを基調とした店内は、インテリアからメニューまでキティちゃん一色で夢のような世界です。
カフェのラテアートは有名で、ハローキティの顔が描かれているラテを注文しました。
店内では韓国限定のハローキティーアイテムが販売されていたり、細かい内装まで凝っていてキティちゃん好きには堪らない空間です。
ハローキティーカフェ弘大店
・住所:364-14 Seogyo-dong, Mapo-gu, Seoul, South Korea
・時間:10時~22時30分
・公式サイト http://hellokittycafe.co.kr/
インスタ映えする弘大で見つけた面白アート
刺激的なアートや面白い店がいっぱいあるホンデの街でパッと目を引いたのが、屋根が低くて可愛らしいお店。
ロシア風の屋根が特徴的な店や迫力のあるアートなど、様々な文化を取り入れたデザインが目に留まります。
メインストリーから細い路地に入ると、壁には腕を競い合っているかのようにアート絵がたくさん描かれています。
地下鉄のサンス(上水)駅からホンデに向かうルートでは、数多くの面白いアートに出会いました。
ストリートアートと言っても、芸術的なのからラクガキっぽいのまで様々です。
韓国ドラマによく登場する弘益公園
若者が集まるホンデの憩いポットでもある弘益公園(홍익어린이공원)の近くには、テイクアウト可能な店が多く点在しているので、公園でランチ食べたり、のんびりと過すことができます。
人気の韓国ドラマにたびたび登場する公園なので、見覚えのある方もいると思います。
3月~11月の毎週土曜日の昼頃にフリーマーケットが開催されたり、ストリートパフォーマーたちが集まってきます。とにかく活気があり、現地の人と交流できる面白い場所です。
行列ができる人気トッポッキ食堂
韓国料理の定番トッポッキは、韓国で食べておきたい料理のひとつ。
トッポッキは大衆料理なので屋台や食堂で食べることが多いのですが、ホンデでちょっと変わったトッポッキ食堂「トボゲッジトッポキチプ(또 보겠지 떡볶이집 )」を見つけました。
トッポッキと即席麺をチゲ鍋風にして食べるのですが、行列ができるほどの人気店です。メニューのトッピングが面白くて、おでんやチーズなども追加できます。
〆には、ご飯を入れて韓国風炒飯「ポックンパ」にして食べます。
地元の人も通う有名人気店ですが、ランチタイムは待つことなくスムーズに入れました。
袋入りのカクテルがあるBar
弘益公大学の前の大通りに、一風変わったバーがあります。店名の「Vinyl (비닐)
ビニル」という名前の通り、ビニール袋に入ったカクテルをテイクアウトすることが出来るバーで、週末には歩きながらこの店のカクテルを飲んでいる人をよく見かけます。
とても小さなお店ですが、店内で飲むことも出来ます。アートの街だけあって、お洒落かつ斬新なスポットですね。
Vinyl (비닐)
・住所:411-1 Seogyo-dong, Mapo-gu, Seoul, Korea
夕方になるとホンデの街には屋台が登場する
若者で賑わう眠らない街「ホンデ」は、夕方になると食べ物の屋台や雑貨店が次つぎと開店します。
屋台はお手頃価格の商品が多く、お土産選びにもぴったりのスポットです。特に韓国は犬用の洋服が豊富なので、大量にまとめ買いしました!
ホンデはナイトスポットも充実していて、一日を通して楽しめるエリアです。
いち早く韓国の流行をキャッチできる弘大の街
流行の発祥の地ホンデでは街の雰囲気が目まぐるしく進化し、訪れる度に違った雰囲気を味わえます。
ストリートアートなどは、日々、増え続け、古い作品はどんどん消されて行きます。ホンデで出会った素敵なストリートアートとは、一期一会かもしれません。
また、韓国は日本よりも店舗の入れ替わりが激く、訪れる前に営業状況を確認しておくと安心です。