バリ島のウブドをたった一日で駆け足で観光してきました

バリ島のウブドは美しい自然に心癒される神秘的なスポットが多く、世界中から観光客が集まります。整備されていない山道が続くなど田舎ならではの不便さはありますが、快適な都会にはない魅力がいっぱいです!

バリ島のウブドをたった一日で駆け足で観光してきました

バリ島ウブドの村を一日観光

今回はインドネシアのバリ島中部「ウブド(Ubud)」の旅行記です。バリ島中部のエリアは、2012年に「バリの文化的景観」としてユネスコの世界遺産に認定され、世界的にも注目されている魅力的な地域です。

たった一日と短い滞在でしたが、大自然とバリヒンドゥーの寺院が点在するウブドのパワースポットを巡り、身も心もすっかり癒されてきました。

デンパサール空港からウブドへの行き方

ウブド(Ubud)は、バリ島の玄関口「デンパサール空港」から車で北へ1時間半程の距離にある村です。山岳地帯のウブドは交通インフラがあまり整っていないため、空港からの移動はツアーに参加するか、タクシーをチャーターすると安心です。

バリはタクシー料金が安く、日本語対応可能のタクシーでも一日5,000円程でチャーターが可能なので、グループ旅行なら旅費を抑えられるのでオススメです。また、ウブドには見どころが沢山あるのですが、タクシーを利用すれば効率よく観光名所をまわれます。

タクシーに乗って30分くらい経つと田舎の風景がひろがりはじめ、畑仕事をしているおじさんや通学中の学生など、地元の人が生活している様子を垣間見ることができます。

しかし、その後に続く道のりは険しいものでした…。山岳地だけあって山道はクネクネしているので車酔いに襲われます。車の窓を開けて遠くを眺めたりしながら何とか苦痛に耐えて辿り着いた美しい田園エリアは、旅の疲れを一瞬で忘れるほどの素晴らしい絶景でした。

バリ島ウブド

今回のバリ島旅行では、タクシーのチャーター、各種アクティビティの提案やスパの案内などをサポートしてくれる「ガネーシャバリツアー」という会社のサービスを利用しました。

とても日本語が上手な運転手さんで、移動中もバリの文化や観光スポットを日本語で説明してくれて退屈せずにウブドまで楽しめました。

ライステラスの絶景レストランで食事

ウブドエリア周辺の「テガガラン地区」には美しい棚田が広がっています。山の斜面には「神様の階段」と比喩されるほど、美しい見事な段々畑で農作業をしている地元の人たちの姿が見えます。

棚田が広がるエリアは「ライステラス」と呼ばれ、崖の上にはレストランが数軒あって絶景を望みながら食事ができます。

ライステラス

ライステラスは初めて目にする新鮮な景色でしたが、どこか懐かしいような不思議な気持ちになりました。ドライバーさんに勧められて立ち寄った「テラスパディカフェ(Teras Padi Café)」の店内は広く、テーブル席と座席の2種類です。

観光客向けのお店で日本語メニューがあったので一安心です。店内はインテリアもお洒落で清潔感がありスタッフさんは英語がペラペラで、現在、日本語を勉強中だという店員さんもいました。

ナシクニン

注文したメニューは、バリ料理の定番の「ナシクニン」という、ウコンとココナッツミルクで炊いた黄色いライスにチキンと卵とエビせんべい等がのっている食べ応えのあるプレート。バリでは伝統行事がある日や祝いの日に、黄色いライスを食べる習慣があることをガイドさんに教えてもらいました。

食後にバリの定番ドリンク「ビンタンビール」を飲みながら、しばし絶景を観賞しましたが、スケジュールに余裕があるなら何時間でも過ごせるくらい魅力的なスポットです。

ビンタンビールとバリの風景

ライステラスを散歩するツアーに参加している欧米人たちも見かけました。世界遺産に認定されているバリ島の棚田は訪れた価値があり大満足でした。

バリ島の棚田

Teras Padi Cafe

住所/Jl. Raya Tegallalang, Desa Cekingan,Tegallalang, Gianyar, Kabupaten Gianyar, Bali 80561

テラス席でのんびり景色を眺めていたのですが、ふと、運転手さんのことを思い出しました。絶景に心を奪われ、待たせっ放しだった…。急いでお会計をすませて待ち合わせ場所に戻ると、運転手さん同士で楽しそうに団らんしていました。

でも、やはり気の毒で謝ったのですが「観光客向けのレストランの近くには、タクシーの運転手さんが利用する食堂や売店があり、そこで昼食を買って皆でワイワイ話をしながらお客さんを待っているから大丈夫だよ」と運転手さんが言ってくれました。優しいですね。

ウブドのトイレ事情

ライステラスで観光客向けのレストランに立寄ったら、トイレは済ませておきましょう。残念ながら、ウブドはトイレ事情が悪いのです。

特にウブド市場のお手洗いはバックパッカー上がりの私でも「ううっ…」と声が出てしまうほどだったのですが心構えを忘れずに!ペットボトルの水を買っておいて、観光客向けのカフェなどトイレを使わせてもらうことをオススメします。

テルタウンプル寺院で沐浴体験

ウブド中心地にある「テルタウンプル寺院(ウブド王宮)」は観光の中心スポットで、世界遺産に認定されているエリアのひとつ。赤レンガの上に見事な装飾が施された門を通り抜けると、スピリチュアルな雰囲気が漂ってきました。

テルタウンプル寺院

入り口で入場料の15,000ルピア(125円前後)を支払い、サロンと呼ばれるオレンジ色の布を借り、腰に巻いてから入ります。バリの寺院では露出が多い服はマナー違反なので、ショートパンツなどを履いている場合はサロンを巻きます。決して露出するつもりは無くても、どうしても暑いので薄着になってしまいますが配慮は大事ですね。

テルタウンプル寺院「湧水の泉」

テルタウンプル寺院の湧水の泉は、敬虔なヒンドゥー教徒たちの間で「病が治る」と信じられているパワースポットです。有名な観光地でありながら、同時に今も地元の人の熱い信仰の場であることに感動を覚えました。

今までにいくつかヒンドゥー教の寺院を訪ねましたが、熱心に祈りを捧げている人、ヨガをしている人、瞑想している人がいたりして、寺院自体の魅力はもちろんですが、そこに集う人々にも心ひかれます。

テルタウンプル寺院で沐浴をする人たち

ありがたいことに、テルタウンプル寺院では観光客でも沐浴ができます。近くに着替えスペースとロッカーがあるので、着替えを持参して置くと安心です。

▼沐浴の方法と注意点

左側から湧き出ている水を順番に浴びるのですが、必ず守りたいことがあります。

沐浴の注意点

右から2つ目と3つ目の湧水は「死者の為の水」なので使わないこと

テルタウンプル寺院での沐浴

沐浴場の裏には、「聖なる湧水の泉」と呼ばれる場所がありました。常に湧水が噴出していて、泉の底までよく見えるほど透明です。

聖なる湧水の泉

これだけでも十分見応えがありましたが、広い敷地内にはインドネシアの元大統領婦人のデヴィ婦人がよく訪れていた王室の別荘がありました。

テルタウンプル寺院「王室の別荘」

写真では見えにくいですが、広大な豪邸は建物2つを繋ぐ空中の橋が個性的な建築で、地元の人の憧れとのことです。

テルタウンプル寺院

テルタウンプル寺院

住所/Jl. Tirta, Tampaksiring, Manukaya, Tampaksiring, Manukaya,Tampaksiring, Kabupaten Gianyar, Bali 80552

珍しいスターバックスを発見!

世界には変わった建物のスターバックスが何軒かありますが、王宮近くにあるスターバックスもそのうちのひとつ。ウブドの景観にマッチした、モダンながらも伝統的なバリ建築を意識した建物で、スタバの看板もエスニックな雰囲気です。

スターバックス・バリ・ウブド店

テラス席からはお隣の敷地の蓮の池と庭園を眺められ、500円程のコーヒー代で優雅な気分を味わる穴場です。Wi-Fiもあってトイレも綺麗なので、休憩がてらに立ち寄ってみてください。

スターバックス・バリ・ウブド店

住所/Jalan Raya Ubud, Ubud, Gianyar, Kabupaten Gianyar, Bali 80571

バリヒンドゥーの不思議

独特の文化を持つバリの魅力にすっかり虜になってしまい、もっと詳しくバリを知りたくなってきました。ウブドではヨガレッスンのクラスなども盛んに開催されていて、様々なヒンドゥー文化とインドネシア圏の言語や食文化が混在しています。

寺院のレリーフはどことなくアンコールワットを連想させるのですが、アンコールワットは仏教で、インドネシアはイスラム教国。なぜバリ島はこれまで独特の文化が残っているのか調べたところ、かつて、インドネシアではイスラム教とヒンドゥー教、仏教が混在していたのですが、後から入ってきたイスラム派にヒンドゥー派は闘いに負け、一部の人たちがバリ島に移住し、さらにバリヒンドゥー文化が深まったというのです。

インドで誕生した仏教は時代の流れと共にヒンドゥー教を生み、元は仏教だった寺院がヒンドゥー教の寺院になったり、アンコールワットのようにヒンドゥー寺院がのちに仏教寺院になることもあったので似た外観を持っているのです。

インドネシアの世界遺産「プランバナン寺院」などは、ヒンドゥー教と仏教の巨大遺跡で、やはりアンコールワットと似た雰囲気をもっています。

ヒンドゥーと仏教建築が共存する遺跡はアジア各地で見られますが、日本のお寺に時々神道の鳥居があるのと同じような不思議な共存の仕方なのかも知れません。

バリ島のジャングル

熱帯雨林ジャングルにあるゴアガジャ遺跡

朝の9時からチャータータクシーに迎えに来てもらい、一日で多くの観光スポット巡りをしましたが、最後にウブド中心地から車で15分程の距離にある「ゴアガジャ遺跡」へ行きました。

洞窟の入り口に大きく口を開けた獅子がいるゴアガジャは、ガイドブックなどに掲載されているバリ島の人気スポットです。

バリ島のジャングル その2

▼ゴアガジャ遺跡での注意点

入り口で15,000ルピアを支払い入場するのですが注意点があります。入り口周辺には観光客向けの土産店があり賑わっているのですが、道端のパフォーマーや話しかけてくる人に注意しましょう。

大蛇を首に巻いて写真を撮れるサービスや、いきなり、おばちゃんがオレンジやバナナなどを手渡してきますが「有料」なので、買う気が無ければ近づかないのが賢明です。

実際に、この日、私の前を歩いていた人の良さそうな日本人の老夫婦は、手渡されたオレンジを歓迎のプレゼントと間違えて受け取ってしまい「お金を払え」と付きまとわられ困っていました。

ゴアガジャの洞窟

11世紀頃の遺跡といわれているゴアガジャの洞窟は、内部に入ると蒸し暑く、薄暗くて不思議な空気が漂っています。奥まで進んでいったら「ガネーシャの銅像」がありました。

ゴアガジャ遺跡「沐浴場」

女神のレリーフがある沐浴場は作られた当時の姿に近い状態ということで、泉の近くまで降りて、水に触れることも可能です。人気の写真スポットなのでカメラを構えた観光客が集っていました。

ゴアガジャ遺跡「沐浴場」その2

実はゴアガジャの裏の庭園は熱帯雨林のジャングルになっていて、カラフルな花や背の高い南国の木々を見られます。

ゴアガジャ遺跡の裏はジャングルでした

有名観光地にいることを忘れてしまうくらい静寂に包まれた場所なのですが、不思議なことに偶然だと思うのですが、自然豊かなスポットなのに虫に遭遇しませんでした。

ウブドにはもう一度訪れてみたい

たった一日でしたが、ウブドエリアの観光を満喫してきました。ウブドは伝統的なバリの風景が残る街並に、現代的にリフォームされたオシャレなカフェ等もある素敵な場所です。次に訪れるときには、ヨガレッスンやバリの占い体験をするのが楽しみです!