ソウルひとり旅!満喫するコツを17回目の韓国旅行記でレポート

17回目の韓国旅行はソウルで一人旅を満喫。韓屋が立ち並び、タイムスリップしたような気分になれる観光エリア、満足度の高いショッピングができる人気スポット「梨大(イデ)」等に行ってきました!

ソウルひとり旅を楽しむコツ

私が人生で初めての海外一人旅の目的地に選んだのは韓国のソウルです。

往復で1万円程と格安な航空券が手に入るし、日帰りも可能な距離!すっかりハマってしまい、最終的には仕事を辞めて約2か月間の短期留学することになった次第です…。

韓国の主要観光地ソウルでは「ほぼ日本語が通じる」ので、語学に堪能じゃなくても安心して旅ができます。

しかし、ソウルに限らず、せっかく海外旅行をするのであれば、現地の言葉でコミュニケーションをはかって普段は体験できないことに挑戦したり、地元の人との交流を深めるなどをして、忘れられない旅の思い出作りをしたいものです。

今回は、「簡単な韓国語をつかって楽しむソウル一人旅」というテーマで、17回目の韓国旅行を楽しんできました!

1回目と2回目は日本語が通じることに甘えていたのですが、3回目の韓国旅行では思い切ってカタコトの韓国語を使ってみたところ、今までよりも遥かに充実した旅になり驚きました。

特にソウルなどメイン観光地から少し外れた場所にある安くて美味しいローカル食堂や屋台へ足を運んだときは、ちょっとした一言を現地語で伝えると大変喜ばれるのです。

市場では値段があってないような物も売られていることがあるので、カタコトでもどんどん話し掛けて値切る楽しみも味わえます。

上記の他に、実際に使ってみて旅行中に役立った簡単な韓国語も少しだけ紹介しますので、ぜひ現地で試してみてくださいね。

ゲストハウスは宿泊代を節約できる

プチプラ旅行をする時に重要なのは宿選びですが、どうしても一人で泊まると料金が割高になってしまうので、私はホテルよりも安く泊まれる宿泊施設を利用することが多いです。

韓国には日本人の女性客向けや個室完備のゲストハウス、世界各国の旅行者が滞在しているバックパッカーホステルなどがあります。

今回はゲストハウスに宿泊しましたが、共同キッチンなので他の旅行客と話すきっかけがあり、旅の思い出が増えましたよ。

一人旅のはずが、ゲストハウスで知り合ったノリのよいラテン女子2人組と朝までクラブで遊んだこともあります。

最近は女性ウケする綺麗なゲストハウスも増えてきたので、ぜひお試しを!

仁川空港からソウルまでリムジンバスで移動する

仁川国際空港から市内へのアクセス手段は、運賃が10000w程(千円前後)とお手頃な一般リムジンバスがお勧めです。

一般タクシーを利用すると空港から市内まで50000w程(5千円前後)とリムジンバスよりも料金が数倍も跳ね上がります。一人で旅行をするのなら、断然、バス移動のほうが旅費を節約できます!

到着ロビーから外に出た所にある、バスのチケット販売所で乗車券を購入してバスに乗ります。

ほぼスタッフ全員が英語対応可能です。たまに日本語対応も可能なスタッフもいるのですが、運悪く、「韓国語のみ対応のスタッフ」に当たった場合は、次の韓国語で行先を伝えてください。

バスのチケットを購入する時に役立つ韓国語

・「●●● エ カゴシポヨ」

※訳/●●●に行きたいです

 韓国語の良いところは、英語と違って棒読みでも伝わること。

運賃を支払い、受け取ったチケットに書いてある番号の乗り場を探します。

バス停の前には荷物を積み込んでくれるスタッフがいるので、チケットの番号を見せて、間違っていないか確認しましょう。

チケットに記載している番号のバスに乗車して、運転手さんにチケットを渡します。

バスはボタンを押して次の停留所で降りることを伝えるシステムですが、予め、乗車した時に降りたい駅名を運転手さんに伝えておくと安心です。

バスの運転手に目的地を伝えたい時に役立つ韓国語

・「●●● エ トッチャ カミョン アルリョ チュセヨ」

※訳/●●●に到着したら教えてください

運転手に目的地を紙に書いて伝える場合

・●●● 에 도착하면 알려 주세요

※訳/●●●に到着したら教えてください

 少し長くて言葉に出して伝えるのが難しい場合は、ハングル文字で紙に書いて運転手に見せる方法もあります。

 韓国のメイン観光地、「明洞(ミョンドン)」「南大門(ナムデムン)」「東大門(トンデムン)」などに向かう観光客が多く乗車する「6001番のバス」は、日本語アナウンスあるので初心者でも乗りやすいです。

 トランクに積んだ荷物は、自分で降ろすシステムなので取り忘れないように要注意です。

 今回の韓国旅行では「弘大(ホンデ)エリア」に宿泊するので、「6002番のバスに乗車」しました。

空港リムジンバス

URL: http://www.airportlimousine.co.kr/eng/lbr/all/lbr02_2_6000.php

韓国で安全なタクシーに乗る方法

韓国のタクシーは日本よりも安い運賃が特徴です。

明洞から次の目的地「梨大(イデ)エリア」まで一般タクシーを利用しても、8,000W程(800円前後)と安いので、気軽に移動できます。

 オレンジ色のインターナショナルタクシー(International TAXI)が英語や外国語対応可能でオススメです。

 その他、「モボンタクシー(模範모범 )」、「イルバンタクシー(一般일반)」の順で料金が安くなります。

 「ケインタクシー(個人개인)」は、運転手さんによってサービスにバラツキがあります。

タクシーの種類は車体に書いている文字をチェックして見分けましょう。

タクシーで行先を伝えたい時に役立つ韓国語

・「●●● ヘ カチュセヨ」

※訳/●●●へ行ってください

タクシーを降りたい時に役立つ韓国語

・「ヨギ エソ ネリョヨ カムサハムニダ」

※訳/ここで降ります。ありがとうございます
※降りたい場所で伝えます

 タクシー代の支払いは、殆どがクレジットカードやT-money に対応していますが、乗車時に確認しておくと安心です。

カード払いが可能か確かめたい時に役立つ韓国語

・「カドゥ ロ チャナヨ?」

※訳/(カードでもダイジョブですか?
※発車前に訊きましょう

絶対に乗ってはいけないタクシー

夜の東大門などに現れる大型タクシーにそっくりなバンのタクシーは、流暢な日本語で客引きをしているのですが、かなり上乗せされた金額を請求されるので要注意。

繁華街には、深夜になると多数の違法タクシーが出現します。

上記以外のタクシーは利用しないことをお勧めします。

また、夜遊び帰りにタクシーを探していても、短距離だと乗せて貰えなかったり、韓国語が話せない、または、少し酔って見えたりすると素通りされることも少なくありません。

私は夜にタクシーを利用する場合、「相場の運賃にチップをプラスして●●●ウォン支払うので乗せて下さい」と交渉します。

韓国旅行中に夜遊びを楽しみたい人は先に行先を決めておき、徒歩でも移動できる目的地付近のホテルを予約すればタクシーを拾う手間や余計なトラブルを避けられます。

地下鉄の乗り降りにはICカードが便利

地下鉄には日本語表記があるので、韓国旅行初心者でも簡単に乗れます。切符を買うか、「T-money」というICカードを購入します。

切符はカードタイプでデポジット(保証金)を500w取られますが、電車を降りた後に機械に入れると返ってきます。

T-money はカード型とストラップ型の2種類あります。物を失くしやすい人や財布に出し入れするのが面倒な人には、バッグにぶら下げられるストラップ型が便利です。

風情ある韓屋が建ち並ぶ三清洞エリアを散策

多少、道路状況によって前後することはありますが、リムジンバスで空港からソウル市内までの移動時間は40~50分程です。

宿泊先のゲストハウスでチェックインを済ませてから、いよいよ街歩きスタート!

韓国は夜遅くまで営業しているショップも多いのですが、一人旅の安全を確保するためには、昼間のうちに観光を済ませるプランがお勧めです。

今回は、ゆっくり過ごしたい気分だったので、伝統的な韓屋が並ぶ「三清洞(サムチョンドン)エリア」に行ってみることにしました。

北村韓屋マウルは地下鉄安国駅3番出口の先にある

地下鉄安国駅は、降りたった瞬間から素敵な雰囲気でした。3番出口を出て細い道を進んで行くと、伝統的な韓屋が残る「北村韓屋マウル」エリアです。

重要文化財に指定されている建物が今でも沢山残るエリアで、地元の人たちの日常生活を肌で感じることができます。

伝統的な韓家は、博物館や伝統工芸を体験できるようになっていたり、レストランやゲストハウスだったりします。

韓国ドラマに出てきそうな景色でテンションが上がります。

生活感が漂う瓶などが置かれています。キムチを漬けているのでしょうか?

坂道を上ると、急にローカル感が増してきました。車に積んだ大音量のスピーカーで、マイク越しにおすすめ商品をアナウンスしてくるオジサン。「靴下安いよ~。3足で千ウォンだよ~。どう~?」と何だか韓国の下町って感じです!

近くには韓国の人気ドラマ「冬のソナタ」の主人公を演じたヨン様など、韓流スターのグッズが売られている店もありました。

通りの小さな店先で、揚餃子のような食べ物を買ってみました。

食べ物の正式な名前が分らなかったので、以下の簡単な韓国語で注文したのですが、もちろん通じましたよ!

運転手に目的地を紙に書いて伝える場合

・「イゴ ハナ チュセヨ」

※訳/これを一つ下さい

日本とは違う光景に出会える北村エリアを歩いていると「外国に来たんだな」と満足感でいっぱいになります。

北村を抜けて景福宮を目指す

北村エリアを抜け、三清洞を歩きます。道幅が広くなり、韓屋とモダンなデザインの入り交ざるお洒落なエリアです。

この通りを抜けると、ソウルの中心地の景福宮(キョンボックン)の前に出ます。

景福宮は何度訪れてもカラフルな色づかいに圧倒される建物です。

明洞で韓国コスメを買う!

景福宮から明洞(ミョンドン)まではタクシーを利用しました。ワンメーター程で移動できますよ。

ソウルで一番の繁華街の明洞には、免税店や流行りのブランドや露店のお土産屋さんまでが一様に揃います。

観光客が多いだけあって、それぞれのお店の前でマイクやメガホンを持ったスタッフが、韓国語、日本語、中国語で呼び込みをしています。

何故か私はタイ語で呼び止められたことがあります…。

今回、私が明洞を訪れた目的は韓国コスメを買うため!

だいたいの店で日本語が通じるし、詳しい成分や美容効果なども質問できるので安心で便利なのです。日本人スタッフもいる有名ショップもあります。

最近では、以前のように店員さんが付きっ切りで商品説明をしてくれることが減ったので、少しゆっくり買い物できるようになった気がします。

ちなみに、私のお気に入りブランドは「ネイチャーリパブリック」と「トニーモリ」です。

有名なソルロンタン専門店でランチ

買い物した後は、有名ドラマの舞台になった「ソルロンタンの店」で遅めのランチをとりました。

韓国ドラマの「華麗なる遺産」の舞台にもなった「シンソン ソルロンタン」は、一人でも入りやすい雰囲気なんですよ。

ソルロンタンとは骨付き牛肉を煮込んだスープのこと。あっさりした味で辛くないので、辛い物が苦手な人や日本人の味覚にも合う韓国グルメです。

私は中に水餃子が入った만두설렁탕(マンドゥソルロンタン)がお気に入りメニュー!キムチは食べ放題で、結構ボリュームがあるのに8000wと超リーズナブルな価格が堪らなく嬉しいのです。

日本語メニューもあるので、初めての韓国旅行でも安心です!

運シンソンソルロンタン 明洞店

・住所:2-2 Myeongdong 6-gil, Myeong-dong, Jung-gu, Seoul, 大韓民国
・24時間営業
・公式HP http://www.kood.co.kr/koodci/shinsun/menu_list.php

梨大エリアでプチプラ服をまとめ買い

梨大エリアには女子大があるので、女性向けの可愛い雑貨店やファッションショップが街全体に溢れています。

坂道には小さな路地が沢山あり、プチプラショッピングを楽しめます。

露店では、マフラー1つ10000w程(千円前後)でした。

梨大エリアでオススメなのは、ずばり靴!パンプスが本革でも30000w(3千円前後)、牛皮のブーツも70000w(7千円前後)で買えました。

梨大エリアの店で売られている服は10代~20代向けの若いデザインが多いので、アラサーでも着られそうな無難な物を一生懸命に探しました(笑)

大型店から個人店までありますが、値札が付いていないお店は値引きして貰える可能性があります。

しかし、いきなり「カッカチュセヨ」と値切るのは素敵ではありませんので、同じ店で何点か購入して、1点だけプラスして貰ったり、「もう一点買ったら安くなりますか?」とスマート(?)に節度のある交渉をしましょう。

値切り交渉に役立つ韓国語

・「● サニッカ カッカチュセヨ」

※訳/●個買うので値引いてください

・2個は「トゥゲ」
・3個は「セゲ」
・4個は「ネゲ」

 1点しか欲しい物がない場合は、あざとい方法ですが「気に入っているけど、値段が高くて悲しい」という表情を見せながら、「ピッサヨ…」(高いです…)と伝えるのが値切りの基本パターンです。

電卓で数字を打ち「これでどう?」と提示してくれる人や、「ダメ」とハッキリ表情や言葉で断られるなど、成功の確率は店員さんや店によって違います。

同じような商品を売っている店は沢山あるので、値切りに失敗しても挫けずに他も見て回るのも方法です。

お店を出る時は、「カムサハムニダ(ありがとうございます)」を忘れずに!

ゲストハウスに帰って、買った物を部屋に広げて見ました。これだけ買って30000w(3千円前後)とは驚きです。試着しないで買ったパンツは細すぎて入りませんでした…。試着必須です!

韓国では屋台フードの食べ歩きが楽しい

韓国では食べ歩きが一般的で、繁華街には屋台が並びます。梨大(イデ)の街では、フレッシュジュースを売っている可愛らしい屋台を見つけました。

昼間は、スムージー、トルネードポテト、ホットク、アイスクリームなどの屋台が人気で、夜になると、おでん屋、甘辛チキン、トッポッキなどの屋台が登場します。

持ち帰りがメインの店も多いのですが、屋台で地元の人に交じって食べてみるなど、旅行中ならではの体験をしてみるのも面白いですよ。

近くて安く楽しめる韓国は一人旅に最適

今回は、大好きな街ソウルをぶらりと一人で旅してきました。一人旅は食事とセルフィーをする瞬間にちょっぴり寂しくなりますが、同伴者がいる旅よりも気ままに過ごせるし、現地の人たちと交流する機会も増えます。

飛行機に乗れば東京から僅か2時間の距離にある韓国の首都ソウルは、一人旅でも気軽に行けるスポット。

少しだけ日常生活から抜け出したいときの旅先にピッタリなので、また近いうちに足を運びたいと思います。