韓国の弘大と建大を散策中にふらっと寄りたいスポット

建大(コンデ)では、迫力満点の噴水がある「ソウルの森」、スイーツやファッションなど流行に敏感な弘大(ホンデ)の街では、青いコンテナがお洒落なモール「コモングラウンド」がおすすめ。

韓国のおすすめ散策スポット

今回は韓国の若者が集まるスポットとしても有名な弘大(ホンデ)と建大(コンデ)に足を運び、ゆっくりと街歩きを楽しんできました。

ソウル市内には「▼○◆大入口」と大学名が駅名になっている場所がいくつかあります。中でも人気の高い場所は、ソウルの西部に位置する「弘大(ホンデ)入口」と東部の「建大(コンデ)入口」です。

まずは弘大(ホンデ)周辺を散策

名門の芸術大学「弘益大学」があることから街中にアートギャラリーが溢れ、様々なカフェや洋服や雑貨店などが軒を連ねています。

ハローキティカフェや遊び心のあるコンセプトショップや壁画があちこちにあり、いつもどこかで何かが生まれているようなアートの香り漂うエネルギッシュな街でした。

弘大にある複合施設サンサンマダン

3D体感型の「トリックアイミュージアム」や個性的な外観デザインが特徴のビル「サンサンマダン」もホンデの名所。

サンサンマダンはギャラリーのほか、若手作家のアーティストグッズが購入できるスペースやインディーズ映画が上映される劇場があるなど、文化の発信地となる複合施設です。

主に10~20代の学生が多く集まるスポットですが、アートに触れながら街を見て回るだけでも楽しめます。

また、弘大には「冬のソナタ」をはじめ、数々の韓国ヒットドラマを手掛けたユン・ソクホ監督のドラマ展示館「Yoon’s Color Drama Gallery」があります。
名シーンのセットや小道具の展示など、既に韓流ドラマや俳優に心を奪われている人にとっては思い出に浸れる可能性大!

弘大で食べたのはマッコリ発酵まんじゅう

本当は今どきのスイーツを発掘する目的もあって弘大に足を運んだのですが、連日食べ過ぎたせいでお腹にスペースなし…。

あちこち探しまわるミッションを放棄してホテルへ帰ろうと思っていたときに偶然見つけたのが、韓国のお餅屋さんで販売されている昔ながらのおやつ「マッコリの発酵まんじゅう」。

モチモチ感はあってもお餅のようにヘビーではなく、軽い口当たりでパクパク食べられます。

当然のようにマッコリの風味を期待していたのですが、ほんのりと甘味がある程度で正直あまりマッコリさしさは感じられませんでした。残念…。

発酵まんじゅうは夏向けのデザートでブルーベリー味もありました。

青い巨大なモールがある建大に到着

建大入口6番出口から徒歩3分。駅を出ればすぐに青い巨大な建物が見えてきます。

「COMMON GROUNDコモングラウンド」は2014年の春にできた名所で、200個もコンテナ積み上げて作った世界でも珍しいコンテナショッピングモールです。

側面からだと貨物のように見えますが、別の角度から見るとガラス張りになっていてシンプルな構造を上手く利用した面白い建物です。
無限の可能性を秘めたコンテナの活用法からは目が離せません!

コンテナのハードな感じがまたオシャレ!若者がたくさん集まる理由が分かりますね。
建物に入る前に、まず目に入ってくる光景は撮影に夢中になっている女性たち。

写真映えするコンテナを背景にして撮影会が延々と繰り広げられています。本当に人が途切れないほど続々と人が訪れる人気の撮影スポットなのです。

最近の若者はモデルのようにポーズを撮ることにも慣れてるなぁと、仲間入りするのがちょっと恥ずかしかったので私はパスしましたが高確率でステキな写真が撮れると思います。

お洒落なフードトラックを発見!

外の一角にはフードトラックが3台あり、飲食店も多く入っているはずなのに常設する意味があるのかと不思議に思ったのですが、このスペースはフリーマーケットや野外イベントの会場に様変わりするというので納得です。

しかも、コンテナがスクリーンの役割を果たし巨大な映像が映し出され、有名アイドルのライブ会場になることもあるそうです。

さすが、斬新なアイディアから生まれた建物だけあって素晴らしい発想力!コンテナの利用価値の多さには驚くばかりです。

入口にあったのはDJブース

建物の中に足を踏み入れた瞬間に出会ったのはDJブース。こういった刺激的なアプローチはテンションが上がります!

建物は3フロアあり1階と2階がアパレルショップや雑貨小物を取り扱う店舗が集まり、3階は屋上テラスでオープンカフェスタイルの飲食店が集まっています。

テラスも第二の撮影スポットとして人気があり、地上のコモングラウンドを狙ってカメラやスマホを構えている人が多いです。

素早く流行をゲットできるスポット

トレンドが刻々と変化するのは日本も韓国も同じです。
韓国の若者が多く集まる弘大(ホンデ)や建大(コンデ)では、いち早く流行のスイーツなどの食べ物やファッションにありつけます。

この記事で紹介している情報を得た時期にアジアの国々で爆発的な人気となっていたのは、鮮やかな色が100%インスタ映えする「レインボーケーキ」でした。

韓国でレインボーケーキ流行の火付け役となったのが「DORE DORE(ドレドレ)」というケーキショップで、コモングランドにも入店しています。

噂のレインボーケーキを目の前にしてみましたが、奇抜な色にどうしても手を出せずに写真だけ撮らせていただきました。

大人向けの散策スポット!アンダースタンドアベニュー

ソウルの森駅3番出口からすぐの「アンダースタンドアベニュー」には、個性的なペイントカラーやデザインが施されたコンテナの店舗があります。

ペイントされた道路やオブジェなども点在する、アミューズメント的な雰囲気を楽しめるスポットです。

このエリアでは、1~2つのコンテナのみ利用している店舗がほとんどなので圧迫感がなく、のんびり散策するように見て回れます。
全体的に色はシックで落ち着いていて、コモングランドよりもちょっぴり大人っぽい雰囲気が漂っていました。

セレクトショップやベーカリーやお洒落なカフェなどは既にありますが、今後どんなお店が入るのか注目したいです!

5つのテーマを楽しめるソウルの森

アンダースタンドアベニューがある「ソウルの森駅」の駅名は、駅の西側一帯にある広大な自然公園「ソウルの森」により名付けられたものです。

  1. 文化芸術公園
  2. 自然生態の森
  3. 自然体験学習園
  4. 湿地生態園
  5. 漢江水辺公園

ソウルの森は5つのエリアがテーマ別に分けられています。
1日かけて遊べるほど面積が広いので、今回は2つのエリアを散策してきました。

圧巻の噴水がある!文化芸術公園

ソウルの森駅からアンダースタンドアベニューを経ると辿り着くのが、文化芸術公園エリアです。

この日、噴水広場には多くの子供たちが集まって水と戯れていました。水の量や高さがランダムに変わり、子どもたちは楽しそうにはしゃいでいます。

見ているだけで涼しくなるのですが、かなり水の勢いが激しいのでビックリしました。

自然体験学習園

南側は自然体験学習園エリアで、昆虫植物園やバタフライガーデンなどがあります。
噴水ではしゃぐことはしなかったものの、バタフライガーデンでは少女のように蝶を追いかけて来ましたよ。

香ばしくて美味しいゴボウ茶を飲みながらベンチで一休みしながら、園内で一番長く楽しんだのはスズメと鳩とのふれあい!

駅の構内で買った韓国の昔ながらのおやつ「うまい棒の韓国バージョン」のようなクリスピーロールをベンチに座って食べ始めたら、スズメがやって来たのでエサやりを始めた途端に囲まれてしまったのです。

ちなみにクリスピーロールは緑豆、麦、小豆、トウモロコシ、蕎麦、もち米、玄米、黒豆、ハト麦、エンドウ豆、インゲン豆、蓮の実の12種類の雑穀が混ざっているヘルシーなお菓子で「卵かけごはん」のような味でした。

鳥たちとの触れ合いの中でスズメは餌をゲットすると仲間に分け与えるとか、体のサイズの割に鳩に引けをとらない逞しさがあるなどリアルに自然の生態を学びました。

鳩のほうが警戒心はなく、しばらく餌付けしていたら手の平からエサを食べてくれました。

ほかにも地面に穴を掘って砂遊びをしている可愛らしいスズメがいたり、意外な発見がありました。

今回は2つのエリアだけの散策でしたが、ほかにも鹿やリスが生息するスポットや有名な彫刻家のオブジェがあったり、クラッシックの流れる森の小道や川遊びができるエリアなど気になる所がたくさんあります!

とにかく広いので、ある程度やりたいことを下調べしてルートを決めてから行くことをオススメします。
ソウルの森を冒険するような気分で、たっぷり羽を伸ばして下さいね。

のんびりできた!散策メインの韓国旅

いつもは仕事に追われてやらなきゃいけないことばかり目につきますが、旅行に来てのんびり過ごすと普段とは違う目線で楽しめている自分がいることに気づかされました。

韓国まで行かなくても日本国内でできることなのかも知れませんが、そういう時間が取れることが嬉しくなりました!