シンプリストとミニマリストの違い・所有物の量がポイント
シンプリストは、ミニマリストと違って物の量にこだわりを持っておらず、いかに部屋をシンプルに出来るか試行錯誤しています。ストレスを溜めず、不便な生活を送らないためにもシンプリストに挑戦してみませんか?
シンプリストとミニマリストは違う
何かと話題のミニマリストがいる一方で「シンプリスト」にも注目が集まっていますが、両者の違いって何があるのでしょうか?
実は、ミニマリストとシンプリストでは、似ているようで全く異なる考え方を持っていて、両者に共通するポイントは「持ち物が少ない」という点です。ということは、両者の違いは「生活への考え方」にあるということですよね。一体彼らはどんな考え方で自分の理想とする空間を作り上げているのでしょうか?
では、シンプリストとミニマリストの違いを紹介しますので、これからシンプルライフを始めようと思っている方は参考にしてくださいね。
シンプリストの考え方
シンプリストと呼ばれる人たちは、どんな考え方や生活を送っているのでしょうか?
1.持ち物をシンプルにする
ミニマリストとの大きな違いは、所有しているモノの数に対してこだわりが無いという点です。シンプルライフを送っている人の中には、ミニマリストとは違い、モノをたくさん持っている人がほとんどですが、どれだけシンプルに出来るかを重要視しています。
シンプリストの考え方
物を単純化させることにこだわりを持つ
- 色
- 形
- 配置の仕方
などに統一感を持たせて部屋をシンプルに見えることを重視します。モデルルームのようなイメージのレイアウトで、シンプリストの部屋は”お洒落に見えるように工夫されている”のです。
2.捨てたくない物は持っている
シンプリストは持っているモノの量にはこだわりがないので、捨てたくない思い出の品などがあれば取っておく傾向にあり、生活には必要のないモノでも部屋に溶け込むように収納にはこだわっているのです。
シンプリストは日常生活に必要のない物があっても、毎日の癒しとして考えるので多少、物が多くても問題はありません。
シンプリストの考え方
日常生活で必要のない思い出の品もとっておく
3.物を美しく収納する
ミニマリストは部屋に収納するモノがありませんが、シンプリストは収納があってもいかに美しく魅せるかに重点を置いています。収納によって部屋を美しく演出するシンプリストは、物を排除せずに統一感が出るように片づけをしています。
シンプリストの考え方
物をシンプルに収納できる達成感がある
ミニマリストの考え方
“最小限”の意味を持つミニマムに重点を置くライフスタイルを送っているタイプの人は、どんな考え方を持っているのでしょうか?
1.物を最低限まで排除したい
余分なモノを持ちたくない、必要最低限しか物を持たない生活を送っているミニマリストですが、極限まで突き詰めた人は寝袋と数枚の服や収納代わりのバッグだけで生活できちゃうので、部屋には家具・家電がまったく置かれていないこともあります。
限りなく物を持たない主義がミニマリストの特徴です。
ミニマリストの考え方
部屋が殺風景になっても物を排除したい
ミニマリストの部屋は引っ越した直後みたいにガランとしていることが多く不便に思えますが、掃除や洗濯がしやすいので清潔でキレイなのです。
2.思い出の品も捨てる
- 思い出の品
- 人から貰ったプレゼント
- みんなで撮った集合写真
ミニマリストは生活には必要ないけど時々は手に取りたい思い出の品など、多くの人が捨てることに戸惑う物も徹底的に処分します。
ミニマリストの考え方
思い出の品は記憶にインプットすればいい
写真や手紙ならデータ化をすれば現物を処分することが出来ますし、雑誌や漫画などもスキャナーで読み取れば電子書籍化することができます。ある意味、パソコンとスマホがあれば趣味に関して困ることはないようです。
3.収納するなら処分をする
必要最低限の物しか手元に残したくない合理的な思考をしているので、シーズン的に使わなくなった物であってもすぐに処分することが多いのです。捨てたら生活が出来なくなる物しか手元にないので収納スペースをほとんど使いません。なので、収納スペースに仕舞ってある荷物が気になって仕方がないのです。
”物の数や量にこだわりを持って生活をしている”のがミニマリストの特徴です。
ミニマリストの考え方
収納する使わない荷物は不要だと判断する
自分に合ったライフスタイルはどっち?
考え方が違うとはいえ、どちらも目的のためには徹底的に行動を起こすので、同じカテゴリだと勘違いされがちですが、「ミニマリスト」と「シンプリスト」は似ているようで全く違うタイプだとご理解いただけたでしょうか。
- シンプリストは、物のシンプル化や統一感にこだわる
- ミニマリストは、自分にとって必要な物しか持たないことにこだわる
持っている物を捨てるブームは繰り返し起こっていますが、生活習慣を変えることは自分を変えることにもつながります。もし、始めたい時はどちらのタイプが自分に合っているか、しっかりと見極めてからチャレンジしてくださいね。