固形石鹸の使い方・動画あり・家中キレイにする万能アイテム

固形石鹸の使い方といえば、手洗いに洗顔ぐらい?いえいえ、実はたくさんの活用方法があり、肥やしにしていてはもったいない!掃除に洗濯はもちろん、生活の質を上げる芳香剤として利用するのもおすすめですよ。

固形石鹸の使い方は手を洗うだけに非ず!

お中元やお歳暮、引っ越しのあいさつなどで頂くことが多く、最近では色や香りも豊富で見た目にも可愛い固形石鹸も販売されており、ますますギフトとして贈られる機会も増えましたが、あまり沢山貰うのも使いきれずに困りものです。

ましてやポンプやチューブタイプのものと違い、少々面倒で使いにくいので、頂き物でも「使わずにしまったまま…」なんて女性も多いのではないでしょうか。

今回は『お家で眠っている固形石鹸の新しい使い方』をご紹介します。ちょうど「何かアイディアはないものか…」とお困りのアナタは要チェックですよ!

ハンドソープにする

手に取って泡立てるのが面倒な固形石鹸に代わって、日頃からハンドソープを使っている方は少なくありません。そのため、固形石鹸ばかりが溜まる一方…という家もあるかもしれませんね。

そこで、せっかくの石けんを眠らせたままにしないためにも、思い切って固形石鹸で液体ハンドソープを作ってみるのもひとつの手です。少々手間はかかりますが、新しくハンドソープを買わなくても家にある石けんで作れるので、お財布にも優しいです。

用意するもの

・固形石鹸
・耐熱容器
・石鹸の3~5倍量ほどの熱湯
・おろし金か包丁
・ポンプ式のボトル(泡になって出てくるタイプのポンプはNG!)

ハンドソープの作り方

1.固形石鹸を包丁で細かく刻むか、おろし金ですりおろす
2.耐熱容器に入れる
3.熱湯加えて、よくかき混ぜる
4.ポンプ式ボトルに入れて完成

熱湯を少しずつ加え、固形石鹸の固まりがなくなるまでかき混ぜることがポイント。固さはお湯の量で調整してくださいね。

殺菌成分を含むものはキッチン用、香料が多いものは洗面所に置くなど、固形石鹸の種類に応じて使い道を変えるのがベストです。

原材料が動物性油だったり、作る場所の環境によっては寒さで固まってしまうこともあるので、作成する際は使う固形石鹸や場所にも気をつけて!

固形石鹸でハンドソープ作り/動画

衣類や靴の汚れ落としに使う

汚れをしっかりと落としてくれる固形石鹸は手だけでなく、衣類や靴の汚れ落としにピッタリです!

▼衣類の汚れ落としに固形せっけんを使う

用意するもの

・固形石鹸
・ナイロンネット

衣類の汚れ落とし

1.洗濯板などの平らな場所に、衣類の汚れ部分を広げる
2.水やぬるま湯で衣類を十分濡らす
3.汚れのひどい部分に固形石鹸をこすりつける
4.ナイロンネットを使って汚れをこすり落とす
5.石鹸を洗い流し、洗濯機に入れて通常洗濯する

こすり洗いでも落ちない場合は、衣類の生地を傷めないよう優しくもみ洗いをしてみましょう。

▼靴の汚れ落としに固形せっけんを使う

用意するもの

・固形石鹸
・タワシやブラシ

靴の汚れ落とし

1.靴を水やぬるま湯で十分に濡らす
2.タワシやブラシに固形石鹸をこすりつけて靴を洗う

スニーカー等の布靴の場合は、汚れがひどい部分に直接せっけんをこすりつけてもOK

衣類・靴の汚れを落とす方法/動画

衣類や靴をこすり洗いしたあとの白さに、きっと驚くハズ。汚れが気になる布製品は、とりあえず固形石鹸で洗ってみるといいかも。

食器用洗剤として利用する

固形せっけんは、頑固な油汚れを落とすのにも最適です。最初は抵抗があるかもしれませんが、食器用洗剤の代わりとして固形石鹸を使ってみましょう!

用意するもの

・固形石鹸
・目の粗いスポンジやナイロンタオル

石鹸で食器を洗うとき、汚れを充分に落とすために重要になのが「泡立ち」。そのため、目が粗いスポンジやネットで石鹸を十分に泡立ててから食器を洗うのがベストです。

ちなみに、小さくなってしまった石鹸は、食器用スポンジに軽く切り込みを入れ、その中にせっけんを入れて使用すると最後までムダなく使いきれますよ♪

石鹸で食器を洗う/動画

また、水仕事の多い女性なら手荒れの心配もありますよね。固形タイプの石鹸は、通常の食器洗い用の洗剤と比べると断然肌に優しいのも嬉しいトコロ。

より肌に優しいものを選びたい場合は、無添加のものを使用しましょう。洗浄力強めのものしかないなら、ゴム手袋を着けた方が安心です。

換気扇やコンロの掃除に使う

頑固な油汚れを落とすのに効果的な固形石鹸は、油汚れやホコリがこびりついた換気扇やコンロの掃除でも大活躍してくれます!

用意するもの

・固形石鹸
・換気扇を入れる桶かバケツ
・歯ブラシやスポンジ

換気扇の汚れ落とし

1.桶かバケツにたっぷりのぬるま湯を入れ、固形石鹸を溶かして石鹸液を作る
2.取り外した換気扇を入れ、20~30分漬けておく
3.スポンジや歯ブラシを使って、汚れをこする
4.石鹸をきれいに洗い流す

固形石鹸を溶かすときには、お湯がドロドロになるくらいに溶かすのがコツ!せっけん液が濁って、汚れがスッキリ落ちているのが実感できますよ。

香りの強い石けんで洗うと香りが残ってしまうので、香料入り固形石鹸で洗う場合は、洗った後に風通しの良い場所か太陽が良く当たる場所で干すと気にならなくなります。

芳香剤として活用する

芳香剤のキツイ匂いが苦手…という方は、石けんを芳香剤の代わりに使ってみてはいかがでしょうか。石けんの優しい香りは清潔な印象を与えるので、玄関や衣装ケースに使うと周囲の人からのイメージもより良くなるかも!

最近は、香りの良い物や見た目が可愛い固形石鹸がたくさんあるので、トイレや整理タンスに芳香剤代わりとして入れるのもおすすめです。市販のサシェや芳香剤と違って、香りがなくなることもなく、交換する手間もかからないのが嬉しいポイントです!

用意するもの

・固形石鹸
・布袋または小皿

せっけん芳香剤の作り方

1.固形石鹸の包装を取る
2.そのまま布袋に入れる

せっけんの色が綺麗だから魅せたいという場合は、クッキー型でくり抜いてから小皿に置くと、鮮やかな色を見せつつも石鹸っぽくなくなります。

▼せっけん芳香剤をさらにお洒落な香りにする

用意するもの

・固形石鹸
・カッターまたはおろし金
・ジャムや蜂蜜の空き瓶、または雑貨屋で売っているようなガラス瓶
・タグやリボン、ドライフラワーなど好きな物

もっとお洒落な「せっけん芳香剤」の作り方

1.固形石鹸の包装を取る
2.カッターやおろし金で石けんを細かく削る
3.細かくなった石鹸をガラス瓶に入れる
4.タグやリボンで好きなように飾り付ける

カッターで削る際、固い石鹸は力が入り怪我しやすくなりますのでお気を付けください。

水に濡れてしまうと当然ドロドロになってしまう固形せっけんは、芳香剤として使用する場合、湿気に近づけるのは絶対に厳禁。袋を入れ替えるとき、一緒に除湿・乾燥剤を入れておくと安心です。

香りが強い場合には、石鹸を紙に包んだり石鹸を削ったりして調整を!

小さくなった固形石鹸の再生法

使い続けているうちに小さくなった固形石鹸って、使いづらいですよね。だからといって、新品の石鹸に押し付けてひとつにしようと思っても、上手くいかないことも多いです。

そんな時に便利なのが電子レンジ!

「え、石けんにレンジ?」と思うかもしれませんが、まずは石鹸再生方法をご紹介します。

用意するもの

・小さくなった固形石鹼をいくつか
・ラップ
・耐熱皿

小さくなった石鹸が大きくなる方法

1.固形石鹸を軽く水で濡らす
2.それらをラップで巻き、皿に乗せる
3.電子レンジで30秒~1分加熱する
4.柔らかくなったら手で形を整え、冷やす

半端な石鹸が1個でも使いやすくすることは可能です。形を整える必要がないならラップは必要ありませんが、もこもこと膨らんでいくので、置き場所に困るかもしれません。

この2点に気をつけてください。焦げるとレンジ内の匂いがかなりきつくなりますし、焦げているのに気付かないと石鹸が爆発します。

レンジ内の香りが気になるようなら、アルコールを吹くと取れます。

固形石鹸は使い方次第で万能アイテムに変身!

「使い勝手がよくわからない…」なんて思われがちな固形石鹸は、手を洗うのはもちろん、洗浄力の強さから頑固な油汚れや汗染みを綺麗にしてくれる超便利アイテムなのです!

シンプルだからこそ使い勝手のいい固形石鹸を、そのまま棚の肥やしとして眠らせるなんてもったいない!固形石鹸を上手に活用して、年末の大掃除や生活の中など、活躍の場を広げていきましょう