毎日出る生ゴミの消臭方法
生ゴミから漂うイヤな臭い…特に夏場は専用のゴミ箱や三角コーナーからもツンと漂ってきます。ゴミ箱に入れていても、暖かい時期は虫も寄ってきて衛生的にも良くありません。
日常生活を送っていれば避けられない生ゴミの消臭問題ですが、実際に皆がやっている方法をアンケートしました。よく聞く方法から意外なものまで紹介します!
気になる生ごみの臭い対策
忙しい朝、三角コーナーに入れっぱなしで仕事へ行ってしまうと、夕方玄関を開けると腐った生ゴミの悪臭が鼻に付く…なんてことが起きない、誰でも出来る方法を紹介します!
▼対策の鉄板「消臭剤」
臭いが気になった際、一番手っ取り早いのが「消臭剤」を使った方法です。特にフタに貼るタイプは悪臭を放つ生ゴミに近く、開けた瞬間のむわっとした嫌な臭いを消してくれます。
ただし、香りでごまかすタイプは臭いが混ざって悪化する可能性もあるので、無香料をおすすめします。
貼るタイプの消臭剤で消臭
生ゴミの臭いを消臭するために、ゴミ箱のフタに貼り付けられる消臭剤がおすすめです。
生ゴミは見た目も臭いも気になるので、フタ付きのゴミ箱に入れる家庭が多いでしょう。なので、フタの内側に貼るタイプの消臭剤を使えば、開けた瞬間の嫌なニオイを消してくれます。(30代/女性)
▼パパッとお手軽「手作り消臭スプレー」
お酢と水で出来た消臭スプレーも簡単に作れるうえ、何を使っているか分かっているので安心です。使い方は、生ゴミやキッチンの三角コーナーに吹きかけるだけです!臭いはもちろん、嫌なぬめりも取れます
また、ゴミ袋の底全体にキッチンペーパーを敷き、酢と水混ぜたものを染み込ませると臭いが立ちにくくなります。酢が苦手な人はクエン酸でも代用可能です。
手作りスプレーで消臭
手作りの消臭スプレーで生ゴミの臭いを抑えています。効果は、何もしていない時より抑えられています。
作り方は、お酢と水を1:1で混ぜれば完成です。お酢には殺菌効果がありますし、なにが入っているかわからない市販のスプレーより安心して使えます。(20代/女性)
▼コーヒー党も緑茶党も「出がらし」
毎日コーヒーや日本茶を飲む家庭は、飲み終わった後の「出がらし」を生ゴミに振りまくだけで臭いが抑えられるのですよ!また、出がらしを灰皿(小皿でも可)に入れてトイレや部屋に置いておくと、消臭効果が期待できます。ただし、1~2日に1回くらいのペースで、定期的に出がらしを取り換えましょう。
コーヒーの出がらしを利用してアンモニアを脱臭した場合、それまで有効とされていたおがくずよりも作用するという研究結果があり、コーヒーの消臭効果は科学的に証明されています(注1)。
緑茶もポリフェノールによる消臭効果があり、最近はよく緑茶の消臭グッズが販売されています。また、悪臭が発生する原因は微生物にあり、緑茶に含まれるポリフェノールは脱臭するだけでなく防菌・防カビ効果があるため、相乗効果で臭いを消してくれます(注2)。
悪臭物質 |
1分 経過 |
3分 経過 |
5分 経過 |
12分 経過 |
20分 経過 |
アンモニア | 84 | 98 | 100 | 100 | 100 |
トリメチルアミン | 66 | 90 | 98 | 100 | 100 |
硫化水素 | 12 | 23 | 31 | 47 | 100 |
メチルメルカプタン | 23 | 38 | 64 | 75 | 86 |
「コーヒーの出がらし」を使った方の声
コーヒーの出がらしで消臭
我が家の消臭方法は、飲み終わった後のコーヒー豆を生ゴミの中に入れることです。コーヒー豆の出がらしからも良い香りがする上、消臭効果があるので生ゴミの悪臭を和らげてくれます。
私の家では毎朝、豆を挽いてコーヒーを落としていますが、どうやら消臭効果はインスタントコーヒーには無いようです。(30代/女性)
出がらしのコーヒー豆で消臭
我が家では飲み終わったコーヒー豆を振り掛けています。完全には消えないものの、生ゴミの臭いはそれほど気になりません。
乾かす手間もなく、ほんのりとしたコーヒーの香りが不快にならないので、一度試してからずっと続けています。(30代/女性)
「日本茶の出がらし」を使った方の声
出がらしの緑茶で消臭
我が家は緑茶を飲むので、出がらしの茶葉をそのまま生ゴミに入れたり、三角コーナーに入れたりします。
緑茶は抗菌作用や防臭効果もあるので、とても効果的です。しかも飲んだ後の茶葉なのでゴミになるものが、生ゴミの消臭効果として役立つので一石二鳥です。(30代/女性)
出がらしの煎茶で消臭
我が家では食後に煎茶を飲むので、出がらしの茶葉を生ゴミの袋に入れておくとイヤな臭いが気にならなくなります。
生ゴミの袋は二重にした方がより臭いが漏れ出ませんし、お茶の成分が行き渡る感じがします。(30代/女性)
▼包むだけ「新聞紙」
読むだけでなく、掃除に緩衝材にと役立つ新聞ですが、さらに脱臭効果もあるため、生ゴミを包むにはピッタリなアイテムです。また、同じように臭いが気になるオムツを捨てるときにも役立つ方法です。
新聞紙に包んで消臭
新聞紙で包んでから、ビニール袋などに入れて処分しています。新聞紙には吸湿・脱臭効果があるため、よく活用しています。
この方法は生ゴミだけでなく、おむつ処理の時にも実際に行っていて、やってなかった時より臭いがあまり気にならなくなりました。(20代/女性)
▼しっかり「乾燥」
異臭の原因はカビの繁殖ですが、増える時に必要な2つの要素のうちの1つが「水分」なのです。水気が多いと腐りやすく、悪臭も発生しやすいのです。湿度の高い梅雨の時期に物が腐りやすいことを考えたら納得していただけるでしょう。
乾燥させて消臭
我が家では生ゴミを捨てる時は必ず、生ゴミをしっかり乾かしてから袋に入れて捨てています。生ゴミを乾かしてから捨てると、臭いがキツくなる夏でも気になりません!
特にニオイのする野菜などの場合は、しっかり水気を切ってから使用済みのジップロックに入れて捨てるようにしています。(30代/女性)
▼意外と臭わない「冷蔵庫」
「冷蔵庫に生ゴミ!?」なんて思う人は多いでしょう。前述の「乾燥」で言った通り悪臭が発生する原因は雑菌の繁殖で、増えるときに必要なポイントのもう1つが「温度」なのです。低い温度を保つ冷蔵庫は、生ごみを保存するのにはうってつけの場所です。
生ごみ用の冷蔵庫で防臭
我が家には私と嫁が独身時代にそれぞれ持っていた冷蔵庫が2台あり、片方を生ゴミ用の冷蔵庫として使っています。捨てる直前に出せば臭いは気になりません。
生ゴミといっても直前までは食品だったわけですから、衛生的にも問題なく、夏場でも匂いが気になったことは一度もありません。(30代/男性)
沢山ある生ゴミの消臭法
悪臭を元から絶つ方法と、出てしまった臭いを消すやり方とを紹介しました。臭いの原因である雑菌の繁殖を抑えるには「湿気」と「温度」が上がらないようにしなければなりませんし、一度発生してしまった異臭は完全に除くのが大変です。自分の生活習慣に合わせた生ごみの消臭方法を実践してください