苦手でもプレゼンのコツさえ掴めば大丈夫!
突然ですが、あなたはプレゼンテーションが得意でしょうか?人を魅了する説得力のあるプレゼンは、聴いていて思わず引き込まれますが、苦手な人は苦手意識から自信のなさそうな発表をしてしまいます。弱気な提案は聞いている側からすると、自分に自信が無いのか案件に自信が無いのかが判断できません。
今回は、聴衆が引き込まれるプレゼンテーションのコツを紹介します!
プレゼンのコツ/下調べをする
特に人前で話すのが苦手な人は、プレゼンをすること自体に苦労するでしょう。ましてや上手なプレゼンテーションなんてなおさらハードルが高いと感じるでしょう。得意じゃなくても、ここだけ押さえておけば大丈夫というポイントを紹介します。
「クライアントは何を望んでいるのか」「顧客は何に興味を惹かれるのか」をしっかりと調べて研究しましょう。人間とは不思議なもので、自分が今欲しいものを明確に言えない生き物なのです。
「そんなことはない」「自分には分かっている」という方にも、以下のような経験はあるのではないでしょうか?
何が食べたいと訊いたときに「なんでもいい」と返しておきながら、こちらら提案する「アレも嫌、コレも嫌」という人との会話。これは、自分が何を望んでいるかわかってないからこそ起きる会話で、個人であれ、集団であれ同じことなのです。
「何か良いものが欲しい」「問題を解決したい」と曖昧に考えているだけで、実際的な商品や案が頭に浮かんでいるわけではありません。プレゼンテーションをすることで、ようやくクライアントが何を望んでいるかが詳しく理解できるようになるのです。
クライアントが求めることを調べる
「クライアントが提案して欲しい企画とはなにか」をプレゼンの下準備としてリサーチすることは非常に重要です。
例えば、企業が募集する広告案件の場合、プレゼンでの話し方やレジュメの出来栄えより、起用するタレントのネームバリューで受注が決まってしまうこともあります。プレゼンテーションをするときの身の振り方や伝え方ももちろん大切ですが、まずはクライアントのニーズに合致した企画を練るのが先です。(20代/女性)
相手の利益を明確にする
相手が魅了される上手いプレゼンのコツは、相手にとってどれほどの利益が出るかを明確な数値にした資料を作ることです。
相手がどのくらいの数値を期待しているのか、明確にしないと相手にもされません。希望的観測ではなく、データを提示してプレゼンを行うことが重要です。(40代/男性)
プレゼンのコツ/相手の立場に立つ
「何が問題なのか」「相手が望んでいるものは何か」を、現状から分析することは大切です。しかし、提案する側の視点からだけでなく、提案される側や顧客など様々な立場から問題を見ることも重要です。
相手の立場に立つ
自分の価値観に左右されず、常に提案される側の視点で考えること。
「相手がどんなことに興味を持っているのか」「どんな疑問を持っているか」「何を知りたいのか」など、相手が気にするであろうことを意識している人にプレゼンされると巧いと感じます。(40代/男性)
プレゼンのコツ/資料やスライドを簡潔にする
スライドを作るときは内容をかなり絞り、要点だけを簡単に説明する程度の文章を書きましょう。スライドはあくまでもプレゼンを分かりやすくする為の補助であってメインではないので、極端な話、画面に金額だけを提示して、口頭で「コストを指しているのか」「売り上げの見込みなのか」を説明すれば良いのです。
また、手元に配る資料は統一感を持たせるために、使うトーンやフォントを一種類にしておきましょう。文字の形を変えると見やすさだけでなく、読み手に与える印象も変わってきます。大きく「明朝体はシャープで堅い」「ゴシック体はカジュアルで元気」といったイメージがあることを覚えておくと便利でしょう。
スライドと資料を作るうえでの注意ポイントは「余白」です。プレゼンを失敗しやすい人が陥りがちなのが「いろんな情報を盛り込みたい」という思いから文字だらけになってしまったり、イラストや写真等で装飾しすぎたりと、本当に大事なポイントがあやふやになることです。必要な情報だけを書き、伝えたいことこそ周囲に余白のあるシンプルさを心掛けましょう。
スライドは簡潔にする
スライドで表示される画面には箇条書きで3行ほどの簡潔な文章にする。フォントは明朝体よりゴシック体でサイズも大きくする。
プレゼン中にはできる限り資料を配らずに、聴いてもらうことに徹する。プレゼン後に詳細を書いた資料を配る。(20代/女性)
資料の見やすさに配慮する
最低限の情報しか書かないのではなく、相手がプレゼン後に読み直しても「分かりやすい」と思える資料作りを心掛けています。
統計や文字ばかりではゴチャゴチャして需要な情報がボヤけてしまうので、図やグラフを使うなど工夫します。不必要なものを徹底的に排除し、資料を見れば全てわかるというぐらいに作り込みます。(20代/女性)
スライドのレイアウトを考える
スライドをお洒落にしたり、可愛いテンプレートを使うことの注力するのではなく、使用する色数を極力抑えて、フォントや文字の大きさを統一して、情報量を少なくすることを徹底します。(30代/女性)
プレゼンのコツ/構成に気をつける
プレゼンやスピーチは話の構成が重要です。組み立てを間違えると聴衆に伝わりにくくなるので、最初に要約を相手に紹介しておくと「今からこういう話をするのか」と心構えができます。
一通りポイントを説明したら最後にまた、簡単に結論を交えてプレゼン内容をおさらいしてから終えると、聴き手の記憶に話者の伝えたいことが残りやすくなります。
長所を最初に話すほうが良いのは、心理学者のソロモン・アッシュによって行われた印象形成実験の中で証明されています(注1)。また、最後に「念押し」という形で結論や要約を聴衆に発表することで、印象を確実なものにします。また、あまりに長いプレゼンは退屈しがちですので、20分以内に収めることを意識しましょう。
結論を初めに持ってくる
上手にプレゼンするコツは3つあります。まずは全体の流れを話すこと、次に結論を明確にすること、最後に話の流れをおさらいすることです。
初めに今から何についてのプレゼンをするのか、どういう流れで話を進めるのかを予告しておいて、聴衆に心の準備をしてもらいます。そして、結論を話します。言いたいことや売りポイントを明確にしてから「すすめる理由」を説明します。
最後に、今まで話してきた内容の要約を確認して、誤解がないように念を押します。この組み立てを意識するだけで、かなり分かりやすいプレゼンテーションになります。(20代/男性)
結論を初めに述べる
構成としては「結論、抱えている課題(仮説ベース)、具体的な内容説明、他社への導入事例、価格、質疑応答」という流れを意識すると、比較的スムーズに進みます。(40代/男性)
話の構成を重視すること
まずは相手にプレゼンに興味を示して貰うことが重要ですから、作成した資料を読み上げる際の話の構成を重視します。
「結果・結論」を示し、相手方にプラスになることを最初にアピールします。その上で、どうやってその結果・結論に至ったのかプロセスを説明します。
プロセスは簡潔にしつつも、重要なポイントを強調していくことで、より分かりやすくしていきます。(30代/男性)
プレゼンのコツ/話し方を工夫する
プレゼンテーションやスピーチが苦手だと感じている人は、緊張から声が小さくなりがちです。しかし、それでは採用されるものもされません。
まずは、内股にならないようしっかりと立ち、出来ることならば足を肩幅に開きましょう。そして、お腹に力を入れて発声すると声に張りが出てハキハキと自信のある話し方が出来ます。
また、苦手意識が強い人には「自分はプレゼンが苦手だ」と思い込んでいる人がいます。MCやアナウンサーのように上手に話せないのは、素人ですから当たり前です。上手く話そうとする前に、誠実さや正直さといった聴き手が共感できる姿勢を心掛けましょう。
話し方を工夫する
プレゼン中の姿勢は、かかとを付けて、つま先を広げ、足先を聴講者に向けると身体が自然と聴講者に向くため、相手に直接話しかけているように錯覚させることで聴く意識を高めさせる。
話すスピードや声の大きさに緩急をつけ、特に聴いてほしいポイントは、わざと一呼吸置いて沈黙を作ると「何事か?」と思われて集中してもらえる。(20代/女性)
プレゼンのコツを押さえて自信をつける
プレゼンテーションというのは、熱意だけではどうにもなりません。今回紹介したように、クライアントの欲しいものを的確に理解しながら、なぜ相手に案件を勧めるのか、なぜこの企画を採用してほしいのかということを分かりやすく説明しなくてはいけません。
人前に出ることが苦手な人は大勢の前に出るだけで緊張するでしょうが、それは自分に意識が向いているから。自分ではなく「この素晴らしい案件をもっと色んな人に知ってもらいたい!そのためにも成功させたい!」という気持ちを持つことが重要です。