面接で好印象を与える
入社試験のひとつとして行われる面接ですが、いったい何をどうアピールすれば好印象を与えられるのかと迷った人も多くいると思います。面接試験の合否基準はそれぞれの企業によって違いますが、要は「あなたの所へ、どうしても行きたい!」という気持ちを伝えればよいのです。
正直、長くても10分ほどと短い面接時間では、本当の自分や良い所を全て見てもらうのは無理です。「でも面接官ならちゃんと見てくれるはず…」と思った方、面接官は内面を見るプロではありません。面接に来た人が話す内容や見た目から、採用か不採用かを判断しなくてはいけないのです。
面接に限らず、他人との付き合いでも使える「面接で好印象を与える言動」をご紹介します。
好印象な面接の基本「下調べ」
事前に会社の情報を集めるのは、とても大事な下準備です。子会社のことまで調べなくてもいいですが、面接官との会話が成り立つくらいには基本的な業務内容やサービスをきちんと頭に入れておきましょう。
面接の最後に訊かれる「何か質問はありませんか?」ですが、ここで「特にありません」と答えると、会社に対する興味が無いと思われ心証を悪くします。
興味があることをアピール
相手の会社の大まかな作業内容を知り、現在力を入れている製品についての質問をする。
質問をすることにより、追求心があることを相手に分かってもらう。相手の会社に興味、関心があることを示せば真面目という長所をアピールでき、積極性が買われる。(20代/女性)
第一印象は重要「清潔感」
清潔さに欠けている人と友達になりたいと思う人は少ないでしょう。面接も同じことで、特にサービス業や営業は見た目に関する目がとても厳しく、いくら受け答えが良くても不採用になる可能性が高くなります。
人として清潔感は重要
やはり、清潔感を与える服装をすることです。きちんとアイロンがあたった白いシャツと、落ち着いた柄・色のネクタイを締め、綺麗に磨いた靴を履く。男性な髭を剃り、女性ならメイクは軽めにする。どれも基本的なことです。
面接官の目を見て、姿勢正しく敬語で話し、今時の若者言葉を使わない事も重要です。(40代/女性)
面接を受ける「正しい姿勢」
面接を受けるための心構えも重要ですが、受け答えをする際の体勢にも気を遣いましょう。猫背は大きな声が出にくい姿勢ですし、あらぬ方向を見て話をするのも相手に失礼です。
目を見て話すのが苦手な方は面接官の鼻や眉間辺りを見ながら話すと、相手は目線があっているように感じるのでおすすめです。
前を向く
下を向かずに前をしっかり見ること。下を向いていると表情も見えづらく、何を考えているのかもわからない。
前を向いてしっかりとしていたら、例え自信が無くても誠実さが相手に伝わるでしょう。(20代/女性)
面接官の目を見て話す
話す時は相手の目を見て話すこと。目線を合わせて相槌や返事をすると、ちゃんと話を聞いていると相手が感じられます。
かしこまり過ぎて変な敬語を使うより、失礼にならない程度に自分の言葉で話すようにすると、自分の本質や想いが相手に伝わり親近感を持たせやすくなる。(30代/女性)
面接に限らず大切な「笑顔」
面接だけでなく、初めて人と会うときも笑顔は相手に好印象を与えるスキルです。社内社外問わず、笑顔を向けられて嫌な気持ちになる人はいません。
また、笑顔に限らずその場に合わせて表情を変える人は親しみやすく、面接官に「この人と働いたら楽しそう」と思わせられるでしょう。もちろん、仕事への熱意が伝わっていることが前提の話ですが。
笑顔に勝る好印象無し
私は面接において、笑顔が最も好印象を与えると思います。基本的に会社は、同僚や顧客といった他の人間とうまくコミュニケーションをとらなくてはなりません。
語彙が足りなくてうまく言葉が出なくても、笑顔は万人が使えるスキルです。その当たり前を出来るか出来ないかが、大きな差になります。(20代/女性)
表情を変える
相手の目を見て、顔や身体を使って自分の話をし、相手の質問を聞くことです。難しそうですが、表情が変わることで、親近感がわく良い方法です。
私は友達にもオススメしており、勧めた人の中で面接に落ちた人はいません。偶然かもしれませんが、人付き合いにおいて親近感を沸かせる事はとても大切なことです。(30代/女性)
ハキハキとした「話し方」
面接官とは距離があります。少なくとも、カフェのテーブルで向かい合って座るような距離で面接をする企業は少数派でしょう。普通の会話で使うような声量のままでは聞き取りにくく、いくら良い内容を話していても相手には自信が無いように聞こえてしまいます。
自分の言葉を大きな声ではっきりと話す
ネットによくあるような言葉・テクニックを使うよりも、自分の言葉を使って要点だけを、大きな声ではっきりと話すことが重要です。
面接の間は面接官の目をしっかりと逸らさず見るのも、誠意が伝わって良いでしょう。また、複数面接の場合は他の候補者が答えている場面でも聞く姿勢を取るべきです。最低でも、全く興味のない素振りをしないのがマナーです。(40代/女性)
ハキハキした受け答えが好印象
様々ありますが、やはりハキハキとした受け答えです。
元気の良い挨拶から始まり、面接官の質問に対しても元気良く受け答えができれば、多少言葉足らずな回答をしてしまっても良い印象を与えることが出来るでしょう。(30代/男性)
自分の言葉を使った「答え方」
相手の質問の意図を理解し、自分の言葉を使って返事をすることが好印象を与えます。型通りの受け答えをしているだけでは、他の志望者と差が付けられません。
自分の意思を持った言葉
自分の意思をしっかり持った言動をしていれば、好印象です。
相手の質問に流されたり、意見をコロコロと変えたりしていると、面接官は自分の意志を持っていないとみなし、心証は良くないでしょう。(20代/男性)
相手の質問の意味や意図を汲む
面接官の質問の内容の意図をちゃんと捉えて無駄なく、また余計なことをしゃべり過ぎないように答えることです。
質問の内容や意図を理解して会話することが出来なければ、コミュニケーションをとることが難しいと判断されることもあるからです。(30代/女性)
面接で好印象なのは自分の言葉
「面接で良い印象を与える回答!」「この質問にはこう答えろ!」といったサイトをよく見かけますが、面接官は何十人、何百人と面接をしており、みんなが同じようなことを答えてしまっては、誰を採用しても同じだと感じてしまうでしょう。
「この人と働きたい!」と面接官に思わせるようなオリジナリティあふれる回答を、あなた自身の考えと言葉で面接官に伝えれば、合格も遠くありません!