仕事ができると上司に思わせる・一目置かれる社員になる

仕事ができる人全員が上司から一目を置かれているとは限りません。上司や先輩から「仕事が出来るな」と思われることで、キャリアアップや昇給の可能性が大きく上がります。今回は周囲から優秀だと見られる言動を紹介します。

仕事ができると上司に思わせる・一目置かれる社員になる

仕事ができるヤツだと上司に思わせる

「仕事ができるようになりたい!」と思う人は多く居るでしょう。とはいえ、仕事ができるから上司や先輩に気に入られるかというと、それはまた別問題となります。立場が上の人に「仕事ができるやつだな!」と好印象を与えておくことに損はなく、良い心証は昇進や昇給に影響を与える可能性が高いです。

優秀な部下や仕事の出来る社員というのは、才能だけで決められるものではありません。努力や心構えをちょっと変えるだけで誰でも上司から一目置かれる部下になれるので、今回は周囲から「仕事ができる!」と思われるための言動を紹介します。しかし、あまりにしつこいアピールは逆効果ですので、あくまでも「さり気なく」を意識しましょう。

客観的に物事の本質を見る

物事の本質を理解する能力、コンセプチュアルスキル、または課題抽出能力と呼ばれるスキルが重要です。元々は管理者・マネージャーに必要な能力としてハーバード大学のロバート・カッツが提唱したものですが、個人にも応用できる技能です。

打ち合わせをするビジネスマン

コンセプチュアルスキルを詳しく言うと、組織や問題を客観的に見て大まかに理解し、本質を理解する能力になります。個人に応用する場合には、自分がした仕事を客観的に見て、あと一歩出来てない・足りてない部分を把握し、期限を決めて改善、解決に向けて取り組むことになります。また、物事を大局的に見られるので、仕事の優先順位を決めるのにも役に立ちます。

さらに仕事の流れを予測したり、自分はどのような行動を取るべきか考えたりと、現在の問題を解決するだけでなく将来の計画や戦略を立てる上でも役立つスキルです。問題解決への前向きな姿勢や自分を高める努力、先見性は直接仕事の質にかかわってくるので、上司も評価しやすいでしょう。

机を整理整頓する

資料やゴミが散らばっていない整理整頓されたデスクは、見ていて気持ちの良いものです。口頭での指示を忘れないように、間違えないようにと書いておくのは褒められることですが、机の上がメモや付箋でいっぱいになってしまうのはやり過ぎです。また、思い付いたアイディアを忘れないように書いておくのも良いことですが、それでデスクがごちゃごちゃしてしまってはアピールできるものもできません。

オフィスの机

そもそも付箋は「一時的なメモ」代わりです。何度も指示される業務であれば手帳に書いておき、その場限りのタスクであれば完了させたときに捨ててしまえば、机は綺麗なままです。メモや付箋に注意を払うのではなく、どこに何があるかすぐわかるようになっていればなおよしです。

机に付箋をベタベタと貼っているといかに頭の中でたくさんのことを考えているか、どれだけちゃんと仕事に取り組んでいるかが目に見える形で相手にアピールできると思っている人がいますが、整理されていないデスクは他人からは締まりのない、だらしのない人としか見られません。

率先して仕事をする

自ら率先して仕事をする、見つける、作り出す人は、上司だけでなく同僚や後輩からも一目置かれる存在になるでしょう。最近は「指示待ち人間」と呼ばれる他人から指示されないと何もしない人が増えており、上司は人に指示することに疲れていることもしばしば。何も言わなくても仕事をやってくれていると、上司は好感を持ちます。

仕事をする女性

しかし、職場や仕事に慣れていない新人時代は何をしたらいいか分からない時もあるでしょう。だからといって指示を待つのではなく、自分から「何かすることはありますか?」と積極的に訊いて仕事に対する意欲をアピールすると心証が良くなります。

さらに、頼まれた仕事の関連資料を出来るだけ揃えてから提出すると、何度も指示する手間が省け上司が楽になります。また、マメな連絡や報告を上司や先輩だけでなくチーム全員とすることで二度手間にならず、周囲からの評価も上がります。

上司の好みを知る

上司も人間ですので「好み」があります。いくら仕事が出来ても、上司の好みや理念に合わない出来であれば評価しないこともあるでしょう。上司や会社の考えをしっかりと見極め、それに沿った内容の仕事をすれば「出来るやつだ」と思わせることも可能でしょう。

笑顔のビジネスマン

大抵の人は、やるべきことをテキパキと片付ける人に良い印象を持ちます。併せて「確認作業を」しっかりする人に対して安心感と信頼感を覚えます。例えば、仕事を依頼された時と資料等を提出する前に「期日ややり方をしっかり確認」するのです。仕事を受けたときと提出する時に確認するだけで、上司としても作業や期日が相手に伝わっていると実感できますし、こちらもケアレスミスが無くなってお互いに気持ちよく仕事ができるようになります。

上司に仕事ができると思われよう

普通に仕事をこなしていても、それなりに成果を上げていれば上司に信頼され昇進していくとは思いますが、自ら意識して周囲に「仕事ができる」と思わせれば、より早いキャリアアップに繋がります。物事を冷静に、客観的に見ることが上司から一目置かれる部下になるための近道となるでしょう。

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清水愛

実年齢よりも年上に見られる20代です。趣味が読書や映画と見事にインドアばかりですが、旅行も好き。いろんなことに興味あります!