本当にあったLINEいじめの事例
いまの時代、一家に1人ずつ所持していることが多いスマートフォンには様々な便利アプリがあり、その中でもほとんどの人が使っているといっても過言ではないアプリといえば「LINE(ライン)」ですよね。
無料で「メッセージのやり取り」や「画像・動画の受け渡し」「通話」などが出来る、日常の連絡などに欠かせないコミュニケーションツールですが、その場に相手が居なくても気軽にやり取りができるゆえ「イジメ」に発展することがあります。
そこで、実際にあった「LINEいじめ」の事例や「イジメに遭わないようにする対策法」を紹介します。いったいどんなイジメがあるのでしょうか?
LINEいじめ体験談
相手がその場に居なくても気軽にやり取りできることがメリットのLINEですが、手軽にメッセージを交わすことが出来るので、相手への悪口も言いやすくなるものです。
実際に、どんなLINEいじめがあるのでしょうか?
目立っていたから無視され始めた
学生の頃、部活のグループで話していると、急に先輩から無視されるようになりました。
特に生意気な態度をとった覚えもなく原因が分からなかったので、友人に聞くと「目立っていたからじゃないか?」と、言われました。
先輩たちの中でも特に小さい頃から仲の良い人がいて、無視している先輩と私の間に入ってくれたので、徐々に無視されなくなりました。
今では、みんな昔のように接してくれるようになりました。
発言するとパタリと流れが止まる
地元の高校友達とのグループラインがあります。
話が盛り上がっていても、私が発言をするとパタリと会話が止まることがよくあります。思い過ごしかもしれませんが、私の知らないところで何か言われているのではないかと心配になります。
ハッキリと何か言われているわけでもないので、解決することもなくそのままです。
知らないところで悪口を言われていた
子供を通して仲良くなったママ友とLINEを交換しましたが、私に友達がドンドン増えていくことをよく思っていなかった彼女に「私の悪口を言うグループライン」を作られていました。
彼女は、他のママ友に「私がみんなの悪口を言っているのを聞いた」と嘘をついてたくさんの人をグループに招待し、嫌味な会話で盛り上がっているようです。次第に、実生活でも無視をされるようになってきました。
グループに招待されて断りきれなかった友達が、教えてくれて発覚したのですが、正直ショックです。
イジメを教えてくれた人が発案者だった
中学生の時に「グループラインで、○○ちゃんを無視しよう」などの内容が流れていることを友達から聞かされて知りました。
その人とは、休み時間などは毎日一緒にいて、本当に仲の良い友達だと思っていましたが、最初にイジメを始めたのは彼女でした。いつも通り教室に行くと、昨日の雰囲気とはうって変わって、私の居場所はありません。
彼女と先生を含めて話し合いをしましたが、相手は知らんぷりを決め込み解決しませんでした。
相手が他の人を味方につけて集団でイジメられました
学生の時、最初は1人と言い合いをしていた程度だったのですが、その子が被害者ぶって男性たちを味方につけ、集団でいじめてきました。
原因は「私が気に入らなかった」からだと思います。最初は無視から始まりましたが、最終的には「顔」や「個人情報」をネットに流されて拡散されました。
いきなりグループから退会させられた
いままで頻繁にメッセージのやりとりをしていた友達に、いきなりグループから退会させられました。
同じグループに入っていた友達に連絡をとり、理由を探ってみると「私の結婚が決まったから」だそうです。未婚友達限定と決まっているわけでもないのに、自分勝手な態度にビックリしました。
その友達に間へ入ってもらって連絡をとってましたが、嫉妬心も無くなったのか、今まで通り会話をしています。
いきなりブロックされて仲が悪くなった
子供が幼稚園に通っていて、そこのママ友とLINEをしていました。
ある日、メッセージを送っても既読がつかず、何日経っても変わらないので他のママ友に聞いてみたら、どうやら彼女は私をブロックしているようでした。
今まで仲良くしていたのにいきなりブロックされる理由も分からず、心当たりもないのでショックを受けています。私は仲良くしたいのに、会っても無視をされるようになってどんどん仲が悪くなっているような気がします。
LINEイジメに遭わないためには
いまや、10代20代の男女が所有しているスマホに必ず入っていると言ってもいいくらい普及している「LINE」で、イジメに遭わないようにするにはどうすればいいのでしょうか?
最低限の返事を返すこと
学生だけではなく大人にも言えることですが、いまやLINEは主な連絡ツールとして普及しているため、イジメに会う可能性はとても高いと思います。
その原因の1つとして、LINEの特徴である「既読マーク」に原因があります。大人であれば「読んでくれてるけど、忙しくて手が離せないんだな」と、考える人もいますが、学生では「無視をされた」と、誤解する人もいるでしょう。
「既読無視」と誤解されないためには、最低限の返事を返すことが大切で、忙しかったり返事に困ったら、当たり障りのないスタンプを贈るなど、何かしらアクションをしておくと良いです。
逆にずっと未読のままでいても「何でLINE見ないの?」と、因縁をつけられるかもしれませんので、そこは臨機応変に「電池が切れていた」とか「親にスマホを没収されていた」など、言い訳を考えていた方がいいと思います。
なるべく気にしないで生活する
私は今までLINEグループを退会させられたことがありますが、学校で会った時にはいつも通り接していたので、何も気にせず生活してきました。
LINEは「現実世界」ではなく「ネットの世界」なので、人の本性が表れやすいところです。ネットの中で起きていることの気にしすぎは、自分を追い込む結果が待っているので、気をつけてください。
でも、どうしても気にする人は、なるべくグループには入らずに個人で連絡を取り合う機会を増やしていくといいと思います。グループで嫌がらせをしてくる人は多くても、個人でしてくる人は少ないように思うからです。
親と先生の相互チェックが大事
小学生の子供にLINEをやっていないことで仲間外れにされるのは可哀想なので、スマホを持たせていますが正直イジメに会っていないか心配です。
たまに子供のトーク履歴をチェックしていますが、勝手にグループを外されたりしているようです。少しぐらいの問題なら親が入ることはせずに、子供にアドバイスをしながらトラブルを回避させています。
担任の先生には、スマホでLINEを使っていることはあらかじめ話してあるので、学校でもある程度把握してくれているみたいです。
中学生・高校生になると親がチェックするのも難しい問題だと思いますが、小学生のうちはしっかりと管理して大きなイジメに発展する前に、親が指導してあげるのが良策だと思います。
イジメの温床であるグループに入らないこと
LINEでのイジメは、ほとんどが「グループトーク」の中で行われていると思いますので、気軽にグループを作らないこと、参加しないことが良いと思います。
LINEは、面と向かって話すわけではないので、ニュアンスや話す時の表情が伝わらず、言葉の受け取り方が人により様々で、表現の仕方によっては「冷たい印象」を与える可能性があります。
そのため、自分は普通に接しているつもりでも、相手にとっては「バカにされた」と思われてイジメに発展する可能性もあるので、言葉の解釈が豊富に出来て、本音のニュアンスを正確に伝えにくい環境は、出来るだけ避けることが大切だと思います。
グループトークで愚痴をこぼさないこと
ママ友同士でグループトークをしていた時、最初は仲良くみんなで連絡ごとや子供の話をしていましたが、ある日、自分のことを良く思っていない1人のお母さんから、私宛に不満に思っていることを言われました。
すると、それを見た他のお母さんたちも便乗して、私に対する不満を書いてきて、とても悲しい気持ちになりました。今後は気をつけるという内容を書き、グループを抜けた経験があります。
それからはゴタゴタに巻き込まれないように、グループのラインには連絡用以外は参加しないようにしていて、人のウワサや悪口などはイジメのきっかけになるので、個人的なトークにも書かないようにしています。
自分の気持ちを伝えること
自分はLINEいじめを少しだけですが、受けたことがあります。グループトークで自分が発言すると、それまで会話で盛り上がっていても、必ず既読無視をされていました。
なので「嫌だと思う自分の気持ち」をしっかりみんなに伝えたところ、LINEイジメは無くなりました。
イジメ全般に言えることですが、いじめを受けて悩んだり泣いたりするのではなく、始めた張本人に自分の気持ちを直接伝えることが大切です。
LINEいじめ被害から身を守るために
ある日いきなり始まるLINEいじめから身を守るためには、どうすればいいのでしょうか?
相手から悪口を言われて読んでいるだけでも怒りがこみ上げてくるようでしたら、まずは落ち着いて通知をオフにし、しばらくLINEを開かないようにしておくと、相手もアナタが構ってくれないので、いじめる面白みを見出せなくなります。全てを受け止めようとせず、受け流すことも大事ですよ。