第一印象を好印象に変えるコツ
新学期や新年度が始まる時期は、何かと自己紹介をする機会が増えますよね。事前に自己紹介の内容を考えておかないと、グダグダになってしまい「結局、あの人は何を言いたかったの?」と、第一印象を悪くしてしまうこともあります…。
- 暗そう
- 偉そうだな
- 自己主張が強い
- この人とは上手くやっていけなさそう
などの良くないイメージが定着してしまうと、なかなか取り払うことができません。「この人と友達になりたい」「素敵な人!」と、好印象を残せると今後の人間関係もよくなりますよね。
素敵な自己紹介で「この人と仲良くなりたい!」と、好印象を残しましょう。ポイントを紹介します
相手の顔を見る
人見知りをしてしまう人や、初対面の人の前だと堂々とできない…という人は、自己紹介をするとき、相手の顔を見れないのでうつむいて話しがちです。しかし、下ばかり見ていると相手に「暗い!」というイメージを与えてしまいます。
明るいイメージを与えるには?
相手の顔をしっかり見て話す!
相手の顔を見れば自然と正面を向き、表情がより明るく見えるのです。顔が恥ずかしくて見られない!というのなら、相手のアゴや首あたりに視線を置けば、バッチリ目線を合わせなくても堂々と前を向くことができますよ。
大勢の前で話す場合は自分の正面の相手に身体を向けて、目線を顔よりちょっと上に向けると全員に話しかけている印象を持たれますよ。
姿勢をピンと正す
自己紹介をすることを前もって分かっていればいいのですが、やってくるときはいつも突然ですよね。「上手くできなかったらどうしよう…」という不安と緊張から猫背になりがちです。背中が曲がっていると、相手にいいイメージを与えることができなくなってしまいますよね。
また、座った状態で急に話しを振られたら、ビックリしてしまって座った状態のまま話してしまうこともありますよね。そのような態度だと「この人なんでこんなに偉そうなの?」と、悪いイメージしか持たれませんよ。
姿勢を正す他にも…
必ず立って話すことで、良い印象を持ってもらえる!
姿勢がいい人というのは、それだけで印象が良く思われます。
また、座った状態からわざわざ立つことで「丁寧で感じのいい人」と思ってもらえるようにもなりますよ。急な自己PRで、頭が真っ白になってもまずは落ち着いて「姿勢」を意識してくださいね。
自慢話はやめて、やわらかく話す
自分の話をするとき「自分の印象」を良くしようと、特技や自分の自慢を話したりしますが、実はそれがNGなパターンがあります。人によっては、ただの「自慢話」に聞こえてしまう場合があるので、なるべくつつましく自分を紹介してくださいね。
NGパターン!
「○○が得意です!」
「この部署のエースです」
これでは、偉そうに思われてしまい初対面の掴みは失敗に終わってしまいます。
OKパターン!
「○○が好きです!」
「この部署で頑張っています!」
言葉のニュアンスを変えるだけで、良いイメージを与えることができます。
「初対面での自慢話」は高圧的な態度だと見なされるので、注意が必要です!謙虚になるだけで「この人とは付き合いやすそうだな」と、思ってもらうことができますよ。
伝えたいことを絞る
伝えたいことがたくさんあり、ダラダラと自分の話ばかりをしていると「長い」「飽きた」と、自己主張が強い人だと悪い印象を持たれてしまいます。一度にたくさんの話をしては相手も混乱してしまい、間違った内容で覚えられては自己紹介の意味がないですよね。
そこで「この3つは絶対に覚えて欲しい!」と、伝えたいことを絞ることがおすすめです。3つというのは、人が無理せず覚えられる最大の数だと言われています。
例えば…
名前
趣味
生年月日
これだけに絞れば、簡潔で分かりやすい紹介にすることができますよ。
他のことは「相手に聞かれたら答える」程度にしておくと、スッキリとした印象を残すことができるのです。
仲良くなりたいことを伝える
自分のことを相手に教えることは、情報を与えるだけの作業ではありません。これは「仲良くなる」ためのキッカケ作りでもあるのです。それなのに「○○です。歳は21で、趣味は料理です」だけだと冷たいイメージを持たれ「仲良くするつもりは無いのかな?」と相手を突き放してしまう印象を与えてしまいます…。
自己紹介の最後に「仲良くしたい!」と、思ってもらえるような一言をつけ加えるだけで爽やかな印象を与えることができますよ。
始めまして!○○です!歳は21歳で趣味は料理です
○○さんですね!よろしくお願いします
私、同世代の男友達が少ないので、仲良くしていただけると嬉しいです
オレなんかで良ければ!
仲良くしたいと思われるキッカケ作りには、最後に一言「仲良くしたい」という思いを伝えることで、相手も仲良くしようと思ってくれます。
良いイメージを相手に持ってもらうことが、好印象を勝ち取る秘訣にもなりますので、この方法はかなり有効的ですよ。
自己紹介で好印象を残すために実践していること
自己紹介で「気を付けていること」や「印象がよかった」と実際に感じられたエピソードをまとめました。リアルな声が揃っているので、とても参考になりますよ。自己紹介をする機会に役立ててみてくださいね。
転勤や転職が多いので、日頃から自己紹介をする機会が多いです。毎回特に心がけていることは「表情・声・姿勢」で、どんな内容を話すかではなく「この人と話してみたい」という第一印象を与えることを大切にしています。
明るい表情で、極力大きな声でハキハキと話し、猫背にならず堂々とすることで好印象を残せますよ。
笑顔と聞こえやすい声で話すことを常に心がけています。取引先相手に自己紹介をする機会があったのですが、自分の情報以外には流行りの話題を取り入れたところ、話が弾みました。
その後の話もスムーズに進んだので、多くの人が共感できる話題や流行りのトレンドを自己紹介に取り入れてみるのがおすすめです。
出会った時の印象は第一印象、最初の数秒でほとんど決まると思うので、話す内容よりも自分自身の姿勢、笑顔、仕草などに気を付けています。好印象を与えるためには、身だしなみや清潔感が大切ですよ。
新入社員の中に、綺麗に髭を剃っていない男性がいた時に「身だしなみは重要だな」と感じました。初めて会う人が多い中、緊張するのは仕方ないとしても、声が極端に小さい、ずっと下を向いているような感じの人も話しにくい印象があります。
面白いことや印象が残ることを特別言ったりやったりしなくても、笑顔でハキハキと話せる人はそれだけで印象が良いです。
言い間違いや多少の失敗があっても、身だしなみと元気で前向きなアピールをしていれば好印象だと感じます。
にこやかな表情や、明るく振舞うことが苦手なので「宜しくお願いします」と、一言添えて長めにお辞儀をしました。
周囲からは「わざとらしい感じがなくて、誠実な印象だった」「素直な印象があった」と言われたので、大成功でした。
自己紹介は心の準備が大切
自分を紹介する場面は、いきなりやってくることがほとんどですよね。しかし、集中している時期は4月の始まりが多いもの。「今年は大丈夫でしょ!」と、油断をしている人も一応準備をすることがオススメですよ!
- 相手の顔を見る
- 姿勢を正す
- 謙虚に話す
- 伝えたい要点をまとめる
- 仲良くしたいことを伝える
このポイントさえ押さえておけば、相手に良いイメージを与えることができることが多いので、意識して準備をしておきましょう。特に「3つにまとめる要点」を決めてしまうと、他には「話し方」や「姿勢」がポイントになるので、難しく考える必要がなく、おすすめです。
新しい生活が始まる新年度には素敵なスタートを切れることを願っています