赤ちゃん部屋作りに気をつけたいポイント
もうすぐ赤ちゃんとの新生活が始まる夫婦にとって、赤ちゃんが過ごす部屋作りはとても大事なことですし、生まれてくる赤ちゃんにとっても安心して過ごせる環境を用意してあげたいですよね。
赤ちゃんの部屋にする予定の場所を大掃除したり、ベビーグッズを買ったり、安全対策をしたりと、出来る限りのことをしても、実際に赤ちゃんとの新生活が始まると『部屋のレイアウト、失敗だったかも…』『これはいらなかったかな』と、不便さを感じたり、余計な出費を悔いるケースもあるようです。
「赤ちゃんが生まれてから少しずつ準備しようかな」と思っていても、出産を終えたばかりのママの身体はすぐにいつも通りという訳にはいきませんし、育児のしやすさを考えると「赤ちゃんの部屋作り」は、やはり出産前にある程度済ませておく必要がありそうです。
でも、赤ちゃんが快適に過ごせる部屋って、どのように作ればいいのでしょうか?赤ちゃんのために部屋の環境を整える際に気をつけて欲しいポイントを紹介します。
目次
1.温度と湿度・日当たりに注意する
赤ちゃんは1日の大半を寝て過ごすので、ベビーベッド・布団・バウンサー選びよりも気をつけて欲しいのは「温度・湿度・日当たり」で、赤ちゃんの体温調節機能はとても未熟なため、体温は室温に左右されることが多いのです。
暑すぎたり、寒すぎたりする環境が続くと体調を崩す原因になったり、熱中症になることもありますので、ママやパパは十分に気をつけてくださいね。
日当たりのいい場所にスペースを確保するのは良いことですが直射日光が当たる場所はNGで、一般的に「夏は25℃~28℃」「冬は18℃~22℃」「湿度は40%~60%」が適当といわれています。
エアコンを使う場合は、赤ちゃんに直接風が当たらないように調節する他にも、部屋の場所によって室温が違うことがあるので、赤ちゃんが過ごすスペースに近い場所へ室温計を設置すると安心です。
2.世話をしやすい部屋のレイアウトを考える
生後1ヶ月くらいまでの赤ちゃんは、1日のうちに「おしっこを10回~20回」「うんちは2回~6回」など頻繁に排泄をしたり、母乳育児の場合は昼夜問わず2~3時間おきに母乳を欲しがるのでママは大変ですよね。
赤ちゃんのための部屋作りの秘訣
ママが、お世話しやすい部屋作りをする
ベビーベッドを買ったけれど寝室に設置できずに、泣くたびにリビングまで歩かなければいけない配置ならママやパパも大変ですよね。
コツとしては、おむつや着替えなど「赤ちゃんのお世話に必要なものはひとまとめにしておいて置くこと」「赤ちゃんのお世話をする際の行動をシミュレーションすること」で、おむつを取り替える時に必要な動作を意識することで、レイアウトの失敗を防げます。
産後の身体で昼夜赤ちゃんのお世話をすることは、想像以上に疲れるものですので、小さな不便さでも積み重なるとストレスへと繋がるので、少しでも大変さを緩和出来るレイアウトを考えることが大切ですよ。
3.ベビーグッズを必要最低限の物だけ買っておく
ママやパパの子育てを応援してくれる便利な赤ちゃん用品ですが、初めから全てを揃えておくと部屋を圧迫してかえって整理や掃除が大変になりますし、特に大型で場所をとるものは購入する必要があるのかよく検討してから購入することが理想です。
判断がつかない時は、めぼしい商品をピックアップしておいて産後にネットショッピングを活用するなどがオススメで、出産前は「嬉しさと不安」からアレもコレもと揃える傾向にありますが『買ったけど実はいらなかった』と思う物が多いのです。
ベビーベッドは必要?不要?
「買ったけど使わなかった」という先輩ママの意見が多かったり『いるのかな?やっぱり要らない?』と、プレママたちが疑問に思う物の1つとして挙げられるのがベビーベッドで、赤ちゃんが生まれる=ベビーグッズを買わなきゃ!と、考えがちですが必ずしも必需品ではないことが多いのです。
でも、ベビーベッドはママと赤ちゃんが退院した日からすぐに使うものなので「必要になったら買う」選択肢が非常にしにくいグッズで、サイズも大きいですし部屋の大きさを考えて模様替えも必要になる場合もありますし、新生児のお世話は本当に大変ですので、ベビーベッドだけは出産前に購入の有無を決めておくことが望ましいのです。
「ベビーベッドのメリット・デメリット」を解説し、ベッドを使う場合に買い足さないといけない用品や購入・レンタルそれぞれの目安価格も紹介してありますので、参考にしてくださいね。
ベビーバスの代わりになるアイテム
産まれたばかりの赤ちゃんは、大人と同じお風呂に入ることが出来ず、1ヶ月健診で異常が無ければお医者さんの許可が下り、大人と同じ浴槽に入れますので、ベビーバスを使う期間は約1ヶ月です。
1ヶ月しか使わないなら要らないと思う時
・園芸用のバケツ
・大き目の洗い桶
・衣装収納用のクリアケース
園芸用のバケツや大き目の洗い桶なら、小さいプールとしても子供が1歳くらいまでの水遊びに使えそうですよね。
他にも、洗面台やキッチンのシンクにお湯を張ってお風呂替わりにする方法もあり、赤ちゃんを入浴させる前に念入りに掃除する必要がありますが、中腰にならなくて済むので腰への負担が少ないメリットがあります。
4.収納スペースは多めに確保をしておく
赤ちゃんの成長は早く、服やおもちゃですぐ部屋がいっぱいになることが多いですし、おむつやお尻拭きなどまとめ買いが増える傾向にあり、ストックの収納場所も必要ですので、まずは家の大掃除をして不用品を捨て、収納スペースを多めに確保しておく必要があります。
また、思いがけず出産祝いの品がたくさん贈られることもありますので、産前に部屋作りをする時は収納スペースがガラガラくらいのほうがちょうどいいのです。
『物があふれたら新しく場所を確保すればいいでしょ』と思っていても、片づけが進まずさらに物があふれる悪循環に陥ることが多いので「1着買ったら、1着捨てる」など、ルールを決めておくと安心で、散らかった部屋は思いがけない危険を招きますので、赤ちゃんの安全のためにも整理整頓しやすい部屋作りを心がけてくださいね。
子供が使った品はママやパパにとっては捨てがたい物ですが、第2子のために取っておきたい物は段ボールに詰めて仕舞い、あとは写真に撮って残しておくなどをして後悔のない方法を決めておくのがオススメですよ♪
5.赤ちゃん目線で危険な場所を把握しておく
ねんねの頃の赤ちゃんは「すぐ近くの安全」にだけ気を配っておけば安心ですが、ハイハイや掴まり立ちが出来る頃になると、赤ちゃんが好奇心を持つことは喜ばしいことですが、部屋のあらゆるものに触り、口に運ぶことがありますので、安全には常に注意が必要です。
赤ちゃんを事故から防ぐために
常に先回りをして危険を予測する
小さな子供というのは、大人でも思いがけない行動をすることがありますので、以下のことに気をつけてくださいね。
電気コンセントやコード
コードを噛む、コンセントに物を差し込む危険がある
ピンセットなどの細い金属をコンセントに差し込むと感電する危険性がありますので、必ずコンセントカバーをつけて防止しましょう。
床にゴミ箱が置かれている
ゴミ箱を倒して中身が出てきた時、誤飲の危険がある
丸めたラップやティッシュなどの誤飲や、鋭利な物によって手を切る危険性がありますので、子供が自分で判断がつく年齢まで床にゴミ箱を置かないようにしてくださいね。
赤ちゃんが開けられる引き出しがある
中身が空っぽでも指を挟む危険性がある
シンク下の戸や、冷蔵庫の引き出しなどに指を挟んだり、閉じ込められたリすることがあるので、子供が開けられないようにロックをつけるなどをして対策してくださいね。
テーブルやタンスの角
勢いよくぶつけるとケガをする恐れがある
大人でもぶつけると痛いテーブルやタンスの角、直角にデザインされている椅子の脚などは、クッション材などでカバーしてくださいね。
キッチンに入れる
火や包丁、熱湯など危険なものがいっぱいある
料理中は手を離せない場面が多く子供に危険が迫っても対処できないことがあるので、ベビーゲートやベビーサークルなどを使って赤ちゃんが中に入れないようにしてくださいね。
観葉植物が置かれている
誤飲の危険性がある
花や土、葉っぱなど誤飲の危険性がありますので、手の届かない場所か、入れない部屋に移すようにしてくださいね。
背高のキャスター付き鏡がある
転倒して押しつぶされる危険性がある
鏡は赤ちゃんにとっておもちゃとなり、鏡に寄りかかり倒れる、割れた鏡でケガをするなどの事故につながりかねませんので、1人で遊ばせないようにしてくださいね。
親子で快適に過ごせる環境作りが大切
赤ちゃんを迎えるための部屋作りをする時に気をつけたいポイントを紹介してきましたが、1番大切なのは「赤ちゃんが安心して成長できること」「ママやパパが赤ちゃんのお世話をしやすい環境を作ること」です。
赤ちゃんが産まれてからでは大掃除に集中できませんし、ホコリも舞ってハウスダストも気になりますので、整理整頓が苦手な人は先延ばしにせず目についたところから少しずつコツコツと進めていきましょう。