中学校入学に必要な準備しておくもの
つい最近、子供が小学校に入学したと思ったらあっという間に卒業を迎え、中学校に進学する時は一気に大人びていくようで頼もしい反面、親離れしていく寂しさを感じますよね。
中学校では「先輩、後輩の上下関係に沿った行動」を求められたリ、勉強も難しくなり進路で悩んだりと、お子さんが苦労をして成長する瞬間がいくつも訪れます。
まず、最初に訪れる難関が入学準備で、小学校の入学準備はほとんどのことを保護者が行うものですが、中学校では、お子さんを成長させるためにも親子二人三脚で準備する必要がありますので、一緒に時間を作って進めるのがベターです。
子供が自分で「何をするべきなのか」「何が必要なのか」を把握しておかなければ、知らず識らずの内に中学校で決められている厳しい規則に反して先生や先輩から指導を受けるかもしれませんし、ガッチリと把握しておくためにも、中学校の入学準備について紹介します!
入学前に用意しておく物
中学校の入学は、小学校とは違いお子さんによって成長の仕方も違うので、自分に合うように各自で用意しておく必要があります。
いったい、何を準備しておけば困らないのでしょうか?
1.学校に合わせた制服
中学校によって「制服で通う学校」と「私服で通う学校」がありますが、ほとんどの学校が制服を採用しているので、通う学校に合わせた制服を用意する必要がありますし「学校で一斉販売しているものを購入するケース」と「自分で取扱店に足を運び購入するケース」の2パターンがあります。
一斉販売の場合は、お店まで行く手間が省けますが、ゆっくり見る時間は店頭より少ないので、心配であれば早めに取扱店で制服を購入しましょう。
男子制服にかかる費用
・詰襟上下:3万円~5万円(夏冬込み)
・カッターシャツ:2千円~3千円(夏冬2、3枚)
・ベルト:千円~2千円
※合計で3万9千円~7万円
女子制服にかかる費用
・セーラー上下:3万円~5万円(夏冬込み)
・ブラウス:2千円~3千円(2、3枚)
※合計で3万4千円~5万9千円
制服は大抵が予約販売となり、採寸をして、自分のサイズに一番近い制服が配送又は店頭・学校まで受け取りに行くので、直前に購入だと入学式に間に合わない可能性があるので注意してください。
また、中学校は男子・女子共に成長期に当たるので中学入学の時期にピッタリのサイズで買うと卒業までに着られなくなるケースがありますので、現在より大き目のサイズを購入することがほとんどです。
10センチほど大きめにするのが平均的ではありますが、女の子で既に身長が高く、保護者とほぼ同じぐらいの身長であれば、現在よりも大きくするのは5センチほどにするのをおススメですよ。
2.体操服
体操服も学校指定なので学校での一斉販売、または店頭販売となり、注意していただきたいのが、転校しない限り中学校の体操服は小学校のように私服のジャージや、低学年・高学年で買い替えることがないので、こちらも制服と同じように大きめサイズの購入をおススメします。
体操服の購入費用
・長袖シャツ:3千円~4千円×2、3枚
・長パンツ:3千円~4千円
・半そでシャツ:2千円~3千円×2、3枚
・ハーフパンツ:2千円~3千円×2枚
※合計で1万7千円~3万1千円
中学校からは、体育以外にも部活動が始まりますし、運動部に入部した場合は、毎日のように体操服を使用するので、洗濯のために最低でも2枚は必要になります。
体操服は兄弟や姉妹、知り合いなどのお下がりを使用するかたもいますが、学校によっては刺繍ネーム入り、学年によって色を分けるなど、ユーズド品が使いにくい状況であることも考えられます。
「色が違ってもいいかどうか」は学校の判断によって変わりますので、先生に説明会の際に問い合わせをしてくださいね。また、許可をもらったとしても他の子と色やデザインが違ってかなり目立つので、お子さんが嫌がる可能性が高いので注意してくださいね。
3.通学靴
小学校までは多くの学校は靴が自由の場合も多いのですが、中学校では靴の指定も決められることが多く、学校の規則を守って通学靴を購入する必要があります。
- 学校指定のスニーカー
- ローファー
また、ローファーで体育をすることが厳しいので、運動用に指定のスニーカーを購入することが求められる場合もありますので注意してくださいね。
通学靴にかかる費用
・スニーカー:3千円~4千円
・ローファー:5千円~6千円
※合計で3千円~1万円程度
通学靴は、消耗品なので古くなる度に買い替える人がほとんどで、足の大きさに合うサイズを購入し「部活動の靴は通学と同じ場合」と「別に用意する場合」とありますので、入学後確認をしてください。
4.通学カバン
通学カバンは学校によって「メインバッグ」「サブバッグ」の、片方か両方が必要となるケースがあり、カバンも学校指定があるので規定を必ず確認してから購入してくださいね。
通学カバンにかかる費用
・メインバッグ:6千円~7千円
・サブバッグ:3千円~4千円
※合計で3千円~1万千円
通学カバンは、お下がりを使用するかたも多く、購入する人はそれぞれですし、特に男女で分ける学校もほぼ無いので、お下がりを最もしやすいモノでもあります。
5.体育館シューズ
中学校に上がると小学校では行わなかったバレーボールやバスケットボール、長距離走などのスポーツが始まりますので、靴ひもの無いスリッポンのようなシューズから、靴ひものあるスニーカーに変わります。
体育館シューズにかかる費用
平均3千円~4千円
体育館シューズも学校指定があるところが多いので購入する際には注意が必要ですし、室内での部活動をお子さんが始めたい時は、専用の室内競技用シューズを用意してあげるとやりやすいでしょう。
6.上履き
校舎内で履く上履きにも規定があり、学校によっては上履きがスリッパに変わる場合もあり、お子さんによっては履きにくさを覚える可能性がありますので、不安な場合は入学前から家庭で日常的にスリッパを履き慣れさせておくと安心です。
上履きにかかる費用
平均して千円~2千円
上履きも学年によって指定カラーが決められている場合がありますので、購入前に何色を買う必要があるのかを確認してくださいね。
7.自転車・ヘルメット
中学校から自転車通学を許可している学校もありますが、マウンテンバイクは使用できないなどの規定があるので、しっかりと確認をしてから購入するのと同時に、転倒時に頭を守るためヘルメットを一緒に購入する必要があります。
自転車・ヘルメット購入費用
・自転車:1万~3万
・ヘルメット:3千円~5千円
※合計で1万3千円~3万5千円
自転車用のヘルメットは、地域によっては通学中も着用を求められたり、プライベートの時間でも着用を義務付けられるケースがあります。
また、ヘルメットは子供の身を守るための物ですので、極端に安い物ではなく、ある程度値段が張る物を選んだほうが無難です。
8.筆記用具
中学校に進学すると、いままでの学習帳から罫線が入っているだけの大学ノートやルーズリーフに変わり、筆記用具の制限も小学校と比べるとほぼなくなるので、新たにシャープペンシルや色ペンなど子供が使いたい筆記用具を選ばせると良いでしょう。
筆記用具・購入費用
・ノート:100円~200円×教科数
・筆記用具:2千円~3千円
※合計で3千円~5千円
シャープペンシルを選ぶ際の注意点としては「漢字」「英語」が書いてあるデザインだと、試験の際にカンニングと見なされて使用できないケースもありますので、なるべくシンプルで何も書かれていないものを選んで、おくと困りませんよ。
中学校入学までの流れ
公立の中学校に進学予定なら、どこの市区町村もほとんど流れは同じですが、必要な手続きは何があるのかチェックしましょう。
1.入学通知書を受け取る
入学の数か月前になると自宅に入学通知書が届き、この通知には様々なお知らせが記入してあるので、大切に保管してください。
- 進学先の中学校
- お子さんの氏名
- 生年月日
- 性別
- 入学指定校
- 入学説明会
- 入学式の日時
入学通知書の見本
もし、入学の1か月前になっても手元に届かない場合は、必ず進学予定の学校に問い合わせをしてくださいね。
紛失や誤りがあった場合
進学予定の学校やお住まいの自治体に連絡する
入学通知書は入学するまでは必ず大事に保管して、紛失があった場合でも、再発行してもらえるケースもあるので、速やかに連絡してくださいね。
2.入学説明会の参加
入学前には必ず入学説明会が開かれ「準備してほしいもの」「学校規定の説明」「制服の販売」を行うので、よっぽどの理由がない限り必ず参加してください。
入学説明会のポイント
制服販売がある場合は、採寸しやすい服装で行く
制服販売が説明会で行われる学校では、大勢が短時間で採寸・試着を行うので、採寸しにくい服装をしていると正確に行えない可能性がありますので、なるべく着替えのしやすい服で行くとスムーズに行えます。
また、説明会の多くは体育館で行うことが多く、椅子はあっても机が無いことがあるので、メモが取りやすいように下敷きやバインダーを用意すると便利です。
中学校入学には平均で15万円ほどかかる
中学校と小学校では環境が大きく変わり「子供の成長スピード」や「学習内容」に合わせて用意するべきものがたくさんありますので、漏れのないように注意してくださいね。
中学入学準備にかかる費用
・男子:7万3千円~16万8千円
・女子:7万3千円~14万8千円
男子と女子で多少差が出ますが、入学前に10万前後はかかるのがほとんどですが、兄弟や姉妹、親族・知り合いからお下がりを貰って節約するかたもいます。
お下がりを貰うにしても「貯金を早めに始める」「ローンを検討する」など、家計の準備をしっかりとして、お子さんと2人で早め早めの準備を進めてくださいね。