古い香水を捨てずに活用する方法
ボトルやパッケージが可愛くてつい集めたくなったり、プレゼントとして貰う機会が多い物といえば、香水です。
でも、最初は使っていてもつける機会が少ないとなかなか減らないし、集めすぎて使わない物も増えて結局最後まで使いきれないこともありますよね
『使わないで置いておくのは勿体ない』と思っていても、身体につける以外の使い道が思いつかずに、ただ飾ってあるだけの人も多いのではないでしょうか?
そこで『使いきれない香水』『古くなって処分しようと思っている香水』を捨てずに活用する方法を紹介します。
1.バッグの芳香剤
ファッションコーデに欠かせないアイテムといえば『バッグ』ですが、ついお気に入りのものばかり使いがちですよね。
久しぶりにいつもとは違うバッグを使おうと思っても、中にこもっていたニオイが気になる…、と思った経験はありませんか?
バッグのニオイ取りに使う方法
匂いをつけたハンカチを入れておく
1~2プッシュをハンカチに吹きつけて、一緒に仕舞っておくと嫌な臭いがつかずオススメですし『ラベンダー』などは虫が嫌う香りなので、虫よけの効果が期待できますよ。
もちろん、香水を吹きつけたハンカチを普段使っているバッグに入れておいてもOK。バッグを開けるたびにほのかな香りが漂ってきますし、香水をつけたハンカチを使えば、香りが手に移って一石二鳥です♪
2.ルームフレグランス
玄関やリビングなどには、その家独特の匂いがあり、住んでいる人は慣れるため、自分では気づかないものですが、訪れる人にとっては不快と思われることもあります…。
これを防ぐためにも、余った香水をルームフレグランスとして活用してみませんか?
ルームフレグランスの作り方
コットンや厚手の紙に吹き付けて置くだけ
でも、コットンをそのまま置いてもおしゃれ感に欠けるので、スタイリッシュに香りを楽しむには『リードディフューザー』が、おすすめです。
リードディフューザーの作り方
ボトルの金具やポンプを外して竹串を数本入れる
ボトルが倒れそうで心配な時は、ドライフラワーに軽く吹き付けてくださいね。
ルームフレグランスとして余った香水を使う場合、手っ取り早く部屋中に吹き撒くのは香りが強すぎてかえって不快になるためNG!
急な来客で、お部屋の匂いが気になる場合には、お湯を張ったコップなどの容器に香水を数滴垂らすと、あっという間に部屋中にほのかな香りが広がりますよ。
3.アロマバス
香りには癒し効果があるので、心身が疲れているときにはバスタブに香水を1~2プッシュしてみましょう。
お風呂に香りが広がり、心身の疲れがほぐれるだけでなくリッチな気分も味わえますよ。癒し効果を期待する場合には、優しい香りの香水をチョイスしましょう。
でも、香りが強い香水の場合、お湯に直接に吹きつけると匂いが強すぎて具合を悪くすることがあるので、香りが強い香水を使いたい場合には、水で薄めたスプレーを使ってください。
香水スプレーの作り方
- 霧吹き、水、香水を用意する
- 霧吹きに水を入れて、香水を1プッシュ入れる
香水の量は香りの強さによって異なるので、薄いと感じたら1プッシュずつ追加してくださいね。
4.トイレの芳香剤
トイレの気になるニオイには、芳香剤を置いて対処している人も多いものですが、ひとつ数百円の物を年間通して購入すると結構な出費になりますよね。
実は、余った香水はトイレの芳香剤にもなるのです。
トイレの芳香剤の作り方
トイレットペーパーの芯にひと吹きするだけ
ペーパーを使うたびにほのかな香りが漂いますが、トイレは狭い空間なので匂いが強い香水を使うとトイレに匂いが充満するので濃度が薄い香水、香りが軽い香水を使うとGoodです。
5.芳香消臭剤
玄関だけではなく下駄箱の中のニオイって気になりますよね。使わない香水を使って手作りの芳香消臭剤を作ることも出来ますよ。
用意するものは『空き瓶』『重曹』『香水』の3点です。
オリジナル芳香消臭剤の作り方
- 空き瓶に重曹を適量入れる
- 香水を3~5プッシュする
- よくかき混ぜる
香りの強さや重曹の量を見て調整してくださいね。入れ過ぎると香りが強すぎるので注意しましょう。
この芳香消臭剤は、時々かき混ぜると、香りが戻ります。香りが薄くなったなと感じたら、かき混ぜたり、香水を吹きつけたりしてみてくださいね。
3~4ヶ月で重曹の消臭効果がなくなりますので、使い終えた重曹はトイレやバスルームの掃除に再利用できますよ。
6.ヘアコロン
揺れるたびにほのかに香る髪って憧れますよね。余った香水を使えば、憧れの香る髪を手軽に手に入れることが出来るのです!
髪に匂いをつける方法
- 硬めに絞った濡れタオルに3~5プッシュする
※つけすぎないように注意! - 匂いをつけたタオルで髪がしっとりするくらい拭く
- いつも通りのセットをする
7.手紙に想いを乗せる
メールやメッセージアプリが主流になっている現代では、手紙を書く機会ってほとんどないですよね。でも、手書きで書く手紙にはメールやメッセージアプリでは伝わらない温もりを届けることが出来ます。
さらに、手紙に香水を吹きかけることで、あなたの想いを香りに乗せて届けられますよ。
嗅覚は、五感の中で唯一その情報がダイレクトに脳に届くので、その記憶が薄れにくいという特徴を持っていて、香りつきの手紙をもらった相手に対してしっかりとアナタを印象づけることが出来ます。
8.掃除
香水を長期間置いたままにしておくと香りが飛ぶことがありますが、香水にはアルコールが使われているので、匂いが飛んでしまった香水は拭き掃除に活用出来ます。
雑巾や布に吹きつけて、ドアノブや鏡、トイレなどの掃除に使えば除菌の効果も期待できますよ。
もちろん、香りが残っている香水を掃除に使ってもOK。香りが残っている香水を濡れた雑巾に吹きつけて、床掃除に使いましょう。香水の香りが床に残るので、部屋全体がほんのりとナチュラルに香ります。
紙パック式の掃除機を使っているなら、紙パックに香水を吹きつけると、掃除機を使うたびに、排出口から香りが漂うので、部屋の中もいい香りに包まれますよ
9.扇子やうちわに吹きつける
夏になると大活躍する扇子やうちわ。暑い夏を少しでも快適に過ごすために、香水をひと吹きして、香りによる心地よさを感じてみませんか?
扇子やうちわに吹きつける香水は、香りが強くない『フローラル系』『グリーン系』『ウッディー系』がオススメです。
失敗しても洗えないので、大切な扇子やうちわは避けてくださいね。異なる香りをつけた扇子やうちわをいくつか用意して、気分に合わせて使い分けるのもオススメです。
香水の保管方法にも注意!
香水にも使用期限があるって知っていますか?香水の種類にもよりますが、一般的には開封後の香水で1年、未開封では2~3年が使用期限の目安です。
基本的に腐るものではありませんが、使用期限を過ぎたり、誤った方法で保管していたりすると、変色したり、香りが変わったりすることがあるので、正しい方法で保管して、できれば使用期限内に使い切りたいですね。
香水は、次のようなものが原因で劣化します。
- 空気
- 細菌
- カビ
- 高温
- 直射日光
- 蛍光灯の光
劣化を防ぐためには、しっかりとフタをして、直射日光が当たらない冷暗所で保管が基本で、大切な香水は『温度が一定に保てて光を遮断できる冷蔵庫での保管』がオススメです。
ただし、家族と一緒に住んでいる場合、誤って口にすることもあるので、食べられないことを明記しておきましょう。チャックつきの保存袋に入れておくと、パッケージやビンに書かずにすむだけでなく、食べ物への匂い移りの心配もありませんよ。