イヤホンの断線を防止してグンと長持ちさせるコツ8つ
「アレ、片方だけ聞こえなくなった…」イヤフォンやヘッドホンを使って音楽を聴く習慣があるなら、一度は経験しているハズ。扱い方を見直せばその頻度も少なくなって、お気に入りを長く愛用できるようになりますよ!
イヤホンの断線を防ぐためにできること
今やスマホや音楽プレイヤーなどに音楽を持ち歩く時代。イヤホンやヘッドホンは必需品ですよね◎
でも、何の前触れもなく、突然のイヤフォントラブルに見舞われた経験がある方も多いのではないでしょうか。
- 音が途切れる
- ノイズが混じる
- 左右のバランスが悪い
- 片側だけ聴こえない
- どちらからも音が聴こえない
これらの症状の原因の多くはイヤホンのコード内部の断線によるもの。高音質のものでも、早ければ購入して何度も使わないうちに断線してしまうことも…。
断線が起きてからできることといえば買い替えか修理くらいですが、何度も断線させている場合、アナタのイヤホンの扱い方を見直した方がいいかもしれません。
今回は、イヤホンの断線を防いで長く使う8つのポイントをご紹介します
1.プラグ部分がL字タイプのものを選ぶ
コードを何かに引っかけてしまうことで断線することもありますが、多くの場合、断線は構造上もっとも負荷がかかる部分と言われる“イヤホンコードとプラグの境目”で起こっています。
イヤホンのプラグは大きく分けて「ストレートタイプ」と「L字タイプ」の2種類あります。
それぞれの特徴は?
・ストレートタイプ
⇒縦方向の圧力に弱く、コードとプラグの境目部分が断線しやすい
・L字タイプ
⇒縦方向の圧力に強いので断線しにくい
つまり、イヤホンを選ぶときには耐久性のあるプラグ部分がL字タイプのものをチョイスすると、断線を予防することができるのです
また、安いからダメということはありませんが、耐久性は値段と相応する部分もあるため、長く使いたいなら安価すぎるイヤホンは避けた方が無難と言えます。
2.延長ケーブルを使う
ストレートタイプだとどうしてもプラグの根元から切断しやすくなってしまうもの。とはいえ、まだ使えるのに新しいイヤホンを買うというのもなんだかもったいないですよね。
そんなときは、イヤホンのプラグの根元に負荷をかけずにすむように、間接的な接続機器として延長ケーブルを使うのがオススメ!
接続時、延長コードを挟むことで?
イヤホンへの負荷を大幅に軽減できる!
もし断線しても、延長ケーブルならイヤホンと比べ安価で入手できるので、お財布にも優しいですねまた、延長ケーブルのプラグをL字タイプのものにすれば、延長ケーブルの断線リスクも減らせます◎
延長ケーブルには短い商品もあるため、用途やお好みに合わせて選んでみるのがオススメです。
3.抜き差しは丁寧に行う
音楽データを聴く機器によっては、イヤホンを頻繁に抜き差しすることがありますよね。
- プラグの根元ではなくコードを引っ張って抜く
- まっすぐではなく斜めに引き抜く
つい面倒に感じるとやってしまいがちなこれらの行動ですが、雑な扱いはイヤホンに余計な負荷がかかり、断線の原因となってしまうことも。
イヤホンを抜くときは
プラグの根元を持ち、優しく真っ直ぐに引き抜いて!
せっかく高級で音質の良いイヤホンを買っても、雑に扱っていては断線のリスクも高まる一方。丁寧に扱うのと雑に扱うのとでは、使用できる期間に大きな差が出ることをお忘れなく!
4.絡まりに気づいたらすぐほどく
バッグやデスクの中に入れておいただけなのに「いつの間にかイヤホンコードが絡まっていた…」なんてこともありますよね。
最初は絡まりに気づくたびにほどいていても、すぐにまた絡まってしまい、いつしか面倒になって絡まった状態のままイヤホンを使っている人がいます。
コードの絡まりを放置するのは?
負荷をかけたまま放置しているのと同じ!
コードのねじれにより内部の線に負荷がかかっている状態だと、断線するリスクは当然高まります。面倒でも長持ちさせたいならコードの絡まりはすぐ解くように心掛けましょう。
また、コードは長ければ長いほど絡まりやすくなるので、イヤホンを選ぶときにはあらかじめコードが短めのイヤホンを選ぶようにするのもオススメです。
5.収納時に負担をかけない
イヤホンを重いものと一緒にバッグにしまうこともありますが、長持ちさせるためにはバッグへのしまい方にも注意しておきたいトコロ。
重いものの下にイヤホンが入り込んでしまうと?
本などの重みが原因で断線してしまう可能性アリ!
通勤通学中に読む本や水筒、仕事で使う資料などなど…。現代人の荷物ってとっても重いし、たくさんの量がありますよね。
バッグの中に重いものを入れる場合には、イヤホンが重いものの下に入り込まないよう、コートのポケットやサブバッグに入れるなどの対策を取ることもお忘れなく!
6.プレイヤー本体にコードを巻きつけない
ついイヤホンのコードをスマホや音楽プレイヤーにグルグルときつく巻きつける人は多いのですが、これも断線の原因のひとつだってご存知でしたか?
特にプラグ部分が“ストレートタイプ”の場合…
巻きつけるときにプラグの根元がクシャッと折れてしまう!
断線を防止するためには、イヤホンコードをスマホや音楽プレイヤーなどに巻きつけないように心掛けましょう。
オススメはできませんが、どうしてもプレイヤーに巻きたいというときはプラグの根元に負荷がかからないよう、余裕を持たせて緩めに巻くなどの工夫を!
7.使わないときは八の字巻きにして保管する
スマホや音楽プレイヤーをバッグにしまうとき、イヤホンをつけたままで何の対処もせずバッグにしまっている方もいますよね。これはプレイヤーを取り出そうと思ったときに他の荷物に引っかかったりイヤホンコードが絡まったりと、断線の危険を高めてしまうNG行動。
イヤホンを使わない場合にはプレイヤーから取り外し、“八の字巻き”でコンパクトにまとめておくのがオススメ!
【八の字巻きの手順】
- 親指を隠さずに、利き手とは反対の手を握る
- そのまま人差し指と小指だけを伸ばす
※これでイヤホンを巻きつける手が完成! - 親指でイヤーパッドを押さえて、コードは人差し指にかける
- 人差し指と小指の間を八の字になるようにコードを巻いていく
- コードが残り20cm程度になったら、巻いた形が崩れないように指から外す
- 八の字で巻いたコードの中央を残したコードで巻く
- 残り5cmほどで、プラグの先を小指側の八の字の輪に通して完成!
コードをほどく際には、輪から外したジャックを軽く引っ張るだけでOK!
音楽プレイヤーと一緒に、コードを小さなポーチに入れて持ち歩くようにすると便利ですよ
8.イヤホンケースに入れる
お気に入りのイヤホンや高価なイヤホンであるほど、断線リスクは最低限に減らしたいもの。そんなときはイヤホン専用の保護ケースの出番です!
保護ケースにしまっておくことで?
・コードの絡まり
・他の荷物の重み引っ掛かり
※断線の原因からイヤホンを守れる!
電気屋さんやネットで購入可能な保護ケースは、コードを丸めて入れるものからコードを巻きつけるタイプのものなど、使い方はグッズによって異なります。
色や形、材質など豊富に取り揃えられているので、好みに合わせて選べるのも嬉しいポイントですね
断線の心配をしたくないなら
無線のイヤホンに変えてしまうのもアリ!
お気に入りのイヤホンを長く使うための注意点をご紹介してきましたが、繊細なパーツが多いイヤホンですから、必ず断線を防止できる方法はなかなかありません。どれだけ注意をはらって大切に使っていても、寿命や事故によって断線してしまうときはしてしまうもの。
高価なイヤホンであれば修理に出すという方法もありますが、それほど高価なイヤホンでなければ買い替えるという方が多いハズ。イヤホンの断線に振り回されたくないという人は、買い替える機会ができたときにワイヤレスのイヤホンにするというのもひとつの方法かもしれませんね