映画デートで注意すべきマナー
一人のときは守れるマナーが、カップルや友人など複数の人と一緒だと「誰かと一緒」という雰囲気や安心感からマナーが乱れることがあります。
映画館で多くの人に嫌われる4つの行為から、映画デートをするカップルや友人同士で映画を観るときに、気分よく過ごすために心がけたいマナーのヒントにして下さいね。友人や恋人がマナー違反をしてしまったときに、さっとフォローできる姿は美しいものですよ。
1.背もたれを蹴る
リクライニングタイプの座席が設けられている映画館もありますが、前後の席の人と「微妙な距離」が求められますね。
「リクライニングなんだから背もたれを倒して何が悪い!」という意見もありますが、後部席の人は足を伸ばしたい人かもしれません。そうすると「思うように背もたれを倒せない前の席の人」と「思うように足を伸ばせない後部席の人」のイライラが募ります。
「足が背もたれに」あたってしまった時は、一言謝るだけで不快感も解消されますね。思う存分、楽チンな体勢で映画を観たいのであればホームシアターか、ガラガラの映画館で実現しましょう。
2. 携帯電話のマナーがなってない
公共の場ではマナーモード設定が常識なのに、携帯電話の着信音。一度きりなら「モードの切り替えを忘れてた?」と、理解はできます。しかし、同じ人が2回も3回も同じことを繰り返す、電話を受けて移動しながら会場内で喋りはじめる人の自分勝手な行動には大ブーイング!
また、マナーモードでも映画を観ながらずっとスマホでメールやLINEをされると、左右の席の人はバックライトの明かりが気になって迷惑、という意見も!
3. お菓子をバリバリ音たてて食べ続ける
「バリバリ、ポリポリ」とお菓子を噛む音、「ガサガサ」と袋からお菓子を取り出す音は、映画の音声が流れているとはいえ、観客の誰もが無言のなかではとても響く雑音です。映画館で食べる代表的なスナックはポップコーンですが、噛むときの音やカップから取り出すときの音が限りなく静かなので映画鑑賞にはぴったりのお菓子ですね。
しかし、お煎餅など固いものはものすごい音を発します。また、スナックなどお菓子類の袋はガサガサと音が出やすいため、持ち込むお菓子の種類によっては「音が出るもの」「過剰な音は周囲に不快感を与えるもの」という意識はもっておきましょう。
4. 本編が終わったあとの帰り方
泣けるような感動的な映画を観たあとは余韻を楽しみたいものですが、その気持ちを打ち砕くようにスクリーンの前を腰もかがめず平気で遮られるのはたまりません。また、映画デートをしているカップルの中には「面白かったね」「なんかつまんなぁい」等、他の人にも聴こえるトーンで感想を述べながら席を立つのもヒンシュクを買っています。
「急いでいる」「エンドロールに興味ない」「早く映画の感想を語り合いたい」など、個々の都合もあるでしょうが、「最後までしっかりエンドロールを観たい!」という観客にも配慮が欲しいところですね。