試してみたい!美と健康をつくる夜の習慣
早起きしてジョギングしたり、ヨガ教室やスキルアップセミナーに朝から参加した後に出社する「エクストリーム出社」をはじめとする「朝活」は、幅広い年齢層の人たちの間で定番化しつつあります。
その一方でライフスタイルの違いがあっても、限られた時間を有効活用して健康や美をキープするために「夜の習慣」を大事にしている人たちが存在します。
本サイトの調査に寄せられた回答から、さっそく今晩から試してみたい「健康のため、美容のために夜習慣にしていること」をピックアップしました。
自律神経である副交感神経を優位に働かせ、リラックスできるような過ごし方をして脳と体を休ませたい人、一日の精神的な疲れを持ち越すことなく翌朝スッキリ目覚めたい人や美肌をキープしたい人は参考に!
美容のために夜の習慣にしていること
朝や日中をバタバタ忙しく過ごしている人にとって、仕事や家事などストレス要因であることを終えた夜は肌のお手入れをしたり、一日中歩いたり座りっぱなしで凝り固まった部分を丁寧にマッサージするなど、ゆっくり心と体を休めながらじっくり自分に手を掛けるにはもってこいの時間帯です。
今の綺麗をキープしたり、より美しくなるために実践している夜の習慣を教えてもらいました。
入浴して全身を温めています
▼冷えによる肌のくすみ、むくみ、肩こりや腰痛防止、そして何よりもぐっすり安眠するために、しっかり肩までお湯に浸って芯まで温めるようにしています。
たまに疲れすぎて湯船に浸からずに眠ってしまう日もあるのですが、やはり湯船に浸からないと翌朝、身体が重たく感じるので、一年を通して美容と健康のために夜の入浴は欠かしたくない大事な習慣です。(38歳/女性)
念入りな保湿ケアをしています
▼洗顔後、必ず、化粧水をたっぷりしみこませたシートでパックすることを夜の習慣にしています。特にマッサージもせずに5分くらい顔に貼り付けているだけですが、翌朝、肌がもっちりするので化粧ノリは毎日ばっちりです。一日も欠かせない大事な夜の習慣です。(34歳/女性)
▼夜はとにかくお風呂上がりの3ステップスキンケアを忘れないようにしています。化粧水・美容液・クリームは必須!若いときは化粧水だけで済ませていましたが、もう3ステップが外せません。おかげでお肌の調子は完全に良好!お酒を飲んだ日の夜も忘れないように習慣化しています。(38歳/女性)
炭酸水で肌と頭皮ケアをします
▼炭酸メーカーを買ってから、自宅で作った炭酸水で行う「洗顔とヘッドスパ」は絶対に欠かせない夜の習慣です。毛穴の詰まりや開きが気になっていて週に2日くらいの頻度で炭酸水洗顔をはじめたら、少しずつ毛穴が目立たなくなってきたので、「どうせ顔を洗うのなら、毎晩、炭酸水で洗おう」と思い、夜の習慣にしました。
ヘッドスパは数ヶ月に数回ほど思いついたときに頭皮マッサージするだけでしたが、毎晩お風呂に入るので、必ず、頭皮を炭酸水で洗うようにしています。(27歳/女性)
リンパマッサージをします
▼お風呂上りに乳液を塗って手の滑りを良くしてから、顔のリンパマッサージをします。最後にクリームでパックをしてホットタオルでふきとります。
夜の習慣にしてから、翌朝フェイスラインがスッキリしていることが多くなり、クリームパックの保湿効果も合わさって、肌のくすみが改善されて毛穴も目立ちにくくなりました。(33歳/女性)
▼洗顔、化粧水、保湿ジェルの順に手入れをした後、肌が潤っている状態のうちに滞ったリンパを流す小顔マッサージを5回ほど夜の習慣にしています。高校生だった16歳から続けており、しょっちゅう「顔がスッキリしているね」と褒められるので継続の効果を実感しています。(31歳/女性)
健康のために夜の習慣していること
国でも積極的にスポーツすることや趣味やレジャーや日常生活の中で歩くことを勧めているほど、運動は心身の健康状態や生活の質との関係が深いのです。(注1)
表1 身体活動と生活習慣病の関係
実際に運動を夜の習慣に取り入れている人たちの話を聞いてみると「健康になりたい」「メンタルを健やかに保ちたい」「抱えているストレスに負けたくない」「辛い足腰の症状を軽くしたい」など、「意識や悩み」が行動を起こす動機となっています。
また、運動を継続し習慣化させたことにより、悩みが解決したり、改善の兆候がみられたり、着々と良い変化を実感できている人も多いので、現在、心身の状態を健やかに保ちたいと考えているのなら、簡単な運動から夜の習慣に取り入れてみる価値はありますよ。
ラジオ体操をやっています
▼運動不足を解消したかったのですがジムに通うとなると続ける自信がなく、思いついたのが自宅でもどこでも簡単にできるラジオ体操です。お風呂上りに録画したラジオ体操第一と第二を観ながら真面目に続けて3年が経ちます。
アパートの2階に暮らしているので、ピョンピョン飛び跳ねて1階の人に迷惑が掛からないように椅子に座ったまま上半身だけで行ったり、足を浮かせずに膝を曲げて身体を上下させるなど工夫をしています。
初めのうちは息切れしたり、思うように体が回らなかったり、結構な運動量に驚きましたが、習慣にしているうちに肩コリも軽減され、関節の可動域もひろくなって柔軟性もアップしてきましたよ。
住居環境や時間帯には配慮が必要ですが、無理なく続けられる健康法のひとつとして幅広い年代層の人におすすめです。(30代/女性)
ヨガをやって体をほぐしています
▼布団の上でヨガのポーズを何パターンか行うことを夜の習慣にしています。特に忙しかった日は呼吸が浅くなっていることがわかるので、副交感神経を働かせてリラックスできるように、間接照明だけで部屋を暗くして、深く息をすることを心掛けながらやっています。
たった10分くらいですが落ち着いた時間を過ごすことで、日中にイライラすることがあった日でも寝つきが良くなってきました。(40代/女性)
▼仕事で一日中歩くのでパンパンになった足のむくみを解消したくてヨガを始めたのですが、少しずつ足が楽になってきました。1時間のヨガは絶対に欠かせない夜の習慣です。(46歳/男性)
走ってリフレッシュしています
▼4年前に仕事でストレスが溜まって精神的な疲労がピークに達したときに、友人にすすめられて始めたのがランニングです。
朝は出社時間が早いので、仕方なく帰宅後にランニングすることにしたのですが、嫌なことがあっても走っている最中は心が空っぽになるし、走り終わった頃には「冷たい水を飲みたいな」「早くお風呂に入りたいな」などと、まったく別のことを考えられるようになりました。
その日のうちに気持ちの切り替えができるので、夜の習慣にしたランニングでストレス発散をしています。(30代/男性)
睡眠時間の確保も忘れずに!
美肌のために高級美容液でスキンケアをするとか、気分をスッキリさせるためにジョギングをするとか、どんなに「良い」とされている行為であっても、眠る時間を削って深夜まで続けて寝不足に陥り、翌日の体調や思考や仕事に悪影響を及ぼすようでは元も子もありません。
実践中だけリラックスすることを重視するのではなく、然るべき睡眠時間をしっかり確保して、翌朝の目覚めや一日の行動のリズムが整う良い習慣がつきますように。
参考文献