初めてのパリ旅行を満喫できるプチ情報
初めてパリに旅行するのなら、少し荷物量が多くなっても一着くらいは勝負服を持っていき、おしゃれで美味しいレストランで素敵なひと時を過ごすことをオススメします。
知っておけば初めてのパリ旅行を楽しめる
センスの良さやお洒落な雰囲気満点のフランス「パリ」は、旅行先として大人気の観光地。流行の発信地らしくハイブランドの高級ブティック、本物の名作を間近で観られる美術館、古き時代のレトロな建築物など、街歩きをしているだけでも楽しめるパリには、観光シーズンになると世界中から観光客が訪れます。
いつかパリ旅行をしようと考えている人のために、おすすめの観光地やシーズンなど知って得する情報を紹介します。
パリに初めて訪れる前に知っておくと何かと役立つ情報がたくさんあるのでチェックしておきましょう。
美術館が無料になる日がある
パリには数多くの美術館があり、観光スポットとしても人気です。絵画や彫刻などが好きで、旅行中に数カ所のミュージアムを訪れる場合は入場料だけでも結構な金額になります。
少しでも旅行費用を抑えたいのなら、多くの美術館は入場料が無料になる「第一日曜日」を狙っていきましょう。航空チケット代やホテルの滞在費や食事やお土産代など、旅行中は何かとお金を遣うので、美術館だけでも無料になるとかなり嬉しいです。
簡単なフランス語を覚えておく
フランスに行ったことがある人には「フランスでは英語を話しても相手にしてくれない」という嘘のような本当の話をご理解いただけると思います。全ての人がそうとは限りませんが、基本的なフランス語の挨拶「ボンジュール(Bonjour)→こんにちは」「エクスクゼ モア(Excuse-moi)→すみません」くらいは覚えておいて損はありません。
レストランにも、何も言わずに入るのではなく「こんにちは」の一言だけでもフランス語で言ってみることをおすすめします。
日本にいても、片言でも日本語で話しかけてくれる外国人には、どことなく健気さを感じてサポートしたくなるように、日本人が外国へ行く場合も同じです。訪れる国の言葉を少しでも知っていると相手から好印象を持たれます。
観光地はメトロを駆使して回る
パリには約300もの駅があります。観光地の近くには駅があり、16本のメトロラインを乗り継ぎして目的地を目指します。夜中の1時過ぎまで運行しているので、遅くまで買いやり夜景を楽しんでも安心です。
パリのタクシー料金は高いので、地元の人の利用は多くありません。観光客もメトロがあれば十分ですが、利用する際は、「Taxis Parisiens」と明記されている車上のランプを目印に許可されているタクシーを選んでください。
メトロに乗る際に気を付けたいのは、車内ではご老人や妊婦さんを優先することです。特に優先席ではなくても、目の間に老人や子どもを抱いている人を見かけたら席を譲りましょう。
パリジャンヌになったつもりでお洒落を楽しむ
パリは言わずと知れたファッションの発祥地なので、お洒落な服装の人が目につきます。荷物を減らすために海外旅行先での服装を気にしない人も多いのですが、せっかくのパリで普段着ばかりでは勿体ない!
気合いを入れたドレスを着てレストランで食事をするなど、パリならではの雰囲気を満喫する楽しみ方もオススメです。街を歩きながらパリジェンヌのファッションチェックをするのも楽しいし、垢抜けコーデの勉強にもなります。
スリ被害に気を付ける
海外旅行で最も注意したいのは、スリ被害に遭わないようにすることです。観光地など人が多い場所では特に気を付けましょう。
スリに警戒したい場所
- チケット売り場
- 地下鉄の車内
※人との距離が近い場所は要注意!
防犯スリ対策
- 財布はポケットに入れない
- 人混みの中でリュックは前にかける
- ショルダーバックは前に下げて、手で押さえておく
人が少ないスポットでも、写真を撮るのに夢中になっていて財布をスラれたことに気づかないケースもあります。
スリ被害の他にも気をつけたいのが、観光地付近で遭遇する「ミサンガ売り」です。「早くミサンガ作れるよ」とミサンガの紐をヒラヒラ見せながら話しかけてきます。
気になって言葉を返したり、近づいたり、興味を示したような反応すると腕に無理矢理ミサンガをつけてきて、「買う」と言っていないのにお金を請求されるので、ミサンガ売りや怪しそうなものを売っている人たちには近づかないのが賢明です。
パリ旅行おすすめシーズン
気候が良い6月から10月はパリ旅行におすすめのシーズンです。なかでも「芸術の都」とも呼ばれるパリでは、秋になるとオペラやバレエなどの文化的な行事が多くなるため、芸術を楽しみたい方は秋に訪れると楽しみが増えます。
他にもクリスマスシーズンになると、街がイルミネーションで装飾されてキラキラと幻想的な雰囲気満点!寒さは厳しいですが、日本とは違う、ヨーロッパならではのクリスマス感を味わいたい方は冬のパリ旅行もおすすめです。
パリの気候
旅行をするうえで現地の気候を知ることはとても重要です。「オフシーズンに行ったら、まったく店が開いていなかった」「寒すぎて観光に集中できなかった」と後悔しないためにもパリの気候の特徴をまとめました。
パリの気候は東京の四季に似ており、春は4月頃からで梅雨がありません。7月8月は日中30℃まであがります。日本とは違いカラッとしていて過ごしやすいです。
春のパリは羽織物が必要
厳しい寒さが過ぎ、ようやく暖かくなってきます。しかし、3月4月はまだ気温が低く10℃超えるぐらいで天候も雨が多いです。
3月頃はまだまだダウンジャケットが手放せません。その年にもよりますが、4月から6月にかけてはだんだんと夏の雰囲気になってきます。半袖で過ごせる日も増えてきますが、朝晩はまだまだ冷え込むので羽織れるものがあれば安心です。
乗り物のエアコンは期待できない夏のパリ
7月に入ると夏本番です。天候も安定してきて晴れの日が続きます。25℃前後なのでとても過ごしやすいでしょう。8月になると30℃を超える日もあります。地下鉄や市バスでは冷房が効いていないことが多く、公共交通機関を利用する汗だくになります。少し移動しただけで疲れてしまうので、水分補給や暑さ対策は忘れずに!日差しが強いのでサングラスは必需品です。
天候が変わりやすいパリの秋
9月になると気温が下がり、雨が多くなります。気温は15℃前後になり上着が必要になってきます。春と同じく天候が読めない日も多く、雨、晴れ、曇りがコロコロ変わります。折り畳み傘があれば安心です。
冬のパリには雪が降ります
クリスマスに向けて気温が下がり、5℃前後になります。積雪量は少ないですが、すぐ溶けるような雪が降ることが多いです。濡れ雪でも大丈夫なブーツがあればいいでしょう。服装はニット帽やマフラーが必需品です。
パリで行きたい観光地
パリは1区から20区までの区画に分かれており、お洒落なカフェやレストランも多いので歩いて散歩するのも楽しいです。ほとんどの観光地にはメトロで行けるので交通機関で不自由することはありません。
登って街並みを眺められるエトワール凱旋門
パリへ行くならエトワール凱旋門は外せない場所です。シャンゼリゼ通りの西、シャルルドゴール広場にあります。この凱旋門を中心に12本の通りが放射状に伸びています。入場料を支払い上部に登るとこの放射状の通りを見ることが出来ます。凱旋門は「Arc de tripohe」と呼ばれている通り「戦勝記念碑」に造られました。
エッフェル塔!エレベーターの待ち時間は覚悟して
パリの象徴的な名所であるエッフェル塔は、フランス革命100周年を記念して建てられました。今でこそ見慣れたデザインですが、当時は奇妙な形をしていると賛否両論で意見が分かれ、エッフェル塔の中からエッフェル塔を見ることが出来ないことから「エッフェル塔が嫌いなやつは、エッフェル塔に行け」という諺(ことわざ)も生まれました。
1991年には、エッフェル塔を含む、パリのセーヌ川周辺が世界遺産に登録されました。エッフェル塔は1階、2階、最上階に分かれていて、階段かエレベーターで登ることができます。世界中から観光客が集まるスポットなのでエレベーターは非常に混んでいて、長い待ち時間が発生します。中にはレストランが2軒入っています。
世界の名作が揃う!ルーブル美術館
世界最大級の美術館で35,000点以上もの収蔵品が収められています。もともと宮殿だった建物を美術館として利用しているので、敷地内も広く絵画に限らず彫刻品や宝石品など多くの分野を取り扱っています。あの有名なモナリザもルーブル美術館にあります。
美術館に興味がない人でも、パリ旅行をするのなら「ルーブル美術館に行く日」を入れておくと後悔しません。
モンマルトの丘・サクレクール寺院
モンマルトの丘はパリで最も高い丘でありフランス映画の『アメリ』の舞台としてよく知られています。丘の中央には『サクレクール寺院』という教会堂があり、観光地としてとても人気があります。
パリで一番高い丘の上から見る景色は素晴らしく、エッフェル塔に並ぶパリの最大観光地です。
ノートルダム大聖堂
ゴシック建築を代表する貴重な建物であり、パリの中心に位置しているとても大きなローマカトリックの大聖堂です。「正面玄関」「ファザード成人の彫刻」「ステンドグラス」など押さえておきたいポイントがいくつかあります。
ヴェルサイユ宮殿
17世紀のフランス芸術を代表する宮殿であり、世界遺産に登録されています。ルイ13世紀が建造して以来、息子のルイ14世紀が改装と増築を繰り返し、現在の私たちが知るヴェルサイユ宮殿になりました。
次の画像は、2011年にヴェルサイユ宮殿で開催された展示会で多くの人の目を惹いた、現代美術アーティストJoana Vasconcelos氏の作品「Marliyn(マリリン)」です。鍋の蓋で作られていて見応えがありました。
パリの郊外に位置していますが。フランス国有鉄道(SNCF)『パリ・モンパルナス』にて乗車し『ヴェルサイユ・シャンティエ』で下車します。
パリから足を運びたい!モンサンミッシェル
フランスのパリまで行くなら、ついでに寄りたい場所があります。それは別名「西洋の驚異」と呼ばれる島「モン・サン=ミッシェル」です。カトリックの巡礼地のひとつであり、1979年に「モン・サン=ミシェルと湾」が世界遺産に登録されました。
潮の干満の差が15mもあることから、かつて干潮時には歩いて渡れるようになっていました。現在では、潮の流れを変えることがないよう橋が架けられています。
モンサンミッシェル周辺には電車が通っていないので、パリからの行き方は電車とバスを乗り換えて行きます。
電車(国鉄TVG)パリ・モンパルナスから『レンヌ』(又はドル ド ブルターニュ/サンマロ/)まで行き、そこからバスに乗り換え『モン・サン=ミシェル』までいきます。
バスは1日1~2本しか無いので、必ず、帰りの時間を確認しておきましょう。パリから日帰りでモン・サン=ミシェルへ行く人が多いですが、時間がある人は泊りがけで行って美しい夜景を観るプランもおすすめです。