夏バテは食事で解消する・暑い夏を乗り切るメニューまとめ

夏バテを食事で乗り切りたい!とは思うものの、猛暑が続いて疲労感や食欲不振など「夏バテの症状」に悩まされていませんか?夏バテを予防、回復する豊富な栄養素を含む優秀メニューを紹介します。

夏バテ対策は食事にあり!

暑い日が続くと室内外の温度差によって自律神経が乱れて食欲不振が起こり、身体に必要なエネルギーを得ることができません。ダイエットをしていないのに体重が減ったり、熱帯夜による睡眠不足から全身のだるさや疲労感が増して夏バテを引き起こしやすい季節に気を配りたいのは「食事」です。

今回は働き盛りでスタミナを必要とする20代から40代までの方々に「夏バテ対策の食事」を教えてもらいました。この夏、食欲がなくてバテている人や家族にも猛暑を元気に乗り越えてもらいたい方は参考にしてみてください。

喉ごしがいい麺類で夏バテを乗り切る

暑い夏には冷たいそうめんや蕎麦がとても美味しく感じられます。コンビニや飲食店では冷やし中華が夏季限定で販売されていて、ついつい食べてしまいますよね。ひんやり冷たい麺類はスルスルと食べることができ、暑さも和らぐのでオススメです。

冷たい蕎麦

夏は食欲がなくなってしまい、昼休憩の時間もなんだか食べる気になれず…。という状態が続いていましたが、近くに美味しいそば屋を見つけ、冷たいそばを食べるようになってから夏バテが回復してきました。

冷たい蕎麦は、のどごしが良く、スルスルと食べることができるので、食が進まない人にはオススメです。時々、とろろ蕎麦をオーダーして、スタミナをつけて暑い夏を乗り切っています。

そうめん

夏バテ対策として自分がしていることは暑いときにはそうめんを食べることです。

手軽に作れて、氷水で冷やして食べると暑さも吹き飛びます。素麺と一緒に納豆、オクラ、長いもなど、粘り気のある食品も食べるようにしています。

納豆はもちろん、オクラや山芋などをぶつ切りにしてポン酢で食べるとあっさりして夏バテ対策にピッタリです。

オクラや山芋など、粘り気のあるものは「スタミナ食材」と言われています。冷たい麺類との相性が良く、栄養バランスが整い、ツルツルと喉を通りやすくなるのでピッタリな組み合わせです!

夏バテした体にスタミナと元気を取り戻す食べ物

食欲がない時には、体力をつけるのに大切な炭水化物が喉を通らずに、控えてしまいます。お米は体力がついて、元気が出る食材なので、しっかり食べたいですね。また、土用の丑の日にはうなぎを食べるとスタミナがついて夏バテ防止になります。

にんにく

私の夏バテ対策は、トマトパスタにこんがりと焼いたニンニクを混ぜて食べることです。

以前夏バテになった時に、テレビで偶然放送されていたのを見て、試しに作ってみると、翌日は疲れが取れ元気になりました。食欲についても、全く問題なく食べられるようになったので効果があると思います。

ニンニクとトマトは、体に良いだけでなく疲労回復効果があるのでおすすめの食材です。

雑穀米

私は昔から夏に弱く、ひどい夏バテを起こしやすい体質です。毎年、暑くなると食欲がなくなって、つい冷たいアイスばかりを食べてしまいます。

しかし、ご飯を1食分「雑穀米」に変えた一昨年くらいから、少しずつ良くなっているような気がします。

他に食事で変えたところはなかったので「雑穀米のおかげかな」と感じ、毎年継続しています。雑穀は、白米に比べてビタミンやミネラル、食物繊維やカルシウムなど、とにかく栄養素が豊富です。そのおかげで、少し身体が疲れにくくなって、夏バテもましになったように感じます。

うなぎ

夏バテに効果的な食べ物は、少量で栄養が摂れる「うなぎ」です。

うなぎは、栄養素がとても高くスタミナ料理と言われています。
疲労回復に不可欠なミネラル、ビタミンAを始めとするビタミン類、DHA、EPAなどが豊富に含まれているからです。

最近、国産うなぎの価格は高めですが、栄養素は同じで、比較的お手頃な価格の、他国の物も売られています。夏バテ対策にうなぎを食べることはとてもおすすめです。

うなぎに含まれる栄養素ビタミンB群のうちの1つ「ナイアシン」という成分が夏バテ防止に効果的です。他にも、カルシウム、亜鉛などミネラルも多く含んでいるので不足しがちな栄養を補ってくれます!

夏バテ気味の火照った体は夏野菜で冷やす

トマト、キュウリ、トウモロコシ、ナスなどの夏野菜が美味しい季節ですね。夏野菜は身体を冷やす効果があり、体内にこもりがちな熱を逃がして、体温を下げてくれます。

きゅうり

私の夏バテ対策はきゅうりを野菜スティックにして、塩、マヨネーズ、味噌をつけて食べることです。

きゅうりは夏野菜なのでこの時期手頃な価格で手に入り、調理の必要がなく簡単に用意できるので、オススメです。

塩やみそをつけて食べることにより、ミネラルも得ることができるので身体がさっぱり、ひんやりして、塩分も得られます。

特に湿気が多い時期は気圧が不安定で血流が悪くなり、体内に水分を溜め込んで身体がむくみやすくなっています。きゅうりにはむくみ解消効果が期待できるカリウムが含まれているので、積極的に摂りたい食材ですね。

大人気の定番メニューで夏バテ解消!

食べている人が多かったメニューは「豚肉の冷しゃぶサラダ」でした。シンプルなメニューで調理の手間がかからず、簡単に作ることができます。あっさりしていて食べやすいのでオススメです。

ポン酢をかけた豚の冷しゃぶサラダ

夏バテ対策に効き目があった食べ物は、豚の冷しゃぶサラダです。

豚肉には「ビタミンB1」が含まれているので、代謝がよくなり、夏バテを防いでくれます。
千切りレタスの上に豚肉を載せ、大根おろしをトッピングして、ポン酢をかけて食べるとさっぱりいただけます!

夏野菜と組み合わせた冷しゃぶサラダ

豚の冷しゃぶサラダが夏バテ対策に良かったです。

野菜にきゅうりやトマトなどの夏野菜を使うので、体を冷やす効果があります。豚肉が体の疲労を取ってくれるようで、疲れにくくなりました。

冷しゃぶにしているので、肉特有の臭みもなく暑い季節でも食べやすいです。食べ始めてから、体力がついているような気がします。

冷しゃぶに使うドレッシングはゴマ風味の物も美味しいのですが、あっさりポン酢をかけて食べるとより疲労回復効果がアップし、夏バテ解消に繋がります!

香辛料で汗を流してスッキリ夏バテ解消!

辛いカレーやマーボー豆腐は見ているだけ汗をかきますね。暑い国のインドでは、本格的な暑さをしのぐためにわざわざ熱々の辛いカレーを食べています。辛い物を食べて汗をかくと、代謝が良くなり、体内の熱を放散させる効果があります。

お肉と夏野菜を入れたカレー

私は「夏バテ気味」で食欲がないという時でも、カレーの匂いを嗅ぐと急に食べたくなり、不思議とモリモリ食べられます。カレーの中に含まれるスパイスが食欲増進を促すようです。

お肉と、たっぷりの夏野菜を入れて作れば、たんぱく質やビタミンなどの栄養素も一度にたくさん摂れるのでおすすめです。

大辛カレー

毎年、夏は暑くて食欲が落ちてきます。
揚げ物をみるだけでも胃が痛くなり、どうしても素麺などの冷たくて、食べやすい食べ物を好んでしまいます。

ただ、辛いものは別で、香辛料の効いた辛いカレーは、夏バテしていても不思議と食べたくなります。辛いカレーを食べると自然に汗をかいて、すっきりするので、食事が喉を通らない人にオススメです。

辛い食べ物は、食欲を回復させ、暑い夏を乗り越えられます。

カレーは、米、肉、野菜など様々な食材を一度に摂れるので、食欲がなくて栄養が偏りがちな夏場にピッタリのメニューなのです!

スパイシー餃子

夏に我が家で評判なのは胡椒を多めに入れたピリッと辛い手作り餃子です。
食欲がないと言っていても、食卓に出して一口食べると子供たちも旦那もペロりと平らげてしまいます。

ネギ、ニラ、にんにく、大葉、豚ひき肉、塩、コショウ、ごま油、オイスターソースを混ぜ合わせて作る普通の餃子ですが、胡椒を利かせると食欲が増すんです。タレは酢、醤油、ラー油を混ぜたものタレで食べます。

調理方法は普通の餃子と変わらず、材料を刻んで混ぜ、餃子の皮で包むだけです。後はフライパンで焦げ目が両面につくようにパリッと焼いて出来上がり!ラー油で辛さをプラスした酢醤油で食欲はさらに増進!

夏バテで疲れている体に、ニンニク・豚肉・ニラはパワーを与えてくれるので、ぜひお試しいただきたいメニューです。

夏バテには食事と一緒に水分補給も忘れずに!

夏は栄養の偏りだけでなく、水分も不足してしまいがちです。何もしていなくても水分は体内から出て行っているので、運動をした後や汗をかいた後はもちろん、こまめな水分補給を心がけると熱中症などを防止することができます。夏バテ対策の食事と水分補給で暑い夏を乗り切りましょう。