早食いは健康に悪い!
何かとバタバタ忙しい朝、時間の足りないお昼休みなど、ゆっくりご飯を食べる時間は意外と少なく、夕飯しか落ち着いて食事を摂れない生活になりがちですよね。
時間に追われる食べ方をしていると、つい習慣になる『早食い』ですが、実は健康に悪くダイエットの効果が薄れる大変危険な行為だったのです。
でもなぜ、早食いが健康やダイエットに悪いのでしょうか?
単なるウワサではなく、キチンとした理由があって早食いは身体に悪影響を及ぼす特徴がありますので、早食いがダメな理由と治す方法をチェックしてくださいね。
早食いを止めるべき理由
『良く噛まずに飲み込むこと』が早食いになる主な原因ですが、たったこれだけのことで身体にどのような悪影響を及ぼすのでしょうか?
下痢や軟便になる
早食いをすると、口に入れた食べ物を噛む回数が少ないまま飲み込まれる傾向にあり、ほとんど噛まずに飲み込まれた食べ物は消化しにくく、胃や腸に負担をかけます。
その結果、消化不良を起こして下痢や軟便の原因になることが多くなるのです。
虫歯になりやすい
噛むことで口の中に分泌される唾液は口内環境を整える大切な役割をしていて、虫歯を抑制する効果もありますが、食事の際に噛む回数が少ないと唾液の分泌量も少なくなるので、虫歯リスクが他の人よりも大幅に高まるのです。
食べすぎにより太りやすくなる
脳にある満腹中枢が刺激されるタイミングは、食事を始めてから15分~20分後ですので、早く食べれば食べるほど『お腹がいっぱい』と感じる前に大量に食べ物をかきこむので、食べ過ぎの原因になるのです。
摂取カロリーが多ければ多いほど、太ることに繋がりやすくなるので注意してくださいね。
カンタンに早食いを治すコツ
『ゆっくりと食べる』『よく噛んで食べる』の2つが早食いを治すコツなのですが、既に習慣として身体に染み付いていると、気をつけていてもなかなか治すことができませんよね
そこで、無意識に早食いをしている人でも簡単に治す方法を紹介します。
小さいスプーンを使う
食事を早く食べる人は1口に運ぶ食事の量が多い傾向にありますので、小さいスプーンを使って食べることで、1度に口へ食べ物を運ぶ量を制限することができます。
1度に食べる量が少ないメリット
口に運ぶ回数が増えるので食事の時間が延びる
カレーライスはもちろんのこと、丼物を食べる時も箸ではなく小さいスプーンを使うと食事のスピードがゆっくりになりますよ。
1口ごとに箸を置く
スプーンが使えない時は1口食べるごとに箸を置くようにすると『噛んでいる間は箸を置く』『飲み込んだら箸を持つ』という動作を挟むので、次々に食べ物を口に入れることを防ぐことが出来ます。
落ち着いて食事をするメリット
不快なクチャラーの防止にもなる
食べ物が口の中に入っているのに、次々と食べ物を入れようとするとどうしても『クチャクチャ』という咀嚼音が目立ちますが、飲み込んでから口に運ぶことで音が立たなくなり周りの人を不快にさせることがなくなりますよ。
30回噛むことを心掛ける
早食いを治すことに最も効果的なのですが、なかなか実行できないのが『30回噛んでから飲み込む』ことですが、食べ始めた頃は意識していてもテレビや味に集中するとつい目標を忘れて、いつものペースに戻りますよね
カンタンに達成するコツ
噛むごとにカレンダーの日付を追う
頭の中で噛む回数をカウントしていても、途中で何回噛んだのか忘れる時もありますし、2、3回目のカウントで飽きることもありますので、カレンダーの日付を使うことでド忘れを防げるのです。
軟らかい食べ物で多く噛む練習をする
噛む回数の減る軟らかい食べ物でも多く噛む練習をすることで、他のどんな食べ物でも自然とよく噛んで食べるようになりますよ。
軟らかい食べ物って?
豆腐
おかゆ
半熟たまご
一緒に『1口ずつ箸を置く』『カレンダーで噛む回数をカウント』を一緒に行うと、より早食いを矯正することができますよ。
残ったお弁当は後で食べよう
早食いを治そうとすると1食にかける時間が長くなりますので、いつものお弁当が食べきれないことがありますが『時間ないから早く食べよう!』と、お腹に詰め込まずに残して晩御飯に回すなど、後で食べるのも良い方法です。
噛む回数が多いと?
満腹中枢が刺激される
早食いが治っていれば満腹中枢が刺激されるので、それほどお腹が減っていると感じないハズですし、残したお弁当で1食分増えても摂取カロリーはいつもと同じなので太ることもありませんよ。
早食いを治して余裕ある毎日を送ろう
早食いをすると食事にかける時間を短くすることが出来ますが、せかせかした毎日になりゆっくりと息をつける暇がなくなりますし『虫歯になりやすい』『太りやすくなる』などの健康リスクを抱えるハメになります。
小さいスプーンを使う
1口ごとに箸を置く
回噛むように心掛ける
軟らかい食べ物で多く噛む練習をする
これらの対処法でデメリットの多い早食いを改善しやすくなりますし、食事の時間もゆったりと落ち着ける時間になりますので、ストレスを溜め込みにくく気持ちに余裕のある毎日を送れるようになりますよ