台湾の九份観光・アラサー2人でレトロな台北郊外に週末旅!

台湾の九份は観光してみたかった名所のひとつ!台北から九份(きゅうふん)まではバスに乗って移動しましたが、高齢者やお子様が同伴するなら体への負担が軽いタクシー利用をオススメします。

女二人で台湾の九份観光を楽しんできました

日本からも気軽にいける海外旅行先の台湾は、食べ物は美味しいし物価も安いので、プチプラショッピングを楽しみたい人にとっては買い物天国としても人気の観光スポットです。

私も親切な現地の人々とのふれあいや穏やかな空気感に魅了され、すっかり台湾旅行のリピーターになってしまいました。

今回は、いつもゴロゴロするだけで終えてしまいがちな週末を有意義に過ごそうと決意したアラサー女2人が、台湾の九份観光を満喫してきました。

台湾旅行のメイン目的地は、台北郊外の小さな風情ある街「九份(キュウフン) 」です。どこを切り抜いても美しく絵になる景色がひろがる九份は、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえるレトロな街並みが続きます。

LCCセールで台北行きチケット1万円でゲット

近年、台北へのLCC(格安航空)路線が拡大していて、ピーチ、ジェットスター、バニラエアー、タイガーエアーなどが就航していますが、セール価格なら嬉しいことに往復航空券が1~2万円くらいで購入可能です!

今回はピーチ航空のセールを利用して、約1万円と激安価格で関西と台北の往復チケットを手に入れられたのです!最近では、東京から台北の日帰り航空券が往復7,000円程と1万円を切る価格で販売されていることもありますよね。

ここまで航空券が安く買える時代になってくると、週末の飲み会や謎にオシャレなレストランで集う土日のランチ女子会をパスして浮かせたお金を旅行費用にあてて、海外で思いっきり気分転換したくなります!

しかし、LCCは別途で預入荷物の料金がかかるので、行きは手荷物だけにしておいて、帰りは荷物が増えることを想定し、事前にネットで預入荷物を追加しておくとお得だし安心ですよ。

桃園国際空港(台北)から市内までのアクセス

今回はLCCのピーチに搭乗したので桃園国際空港の第一ターミナルに到着しました。ほとんどのLCCは第一ターミナルに到着します。

空港からタクシーは1,300元程と日本のタクシーよりは割安ですが、更にお得なシャトルバスに乗車しました。バスの乗り場は第一ターミナルの1階です。長距離バスや市内行きのバスなど様々な路線がありますが、バス乗り場のスタッフに行先を伝えると案内してくれます。

台湾で一番好きなのは、人々がとても親切なところです。親日家も多く、ときに過剰なくらい?親切で、道に迷っていると声を掛けてくれたりします。なかには英語や日本語が話せなくても「どうしたの?」と、いったニュアンスで声をかけてくれる親切な人もいるので、行先や滞在先のホテルの英語名は紙に書いて控えて置くと説明しやすいですよ。

私はいつも乗車した時点でバスの運転手さんに行先を伝えて置きます。そうすると車内アナウンスが聞き取れなくても、停車駅で教えてもらえるので安心です。以前、韓国の路線バスに乗ったとき寝過ごして、車庫まで行ってしまった経験があるので学びました(笑)皆さんも旅の疲れで寝過ごさないように気を付けてくださいね!
国光バスの台北駅行きに乗車し、約1時間で市内に到着しました。市内までの運賃は125ドルです。

タイムスリップ気分を味わえる台湾の九份観光

台湾を旅行先に選んだ理由は、ガイドブックの写真を見て一目惚れした「九份(きゅうふん)」を訪ねることでした。山の中にある小さな街ですが、どこか懐かしい気持ちになる優しい雰囲気が漂っています。

今回は週末の一泊二日旅行なので、さっそく初日に九份へ足を運んできました。九份は台北郊外のエリアで、市内からは電車やバスで一時間半程の距離にあります。

▼台湾九份観光/台北からのアクセス方法

九份への主なアクセス方法を3つ説明します。

旅行会社の現地ツアーは、ホテルから九份までの送迎やガイドが付いてきますが、日本円で約5千円と予算がオーバーするため、自力でバスを利用して行くことにしました。

今回は「忠孝復興駅(ちゅうこうふっこうえき)」からバスで九份へ向かいます。駅前のSOGOデパートの近くに乗り場があり、1062番の直通バスに約1時間30分乗車して95元です。

バス乗り場の近くでは個人タクシーが客引きをしていますが、九份までは片道1,000元なのでバスよりかなり割高ですが、九份までグルグルと曲がりくねった坂道を何故か猛スピードで進んで行くので怖いし、混み合ったバスの車中は蒸し暑く車酔いしやすい環境なので、同行者に子供や年配者がいる場合はタクシー利用をお勧めします。

山の中の集落を通り抜け、ちょっとした小旅行気分で九份に到着します。

▼九份(きゅうふん)の歴史

九份は台北の中でも寒村でしたが、19世紀末に金脈が見つかりゴールドラッシュで栄えた街です。日本に統治されていた歴史もあり、路地や石段は当時造られた物が現在も残されています。どこか昔の日本を感じさせる名残がありますね。

20世紀後半に金脈は枯れ衰退しますが、映画「非情城市」のロケ地となり、再び観光客で賑わうようになりました。日本からの観光客も多く、レストランやカフェには日本語メニューが用意されている店も多かったですよ。

山中にある街なので天気が安定せず、一年を通して雨が降る確率が高いそうなので、折り畳み傘などの雨具を持っていくと安心です。この日は途中で通り雨に遭いましたが、雨の九份もノスタルジックな雰囲気で素敵でしたよ。九份の街並みは、どこを切り抜いても絵になる美しさで感動の連続です!

メインイベント九份観光スタート

大ヒットアニメ映画に登場する温泉街のモデルになったと一部で噂になったことがあるものの、公式には認められていません。

街並みがそっくりだと噂になっているだけあって、こんなお店もありました。さて、何というアニメでしょうか…?ファンの方なら既にピンときているかも知れませんね。

「湯婆婆」と書かれています。思いっきりわかりやすいヒントですね…。

▼トイレは少ないので事前に調べておきましょう

九份の最寄りのバス停は「九份老街」と山頂の「九份」ですが、バス停から坂を少し登るとセブンイレブンの横に入り口が見えます。このエリアはお手洗いが少ないので、それなりの心構えが必要です。次の写真の右側に、公衆トイレがありますよ。

石畳の細い路地には、台湾名物の屋台グルメの美味しそうな香りが漂ってきます。

道に沿って並ぶお店では、カフェ、雑貨、台湾土産などのお店があり、名物のパイナップルケーキが10個で15元と激安価格で販売されていましたよ。

▼九份名物「阿柑姨芋圓店」のスイーツ

路地を進み、石畳の階段の一番上まで登ると行列ができているお店があります。一見、小さな屋台かと思いきや、奥に広いカフェスペースがあります。ここからの景色は絶景で、街並みと海を見渡すことができることから観光客に人気のスポットなんです。

店内にはお手洗いがあるので、途中、どうしてもトイレが探せない場合は、「阿柑姨芋圓店」を目指してください。

次の画像は「タロイモ」と「サツマイモ」を小麦粉に練り込んだ名物スイーツで、モチモチした食感で美味でした!

「阿柑姨芋圓店」までの簡単なアクセス方法を説明しますね。まず、店先の看板に「湯婆婆」と書かれている例の店を見つけ、その階段を上まで登って「阿柑姨芋圓店」を目指す方法が一番わかりやすくて簡単です。

歩きながら看板に目を凝らしていると「阿柑姨芋圓店は→こちら」と、案内が書かれているので見逃さないで下さいね。

「阿柑姨芋圓店」の近くには「泥人なんとか…」という、不思議なお店がありましたので目印に覚えておくといいかも?

阿柑姨芋圓店 (Ah Gan Taro Balls)

No. 5, Shuqi Rd, Ruifang District, New Taipei City, 台湾 224

▼カラフルな九份昭靈廟を見学

「九份老街」のバス停のすぐ近くで発見した建物が気になったので行ってみました。

住宅街の中にあるのですが、屋根の上の龍の装飾がカラフルで目を引きます。

とても静かな場所で観光客は見当たらなかったのですが、地元の人の後ろに付いて行ってみたところ、ここは「廟(びょう)」だったのです。無料で見学できました。内部はカラフル過ぎて、もう目がチカチカするレベルに達しています。

この廟の中に台湾式のおみくじを引けるスペースがあり、赤い三日月形の木を投げて占うそうなのですが、やり方がわからずに断念!

現地の言葉が分かる方は、ぜひ試してみてください。この廟は九份観光の中でもかなり印象に残ったスポットで不思議なパワーを放っていましたよ。

九份から台北市内へ戻るのは大変だった

憧れの九份を訪れることができて大満足の台湾女子旅1日目。5時間程ゆっくり滞在したので、そろそろ台北市内へ帰ることにします。

と、思ったのですが、目の前の光景に衝撃を受けます。バス停は混雑していて、予定時刻を過ぎてもバスがやって来る気配がありません…。
そして、突然、雷鳴と共に雨が降りはじめる始末。うぅぅ…。

「こうなったらタクシーしかない」と思ったものの、考えることは皆同じでタクシーをつかまえるのも一苦労。なんとか乗り込み、無事に台北市内まで帰ることができました。

「海外でタクシーに乗るときは会社をチェックする」という大事なルールを忘れて会社名も確認せずに乗り込んだため、途中から「料金をぼったくられないだろうか…」と、少し心配になったのですが、九份から市内へは定額料金で運行しているタクシーが多く、外国人にも分かりやすく書かれた料金表を見せてもらい金額も1,000ポッキリでホッと一安心。運転手さん、疑ってごめんなさい…。追いつめられたときって危ないですね…。

近年、世界各国から観光客が集まって来ているにも関わらず、交通インフラには少し不便さ感じましたが「秘境」のような面も九份の魅力のひとつなのだと思います。

週末の台湾女子旅まとめ

日本からたったの3~4時間程という距離にある台北は、気軽に足を運べる外国のひとつです。比較的、治安も安定している台北は親切な人や親日家が多いので、現地語が話せなくても何とかなる点も日本人の旅人にはポイントが高いと思います。

物価も安く、食い倒れ、買い倒れ(?)飲み倒れ(笑)と、女性同士で旅行を満喫できる要素がいっぱい揃っている街でした。週末の空き時間に、一度、台北で過ごしてみてはいかがでしょうか?