大学入学準備・直前になって慌てないために済ませたいこと
大学入学準備をスムーズに進めるために、知っておきたいことを紹介します。交通ルートを調べておく、スーツや私服の準備をする、定期やプリペイドを購入するなど、やっておいて損はないことをリストにしました。
大学入学が決まったら準備することリスト
受験生活が終わり、進学先が決まると緊張感から解放されてひとまずホッとしますが、まだ安心してはいけません。
大学入学が決まったら、いろいろと事前に準備する必要がありますので、直前になって慌てないためにも今から用意しておきましょう。
- 1人暮らしする場合
- 実家から通う場合
- 1人暮らしでも実家通いでも用意するもの
- 慌てて用意をしなくてもいいもの
上記4つに分けて、大学入学準備の進め方を紹介します。また、遊んでばかりでせっかく苦労して入った大学を辞めないためにも、勉強に集中する方法も見ておくといいですよ。
大学入学準備/一人暮らしの場合
大学入学準備の中で最も大変で動く必要があるのが「進学をキッカケに一人暮らしを始めるパターン」です。初めての生活に不安もありますが早めに動くことで心配要素を消せるので、しっかりとチェックしてください。
▼住むエリアを決める
物件を探す上でまず始めるのは「住むエリア」を大まかに決めることで、物件はエリアによって家賃が大きく変わり、人気でアクセスも良い場所は家賃が高く、逆にアクセスが悪い場所は家賃が安くなるケースがよく見られます。
大学から近いと通学に便利ですが家賃が高い場合もあり、逆に大学の目の前でも駅から遠いと家賃が安くなるなど、住んだときのリアルな生活を思い浮かべて、どこに住みたいのか大体でいいので決めておきましょう。
住みたいエリアを探すポイント
・治安を調べる
・家賃の相場額を調べる
・アクセスの良さを調べる
まずはどこの辺りに住みたいのか決めると物件探しがスムーズになります、3か所くらいに候補を決めておくと柔軟に対応ができるようになりますよ。
▼引越し業者を選ぶ
住みたいエリアが決まったら次は引越し業者を探します、ここでは迷う時間よりも「スピード感」が大切で、2~3月は引越し業者が最も忙しい時期なのでギリギリまで迷っていると、希望のスケジュールで行えない可能性が出てきます。
引越し業者を選ぶポイント
見積額を吟味するより、スケジュールを優先する
住める時期が分かってから動いては遅い可能性もあるので、物件の契約直前から引越し業者選びは始めておきましょう。
▼物件探しを行う
住みたいエリアが決まったら実際に物件探しを始めます、インターネットで物件を探すのもいいですが、契約をする前に必ず現地に足を運んで物件を確認することが大切で、契約を完了させるまで現地に1回だけではなく、2~3回行く場合もあります。スケジュールは余裕を持って進めてくださいね。
物件探しのポイント
・希望の間取りを決めておく
・いつから入居可能かを調べておく
・入居時にかかるお金をチェックする
物件を決めて契約をすると、しばらくの期間引越しが出来ない場合が多いので、物件選びは最も時間をかけるつもりで、慎重に行ってください。
▼家具・家電を購入
初めて一人暮らしを始めるなら、家具・家電も買い揃える必要があります、特に大きな家具・家電を地元で買い揃えては、下宿先に送るのに余計なお金がかかる場合があるので、なるべく引越し先で買い揃えるほうが無難です。
最低限必要になる家具・家電
・机
・寝具
・冷蔵庫
・テレビ
・炊飯器
・エアコン
・暖房器具
1人暮らしを始めるために買い揃える家電・家具は20万円前後必要だといわれていて、不必要な家具・家電を買うと費用が大幅にオーバーするだけでなく、部屋に置けない場合もあるので、ある程度配置を考えてから購入品を決めてください。
また、購入する家具・家電が決まったら、必ず買う前に部屋のドアや廊下の広さ、家具・家電のサイズを計って部屋に運び込めるかを確認するようにしてくださいね。
▼役所で必要な書類を揃える
大学が地元から離れていると簡単には家には帰れません。学校が始まればGWまでは帰るのは難しいので、引越しや大学、アルバイトや免許取得のために必要だと思われる書類を用意しておきましょう。
必要になりやすい書類や口座
・住民票
・印鑑証明
・銀行口座
親元から離れて暮らし始めると、これらを全て1人で用意する必要がありますので、分からない書類は引越しをする前に、親へ確認して準備を進めてください。
大学入学準備/実家暮らしの場合
実家暮らしの場合でも油断は禁物で、特に通学での準備があるので早めに行動に移す必要があります。
▼通学時間を調べる
インターネットで目的地までの所要時間が分かりますが実際にはどれぐらいかかるのか、乗り換えで無理がないのかを足を運んで確かめておくと安心です。
通学時間でチェックしておくこと
・混雑状況
・電車の本数
・乗り換え時間
・行き帰りでかかる時間
気を付けてほしいのが「朝・昼・晩で電車やバスの本数が大きく変わること」で、行きは待ち時間が短くても、帰りは本数が少なくなり思ったより待ち時間がかかることもあるので、何回か時間帯を変えて調べてください。
▼定期の用意をする
大学がスタートしてからでも定期券は購入できますが、窓口でかなりの混雑が予想されるため、早めに用意しておきましょう。学生料金で定期を購入するには「学生証明書」が必要となり、大学の入学説明会で発行してもらえる場合が多いので、入学手続きをあらかじめチェックしてください。
スムーズに定期を購入するには
事前ネット申し込みが便利
ネットで申し込みをしておくと、並ばなくても自分で発券ができる場合もあるので、利用する鉄道会社を調べておきましょう。また、先輩がいればどうやって購入するのがいいか、聞いておくのもおススメします。
大学入学準備/共通して用意するもの
一人暮らし・実家暮らし共に必要な準備を最後に紹介します。入学前の時期でもすぐにスタートできることもあるので、しっかりチェックしてください。
▼入学書類の提出
入学金を入れても他に入学までに必要な書類の提出が義務つけられている大学が多くあります。特に授業料の引き落とし先については親と一緒に確認しておきましょう。
入学説明会までに必要になるもの
・印鑑
・証明写真(学生証用)
漏れがあると、入学金を支払っても入学取り消しになる場合があるので、注意してください。
▼服・鞄をそろえる
制服が指定されている学校もありますが、ほとんどの大学は私服で通うことになり、指定される通学バッグもないことが多いので「通学用の服とカバン」を買い揃えておくといいですよ。
オススメの服・カバン
・動きやすくて着回しができる服
・教科書・パソコンが入るカバン
・襟付きのシャツ
・デニム、ひざ丈スカート
・トートバッグ
▼スケジュール帳
高校生までは時間割が決まっていましたが大学からは自分で時間割りを決める必要があり、スケジュール帳で時間を管理しないと、出席を忘れる場合もあるので用意しておきましょう。
スケジュール管理が出来ないデメリット
授業の単位を落とす可能性がある
大学では授業の出席が何割か足りていないと、留年する可能性があるので「この日は13時から授業がある」「教室変更があるので気をつける」など、スケジュール帳でしっかり管理をしてください。
▼スーツの用意
スーツは入学式だけでなく冠婚葬祭でも必要になり、高校生までは学生服で出席すればよかったのが、大学生になればフォーマルの用意をしなければいけませんので、スーツを1着用意しておくと便利です。
就職活動でも必要になりますし、友人の結婚式など冠婚葬祭でも必要となるので、いまの内に用意しておくといいでしょう。
大学入学準備/慌てて用意をしなくてもいいもの
ここまでは準備すべきものを紹介してきましたが「入学してからでも間に合う慌てて準備をしなくてもいいもの」を紹介します。
▼教科書
事前に教科書を用意しておく人もいますが、大学の授業の場合入学後3週間ほどは購入を待ったほうがいいケースもあります。
教科書を待ったほうがいい理由
・先生によっては「教科書不要」の場合がある
・希望の授業が定員オーバーで受けられない場合
高校と違って全ての授業が必ず教科書を必要とするわけではなく、学校が始まっても「月末までに購入してください」と、最初の授業で指示があるのでそれまで待っていると無駄がありません。
▼パソコン
大学の入学祝いで購入する人も多くいますが、学校によっては入学後学割で買える場合や、専門ソフトを使用するため、メーカーの指定がある場合もありますので、パソコンは入学後様子を見てから購入しましょう。
パソコンを購入する時期の目安
・課題が忙しくなってきたら
・学校から購入するよう勧められた
最初からパソコンがなければできない授業もありますが、それでも購入までの猶予はあるので焦らず学校が始まるまで待ってください。
大学生になったら全て責任は自分にある
高校を卒業すると今までとは違って「全て自分の責任」となります、授業の単位が足りなくても誰も管理してくれませんし、忘れ物があっても怒られません。
だからこそ、自分で管理して用意する必要があり、入学まで時間がある時は焦らず用意をしておきましょう、最初からつまずくことなくステキな新生活のスタートを切ることができますよ。