打たれ強い人の特徴・感情や不安と上手く付き合っていく

打たれ強い人に憧れている人は多くいますが、具体的な特徴とは一体何でしょうか。一見ふてぶてしいとも感じられる強いメンタルや前向きな性格を持つ、打たれ強い人に共通する精神的な特徴を紹介します。

打たれ強い人の特徴

打たれ強い人というのは、他人からの反対意見や批判を気にしなかったり、厳しい状況にあっても耐えられたりといった、精神的な強さを持った人のことを言います。そんな強い人に憧れる人は多く、特に自分が打たれ弱いことを自覚している人にとっては目標となる存在です。

しかし、具体的にはどういう人を「打たれ強い」と言うのでしょうか?「なりたい!」と言ってすぐになれるものでもありませんが、タフな人の特徴を知っていれば、それを目標に近づく努力が出来ます。今回は、打たれ強い人の特徴をご紹介します。

周囲を気にしない

打たれ強い人は自分の考えがしっかりしているため、他人の意見や言葉に惑わされることがありません。批判されても意見が違っても、「他人は他人、自分は自分」と割り切っています。また、仕事やプライベートで何か問題が起きたとしても慌てず騒がず、どっしりと構えて静観します。

周りを気にしない人

他人からどう言われようと何をされようと気にしない人が、打たれ強い人です。他人の言葉に惑わされずに自分の方が正しいと思えるのは、自己肯定感が強いからだと見ていて感じます。

普通は気にするようなことを言われても、すぐに切り替えられるし自分の糧に出来るように見えます。(30代/女性)

いつまでも失敗に囚われない

誰でも失敗はするものですが、打たれ強い人はミスをしても引きずりません。メンタルが弱いと、一度の失敗で「もうやめよう」とか「自分はダメな奴だ」と落ち込むことがありますが、打たれ強い人はすぐに立ち直って「どこがダメだったのか」「何が足りなかったのか」と考えます。

割り切りが良いので、過去の失敗も「ミスしてしまったものはしょうがない」と気持ちをすぐに切り替えられます。他人から「反省をしないふてぶてしい人」と思われてしまいがちですが、きちんと失敗を反省して今後の糧としてどんどん成長していけるのが打たれ強い人です。また、打たれ強さは課題にぶつかったりミスを乗り越えたりしないと身に付きません。

ミスを気にしない人

私が思う「打たれ強い人」は、自分がやってしまったミスなどをあまり気にしない人だと思います。私も打たれ強い方だと思うのですが、なにか失敗してしまってもあまり気にしません。

もちろん反省はしていますし、次また同じことをしないように問題点を洗い出しますが、やってしまったことはもう仕方がないのでクヨクヨ悩むようなことはしません。(20代/女性)

いい意味で鈍感

「周囲を気にしないこと」も「ミスを気にしないこと」も、鈍感だからできることです。自分の心の痛みや他人の評価に対して敏感な人には繊細だからこその良い所がありますが、打たれ強い人にはなれません。なので、相手から嫌味や皮肉を言われても気付かなかったり、ショックを受けたりしません。

また、細かいことを気にしないのも打たれ強い人の特徴です。あまり大きな差が見られなければ、注意をしたり心配したりしません。重箱の隅をつつくような人とは真逆の性格をしています。

鈍感力のある人

皮肉や嫌味が通じないような、いわゆる「天然系」の人は打たれ強い人だと思います。もしかしたら自分が「打たれている」ということを理解していないか、些細なことなど気にしない寛大な心の持ち主なのかもしれませんが。(40代/男性)

「自分」を持っている

打たれ強い人は自分を確立しているため、周囲に流されたり失敗に囚われたりしません。誰に何と言われようと、正しいと思った主張を撤回はしません。

一見、頑固のようにも見えますが、自分が間違えていると気付いたら言い訳せずに潔く謝ったり、意見を取り消したりします。思い切りの良さも打たれ強い人の特徴でもあります。

芯の強い人

打たれ強い人は、自分の意見をしっかり持っていて、芯の強い人です。芯があるから自分に対して厳しいし、気が強いように見えます。

自分の思っていることをしっかり他人に伝えられるけど、自分が間違えているときは言い訳しない。弱音もあんまり吐かないイメージ。(30代/女性)

自分をちゃんと認められる

「私は大切な存在だ」「僕にも良い所がある」とありのままの自分をちゃんと認められる人というのは打たれ強く、自己肯定感が高いとも言い換えられます。

自己肯定感を持つ人は、達成感を覚えたり、意欲的な意識が高かったりします(注1)。何か問題にぶち当たったからと言って諦めるのではなく、どうやったら解決するのか、やり方が間違えていたのかと考えてやり直し、課題を乗り越えた先に達成感が生まれるのです。

一度成功したなら「この問題をクリアしたぞ!」と自分を褒めると、大人になっても自己肯定感が育っていきます。また、次から上手くいかないことがあったとしても「もう少し頑張ったら出来るかも」と考えられるようになるでしょう。

自己肯定感が高く、受け流すのが上手い人

「打たれ強い人」は、芯がある人、受け流すのが上手い人です。成長の為に必要な情報は自分のモノにして、不要な情報は上手く受け流す等、自分の中で情報を分別し、処理をするのが上手い人です。

あとは、たっぷり愛を注がれ育った人は温かい愛を知っているから、自己肯定感から来る自信のため、何事も冷静に判断でき、逆境も自分の力に変えられます。(30代/女性)

自己肯定感の高い人

打たれ強い人というのは、『自己肯定力』の高い人です。自己肯定力が低いと、自信のなさゆえに打たれると弱いのかなと。

幼い頃から自己肯定感という芯をしっかり育てることで、多少のことではへこたれない、打たれ強さも育つのだと考えています。(40代/女性)

メンタルが強い

「精神的に強い人=打たれ強い人」と言って差し支えないでしょう。メンタルの強さは、そのまま心の余裕に繋がり、ゆとりのある人は予想外のことが起きたとしても、どっしりと構えて落ち着いていられます。

ストレスにも耐性があり、ため込まずに上手に発散しています。ストレスを感じても気持ちを切り替えて対処したり、前向きに捉えて引きずらないようにしたり、短時間でイライラした感情を解消しています。だから他人に八つ当たりしたり、不機嫌な表情を見せたりしないのです。

また、精神的に余裕のある人は、他人の短所にも寛大です。自分にも欠点があるし人間なら当たり前、と思えるぐらいの大らかな心で人や物事と接しているので悪口も愚痴も言いません。

心にゆとりのある人

打たれ強い人は、心にゆとりのある人だと思います。何か困難にぶつかったり、失敗したりしても、チャンスがあれば必死にしがみつくような、良い意味での諦めの悪さも重要です。

過去を振り返って反省したり後悔したりしながらも、前に進み続けるメンタルの強さも打たれ強い人にはある気がします。 (20代/女性)

悪口を言わない人

やはり真面目で責任感が強く、人をけなさないことですね。他人の噂話や悪口が多い人で強い人を見たことはありません。

どんな人も多少はストレスで相手を批判することはあると思いますが、お酒の席では特に口が緩くなります。そんなときに気に入らない人をこき下ろすような人は、打たれ強さを感じません。(40代/女性)

打たれ強い人は精神的に強い人

打たれ強い人の特徴をいくつか挙げましたが、自分の目標とすべき人物像は見えてきましたか?打たれ弱い性格よりも、打たれ強い人柄のほうが人生をラクに生きていけるでしょうし、仕事でも認められることが多いでしょう。

打たれ強いということは精神的に強いということですが、そういう人は良い意味で諦めの悪い人でもあります。諦めない人は問題に当たっても、上手くいかなくても、目標へ向かって努力し続けます。ひたむきな姿勢は周囲の人からも評価されるでしょう。

上手くいかない、精神的に弱いかもと思った時は、打たれ強い人の特徴を意識してみてください。困難な状況を、今の環境をもっと楽しめるようになるでしょう。