意地悪な人の対処法・スルーして味方つくって身を守ろう!

意地の悪い人に対処する方法を紹介します。自分の思い通りにコントロールしようとする支配欲の強いタイプや劣等感や嫉妬心から無視をしたり、仲間はずれにするなどの虐めを察知したら味方を作って身を守って!

意地悪な人への対処法

親兄弟などの身内、姑や舅などの義理の家族、近所の人、サークルの仲間、ママ友、職場の先輩や上司や同僚など、人の輪の中で生活していると遭遇する可能性が高い「意地悪な人」がいます。

人間性を疑うような発言やモラハラ態度で脅してきたり、「気に入らないから」「ストレスが溜まっているから」「思い通りにならないから」という理不尽で自分勝手な理由から、嫌味や陰口を言いふらし、罪のない人を悪い状況へ陥れようとする「意地悪な人の対処法」を体験談も交えて紹介します。

意地悪な人は相手にしないで対処する

泣いたり、ムキになるなど、反応すること自体が意地悪な人を喜ばせることになります。自分の優位性を示すために逆らえない状況をつくって無理難題を押しつけてきたり、高圧的な態度で威嚇してくることがあっても、「低次元なことをやっていますね」「ご自由にどうぞ」と右から左へ流して過剰に反応せず、相手にしないのも意地悪への適切な対処法です。

困って狼狽(うろた)えた様子をみて「自分が上だ」と錯覚して優越感に浸りたいために嫌がらせをしてくる支配欲の強い人は、反応が返ってこないと拍子抜けして意地悪し甲斐がなくなってしまうのです。

嫌味三昧だったけどスルーした

以前、自分よりも仕事ができる人間をターゲットにして、何かと嫌味な言葉を掛けてくる意地悪な人が職場にいました。「私よりも、あなたは優秀だ」「あなたの意見をすべて聞きます」と反論せずに「調子にのらせておく」ことに徹して対処していたので波風はたちませんでした。(30代/女性)

悪口と無視されたけどスルーした

ある日、突然、職場で男性社員から意地悪をされるようになりました。他の誰かが私のことで何かを吹き込んで、それを男性社員が信じたことが嫌がらせするきかっけになったのです。彼が異動になるまでの2年間、無視と悪口の意地悪が続きました。

全く思い当たらないことだったので、私はずっと相手にしませんでした。次第に周囲の人たちも男性に非があるのでは?と思うようになり、同じ頃に彼の異動で顔を合わせる必要がなくなったので良かったです。(40歳/女性)

意地悪には味方をつくって対処する

嫌なことがあってもグッと堪えて、辛い気持ちを誰にも言わずに我慢するタイプの人はイジメのターゲットにされやすいので要注意!「どんなに酷いことをしても他言はしないから大丈夫」と意地悪行為はどんどんエスカレートします。

表面的には「常識的で良い人」を装っていることが多い意地悪な人は、裏を返せば、自分の評判に傷がつくことを恐れているので、いじめの事実を把握している人の存在は、それ以上の嫌がらせに歯止めをかける効果があります。

しかし、意地悪をしている本人よりも立場が弱い人を味方につけると、その人も一緒にまとめて潰すために攻撃してくるので注意してください。職場であれば、意地悪する人の上司、学校であれば先輩など、必ず、相手より立場が上の人を味方につけて身を守って下さい。

頭があがらない人を味方につけた

結婚して3年が経ちますが、ずっと姑から意地悪をされています。基本的に私が話しかけても無視をして、旦那経由で返答してきます

でも、負けてはいられないので姑に話しかけるのと同時に舅にも話を振るようにしたところ、舅に頭が上がらない姑は渋々ながら、私にも話しかけるようになってきました。(27歳/女性)

意地悪な人にはやり返して対処する

世の中には意地悪されて黙って引き下がっている弱い人ばかりではありません。ケリをつけるために、やられたことはやり返す逞しい人もいます。

「独りぼっちになったら寂しいだろうな」「心ない言葉を言われたら悲しいだろうな」「暴力を振るったら痛いだろうな」「大声を出したら怖いだろうな」など、相手の痛みがわからない、または、想像できずに意地悪行為を繰り返す人、なかには、”喉元過ぎれば熱さを忘れるタイプ”で、自分自身がイジメられた経験があり、辛い思いをするとわかっていても意地悪する困った人もいるのが現実です。

大人になってからでも、改めて自分で体験してみないと他人の孤独や心身の痛みに気づけないのは残念なことですが、「やり返すこと」は「さらなる報復のきっかけ」になるなど、負の連鎖を生む恐れがあるので、必ずしも最善の対処法とは言えません。

人は善いことも悪いことも忘れやすい生き物なので、悪いことが我が身に返ってきたときに心からの反省に繋げていきたいものです。

孤立するように動きます

幾つかのパートを経験していますが、どこの職場にも大人げない意地悪な人がいます。

私は大人しくしていますが、ジワジワと周りを味方につけて必ず、意地悪な人が最後に独りになるように仕向けて反撃します。意地悪されたらやり返すことが私のモットーです。(34歳/女性)

痛みを思い知らせてやりました

職場でお局さんに意地悪されています。雑用を押し付け、自分は休むのに私が休むのは駄目など、全てに於いて「自分はOKだけど新人はNG」と理不尽な意地悪が6ヶ月以上も続きました。

極度のストレスで体調を崩したこともあり、私が辞めたら仕事はお局に回されるので、試しに長期休みをとってみました。

私がいないと負担が掛かることに気づいたようで、その後、意地悪はされなくなりましたが、私は部署を異動したので結局、お局さんは一人で仕事を背負って大変な思いをしています。(30歳/女性)

同じ思いを味わわせました

小学生の頃、学校でボス的存在の意地悪な女子が率いるグループに、2ヶ月くらい仲間はずれにされました。

やり返すために違う女子グループへ逃げ込んで、悪口は言わずに「なぜ、無視されてイジメられるのか分からない…」と悲劇のヒロインになりきって味方をつくり、「ボス女子は性格が悪い子」という印象を植え付けてクラス中に広めました。

その後、一緒になって私を仲間はずれにしていた女子達も離れて行き、ボス女子は独りぼっちになる恐怖と戦っていましたが、とても効果があった意地悪対処法でした。(20歳/女性)

意地悪な人に真っ向からぶつかった

職場の上司や部活の先輩など、上下関係がハッキリしている状況でありがちなのが「新人なんだから何も言い返せないだろう」「先輩の言うことを聞いて当然だろう」という傲慢な性格の人からのイジワルです。

明らかに立場を利用した悪意のある内容や伝え方が続いたとき、正義感や気の強い人は真正面からぶつかって意地悪な人との勝負に出ます。もともと、自分より弱い立場の人を虐めるタイプの人は強く出られたことによって驚き萎縮して、意味のないイジワル行為を控えるようになります。

ただし、相手や状況によっては単独で直談判に挑むのは危険です。身の安全を守るために、冷静に見守ってくれる友人や家族等に同伴してもらうことをおすすめします。

意地悪をする理由の説明を求めた

職場で長く勤めていても尊敬できる仕事をしていない人に「自分のやり方と違うことが気に入らない」と因縁をつけられるようになりました。

あまりにもネチネチした意地悪行為が続くので、仕事終わった後に呼び出して「結果が同じならやり方は自由だろ!文句を言い続ける理由を教えろ」と本音をぶつけたら、その後、ピタッと嫌がらせは無くなりました。(29歳/男性)

意地悪な人と距離をおいて対処する

嫌がらせを受けていると、やはり、意地悪な人に対する嫌悪感が生まれ、些細なことでもイライラしたり、ちょっとした言動に敏感になって過剰に反応したりと、職場や学校など身近なところで意地悪な人と顔を合わせる機会が多い環境では、常に心が乱れてしまい精神衛生上も良くありません。

なるべく、心を穏やかに保ちながら意地悪な人と共存していくために有効な対処法は「距離を置くこと」です。必要以上に近づいたり、歩み寄ったりせずに、必要最低限の接触で済ませておくことによって心を守りましょう。

必要以上に近寄りません

まったく違う部署の先輩女性が休む度に、その人の仕事を回されるのです。自分がやるべき仕事は溜まる一方なのに、先輩女性の上司も私の上司も見て見ぬふりをして、休み明けにも御礼も謝罪の言葉もないので顔を見るだけでも腹が立っていました。

精神的な安定を保つには関わらないことが一番だと思い、挨拶する以外は極力、私からは話かけずに距離を置いて対処していました。しばらくして先輩女性は退職しましたが、当時は大変な思いをしました。(31歳/女性)

距離を置きながら無言の圧力をかけます

会社の女性の先輩に話しかけても無視されたり、あからさまに面倒くさそうな態度をとられたり、機嫌が悪いと馬鹿にしたような言い方をされたり、鼻で笑われることがあります。

しかし、機嫌が悪い時だけのことなので、気にしないようにしています。「今日は危ないな」と感じたら余計なことは話し掛けずに、仕事の連絡事項だけを淡々と伝えるようにしています。

大人なので感情をコントロールしてほしい、仕事に私情は持ち出さないで欲しいというオーラを出すと、自然に元に戻っていくので「気にしない、気にしない」と自分に言い聞かせて迷惑な意地悪に対処しています。(33歳/女性)

意地悪には変わらない態度で対処する

相手の出方によって自分の行動を変えるのは珍しいことではありませんが、「シカトされたから、無視をする」「嫌味を言われたから、悪口を言いふらす」など、負に対して負の態度をとっていると状況は悪くなるばかりで、職場や学校などでは周囲の人たちも不穏な空気に巻き込んでしまいます。

「相手にしない対処法」と通じることもありますが、自分の態度を変えない対処法はもっと状況を改善する可能性を秘めているのでおすすめです。

自分の態度は変えなかった

突然、アルバイト先の先輩一人に挨拶しても無視されるようになりましたる理由は何も思い当たらなかったので、「変な人だな」「悩みでもあるのだろう」と考えて、毎日、きちんと自分から挨拶をし続けました。

すると、自然と相手も挨拶を返してくれるようになりました。この時の経験から、意地悪ともいえる態度をとる人には、何事もなかったように接しておけば自然と解決することもあると学びました。(25歳/女性)

意地悪な人との関係を断って対処する

恋人や夫婦などのパートナーが暴言や威圧的な態度で精神的に追いつめるモラルハラスメントをする人や、身体を殴る蹴るなどの暴力をふるわれDV(ドメスティックバイオレンス)を受けていても、「酷いこともする人だけど、いい所もあるから…」と別れられずに繰り返されるハラスメントに苦しむ人がいます。

確かに、人間は善人ばかりではないので「良いところ」「悪いところ」があって当然ですが、心身に不調を及ぼすほどダメージを与えるほど意地悪な人とは、一度、きっぱり関係を断ち、冷静に理不尽な扱いに耐えてでも継続させるべき縁なのかどうか考えてみる必要はあります。

以下で紹介する体験談のように、離れた後に、それまでの友人関係に執着していたことを後悔するケースもあります。

無理な付き合いをやめました

仲良の良い友人から紹介された知人と3人で遊ぶことが増えたのですが、私とは性格が合わなくて、友人がいないと完全に無視される状態でした。私が歩み寄ろうとしても拒否され、ストレスが溜まる状態が2年間も続いたのです。

友人に相談しても真剣に取り合ってくれなかったので「もういいや」と思い、友人とも知人ともスパッと縁を切り、ストレスから解放されてスッキリしました。今では、嫌な思いや我慢を強いられてまで、彼らとの関係に固執する必要はなかったと後悔しています。(34歳/男性)

心身を守るために距離をおくことも大事

イジワルの標的にされたら、絶対に傷ついた素振りを見せたり泣いたりしてはいけません。意地悪な人にとって、ターゲットの困った顔は最高のご馳走なのです。相手にした瞬間から、相手の術中にはまり、負のスパイラルに陥って抜け出せなくなります。同じ土俵に上がっての泥仕合は絶対に避けたいものです。

適度に距離をおいて、その人が居ない場所で充実した楽しい時間を満喫することを考えて、心の健康をキープすることが意地悪な人への理想的な対処法です。