モラハラ彼氏の特徴・対処法・別れ方・その男キケンだよ!

モラハラ彼氏と分っていても付き合い続けている女性は多く、周囲の人たちからは『別れなよ』と助言されるのですが、一度、支配者と化した男性に捕まったら簡単には逃げられないのが現実なのです。

モラハラ彼氏の特徴・対処法・別れ方・その男キケンだよ!

付き合うのは危険!モラハラ彼氏

職場でのパワハラ、セクハラ、エイハラなど、数々の「ハラスメント」のひとつである「モラルハラスメント」は、理不尽に相手へ精神的な苦痛を負わせる「イジメ」です。

DV(ドメスティックバイオレンス)のように殴る、蹴るなど身体への暴力ではなく、精神的にダメージを与える「目に見えない暴力」なため、本人がヘルプサインを出さなうちは表面化しにくく、夫婦や恋人から受けるモラハラに悩んでいる人は多いと言われています。

モラハラ男は汚い言葉での攻撃や冷たい態度などで彼女をジワジワと追いつめるため、いつしか女性は自信を失い、心がボロボロになるケースもあります。

今、付き合っている彼氏は大丈夫でしょうか?

「オモテ向きの顔」はとっても愛想がよく、パッと見では判断しにくいので「モラハラ男の特徴」と照らし合わせて厳しくチェックしてみてください。

現在、彼氏や夫からモラルハラスメントを受けて悩んでいる女性に役立てていただきたい「モラハラ男と別れたいときの対処法」も紹介します。

モラハラ男の特徴

モラルハラスメントをする男性は彼女に異常な執着があるものの、そこには「一般的な愛情が感じられない」という共通点があります。彼氏の日頃の言動が、これから紹介する特徴に当てはまるようであれば「モラルハラスメント」を疑っても良いかも知れません。

彼女の嫌がることを平気でする

ダイエット中の彼女の前でピザを食べる男

「行動を制限する」「罵倒する」など、絶対に相手が嫌がるとわかっていることをわざとやります。子どもの頃に好きな女の子にイジワルをして関心を引く男子がいましたが、そんな可愛いものではありません。

彼女の嫌がることを繰り返し、悲しんでいる様子を見て喜ぶのですから『変だ』としか言いようがありません。

すべて彼女のせいにする

  • お金が足りない
  • 仕事や人間関係が上手くいかない
  • 探しているモノが見つからない

など…、物事がうまく運ばない状況になると、すべて「お前のせいだ」と責任転嫁するのもモラハラ男の定番パターン。

第三者が冷静に見て「それは、おかしいだろう」と思うことでも、自分の非を絶対に認めたがらないのが特徴。気が弱く、責任を負う勇気や潔さがないのです。

モラ男の言い分

彼女が俺の足を引っ張るから悪い!
自分は完璧だけれど彼女がダメだから上手く行かない!

※現実逃避の一種。勘弁してほしい…

理不尽なことで彼女を怒る

彼氏にうんざりな女性

外で嫌なことがあっても、その場で当事者を怒らず『気にするな』なんてニコニコしている男性に多いパターン。

学校や職場、または上下関係のあるグループ内での彼の様子はどうですか?

ここをチェックすれば一目瞭然!

自分より立場の弱い者に対しては高圧的になる

※目上にはペコペコするくせに…

そして、外ではシラッとした顔をしながら必死に抑えて溜めこんでいた怒りの感情をぶつけられる被害者が「身近にいる弱い人」である「彼女や奥さん」。彼の不平不満の連打を浴びるサンドバックの役割りを押しつけられます。

怒ると言っても肉体的な暴力を振るうのではなく”言葉で責めてくる”のです。また、彼女には直接関係のないことに対して怒っていたはずが、いつの間にか怒りの矛先が彼女に向けられ『なんで私が怒られるの?』と、訳がわからない展開に。

束縛が激しい

モラハラ彼氏は、自分の彼女に対して異常とも言える執着心を持っています。それは『好きだから』という愛情からの束縛とは違い『彼女を支配したい』から。

彼女が別行動をしたり、休日に出掛けたりすると『どこに誰と行って何をしてきたのか?』としつこく問い質して彼女の生活すべてを把握し管理しようとします。

勘違いしないで!

束縛するのは「愛してるから」とは限りません!

映画だったらタイトルや時間帯、食事だったら店の名前や何を食べたのかも細かく聞きだしたあげく『そんな所に行く必要があるのか?』と、彼女の行動を非難しはじめるのも特徴。

異常に嫉妬深い

彼女の電話相手に嫉妬する男

「自分の持ち物は俺だけのモノ」という所有欲も正常レベルじゃないので、他の男性と仲良くすることなど決して許しません。

また、このタイプの男性の大きな特徴は「女友達や家族もジェラシーの対象」であること。自分以外の人と楽しく過ごすことに嫌悪感を抱き、それらの対象への批判も止まらなくなります。

これも勘違いしないで!

焼きもちを妬かれるのは愛されている証拠とは限りません!

女友だちと付き合うのを嫌がる

彼らは、自分の彼女を思い通りに操作するために”洗脳”していきます。その洗脳の邪魔になるものこそ「女友だちの意見」。

なぜなら、彼女が女友だちに恋愛相談やカレとのことを話せば『それって絶対おかしいよ』『訴えちゃいなさいよ』などと、彼が不利になること忠告し、彼女が不信感を抱きはじめることを恐れているからです。

でも!

女友達と顔を合わせたときは愛想がいい!

※素晴らしい演技力なのです

素性を見抜いているハズの人でさえ、モラハラ男の満面の笑みを見せられると『彼って本当は良い人なのかも…?』と騙されることがあり、『きっと彼女が大袈裟に話しているだけかもね』と信じてもらえないことも…。

彼女には厳しく自分には甘い

例えばデートのでの待ち合わせで、あなたに乗っている電車が遅れてしまい、待ち合わせに遅刻したとき、モラハラする男性はどんなに理由を説明しても『遅刻したのは、お前がだらしないからだ!』『俺の時間返せ』などとずっと怒りっぱなし。

逆に自分が寝坊で遅刻したときは『ごめんごめん~』と軽く済まします。とにかくモラハラする男は、彼女には鬼のようにキビしく自分にはとことん甘いのです。

彼女の意見を認めない

喧嘩したカップル

ちょっと注意しただけで『そんなのお前に言われなくても分かっている!』と、急に怒りだして何を言っても否定してきます。

彼女や奥さんなど自分より弱い立場の女性にモラルハラスメントをする男は、どんなに正しいことだろうと絶対に彼女たちの意見を認めません。さらに明らかに事実であることでも『そんな訳ない』と否定をしたりバカにしてくるのです。

既に自分の所有物となった女性に対しては、モラハラをする人の心理として「自分より劣っている」「弱い立場の存在」と認識しています。だからこそ下の者からの意見を聞くのは自分の尊厳が失われると思い、強く否定をしてしまうのです。

ナルシストである

とにかく自己愛が強いのもモラハラする男性の特徴。他人の情には流されませんが、自分が可哀そうな立場になればいくらでも泣けるし、その状況に酔って悲劇のヒロインにもなれます。

とにかく世界で一番苦労をしていて、大変なのは自分だと思い込んでいるので、彼女には『お前には分からないだろうけど、俺はこんなに大変なんだ』『お前は気楽そうでいいよな』と、彼女の苦労なんて取るに足らないものだとしか思えないのです。

さらに自分の苦労や大変さはもの凄く強調しますが、彼女が苦労している姿を見ても気にも止めず、どんなに大変そうでも『そのくらい当り前だろっ』と見下しています。

「俺は付き合ってあげている」と上から目線

でも、彼女から別れを告げられるのはプライドが傷つくので絶対に許せないのです。

付き合う前は判断が難しいから要注意

付き合う男と女

親密にならなければ決して「良い人仮面」を脱ぎ捨てることがなく、付き合う前には普通または「面倒見がよくて優しい良い人」に映るので、見抜けない人も多いのが困ったところ。優しくて真面目な印象に加えてニコニコ笑っている顔(仮面)が定着していることも…。

しかし、育った環境や不幸な経験を話して同情を引くといった兆候はあるのです!そして相手の心をつかんで付き合うようになると、いよいよ豹変する時がやって来ます。

周囲がモラハラに気づきにくい理由

周囲には自分の本性を見せることを警戒しているので、外では比較的ごく普通の態度に徹していますが密室で2人きり(家族だけ)になると裏の顔を見せはじめます。

また、外では「いい顔」「いい人」のイメージを保つために、本来持っているダークで強烈な一面を隠しているので、外出したり、人と接することで大きなストレスを溜め込んでしまうのも悪いクセ。

だから帰宅後はイライラすることが多く、独りで部屋に閉じこもってしまうことも…。そんな「本当の姿」に他人が気づくのは実に困難なのです。

モラハラの餌食になりやすい女性のタイプ

攻撃的で『何としてでも戦ってやろう』『やられたことはやり返してやろう!』と、血気盛んな「戦うタイプの女性」は、モラハラタイプの男性の理不尽な態度や行動を許すことなくキッパリ別れを選びます。

しかし、男性に酷い仕打ちをされても『私さえ我慢すればいいの』と、心が「やまとなでしこ」なタイプで精神的苦痛を受けながらも我慢する傾向がある「忍耐強い女性」はズルズルと付き合い続ける傾向が…。

標的になりやすい女性のタイプ

・彼を受け止めてくれる優しい女性
・尽くしたい世話焼きの女性
・あまり怒らない温和な女性
・文句を言われても言い返せない気の弱い女性

彼氏のモラハラ対処法

彼氏のモラハラを受ける女性

日ごろの行動や態度をチェックして彼が正真正銘のモラ男であると気づいたら、きっぱりと別れを決意するべきです。そして、彼が引き留めようと泣き言や甘い言葉で情に訴えかけてきても「心の中」でスルーを!

モラハラ男の餌食になってしまうのは、優しい女性が多いので『私がいなければ』『一人ぼっちになったら可哀そう』と、つい許してしまいますが、それでは彼の思うツボ。

「否定のマインドコントロール」は怖い!

・『お前はダメだ』
・『お前はバカだ』
・『目の前から消えろ』
・『死んでしまえ』


※こんな言葉のシャワーを浴び続けないで!

彼の気持ちを優先して今の状況から脱け出さなければ、毎日のように浴びる「否定の言葉」にマインドコントロールされて、どんどん『自分はダメ女だ…』と思い込み自信を失い追い詰められ参ってしまいます。

また、面と向かって『別れるから!最低な男!』などと、キツイ言葉や口調で伝えてしまうと、同棲している場合は『おぅ、サッサと今すぐ出て行け!』と、締め出されてしまう可能性大。彼らはキレやすい傾向があるので別れ話は慎重に…。

恋人関係を解消するのも一苦労なのに、結婚している場合は離婚したいと思っても簡単にはいきませんね。地獄です…。

同棲を解消して別れるのなら

・経済的なことや引越し先の準備などは水面下で進めておく。


※「別れるための現実的な準備」は忘れずに。

自分一人の力でモラハラ男を立ち直らせることは「ほぼ不可能」と考えて下さい。自分の思い通りにならないということを”身をもって”感じなければ変わるチャンスも訪れません。

最後に決めるのは自分!でも、頼れる人に相談することも大事!

友達に慰めてもらう女性

『意地悪もするけど、本当は良い人』『彼がイライラするのは、きっと自分が悪いから』『ここまで頑張ったんだから今さら別れられない』など、モラルハラスメントをする彼氏を持った彼女は実に健気な考え方をする女性が多いのですが、だからこそ決断を下すのが難しいのかも知れませんね。

ただ、彼らは素直で優しい女性に依存してくるので、これ以上、自分では受け止められないと感じたときは信頼できる友人や家族に相談を!

エスカレートすると言葉や態度だけじゃ収まらず、身体への暴力で攻撃してくる可能性も否定できないので、決して自分ひとりで抱え込まずに、幸せになるための決断に手を貸してもらって下さいね。

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島田みずき

長年、作家活動のために取材を重ね集めた情報や経験を活かして恋愛や結婚やライフスタイル記事を中心にお届けします。