浮気性の男は「浮気しない男」になれないのか?
「もうしません…」と、浮気がバレたときは平謝りするものの、時が経つとキョロキョロ他の女性を目で追いかけはじめ、またコッソリとLINEやメールで恋のアプローチを仕掛けて遊びはじめる「浮気性の男」と「1人の女性を大切にする一途な愛を貫く男」。
「この両者の違いは何なのか?」「なぜ男は浮気するの?」「浮気癖を治す方法はないの?」といった、女性にとっての永遠のナゾを解明するために、有名テレビ番組や雑誌などへも多数、出演されている医学博士、脳科学者 中野信子さんへの取材をもとに「脳と浮気の密接な関係」をご紹介します。
浮気をくり返す男は「脳」に支配されている!
「つい、酔っぱらって魔がさした」など、その浮気が偶然レベルの出来事ではなく、一人の女性じゃ満足できなくて色んな女性に目移りしてしまう傾向が強い、いわゆる「何度も浮気をする男の脳」には「浮気を促進するホルモンが多く分泌されている」と、中野先生は話ます。
そのホルモンとは?
「テストステロン」という男性ホルモン!
※これがクセモノ!
では、なぜこの男性ホルモン「テストステロン」の分泌が多いと、浮気しやすくなってしまうのでしょうか?
テストステロンの作用
・筋肉が増大して男らしさがアップする
・女性に対する恋愛欲求が高まる
このように「テストステロン」には、男性をより男らしく逞しくギラギラとした力をみなぎらせ、女性に対して活動的な行動や衝動を起こさせる作用があるため、脳内への分泌量が多いほど「浮気への衝動」も起こりやすくなるというのです。
「テストステロン」の分泌が盛んな男性を結婚相手や彼氏に選んだら大変そうですね…。見分け方ってあるのでしょうか?
テストステロンが超満タン!「浮気する男」の見分け方
浮気を助長しやすいホルモンが旺盛な男性には、見た目や行動に特徴が表われます。
テストステロン数値が高い男性の特徴
【外見】筋肉質、やせ形
【仕事】バリバリこなして成績優秀。出世タイプ
【趣味】好奇心が旺盛
仕事もデキて、趣味も多彩、男らしい筋肉がついた体などの特徴は「モテる男」「デキる男」「いい男」の条件にも該当するので、必然的に多くの女性が魅力を感じて集まってくることも浮気を誘発させる要因になるのかも知れませんね。
と、いうことは…、これらの条件が当てはまる「イイ男」を彼氏や旦那さんに選んだ場合、残念ながら浮気される確率は高くなるということなのですね。
では「浮気されるなんて絶対に無理!」という女性は「一途な浮気しない男」を選ぶしか道はなさそうですが、そんな男性っているのでしょうか?
このタイプなら安心「浮気しない男」の見分け方
他の女性によそ見をせずに、彼女や奥さんだけを愛してくれる人を選びたいなら、女性の大敵である「あのホルモンが少なさそうな男性を選ぶ」ことを、中野先生はオススメしています。
テストステロンが少ない男性の特徴!
【外見】ひげや体毛が薄い。筋肉も少なくて細身かポッチャリ体型
【仕事】人との争いが嫌いなので出世に興味なし
【性格】優柔不断
確かに、旦那さんや恋人として付き合った場合、安心できそうな印象を受けますね。「俺について来い!」といったパワーがないところに若干、頼りなさは感じますが「また女ができた?」「また朝帰り!」と、彼氏や夫の行動にいつもカリカリしないで済むだけ平和かも!
残念ながら「ギラギラした男」を選んでしまった場合は「浮気をしたくなるホルモン」が彼の脳内で激減することを待ち望むしかなさそうです(/_;)
今回は、脳内に分泌される「ホルモン」にスポットを当ててみましたが、実は「遺伝子」も浮気に大きな影響を与えているというお話はこちらに掲載!
→ また二股!彼氏の遺伝子が原因かも!? 刺激が特効薬になる!
教えていただいたのは
中野信子先生
東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了
2010年までフランス国立研究所に勤務
医学博士、脳科学者、認知科学者
東日本国際大学客員教授。横浜市立大学客員准教授
テレビ、雑誌等への出演の他、脳をビジネスに活かす企業向けコンサルティングも行う。
『脳はなんで気持ちいいことをやめられないの?』が好評発売中
今回、取材にご協力いただきました、中野信子氏の著書『脳はなんで気持ちいいことをやめられないの?』(アスコム)では、マンガでわかりやすく恋愛、人間関係、キレイになる秘訣などを、脳科学の視点で多数紹介されています。