行動力のある人の特徴・パッパと動ける理由がわかる

行動力のある人の特徴をチェックしてみましょう。つい物事を先延ばしにしたり、いつも構想を練っているだけで実際に行動に移せない自分を改善したい人に役立つヒントが見つかりますよ。

行動力のある人

何かをやりたいと思ったときに即行動に移すのではなく、何かと言い訳を並べては、「後でもいいか…」と先延ばしにしがちです。

その結果、「あの時、取り掛かっておけば良かった」「もっと行動力があれば成功したかも?」と後悔し、フットワークが軽くて実行力がある人にチャンスを持って行かれるケースも少なくありません。

いつまでもグズグズと腰が重い自分を変えて、やるべきことをテキパキと片付けられるようになりたいと「思う」ばかりでは、肝心の行動力を身につけることは不可能。

行動力のある人の特徴から、行動力を身につけるヒントを探りましょう。

行動力がある人の特徴

「行動力」とは文字どおり「行動」する「力」のこと。「何かをやりたい」「やろう」と思い立ったときに、実現するべく行動を起こす力です。

物事に即座にとりかかる習慣を身につけるヒントが隠されている、行動力がある人の共通点をチェックしましょう。

考え方が柔軟で自信がある

人間は長所と短所を持ち合わせているものですが、しっかり両方を自覚している人はそれほど多くありません。

行動力がある人は自分の長所と短所を把握していて、更に、2つは表裏一体であり「短所を長所に変換する」柔軟な考え方を持っているので、極端に自信を喪失することがありません。

 行動力のある人の自信は、仕事、勉強、人間関係に於いて避けて通れない勉強や準備など、それなりに自信の根拠となる努力をしてきたことよって育まれたものと、それまで積み重ねてきた成功体験から生まれます。

自信が無いと取り組むべきことが目の前にあっても、失敗や不安が頭をよぎったり、慎重になり過ぎて一歩前へ踏み出すまで時間が掛かってしまいますが、自信がある人はスムーズに行動に移せるようになるのです。

人と違うことを恐れない

基準がハッキリしていないことであっても、何となく「普通」「常識」という枠からはみ出ると叩かれてしまうのは世の常ですが、それが人と違うことを恐れる原因を生むことがあります。

固定観念や常識に縛られることを必要以上に恐れると、行動にブレーキが掛かってしまいます。

行動力がある人は、「皆にどう思われるか(見られるか)」ではなく、「自分がどうしたいか」を優先し、人と違うことや枠からはみ出て批判されることさえ恐れません

気持ちの切り替えが早い

行動力がある人に対して、何でも上手くいっているイメージを持っている人もいますが、実は逆。さまざまなことに挑戦している分、失敗や挫折も味わっています。

切り替えができないと、いつまでも「二度と同じ失敗は繰り返したくない」とミスをした物事に対して慎重になるあまり、次へ進めません。

しかし、行動力がある人は気持ちの切り替えが早いので、グズグズせずに「どうすれば成功できるのか?」を考えて、再チャレンジするために行動を開始します。

必要以上に悩まない

1~10まで考えて準備万端で挑むことも時には必要ですが、考え過ぎてマイナス思考に陥り、結果的に行動できなくなってしまったり、時間をロスするよりは「当たって砕けろ」精神を重視して行動を起こすのが特徴。

何かをしなければ失敗することはありませんが、成功することもないということを知っているので、悩むことよりも行動することを優先します。

好奇心が強い

何かをやってみようと思うには、それだけの興味や関心が必要です。つまり、興味や関心がなければ、なかなか行動には移せないということです。

行動力がある人は、好奇心旺盛。さまざまなことに対して興味と言う名のアンテナを張っているので、機会さえあれば即行動に移します。

特に、人に対する好奇心が強く、相手から学べるものがあれば、それを習得しようとする積極性や柔軟性も併せ持っています

ブレない芯がある

自分とは考え方が違っていても周囲の意見に合わせ、できるだけ枠からはみ出さないように振る舞うのではなく、相手の意見や考え方を認めつつ、最後まで自分を貫くのも行動力のある人の特徴。

「右へ行こう」としたのに、「左に行くべきだよ」という他人の意見に耳を貸して、「右へ行きたいけど、左を選ばないと輪を乱すかも…」と芯がブレて迷っている間は右へも左へも行けずに立ち止まってしまいます。

ブレない芯を持っていると、「私は右へ行きます」と誰の意見に左右されることなく、即行動へ移すことができるのです。

行動力を身につけるコツ

行動力がある人の特徴から、重い腰を上げてフットワークを軽くするために不足している要素が何となく把握できたところで、もっと能動的になるポイントをチェックしていきましょう。

受け身をやめて自ら動く

自ら行動を起こすことなく、人を頼ったり、人に期待したり、何かが起こるのをただ待っている受け身体質で行動力がない人。

何もかも任せきりにするのは楽ですが、これでは、いつまで経っても行動力がある人にはなれません。受け身をやめて、自分の意思で動きましょう。

しかし、長年染みついた受け身体質を改善するのは大変です。
まずは、友達と遊びに行くときに「自分が行きたい場所を伝える」「自分がしたいことを言ってみる」など、身近な人を相手に意思を伝える練習をしましょう。

小さく簡単なことから始めてみる

自分を変えたいと思ったときに、大きなことや難しいことからチャレンジするのはNG。失敗してダメージを受けたり、恐怖心が生まれて逆効果になる可能性があります。

成功体験を積み上げていくことが行動力を身につける近道。

まずは、簡単にできる小さなことから始めて、慣れてきたら、少しずつ難易度の高いことに挑戦するのが上手に行動力を身につけるコツです。

あれこれ考えない

慎重過ぎて行動を起こさなかったばかりに「あの時、やっておけば良かった」と後悔することが増えてしまうことがあります。

行動に移して失敗をしたときの後悔よりも、何もしなかったことによって生まれたモヤモヤは長く残って自分を苦しめます。

いつも深く考え過ぎて行動に移せないことを自覚しているのなら、意識的に行動する前に考えることをやめてみましょう。

「失敗してもよい」と考える

行動力が不足している人は「ミスしたらどうしよう」と必要以上に失敗を恐れ、「失敗して皆に迷惑を掛けるくらいなら止めた方がいい」などと「実行しない大義名分」を探して、本当に何もしないことがあります。

失敗したり、ミスを指摘されたりするのは避けたいことですが、最初から何でもパーフェクトな人はいません。

失敗したら反省して謝罪して、ときには人の知恵も借りて対策を考えて実行に移せばよいのです。

それでも不安が残る場合には、「失敗も成功に繋がる大きなチャンスになることがある」と前向きな捉え方を根気よく自分にインプットしましょう。

自分の考えに自信を持つ

他人の評価を気にしすぎると行動に移すことを躊躇ったり、必要以上に時間がかかってしまいます。

「私の考えは周囲からどう思われる?」「受け入れられる?」と他人の評価に対する不安は自分に対する不安の現れです。

この場合、自分の中でその考えや行動に至った根拠を明確にして、自信を持つことが行動力をアップさせるポイント。読書などをして、さまざまな知識を身につけておくと良いでしょう。

また、日ごろから「何が食べたい」「何が欲しい」といった些細な欲望に目を向けてみるのも効果的です。「みんなが持っているから」というような理由で決めずに、「自分がどうしたいのか」を基準に考えることが自分の考えに自信を持つ秘訣。

行動力があり過ぎることで受けるデメリット

周りが見えなくなったり、後先考えずに行動に走ったばかりに周囲の人に迷惑をかけたり、批判されたり、ヒンシュクを買うこともあるんです。

過剰な行動力がもたらすデメリット

・周囲への配慮が欠ける
・計画性に欠ける
・慎重さに欠ける

行動力があることは、とても良いことですが、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」というように、何ごともやり過ぎはやらないのと同じ状態。

行動力があり過ぎる場合には、一歩立ち止まり、先走っていないか?周囲の迷惑になっていないか?振り返ってみましょう。

すべての行動は一歩から始まる

どんどん積極的に行動しているエネルギッシュな人を見て、自分の行動力のなさが目につき、悩み、さらに行動力が低下するという悪循環に陥っていませんか?

気分が良ければいつもよりも行動力が高まり、気分が悪ければ行動力が落ちてしまうことがあるように、私たちの心と行動力には密接な関係があります。

行動力をアップさせたいのであれば、自身の思慮深さや慎重な長所にも目を向けながら、まずは、人と比べることをやめて、自分ができるところから少しずつ改善していきましょう。