性格やお財布によって、お金が貯まるかどうかが分かるってホント?おしゃれをしたいけれどお金も貯めたい!欲張りOLのマミとカナのための、お金のプロ田丸課長によるマネーセミナーを開講しています!
「給湯室マネーセミナー」登場人物の紹介
旅費やファッション、交際費など、社会人になると何かとお金が掛るようになり「お金が貯まる方法を知りたい」という願望が芽生え始めた2人のOLが、今話題の本『お金が貯まるのは、どっち!?』(アスコム)を手にした課長から、昼休みの給湯室でマネーセミナーを受けています…。
ユミ
好奇心が旺盛なおしゃれ大好き女子。
田丸課長のマネーセミナーによって徐々に、お金を貯めることへの興味がわいてきた。
カナ
ユミが同僚として頼りにしているしっかり者。
学生時代から付き合っている彼氏との結婚に向けて、真剣にお金を貯めることについて考え始めている。毎年、金色の「お金が貯まる財布」を購入している。
田丸課長
ユミとカナの上司。
社内で“お金が貯まる課長”と呼ばれるほど、お金を貯めることについての知識は社内で右に出る者がいない。最近読んだ話題の本『お金が貯まるのは、どっち!?』(アスコム)をもとにユミとカナにマネーセミナーをおこなう。
エピソード1
お金を引き出すならコンビニと銀行どっち?
ユミとカナが、給湯室でいつものようにお昼の準備をしていると、田丸課長がやってきました。
今日は仕事帰りに、コンビニにお金をおろしに行かないとヤバいかもー。
ねぇ、この間もおろしてなかった?
だって、気付いたらお財布が空っぽなんだもん。
ユミは、いつもコンビニで、お金をおろしているのか?
それじゃ、お金が貯まらないわけだ。
田丸課長、コンビニで、お金をおろすとお金が貯まらないって、どういう意味ですか?
コンビニにどうして銀行のATMがあるのか知ってるか?
やっぱり、便利だからですよねー!
便利ではあるけど、理由はそれだけではない。銀行の目的は「銀行員が働かずに平日の夜や週末に手数料を収入として得ること」なんだ。
田丸メモ
銀行によっては、平日の時間外手数料は108円、休日の場合は216円。月5回休日におろしていれば、1カ月に1080円の手数料を払うことになります。
もったいなーい!1年に1万2千円以上も無駄にお金を使ってる。
でも、それなら銀行に設置してあるATMだって同じですよね?
なぜ、コンビニだとお金が貯まらないんですか?
コンビニと銀行のATMどちらで、おろしても、時間外の手数料は同じだけど、コンビニで問題なのは「ついで買い」なんだ。
ついで買い?
田丸メモ
コンビニで、目的以外の商品を見たり、買ったりする人の割合は70%を超えているという調査結果が出ています。その中でも特に、女性がその傾向が強いことが分かっています。
テヘ、ついついシュークリームとかロールケーキ買っちゃうんですよねー。
そう。だから、ついで買いの多いユミみたいな女性は、特にコンビニで、お金をおろさない方がいい。コンビニにお金をおろしに行くたびに、ついで買いをしていたら、いつまでたってもお金なんて貯まらないだろ?
なるほど!気をつけなくちゃ。
ただ、時間外にコンビニで、お金をおろすことよりも、もっと問題なのは「お金がなくなったからお金をおろす」という無計画なお金の使い方だ。
1か月の予算から1週間の生活費を決めて、その都度、銀行で、おろすようにすれば、ムダなお金をなくすことができるだろう。
田丸課長、勉強になりました!
エピソード1のまとめ
お金は「必要なときにおろす」のではなく、「決まった日におろす」こと。
1か月の生活費の予算を決めて、その中から計画的におろすことを心がけましょう。
この先生におしえていただきました
菅井敏之(すがい としゆき)先生
学習院大学卒業後、三井銀行(現:三井住友銀行)に入行し、個人・法人取引およびプロジェクトファイナンス事業に従事されました。48歳で退職後は不動産投資家として活躍。現在は、田園調布でカフェ「SUGER COFFE」を経営。
著書『お金が貯まるのは、どっち!?』が好評発売中
今回、取材にご協力いただきました、菅井氏初の著書『お金が貯まるのは、どっち!?』(アスコム)では、お金が貯まるのは○○と○○のどっち?という質問とその答えがセットで提供され、お金が貯まる方法をわかりやすく知ることができます。