リーダーシップとは・部下が尊敬するチーフになるポイント

リーダーシップとは、チーム内をリードする人が身に着けるべき能力ですが、初めて上司になった時って不安でいっぱいですよね。デキるリーダーに共通する秘訣を紹介。信頼を手に入れどんどん部下を引っ張りましょう。

リーダーシップとは・部下が尊敬するチーフになるポイント

部下や同僚を引っ張れるリーダーになるには

リーダーといっても部長や課長のような管理職だけではなく、プロジェクトを任せられて部下が1人でも出来た日からリーダーとなります。

いままでチームの中で他のメンバーと同じ立場だったのに、いきなり上に立つことになったら、不安と期待が入り混じった複雑な気持ちになりますよね。

部下や同僚を上手に引っ張ってプロジェクトを成功に導けるリーダーになるには、リーダーシップを発揮することや、アナタ自身にも相応の心構えが求められます。

リーダーシップとは、一体どうすれば身に着くのでしょうか?職場で常に一目置かれてリーダーシップがあると思われる人には、共通の特徴や要素があります。

周囲の人から頼りにさせる人物になるためにも、リーダーシップを発揮できる人になる方法を紹介します。

1.人当たりが良く周りの人を大切にする

人当たりのいい女性

会社だけではなく、部署、プロジェクト単位の状態で見ても共通する大切なことは「人は財産」というポイントです。

部下を成長させるためといって「1人で終わらせることが難しい工程」を押し付けたりすると、理不尽なことへの不満が溜まり部下だけではなく同僚もリーダーについてこなくなりがちです。

相手に何かを求めるのではなく、相手の立場になって「自分は何が出来るか」を常に心がけます。

すると、自然と相手の気持ちもコチラに向いてきますし、みんながストレスなく仕事が出来るのでいい結果が出せるハズです。

2.自分も仕事をしっかりとやり模範となる

仕事への姿勢がキチンとしていなければリーダーとしては失格で「自分の仕事を他の人に任せて休憩する」態度は、押し付けられた人にとってストレスを溜める原因になるだけです。

熱意と誠実さ、謙虚さを持って仕事に励んでくださいね。

部下に「サボッている自分」を見せて『こんな上司にならないぞ!』と、反面教師を求めていても、ほとんどの場合『あんなリーダーに誰がついていくか!』と、マイナスに捉えられるパターンになりますので注意が必要です。

3.決断力がある

決断する男

「時は金なり」という言葉があるように、ビジネスには時間制限がつきもので、タイミングは成功への大切な要素です。

決断力をつけるために

自分の仕事で迷いなく決断できるように、思考整理する

部下が行き詰まって相談しに来たときには、まずは部下の意見とそこに至る経緯を聞き、自分の考えを明確に伝えてください。

相談した上司が『う~ん…、どうすればいいかな』と、言い続けるばかりでは信用をなくし、仕事も前に進まないのです。

4.失敗を必要以上に責めない

仕事を進める上で、部下がミスをすることもありますが、その時に頭ごなしに怒鳴り散らしてはいけません。

部下が失敗した時の対処法

・なぜ失敗したのか
・その原因は何か
・何をすれば解決に向かうのか

ミスしたことを全て部下に丸投げで処理するのではなく、アドバイスを与えるといいでしょう。

そうすることで部下自身も、自分を反省して次の失敗を起こさないよう気を付けますが、最初のミスで相手と「同じ失敗は2度としない」を約束することが鉄則です。

また、あまりに失敗続きの時はきちんと注意することも必要です。

5.成功は大いにほめる

仕事を褒める女性

部下が成功した時は、リーダーの手柄とするのではなく大いに褒めてやる気を引き出しましょう。

褒める時のタイミング

新しいことがキチンと出来た時

これを続けることで、部下のモチベーションは上がりグングンと伸びていきますし、後輩は仕事に対しての自信をつけられますし、アナタはリーダーとして人を成長させる自信もつくのです。

6.重要な仕事を人に任せる

何もかも自分でやらないと気が済まない人は、リーダーに向いていない傾向があります。

良いリーダーシップとは?

自分がすべきことと部下に任せるべきことを分別できる

重要な仕事を人に任せておくことで、相手の成長にも繋がりますし人事教育の面でも必要な考え方です。

ただし、指示は明確にする必要があります。

  • どんなことをいつまでにして欲しいか
  • 求めるクオリティはどの程度か

以上を分かりやすく伝えることで、任された相手は仕事を進める上でのビジョンや道筋を立てやすくなりますので、成功にも繋がりやすくなるのです。

7.進捗状況を把握して適切なアドバイスをする

プロジェクトの状況を確認する社員たち

仕事を任せるといっても、丸投げではいけません。状況に応じた適切なフォローを忘れずに行ってくださいね。

1週間ごとなど定期的に状況を報告してもらい、それについてのアドバイスを行ってマネジメントをしましょう。

部下が仕事を進める上で『本当にこれでいいのだろうか…』と、不安にならないよう配慮することもリーダーの務めなのです。

8.主導権を持って改革を進める

統率力は重要な要素で「他の人たちが仕事をやりづらそうだ」と感じたら、オフィスの環境を改善するなど、クオリティの向上に努めましょう。

ただし『私がリーダーだから言うことを聞け!』と、自己中心的に振舞ってはいけません。周囲の意見をキチンと聞き、状況を見極めたうえで行動をしてくださいね。

9.コーチング能力を身に着ける

部下にコーチング指導する女性

コーチングとは、人を育てるための技術です。

クライアント(コーチングを受ける人)が目標を達成するためにサポートをするのが役割で、クライアントが持つ能力を引き出して、それを本人に気付かせることを目的としています。

コーチングでは、クライアントとのコミュニケーションが最も重要になることから、質の高いコミュニケーションスキルが必要とされます。

1.傾聴する

人が耳で「きく」という行為には、聞く(hear)・聴く(listen)・訊く(ask)の3種類がありますが、傾聴は、クライアントの表情や声の調子などに注意しながら、言葉に耳を傾けて話を「聴く」ことで、クライアントの真意をしっかり理解することを目的としています。

傾聴の効果

・話をじっくり聞くことで満足感を与える
・話を聞いてもらった相手に対して信頼感を持つ

傾聴には、クライアントが話しやすいと感じる環境を作る効果があります。

安心して本音を語ることによって、クライアントの自己理解が深まり、そして、それが気づきとなって、目標達成へと導くことができるのです。

クライアントと打ち合わせをする

2.質問する

質問といえば、分からないことを確認したり、情報を得るためのものと思われがちですが、コーチングでは、それ以外の目的に使われることがあります。

なかなか目標を達成できない相手に対して『どうして達成できないのですか?』と問いただすだけでは、質問ではなく単なる尋問になりかねません。

『目標を達成するためには、どのようなサポートが必要ですか?』と質問を変えると、クライアントの答えはより具体的に変わるはず。

このように、質問を工夫することによって、クライアントは視点を変えることができるので、解決法が導きやすくなるのです。

3.承認する

承認の最大の目的は、クライアントの変化にいち早く気づいて、それを知らせることにあります。“賞賛”と勘違いされやすいのですが、ただ褒めるのとはちょっと違うようです。

『説明が上手になりましたね』と褒められても、何が上手になったのか、具体的に分かりにくいですよね。

『声のトーンや話すスピードが聞き取りやすくなりましたね』とか『結論を最初に話すことで説明が分かりやすくなりましたね』と、変えてみると言われた相手はどう思いますか?

説明が上手になったポイントが具体的になると、それまでの問題点に気づきやすくなるため、さらに改善へのモチベーションもアップするのです。

コーチング基本イメージ

リーダーシップとは集団をまとめる能力

リーダー1年目のかたは、最初は部下に反発されたり、自信の無さから周囲の人がついてこないかもしれません。

でも、初めてのことなら誰でも戸惑うことで失敗することもあるでしょうが、ミスをどうやって挽回していくかが重要なのです。

リーダーシップだけではなく、誰かを成長させたい時は「相手の立場で考える」ことが重要ですので、入社したての右も左も分からなかった頃のアナタを思い出しながら接するように心がけ「リーダーのアナタ」と「部下たち」が、お互いに成長していける環境を作り上げてくださいね。

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ホンダユナ

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