彼を好きになるほど自分が嫌いになる
「恋は盲目」「恋をして我を忘れる」などの言葉があるように、どんなに冷静な女性でも、本気でひとりの男性を好きになったら、自分をコントロールできなくなることがあります。「自分は、こんなにすぐ泣いたり怒ったりするタイプじゃないのに……」と、自己嫌悪に陥る女性は意外と多いのです。恋してる女性の心が少しだけ軽くなる方法を紹介します。
彼のすべてに首を突っ込んでしまう
「尽くしたらウザがられる…」と知りつつ、溢れだす気持ちを止められなくなると、モーニングコール、洗濯、掃除、食事の用意まで頑張ってしまう。
恋の自己嫌悪への処方箋
一番良い方法は、彼の状況をしっかりと把握して「手を貸す程度」にしておくことです。例えば、彼が疲れている様子であれば「明日、起きられる? 電話で起こそうか?」と、不自然じゃないタイミングで彼を気づかうのです。そして、彼が「お願い」と言ったときだけモーニングコールをするのです。
他には、外食ばかりでウンザリしていようだったら「たまには家で何か作って食べようか?」と、手料理の提案をして美味しいものを作ってあげましょう。
相手の望んでいることを知り、手伝ってあげる気持ちで良いのですよ。そのほうが感謝の気持ちも倍増するのです。
なんでもすぐ従ってします
自分がどんなに寝不足になって仕事に支障がでても、体調が悪くても、お金がなくても彼のことを最優先してしまう。「行きたくない」「出来ない」なんて、嫌われちゃうから言えない。
恋の自己嫌悪への処方箋
「彼の望むことはすべて叶えてあげたい」という感情は、恋する女性なら誰もが経験する想いです。でも、自分自身の生活や人生を後回しにすることはありません。大事な人との予定や仕事、自分のことを彼よりも優先するほうが嫌われずに済むのです。
また、金銭の貸し借りはシビアに対応を!お金が絡むと2人の恋人関係は対等ではなくなるからです。彼がもし、お金を貸して欲しいと言ったら、何に使うのか、いつ返してくれるのかをきちんと聞いて話合ってから貸してあげましょう。
一番、いけないのは理由も聞かずに言いなりになってしまうことです。そして、一度でも約束を破られたら二度と貸さないこと!
できないことは、誠意と愛情を持ってきちんと断りましょう。
すぐに泣いてしまう
彼のことが好きすぎて、想いが募り小さなことでも泣いてしまう。感激しての嬉し涙ではなく、100%意見の食い違いやケンカ、会いたいときに会えないなどの理由。
恋の自己嫌悪への処方箋
泣いて何かを解決しようとするのはフェアとは言えません。基本的に男性は女性の涙に弱いからです。けれど感情をコントロールできないのが「恋」なのです。ふだんは気が強くて冷静で泣かない女性であっても、恋する相手に対しては感情的になってしまうものです。彼に伝えたい想いが通じない、という悔し涙であるとも思います。
でも、その理由は何度も通用するものではありません。「泣いても状況は変わらない」ということを自分に言い聞かせて、話合いで解決する力をつけましょう。
涙をこぼさず目に涙を浮かべて訴えるほうが、相手の感情を揺さぶり、あなたの気持ちを受け止めてくれる効果があります。
感情的になって怒ってしまう
好きになるほど相手への期待も大きくなって、思う通りにならないと怒りが沸き起こってくる。連絡がつかないと誰かと浮気をしているのではないかと嫉妬に狂ったり、約束を守らないと腹が立ち、言葉や態度にあらわしてしまう。そして怒ってばかりいる自分のことが大嫌いになってしまう。
恋の自己嫌悪への処方箋
怒るからには必ず理由があるはずです。自分が何に対して怒っているのかを冷静に分析してみましょう。そして、ケンカにならないように彼へ自分の気持ちを正確に伝える努力をするのです。
例えば、「連絡が取れないと、他の女性と会っているのかも?と不安になって、その時間が長くなったり繰り返されると悲しい気持ちがイライラに変わってしまうのよ」とか「約束を破られるとガッカリして、次、いつ会えるか分からない不安が怒りになってしまう」というように、感じていることを省かずに出来るだけ詳しく彼に伝えましょう。
男性は感情的に怒られるより、理論的に伝えられた方が心に響きやすく反省します。
何も手につかなくなってしまう
自分の生活が彼を中心に回ってしまい、仕事や勉強、彼以外の人たちとの交流など、やるべきことがあるのに手をつけられなくなる。
恋の自己嫌悪への処方箋
恋をしていれば当然の現象です。でもその「恋」が長く付き合えるような「愛」に成長して行った時には、自分の生活や人生も共に進めていかないと結局、恋愛も長続きしません。
「今日は友達に会って、恋バナでもしてみよう」「1人で図書館に行ってみよう」など、簡単なことから少しずつ、自分の時間を取り戻せるように努力していきましょう。そうすれば、だんだんと恋と自分のことをバランス良く両立できるようになりますよ。
自分の人生をしっかりと歩める女性は、男性にとっても魅力的に映ります。
自分を傷つける前に立ち止まって冷静に
恋愛というものは第三者の立場になると冷静に分析できるのに、いざ恋の当事者になってしまうと、自分が見えなくなってしまうものですね。本当は恋をするとウキウキして綺麗になるものなのですが、疑いや不安の壁にぶつかってしまうと「キレイ」とは正反対の「醜い自分」になって苦しくなります。
賢い女性、情の深い女性に限って自己嫌悪に陥ってしまうのも特徴です。自己嫌悪に陥ってしまった時は、自分の理想とする恋愛の形を今一度、自分に問いかけて確かめてみると良いですよ。恋をして自分を大っ嫌いになる女性はたくさんいます。そこを一歩ずつ乗り越えていくことで自信がついてくるので、恋の自己嫌悪から抜け出すために出来ることから始めてみましょう。