恋と愛の違いって何?
「恋愛」と私たちはひとくくりにすることが多いですが、その本質はそれぞれに異なります。でも「恋(Like)」と「愛(LOVE)」の違いは目には見えないので、区別するのが難しいこともあります。今回は「恋」と「愛」では何がどう違うのか5つの視点から考えてみました。
漢字で見る「恋」と「愛」の違い
「恋」の漢字をよく見ると、「心」という字が下にありますね。また「愛」は真ん中に心があります。これによって「恋は下心」「愛は真心」と言われますが、漢字の成り立ちには理由があるので信憑性は高いのです。
恋をしているときは?
相手によく思われたくて「下心」が働く
愛を育くもうとするときは?
2人で「真心」で相手に接する!
損得ばかりで考えてしまうとロマンはなくなってしまいますが「恋」を成就させるため、「愛」を育てていくため、どちらも努力が必要であるのは間違いありません。
「恋は過程」「愛は結果である」
恋は愛にいたる過程であるという考え方です。
恋が実って結ばれると、相手を好きであってもドキドキは少なくなります。
しかし、落ち着いて信じられる愛に行きつくことができれば「幸せ」と言えるでしょう。
男女ともに、いつまでも「過程」である「恋」を楽しみたいと願う人は多く、恋に明け暮れる日々を送っている人は「恋そのもの」を求めているのかも知れません。
でも年齢と経験を経ていくうちに生涯の伴侶を見つけて落ち着く…、というパターンもよくありますね。
「恋は求め続けるもの」「愛は与え続けるもの」
恋は『相手に好かれたい』『特別な存在になりたい』と願って追い求めるものなので、相手の反応やリアクションに一喜一憂してしまうのでしょうね。
▼恋していると?
『彼は自分のことを、どう思っているのだろう』と常に気になり、彼の気持ちを自分に向けたいと必死になります。
▼愛しちゃうと?
恋が成就して結婚すると、相手のことを考えて相手のために生きるようになります。相手を幸せにすることが、自分の幸せにつながると思うようになるのです。
母親の無償の愛と言えば、わかりやすいでしょうか。
「恋は自己満足」「愛は自己犠牲」
▼恋をしているときは?
『自分がこれだけ彼のために頑張っている』という、一種の自己満足で成り立っていることもあり、彼に尽くしていることに酔ってしまう女性も…。
自分が彼のことを好きであることに満足感を得ているのです。自分だけの意志で動けることも特徴です。
▼愛に変わると?
「自分を犠牲にしてでも相手のためになることができる」ように。
決して押しつけではなく「本当に相手の望んでいる状態に自分を持っていく」ということです。悟りの境地?にでもならなければ難しいことですが、恋から愛に育てていくにはそれだけの時間が必要になるわけですね。
「恋は一瞬」「愛は永遠」
恋する時間は短いから、それだけ貴重であるとも言えます。情熱やドキドキ感に溢れキラキラ輝く尊い瞬間の連続が「恋」なのです。恋がキラリと光る宝石だとすると、愛はその土台となるシルバーやプラチナのリングなのかも知れません。
宝石の粒だけでは、どこに転がって行ってしまうかわかりませんが、しっかりとした土台におさまることによって安定していきます。永遠の愛を誓うときに、指輪を交換する儀式もなんとなく頷けますね。
LikeがあってこそLOVEに到達できる
人は誰かを好きになり恋をして(Like)、その感情が時間をかけてだんだんと愛(Love)に成長していくということです。嬉しさや楽しさだけでなく悩みや苦しみが伴うものですが、誰かを好きになるって、新しい自分や考え方との出会いの連続でステキなことですね。
まずは「好き」という気持ちを大切に!その継続によって「深い愛」へと変わっていくのです。