キッパリ彼氏と別れるときに大事なこと
誰かと出会って恋に落ちたり、アプローチしたり、付き合ったりするのも努力や勇気やパワーがいるものですが、その好きだった相手との”別れ”に直面したとき、さらに多くのエネルギーを費やすことになるものですね。
本コラムでは、恋人関係に見切りをつけたくて『彼氏とは本気で別れる!』と思っている女性が、別れに伴う余計なトラブルを回避してスッキリ後腐れなく別れるために実践するべきことを紹介します。
一度は『彼とは結婚する運命なんだわ』と熱烈な恋をして心の底から好きになり、片思いの恋が実って両想いになり、恋人として一緒に甘いときを過ごした相手とキッパリ別れたいのなら、情けをかけたり、微妙な距離をキープするのはNG!
何もかもスパッと思い切る”強い気持ち”が大切です。
1.復縁の可能性を期待させることを言わない
こちらが別れたいと思っていても、相手が100パーセント納得していない場合(このパターンは多い…)、特に注意したいのは「復縁を匂わせること」を絶対に言わないことです。
彼氏が別れを渋っている場合は何としても離れていく彼女を引き留めようと、これまでの態度などについて反省の弁を述べてくるものです。
しかし、ここで情にほだされて曖昧な返答をすると『ちょっと冷却期間を置けば戻って来てくれるハズ』と、彼氏を勘違いさせてしまいます。
だから、どんなに彼氏が情に訴えかけるようなことを言って来ても『もう無理だから気持ちは変わりません』と、意思表示し続けることが大事なのです。
ここは心を鬼にして!
キッパリと突っぱねてください。
彼のことを思うのであれば、しっかりとフってあげてください
2.彼の部屋の私物をカンペキに処分する
家デートしたり、お泊まりデートをしたときに彼氏の部屋へ運び込んだ私物は、全て別れる前に自宅へ持って帰るか処分することを忘れてはいけません。
相手の性格や日頃の行動に愛想を尽かし『絶対にヨリを戻すことはない』と確信を持っていたとしても、別れた後は一人っきりになった状況に耐えられず、寂しくなる日がないとは言い切れません。
そんな状況に置かれたとき、多くの女性は彼氏の部屋に置いてきた私物を利用して何とか元カレとコンタクトをとろうとするものなのです。
せっかく思い切って辛い場面を乗り越えて別れたにもかかわらず、また彼との悩み深き日々へと足を踏み入れ、ダラダラと腐れ縁を続けてしまう恐れがあるので注意が必要。
とにかく!
彼と再会する理由をなくす!
縁を断ち切るために、アクセサリーやコスメや歯ブラシからマンガまで全て持ち出して!
3.一時の情に流されない
別れ際にハグをしたり、面と向かって別れの言葉を伝えるシチュエーションになることもありますが、最後の瞬間こそ感情に流されてはいけません。
それまでは『大嫌い』『何とも感じない』と思っていたとしても、一瞬にして良かった日々のことが思い出されて感傷的になってしまいやすいのが、本当に別れる瞬間を迎えたとき。
感極まって涙が溢れ出し『やっぱり一緒にいたい…。ごめんね』と、お互いに抱きしめあってヨリを戻しハッピーエンド…、めでたしめでたし…。
となれば良いのですが、そのドラマティックな感情は一瞬のもの。時間の経過と共に感動は薄れゆき、また同じことの繰り返し。『あぁ、やっぱりダメだ』と、結果的に別れに繋がりやすいパターンに陥ってしまいます。
2人の間で抱えている問題を根本的に解決していないうちに一時的な情にほだされて別離の信念を曲げてしまうと、良い方向には転びません。
別れを決意するまでは…
さまざまな葛藤や涙があったはず!
問題の火種を残したままヨリを戻しても、良い結果になることはほとんどありません。
4.同棲中なら引越し先を教えない
一番良い別れ方は、あっさりと消えてしてしまうことなのです。『ある日、突然、家に帰ると妻が離婚届一枚を置いて出て行ってしまっていた…』と聞くと、『なんて薄情な女だ!』と世間では夫に同情が集まるでしょうが、別れ際は多少、残酷なほうが良いのです。
最近では別れた彼女に未練を残し、ストーカー行為に及ぶという事件が後を絶ちません。それはキッチリと納得して別れられなかったからとも言えますが、彼女の居場所を知っているから、『また訪ねていけば会える。やり直すチャンスがある』という期待を抱かせてしまっていることもあるのです。
”もう二度と会えない・会わない状況”に持っていくのも、離れて行く側の義務かも知れません。
本気で別れたいなら…
郵便物の転居届もお早目に!そしてバレないよう慎重に!
「別れても友達」を続けていると表面上の傷は浅くて済むかも知れませんが、心の奥底に複雑な想いを抱えることになります。
5.共通の友人たちに彼の悪口・ホメ言葉も言わない
男性でも失恋したショックから友達にグチることがあります。そのとき『彼女から聞いたけど、お前はいい加減な男だな』と、2人の問題について友人に口を挟まれたら?
間違いなく元カレはイライラします。
そして、その怒りが収まらなかったとき、別れた元カノにメールやLINEや電話を使って抗議の連絡をすることも…。
これは別れた後の修羅場の始まりです。
『言った』『言わない』の争いに翻弄されるのも面倒くさいものですが、何よりも「別れてなお、つながっている」という煩わしさとの戦いにグッタリ…。そして、さらに元彼のことが嫌いになって喧嘩もエスカレート…、なんて地獄のような状況に陥る可能性があります。
『男は別れた後にグズグズ言うなかれ』と反撃したいところですが別れた後にグダグダする男性は多いので、元カレの怒りに火をつけるような発言は控えて下さいね。
反対に「褒め言葉」を言わないルールを設ける理由は、自分から離れて行った彼女に対する未練を膨らませてしまう恐れがあるから。『俺たちはやり直せるはず』と、万が一、元カレが超ポジティブ思考になってしまったら厄介なんてもんじゃありません。
しつこく復縁を迫られ、『俺のこんなところが好きだって、ノロケてたんだってね。だったら俺たちはやり直せるよ』と変に自信を持たれたら、誤解を解いて追い払うのも一苦労。
万が一、既にそのような状況に陥ってしまったのなら『もう別れたんだから連絡して来ないで』と突っぱねるしかありません。
実際、「共通の友だち」というのは厄介な存在なので、彼氏と別れるときは、その友達とも縁を切る覚悟を持つのがベストです。
共通の友だちと付き合い続けていると嫌でも彼の近況などを聞かされることになるので、スッパリ割り切るためにもバッサリ切るのが一番!
6.お金の貸し借りは清算する
『金の切れ目は縁の切れ目』と言いますが、彼に借金をしていたるのなら全て返しておくこと!別れた後に『お金返せよ!』などと追いかけられるのも嫌だし、催促しなきゃいけない彼氏もお気の毒です…。
また、彼にお金を貸していたことが別れの原因の場合、返済してくれる様子がないなら『もう返さなくてイイから』とはっきり伝えておくか、法的手段をとるために専門家に委ねます。
こちらは全てチャラにしてでも別れたいのに、彼氏が『借りたお金は必ず返すから、居場所は常に教えておいて』などと言ってくるタイプなら、切りたい縁も切れません。
本気なら”情”より”理性”を優先して!
相手に未練があってもなくても別れは辛いものですが、次の一歩を明るく前向きに踏み出すには”上手に終わらせること”が重要です。
『別れたい!』と思うのは感情ですが、『別れるべき』と決心して行動に移すには理性が必要になります。
好きで付き合ってきた人に情や未練が残るのは当然ですが『もう彼とは、やっていけない』という結論に達したのであれば、より良い人生を歩むために勇気と覚悟を持って上手に別れる道を進んで行ってくださいね。